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『初めての野外公演で』

社会学部(演劇コース) 荒川真由さん
期間:7月~11月
場所:栗林公園 商工奨励館
活動内容:瀬戸内国際芸術祭2016 指輪ホテル「讃岐の晩餐会」出演

●参加しようと思ったきっかけは何ですか。
――この大学に入って、1年生の後期のSARPに関わらせてもらって、そこでプロの方たちとお芝居を作るのが面白い、楽しい、ということに気がつきました。それから色んなお芝居を見たいし、出たいという欲がすごく出てきて、4月の終わりごろに指輪ホテルの羊屋さんと瀬戸芸の担当者の方が大学で説明会をするっていうのを聞いて、もし参加できるなら参加したいから行ってみようと思いました。実際どんな作品を作ろうと思っているのかとかを説明会で聞いて、行きたいなと思ったのがきっかけです。説明会では、過去の瀬戸芸に参加した時の作品のダイジェストとか違うところでやった作品の映像を見せてくれました。指輪ホテルの作品って、すごく独特のファンタジー感といいますか、人がそんなに出てこない作品が多い印象が私の中にありました。それに、野外での公演が多いということもあって、野外公演をしたことがなかったのでやってみたいなと思ったこともきっかけです。

●「讃岐の晩餐会」はどういう作品ですか。
――昔は神社とかでのお祭りの時に練り歩く行列みたいなものがあって、日が暮れてからそのままお食事に、という流れがあったらしいんです。それを「讃岐の晩餐会」でもやりたいということで、パフォーマンスの後にはお食事のコースが設定されていました。お食事につながるようなパフォーマンスであるものの、パフォーマンスはパフォーマンスで完結して、指輪ホテルらしいファンタジー感もある作品です。登場人物が旅人以外みんな人ではないんです。ストーリーは、人間に化けたとある一族たちが行列をつくっていて、当主のお父さんが山からのお告げでお母さんが新しい山の神様になることを聞いて、お母さんが山へ行くことになるところから始まります
私は、お母さんの娘役で出演しました。娘は春夏秋冬のお花四姉妹といわれていて、私は三女で秋の役をしました。演じる時は、他のお花役の人たちが引っ張っていってくれるので、それについていく感じでした。お花たちが島を産むシーンがあったんですけど、私はお花チームの最年少で、他の方たちは出産を経験している年代の方なのですごくリアリティがあって、見ていてすごいなと思いました。
指輪ホテル「讃岐の晩餐会」
●初めての野外公演ということですが、やってみてどうでしたか。
――自分で変わったなと思ったのは、声が大きくなりました。指輪ホテルに関わる前に出た稽古で、すごく声が小さいと怒られたことがありました。でもなかなか発生練習をする時間もなくて声が大きくなることはなかったんですけど、「讃岐の晩餐会」に出て、野外公演だから風によって声も流されてしまうし、雨が降ったら絶対声が響かないので、だんだん声が大きくなっていって、夏会期が終わる頃には自分でも大きくなったなと分かるくらいになりました。声が小さいとよく怒られていたので、声が大きくなったことは自信につながりました。
天気とか風の流れとかで演出上の仕掛けが見えたり見えなかったりするのは、野外公演の面白さだと思います。雨が降っても傘をさす訳にはいかないので、滅多にないびしょ濡れになるという経験をしました。やる前はびしょ濡れになるし大丈夫かなと思ってたんですけど、わりと楽しかったです。雨バージョンと普通のバージョンだと色々変更点があるので、違うところに新鮮さがあって面白かったです。
今回の「讃岐の晩餐会」は、演じる場所が商工奨励館から隣の芝生広場、中庭、と言う風に変わっていくので、お客さんも一緒に回って、最終的に商工奨励館へお食事に送り出すという流れになっています。その移動の時に生演奏が流れるんですけど、演奏の形態や演奏する場所などが普通のバージョンと雨の日では全然違うので、違うところから音が流れてくるのが面白かったです。

