『目指すは日本選手権優勝、将来は指導者に』(陸上競技部)

トップ 学生インタビュー 『目指すは日本選手権優勝、将来は指導者に』(陸上競技部)
2023.06.06 サークル活動

社会学部 健康・スポーツ科学メジャー 垂井祐志さん

四国学院大学香川西高等学校出身。
陸上競技部所属(投てき・ハンマー投げ)。
日本学生個人選手権:香川県の新記録を更新して5位入賞。
第77回中国四国学生陸上競技対校選手権大会:1位。
第107回日本陸上競技選手権大会出場予定(2023年6月1~4日開催)。
これまで出場した多くの大会で表彰台に上り、記録を残してきた垂井さん。
どのような思いで陸上競技(ハンマー投げ)に取り組んでいるのでしょうか。

陸上競技(ハンマー投)を始めたきっかけは何ですか。

―中学校の頃から陸上競技を始めました。元々ハンマー投げをしたかったのですが、高校からしかないので、砲丸投げと円盤投げをしていました。高校から綾コーチの下でハンマー投げを始め、今も同じく綾コーチの指導が受けられる四国学院大学で陸上競技を続けています。大学進学は一度、別の大学に通っていたのですが練習の指導方針が合いませんでした。そこで、綾コーチの指導が受けられて、陸上競技の練習環境も整っている四国学院大学への入学を決めました。今の練習環境にはとても満足しています。

ハンマー投げの魅力はどんなところですか。

―投てきは、砲丸投げ・円盤投げ・やり投げ・ハンマー投げの四種目あります。砲丸・円盤・やりは基本一瞬で勝負が決まります。でも、ハンマー投げは四回転同じ動きをするので、そこが難しく、できたときにはとても嬉しいです。そこがハンマー投げの魅力かなと思っています。

陸上競技部では普段どのような練習をしていますか。また、練習をする上で気を付けていることなどはありますか。

―陸上競技部では週5で練習しています。僕は他の陸上競技とは少しメニューが違っていて、週2回か3回投げて、他はウェイトトレーニングをやっています。練習では綾コーチの指導を受けているのですが、すべての答えを教えてくれるわけではないので、自分で考える必要があります。僕は撮影してもらった動画で自分のフォームを確認して見直して、綾コーチにそれを相談して、ということを繰り返しながら進めています。
僕が練習する上で特に大事にしているのは技術面です。でも、技術面だけになってしまうと体力が追いつかなくなってしまうので、バランスよく鍛えられるように練習を頑張っています。

日本学生個人選手権では、自身の記録を更新して香川県の新記録をマークしましたね。大会に向けてどんな練習をしましたか。また、大会を終えての感想を聞かせてください。

―年間通して多くの大会があり、それぞれの大会に向けて、技術面や体力面でより力をつけられるように練習に取り組んでいます。今回記録を更新した大会(日本学生個人選手権)では、記録としては自己ベストを更新できたのですが、納得いっていない部分もあり、自分としてはしっくりきていません。3位に入ることが目標でしたし、自分が思っていた動きができなかったので、悔しい気持ちがあります。次の大会では自分ができていなかった点を改善できるよう、今は練習に励んでいます。

陸上競技をする上で役に立っている授業を教えてください。

―「トレーニング論Ⅱ」(高橋塁先生)という授業は、先生がプロの野球のトレーナーだったので、食事のとり方やトレーニングの組み方を教えてくれて、楽しかったです。この授業がきっかけで、食事を意識するようになりました。例えば、基本プロテインはトレーニング後三十分以内に飲むとか、タンパク質だけとっても筋肉が増えないのでビタミンB類の食材を多めにとるとか、普段から気を付けています。

陸上競技を通して成長したと思うのはどんなところですか。

―ハンマー投げを通して、一つのことに集中できるようになりました。ハンマー投げでは、動きがダメだった時はそこに集中してやっていかないと良くならないので、一つのことに集中する力が必要になってきます。そこはハンマー投げを通して身に付いたかなと思っています。

これからの目標と将来の夢を教えてください。

―今の最大の目標は、日本選手権での優勝です。今年はまだ勝負できる記録ではないので、在学中に優勝できる記録が出せるように練習を積んでいきたいと思います。
将来の夢は、ハンマー投げの指導者になることです。中学校の頃から陸上競技の指導者になりたいと思っていました。今も後輩には積極的にアドバイスをしています。僕自身、人に教えるのが好きなので、気になったことがあれば「ここをこうしてみたら?」と声をかけるようにしています。大学の「健康・スポーツ指導者論」という授業で指導者になるための勉強もできているのは嬉しいです。
引退がいつになるかは分かりませんが、自分が高校からハンマー投げを続けてきた経験を伝えていきたいです。

陸上競技に興味がある高校生へアドバイスやメッセージがあればお願いします。

―陸上競技を始めた時は、まさか自分が日本選手権に出場できるとは思っていませんでした。誰しも可能性はあると思うので、そこにいくまでにどれだけ努力するかで変わってくると思います。だから、始めた時に記録が伸びなかったとしても、自分に自信を持ってストイックに取り組んだら、おのずと結果はついてきます。