ドラマ・エデュケーション

贅沢すぎる講師陣によるトップレベルの実践的教育
四国学院大学で、演劇と舞台について学んでみませんか

 1.新しいカリキュラム

 四国学院大学は、2010年度から2年次より専門科目を選択できる「メジャー(専攻)制度」を開始し、その中でも、四国にいながら東京と世界の最先端の演劇やダンスに触れ、学ぶことができる「身体表現と舞台芸術マネジメント・メジャー」(略称・「演劇コース」)を拡充し、新しい演劇教育の場を提供しておりました。
 この度、2021年度から「トライメスター:四国学院変則3学期制」が開始となり、「身体表現と舞台芸術メジャー」、「舞台技術・公演マイナー」、「アーツ・マネジメントマイナー」、「演劇ワークショップマイナー」の1メジャーと3マイナーに更に拡充し、それぞれの分野の可能性を、より深く探っていくことが可能となります。
 これらのコースは、単なる俳優養成のための機関ではありません。
 総合大学の強みを生かし、舞台芸術を軸にしながら、豊かな教養を身につけ、国際社会に通用するしなやかな強さを持った学生を育てていきたいと私たちは考えています。
 才能と、努力を惜しまない学生には、四国にいてもプロの俳優を目指せる道と、チャンスを用意します。東京や大阪から、最先端の演出家が教員としてカリキュラムに参加します。
しかし、当たり前のことですが、この大学で学んだからといって、すべての学生がプロの俳優になれるわけではありません。総合大学の責務として、たとえプロの俳優になれなくても、この四国学院大学で演劇やダンスを学んだことを誇りとし、その時間を無駄にせずに将来の進路を決めていけるように、きめ細かい指導を用意します。
 各地の公共劇場や文化財団への就職。コミュニケーション教育や演劇教育に携わる指導者の道。あるいは、街作りや福祉活動に、演劇の経験を生かしてNPOなどで活躍する方向。もちろん一般企業への就職においても、この大学で身につける表現力やコミュニケーション能力は、学生にとって強い力を発揮することになるでしょう。

2.実践的な講師陣と、細かな基礎訓練

 プロフェッショナルな俳優になるためには、その才能を生かしてくれる優れた演出家に出会う必要があります。さらに、日本の演劇界の多様性に対応するためには、様々な演出家の指導を直接受けることが、俳優への第一歩になります。これまで地方都市には、その機会が決定的に不足していました。
 四国学院大学では、一週間の前半を、通年の基礎訓練や、演劇史など座学の時間とし、週の後半を実技の時間とする独自のカリキュラムで、東京から来る講師陣から集中して授業を受講できるシステムを提供します。
 この講師陣の中には、名前だけ、看板だけの教員は一人もいません。全員が、実際に集中講座を持って指導を行います。
また、この講師陣の中から、何名かが香川に長期滞在し、毎学期、学生たちと作品を作ります。プロの演出家と、真剣に向き合う時間は、学生たちにとって、かけがえのない経験となるでしょう。
 新劇から小劇場まで、学生は授業を自由に組み合わせ、様々な形の演出方法に実際に触れることができるプログラムとなっています。「自分がどんなスタイルの舞台に立ちたいのか」という俳優にとって最も重要な判断を、学生一人ひとりが自分自身で下せるように、在学中に一人でも多くの優秀な演出家と出会う機会を保証します。
 体系的な演技指導と、多様な演技スタイルの実践という、二つの異なった方向を、バランスよく考慮したプログラムとなっています。
 四国学院大学には、最先端の舞台システムを実地で学べる小劇場ホール「ノトススタジオ」が完備されています。
また、夏期、春期休暇などを利用して、東京への観劇体験ツアーを組み、最先端の舞台に触れる機会を廉価で提供します。

3.地域の演劇活動の中核となる人材の育成

 2012年に「劇場法」が制定され、地域の公共ホールが、創造活動を担うようになりました。
 今後、日本でも、地域における演劇創造活動がいっそう盛んになっていくことが予想されます。ただし、地域で活動する演劇人は、専門的な技術だけではなく、演劇に関する様々な「知恵」が求められます。
 今後、演劇人が地域社会で活動していくためには、どのような演劇的な「知恵」が必要なのかを、外国の先進事例などを含めて伝えていきます。日本の現状を見据えつつ、新しいアートマネジメントの可能性も探っていきたいと思います。
 卒業後、あるいは将来的に、地域に戻っての活動を希望する学生は、ワークショップなどの指導法や、地域行政との関わり方なども学びます。実例をあげながら、また実際に一般市民とのワークショップなどを経験しながら、今後の地域における演劇活動の中核を担える演劇人を輩出していきたいと考えています。
 地域の自治体とも連携し、学生時代から、公共の文化施設などでの職業体験ができるインターンシップを充実させていきます。

