『ラストイヤーに込めた思い』(サッカー部)

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2024.04.07 サークル活動

社会学部 吉田 源太郎 さん

四国学院大学香川西高等学校出身。
四国学院大学サッカー部。

Zeal Career第4回関東大学サッカー連盟新人交流戦U-19全日本大学選抜候補
U-19全日本大学選抜台湾遠メンバー
第3回全日本大学サッカー新人戦四国選抜チーム
第34回デンソーカップチャレンジサッカー中国・四国選抜メンバー
#atarimaeni CUP マン・オブ・ザ・マッチ選出
第35回デンソーカップチャレンジサッカー中国・四国選抜メンバー
全日本大学選抜候補
第76回国民体育大会香川県代表
第36回デンソーカップチャレンジサッカー中国・四国選抜メンバー

順風満帆ではなかったサッカー人生。
強い気持ちを胸に、キャプテンとして大学ラストイヤーに挑む。

サッカーを始めたきっかけを教えてください。

―フットサルをしていた父の影響です。4歳から、父の所属しているチームに毎週のように連れていってもらっていました。小・中学校は大阪のユースチーム、高校は親元を離れサッカーに集中できる環境を選びました。高校では、僕よりもできる選手がたくさんいたので、試合に出れない日々が続いていましたが、「負けず嫌い」な性格もあって、ひたすら練習に明け暮れていました。その反面、監督やコーチに注意されると、すぐに不貞腐れ、尖っている部分も多かったなと。高校3年の夏、ボランチから左サイドハーフへポジションを変えたことが転機となりました。練習をすればするほど上達する感覚に背中を押され、プロを目指すようになりました。

大学サッカーを続けるなかで印象に残っていることはありますか?

―同年代の選手のレベルの高さです。大学入学後、U-19全日本大学選抜候補に選ばれました。ここでは、経験や技術、フィジカル、すべてにおいて周囲との差を痛感しました。四国リーグでは点も取れ、自分中心の試合ができるのに、選抜に入ったら、自信があったプレーも通用せず、周りについていくのが精一杯。心が折れました。でも、この経験が「負けず嫌い」な僕をさらに駆り立て、負けたくないから練習をするし、頭を使ってプレーするようになりました。

プレッシャーやミスとの向き合い方は?また試合中に意識していることは?

―ネガティブな状況や感情を受け入れることです。ミスをすること、うまくいかないこと、怪我をすることは、誰もが経験する日常です。そういうことは起こりえるものとして受け止め、次どうするのか、プラスに考えるようにしています。特に、僕は、試合中、すぐにカッとなってプレーが雑になり、歯止めが効かなくなることがあるので、ボールを奪ったら、冷静に仕掛けていくようにしています。ただ、強気なメンタリティーを消してしまうと、自分のよさが出なくなるので、冷静にプレーしながらも、要所で強気な自分を出していく。メンタルをコントロールすることを意識しています。そこは、昔の自分とは大きく変わりました。

今後の目標を聞かせてください。

―チームとしては、四国制覇、全国大会ベスト16以上です。僕は、前キャプテンのように、言葉でチームを引っ張っていくタイプではありません。だから、自分らしく、プレーで引っ張る、ピッチで表現する、そういうキャプテンを目指しています。そうすれば自然と周りもついてくると思っています。また、本気で取り組む選手に対しては、本気で接してくれる監督や環境があるということに気付くこともできました。大学では、いろいろなサッカー観に触れることができるので、人間的にも技術的にも大きく成長できると思っています。僕自身の目標は、プロサッカー選手です。高校3年のとき、不運が重なり、プロへの道が閉ざされてしまいました。くすぶっていた時期には、サッカーを辞めたいと思うこともありましたが、僕を支えていたのは負けたくないという闘争心でした。プロの世界で活躍し、子どもたちに夢を持つことの大切さを伝えていきたいです。僕も子どものころ、サッカー選手に夢を与えてもらいました。今度は僕の番だと思います。