●演劇コースで学んでいることがどう活かされていると思いますか。
――今までノトスの公演では美術とか当日制作とかしかやってなかったんですけど、美術でやっていたこと、授業で教わる音響や照明のことを指輪ホテルの方でも役立てたと思います。指輪ホテルの音響の手伝いとか仕込みをやっていて、「舞台技術基礎」での音響の授業は活かされているな、と思います。ケーブルの引き方とかもそうですけど、授業でやったことを踏まえて指輪ホテルで新しく学ぶことが多くありました。

●今回、指輪ホテルの作品に関わって、よかったことは何ですか。
――今回、瀬戸内国際芸術祭には初めて参加しました。プロの方と役者としてご一緒できる機会はなかなかないので、それもよかったと思うんですけど、何よりも香川で頑張る演劇が好きな人たちと知り合えたのがすごく大きいです。公演中、飲み会などもあったので、「讃岐の晩餐会」に参加されている方と、距離は近くなったと思います。ノトスの方は基本的に年代が同じなのですごく居て楽しいんですけど、今回のような劇団になると色んな年代の人が集まっているので同じ話を聞いても人によって理解の仕方が違うこともあって、ノトスにいるだけでは聞けない話を色々聞けたので、面白かったです。

●新しい発見や学びはありましたか。
――「讃岐の晩餐会」に関しては、本当に何もないところからの参加だったので、最初の稽古はワークショップみたいなものでした。こういうのをやりたいっていうのを渡されて、それを元に何人かでチームを作って自分たちなりにやってみて、そうして試行錯誤しながら作っていったものが演出家さんの頭の中で指輪テイストになって出てきたっていうのがすごく面白かったです。
初めての野外公演で、自分が暑さに弱い体質だということが分かったので、ちゃんと自分の体調と向き合えるようになったのと、役者だけじゃなくてスタッフワークができることも大事なんだなと思いました。指輪ホテルの演出家さんに「役者だけじゃなくてスタッフもできた方がいいよ」と言われて、それはどこに行ってもそうだと思いました。実際役者をやった時にどう動けばいいのかも分かるだろうし、スタッフワークがそれなりにできるようにしないといけないなと思いました。
指輪ホテルをやっている夏休みに「ライブ・パフォーマンスの世界」の授業を取ってみて、台本を実際にやってみて演出の人から「こういう風にしたらどう?」言われたことを昇華するのに私は時間がかかる、ということに気付いて、それをどうやったら解消できるのか、ということをプロの方に教えてもらいました。自分が理解しきれていないところに対して「ここはこうして」と抽象的な表現で言われた時、役者が考え込んでしまう訳にはいかないので、それに対応するためには自分の中にいくつかの引き出しを用意しておかなければいけないよ、というアドバイスをもらいました。野外公演なので、稽古通りにいかないこともあるので、そこはわりと臨機応変に対応する力はついたんじゃないかと思います。

●これからの将来にどう活かしていきたいですか。
――人じゃないものを演じる機会はなかなかないので、そういうところで表現力は多少ついたのかなと思います。それをこれからの舞台にどうやったらうまく活かせられるのかとかはまだ頭の中にないので、今後模索していけたらと思います。

●公演への出演を考えている後輩へのアドバイスやメッセージがあればお願いします。荒川真由さん
――私がこの大学に来たのは、色んなプロの方に関われるっていうのが大きくて、無理矢理東京とかに出て行って活動しててもワークショップをしていない先生とかもいるので、ここは比較的コネを作りやすいと思います。
だから、積極的に参加した方がいいと思います。

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瀬戸内国際芸術祭2016「讃岐の晩餐会」
特別名勝栗林公園で、指輪ホテルによるパフォーマンス鑑賞と、県産食材を使った食事を楽しむ、芸術祭の旅の締めくくりにふさわしい贅沢なツアーイベント。

物語は、讃岐の晩餐会を探す旅人が人に化けたとある一族の行列と出会うことから始まる。一族の当主は、山からのお告げで自分の妻が次の山の神になることを知り、ついていけない自分たちの代わりに旅人に山へついて行ってほしいと言う。そして、旅人は日本中、世界中を旅する。