4.教育普及活動

 現在、全国で「コミュニケーション推進事業」が始まり、全国で、演劇やダンスによるコミュニケーション教育が展開されています。
 また、国語教育の新指導要領に「話し言葉」「音声言語」が、重点課題とされるなど、今後、幼児教育、初等教育において、演劇や、演劇的な思考法の果たす役割は小さくないと考えられます。
 四国学院大学では、総合大学の利点を生かして、教員や保育士の資格を取りながら、演劇を学校教育に生かしていけるような人材を育成します。
 実際に、小中学校に出かけて授業を体験したり、障害者とのワークショップなど、演劇教育の様々な可能性を探っていきます。

ドラマ・エデュケーションの紹介


演劇界の第一線で活躍する本学講師陣

講師名 本学での担当授業
(2022年度)
客員教授 鴻上尚史
(作家、演出家、虚構の劇団主宰、紀伊國屋演劇賞受賞、岸田國士戯曲賞受賞、第61回読売文学賞戯曲賞受賞)
インテンシブ・ワークショップⅠ
岩松 了
(劇作家、演出家、俳優、岸田國士戯曲賞受賞、紀伊國屋演劇個人賞受賞、第21回日本アカデミー賞優秀脚本賞受賞、読売文学賞受賞)
講師 糸井 幸之介
(劇作家、演出家、音楽家、多摩美術大学講師)
岩井 秀人
(劇作家、演出家、俳優、ハイバイ主宰、第30回向田邦子賞受賞、第57回岸田國士戯曲賞受賞)
岩城 保
(舞台照明家、埼玉県立芸術総合高等学校非常勤講師)
上村 聡史
(演出家)
キタノタダユキ
(サウンド・エンジニア、PAオペレーター、選曲家)
岡田 利規
(演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰)
工藤 千夏
(劇作家、演出家、うさぎ庵主宰、青森県立保健大学非常勤講師)
小池 竹見
(演出家、脚本家、双数姉妹主宰)
菅原 直樹
(劇作家、演出家、俳優、介護福祉士、「老いと演劇」OiBokkeShi主宰)
演劇ワークショップⅡ
社会福祉と演劇ワークショップⅡ
柴 幸男
(劇作家、演出家、ままごと主宰、多摩美術大学講師)
杉山 至
(舞台美術家、桜美林大学非常勤講師、女子美術大学非常勤講師、舞台美術研究工房・六尺堂ディレクター)
関 美能留
(演出家、三条会主宰)
多田 淳之介
(演出家、東京デスロック主宰)
田野 邦彦
(演出家、ワークショップ・デザイナー)
演劇ワークショップⅡ
中島 諒人
(演出家、鳥の劇場主宰)
畑澤 聖悟
(劇作家、演出家、渡辺源四郎商店主宰、青森県立青森中央高等学校教諭、弘前大学教育学部非常勤講師)
林 成彦
(演出家、「高校演劇サミット」プロデューサー、NPO法人パブリック理事)
演劇ワークショップⅠ
藤田 貴大
(演劇作家、マームとジプシー主宰)
ヘイニ・ヌカリ
(ダンス・ボイスアーティスト、ボイストレーナー)
松井 周
(劇作家、演出家、俳優、劇団サンプル主宰)
三浦 大輔
(脚本家、演出家、映画監督、劇団ポツドール主宰)
インテンシブ・ワークショップⅡ
明神 慈
(劇作家、演出家、ポかリン記憶舎主宰、着物着付け所作指導師)
インテンシブ・ワークショップⅡ
森 新太郎
(演出家、演劇集団円所属)
安田 雅弘
(演出家、劇団 山の手事情社主宰)
インテンシブ・ワークショップⅠ
カミイケタクヤ
(美術家)
舞台技術基礎Ⅱ
舞台美術Ⅰ・Ⅱ
白神 ももこ
(振付家、演出家、ダンサー、ダンス・パフォーマンス的グループ「モモンガ・コンプレックス」主宰)
ボディ・トレーニング&エクスプレッションⅠ~Ⅳ
舞台芸術公演Ⅰ・Ⅱ
マークス・ボムスキー
(ダンサー)
山内 健司
(俳優、兵庫県立芸術文化観光専門職大学講師)
松下 泉
(ヘアーメイクアップアーティスト)
舞台衣装・メイク
夏目 雅也
(舞台監督、技術監督)
舞台技術基礎Ⅱ
小松 陽佳留
(スタイリスト、服飾デザイナー)
木ノ下 裕一
(木ノ下歌舞伎主宰・ドラマトゥルク)
深田 晃司
(映画監督)
わたなべ なおこ
(劇団あなざーわーくす主宰、NPO法人PAVLIC理事、演出家、ワークショップファシリテーター)
演劇ワークショップⅠ
斉藤 かおる
(俳優)
演技入門
戯曲実践演習
演技基礎Ⅰ・Ⅱ
シーンスタディⅠ・Ⅱ
いいむろ なおき
(マイム俳優、演出家・振付家、いいむろなおきマイムカンパニー主宰)
リサーチ・プロジェクトⅠ・Ⅱ
高橋 克司
(舞台音響家、東温音響株式会社代表取締役)
舞台音響
舞台技術基礎Ⅰ
大池 容子
(劇作家・演出家、うさぎストライプ主宰、青年団演出部、アトリエ春風舎芸術監督、尚美学園大学非常勤講師)
舞台芸術公演Ⅲ・Ⅳ