演劇ワークショップ実践マイナーカリキュラム

舞台技術・公演マイナーカリキュラム

欧米ではコミュニケーション能力を育成するために「演劇教育」が教育活動の中で大きな役割の果たしている。また日本でも現在様々な教育現場や社会福祉の現場で、演劇を活用することにより、主体性・多様性の学びや、「居場所」を作る試みがなされている。

文部科学省では2009年から外部講師として芸術家を学校に派遣する事業を始めた。これは、鑑賞教室などの一方的に何かを見せる行事ではなく、芸術家と現場の教師が連携して、芸術表現体験活動をいろいろな教科と結びつけたワークショップ型授業を行うものである。また教育の中でのアクティブラーニングの重要性もますます高まっているところである。

本マイナーでは、俳優や舞台スタッフを希望する学生のみならず、文学部・社会福祉学部の学生も演劇ワークショップに参加し、コミュニケーション能力・交渉力・多様性の理解などを学ぶことができるように、カリキュラムが組まれている。基礎科目では演劇ワークショップを受講し、専攻ハブ科目では自らワークショップをする側として、ファシリテーター・ワークショップデザイナーの役割を実践的に体験し学ぶ。このような作業の中から、受講生は他分野との交流を体験し、人間と社会の関係を多角的に考える力も育成する。

※科目に関しては、今後変更となる可能性があります。
■基礎科目
  • 演劇ワークショップ入門
  • 演劇ワークショップⅠ
  • 演劇ワークショップⅡ
■専攻ハブ科目
  • 教育実践と舞台芸術Ⅰ
  • 教育実践と舞台芸術Ⅱ
  • 教育実践と舞台芸術Ⅲ
  • 教育の中の舞台公演実習
  • 社会福祉と演劇ワークショップⅠ
  • 社会福祉と演劇ワークショップⅡ
  • ワークショップ・デザイン