『実体験すること』

社会学部(演劇コース) 沖野まや さん
期間:8月27日~9月17日
場所:フィリピン シリマン大学
活動内容:インテンシブ・イングリッシュ・プログラム(フィリピン研修)

●フィリピン研修に参加しようと思ったきっかけは何ですか。
――この研修の企画自体が香川県と大学の補助があって、お金の面で本当に支援していただいてたので自分の負担が少ないっていうのが一番です。中学、高校と英語が好きで、海外の人と交流することも好きだったので、大学に入ったら留学したいと思っていました。フィリピンの留学生との交流やフィリピンに留学にしていた先輩とも交流があってフィリピンの話は聞いていたので、英語も学べるしフィリピンにも行けるし、ということで是非参加したいと思いました。

●事前準備は何をしましたか。
――授業で、フィリピンの文化について自分たちが知らない部分などは、フィリピンの留学生を招いて質問したり、シリマン大学についてのプレゼンテーションをしてもらったりしました。向こうの大学はすごく大きくて、色んな学科が組み込まれていたり、小学校や中学校も含まれている大学だったので、スケールが全然違っていて、行くのが楽しくなるようなプレゼンテーションでした。個人的には、ボキャブラリーが少ないなとずっと思っていたので、単語や文法の勉強をしていました。

●シリマン大学での授業はどうでしたか。沖野まやさん
――授業は、自己紹介から始まって、英語の文章を渡されてそれを読んでその内容について自分のことを話したり、基本的には文章を読んで自分の考えを発表することが多かったです。シリマン大学の先生は面白い方ばかりで、パワフルで情熱的でした。いい先生に恵まれたなと思います。先生がとにかくいっぱいリアクションしてくれて、最初のアイスブレイクの時もロボットダンスをいきなり踊り始めたりして、本当にフレンドリーでした。失敗したり、うまく言葉が言えなくてもちゃんとフォローしてくれたり、喋れるまでずっと待ってくれたりと、ゆっくり進めてくれる先生ばかりだったので、有り難いなと思いました。私は沈黙が苦手な方で、向こうの授業では自分から手を挙げて発表しないと点がもらえないとか、基本的には自分からやっていきなさいというスタイルなので、「誰かいない?」と言われた時には手を挙げるようにしていました。答えられなかったらどうしよう、とかけっこう勇気いったんですけど、積極的に頑張りました。不安だったり、うまく言えなくて悔しいなと思うことはいっぱいあったんですけど、やっぱり発言することが大事だなと思って授業を受けていました。自分が準備していたものに関してはスムーズに言えたり、みんなの前に立って発表する時も自分が思っていたことはうまく言えました。最初に個別でインタビューがあったんですけど、その時に先生たちとフレンドリーに話せたことは嬉しかったです。そういう聞かれたことに対して英語で答えられた時にはできたな、と思ったんですけど、校外学習とかに行った時のガイドさんの説明がうまく聞き取れなくて、「何て言ったんだろう」とずっとモヤモヤしていて、何か聞かれても答えられないことがありました。聞き取るのが難しかったり、あんまり言えなかったり、校外学習の方が悔しいなぁと思うことが多かったです。校外学習では、大学内にある絶滅危惧種ばかりがいる小さな動物園に行ったりました。説明していることはよく聞き取れなかったんですけど、だいたい何を食べて、何をしているのか、というのを聞きながら、大学内に動物園があるってだけですごいなぁと思って見ていました。本当に敷地が広かったです。

●授業以外ではどんな風に過ごしていましたか。
沖野まやさん――大学の外では、みんなで美味しいものを食べに行ったりしました。一人フィリピンに留学していた先輩がいたので食べ物について聞いたり、自分たちで歩いてどんなところがあるかとか、いろんな店を回りました。食には全然困らなかったですし、ショッピングモールにもペリカブという乗り物に乗ればすぐ行けました。そこで、たまたま観たかった韓国の映画を見つけて、友達と観ました。日本の映画館と違って、観客が声を出したり、ブーイングしたり、リアクションをするのでめちゃめちゃ面白かったです。字幕は英語で、音声は韓国語でしたが、困った時は字幕を見て、若干韓国語が分かるので内容もなるほどな、と分かりました。日本語がなくて、英語と韓国語だけだったので、いい勉強になりました。
寮にはあまり篭もらずに、みんな出かけていくスタイルでした。三週間、あちこち出かけて、「明日は何を食べようか」とみんなで話したりしていました。行ったところで印象的だったのは、海沿いの夜にしか現れない市場です。夜5時くらいにそういう店が出始めて、そこでフィリピンの、いわゆるゲテモノ料理を食べました。有精卵のヒヨコが若干見えている卵なんですけど、1回食べてみたかったので、けっこう記憶に残っています。味はおでんの卵みたいな濃厚な卵で、塩をかけて食べたんですけど、美味しかったです。あとは値段がけっこう安かったので、この値段でこんなにいっぱい食べれるんだ、という驚きがありました。

●実際に学びたかったことを学ぶことができましたか。
――自信を持って英語を喋れるようになりたい、躊躇なくいろんな人と喋れるようになりたい、という目標を持って研修に参加しました。いろんな人と関わる機会はあったんですけど、やっぱり自分の英語力が低いなぁと思いました。ナチュラルに会話できなくても自分なりに型にはまった英語でも伝えられたらよかったんだろうと思うんですけど、なかなか単語が出てこなくて、うまく伝えられない時がありました。日本での英語の授業は、日本語教員の養成課程をしていても思うんですけど、英語を習得するというより、点数を取る試験用のものだったので、身につけるっていう感じじゃないなとずっと思っていました。フィリピンに行ってみて授業を受けて、英語しか喋っちゃ駄目だし、英語で気持ちを全部伝えなきゃいけない状況が日本ではなかったので、そういう状況に自分を追い込んでやるっていうのはいいなと思いました。うまく自分の気持ちを伝えることはできなかったんですけど、こういうことをしないとやっぱり身につかないなと思ったので、フィリピンで英語を身につける授業はすごくいいなと思いました。

●これからの将来にどう活かしていきたいですか。
――フィリピンに行ったっていうのは本当に大きいことだと思います。いろんな国を自分の足で行って、自分の目で見て触れ合うことをしないと得られないものがあると今回の研修で学びました。見たいと思ったら自分から行って、自分から何でも行動していかなければならないと思います。今、私は演劇コースで演劇を学んでいて、舞台とか役者に興味があります。その芸術も世界には色々種類があって、日本はあまり芸術が保護されていない国なので、外国に行って芸術について学ぶのもいいなと思っています。その橋渡しをどこかの劇団とかに入って、外国語を話せるという要員で働いたり、役者もできたらいいなと思っています。自分の能力が活かせる職業があればいいな、と思っていて、今は色んな話を聞いて模索中です。そのためには、英語が喋れないと駄目なので、今は勉強を頑張りたいです。

●海外での英語研修を考えている後輩へのアドバイスやメッセージなどあればお願いします。沖野まやさん
――迷ってるんだったら行くべきだと勧めたいです。耳で聞いて目で見て、って言ってもただ聞いて見ているだけじゃ経験とは言えないので、向こうに行って本当に自分が悔しい思いをしたり、悲しい思いをしたり、怖い思いを経験して、それでやっと学びなのかなと思います。本当にいっぱい会話したいと思うなら、勉強して行った方がいいよ、と言いたいです。でも、そこまで怖がらなくてもいいと思います。銃を持っている警備員さんとかもいたので、危険と隣り合わせだったとは思うんですけど、私はその警備員さんと仲良くなって、日本に帰る時に記念撮影もしました。フィリピンじゃない、他の海外に行くにしても、本当に良い経験になると思うので、是非行ってほしいと思います。

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*シリマン大学(フィリピン)
シリマン大学は、本学の学術交流協定校です。シリマン大学があるドゥマゲテは、学生の街といわれるだけあって、賑やかで活気のある場所です。留学生は、日本だけではなく、世界各国から集まっています。
*インテンシブ・イングリッシュ・プログラム(フィリピン)
全学年対象の授業科目として2016年度より新設され、今年度初めて学生を引率して実施しました。このプログラムは、フィリピンへの旅費・宿泊費および研修授業料については、大学からの全額補助がありました。