指輪ホテル
指輪ホテルは、羊屋白玉が、劇作と演出、ときどき俳優をつとめる「作品の連続体」である。

『実体験すること』

社会学部(演劇コース) 沖野まや さん
期間:8月27日~9月17日
場所:フィリピン シリマン大学
活動内容:インテンシブ・イングリッシュ・プログラム(フィリピン研修)

●フィリピン研修に参加しようと思ったきっかけは何ですか。
――この研修の企画自体が香川県と大学の補助があって、お金の面で本当に支援していただいてたので自分の負担が少ないっていうのが一番です。中学、高校と英語が好きで、海外の人と交流することも好きだったので、大学に入ったら留学したいと思っていました。フィリピンの留学生との交流やフィリピンに留学にしていた先輩とも交流があってフィリピンの話は聞いていたので、英語も学べるしフィリピンにも行けるし、ということで是非参加したいと思いました。

●事前準備は何をしましたか。
――授業で、フィリピンの文化について自分たちが知らない部分などは、フィリピンの留学生を招いて質問したり、シリマン大学についてのプレゼンテーションをしてもらったりしました。向こうの大学はすごく大きくて、色んな学科が組み込まれていたり、小学校や中学校も含まれている大学だったので、スケールが全然違っていて、行くのが楽しくなるようなプレゼンテーションでした。個人的には、ボキャブラリーが少ないなとずっと思っていたので、単語や文法の勉強をしていました。

●シリマン大学での授業はどうでしたか。沖野まやさん
――授業は、自己紹介から始まって、英語の文章を渡されてそれを読んでその内容について自分のことを話したり、基本的には文章を読んで自分の考えを発表することが多かったです。シリマン大学の先生は面白い方ばかりで、パワフルで情熱的でした。いい先生に恵まれたなと思います。先生がとにかくいっぱいリアクションしてくれて、最初のアイスブレイクの時もロボットダンスをいきなり踊り始めたりして、本当にフレンドリーでした。失敗したり、うまく言葉が言えなくてもちゃんとフォローしてくれたり、喋れるまでずっと待ってくれたりと、ゆっくり進めてくれる先生ばかりだったので、有り難いなと思いました。私は沈黙が苦手な方で、向こうの授業では自分から手を挙げて発表しないと点がもらえないとか、基本的には自分からやっていきなさいというスタイルなので、「誰かいない?」と言われた時には手を挙げるようにしていました。答えられなかったらどうしよう、とかけっこう勇気いったんですけど、積極的に頑張りました。不安だったり、うまく言えなくて悔しいなと思うことはいっぱいあったんですけど、やっぱり発言することが大事だなと思って授業を受けていました。自分が準備していたものに関してはスムーズに言えたり、みんなの前に立って発表する時も自分が思っていたことはうまく言えました。最初に個別でインタビューがあったんですけど、その時に先生たちとフレンドリーに話せたことは嬉しかったです。そういう聞かれたことに対して英語で答えられた時にはできたな、と思ったんですけど、校外学習とかに行った時のガイドさんの説明がうまく聞き取れなくて、「何て言ったんだろう」とずっとモヤモヤしていて、何か聞かれても答えられないことがありました。聞き取るのが難しかったり、あんまり言えなかったり、校外学習の方が悔しいなぁと思うことが多かったです。校外学習では、大学内にある絶滅危惧種ばかりがいる小さな動物園に行ったりました。説明していることはよく聞き取れなかったんですけど、だいたい何を食べて、何をしているのか、というのを聞きながら、大学内に動物園があるってだけですごいなぁと思って見ていました。本当に敷地が広かったです。

●授業以外ではどんな風に過ごしていましたか。
沖野まやさん――大学の外では、みんなで美味しいものを食べに行ったりしました。一人フィリピンに留学していた先輩がいたので食べ物について聞いたり、自分たちで歩いてどんなところがあるかとか、いろんな店を回りました。食には全然困らなかったですし、ショッピングモールにもペリカブという乗り物に乗ればすぐ行けました。そこで、たまたま観たかった韓国の映画を見つけて、友達と観ました。日本の映画館と違って、観客が声を出したり、ブーイングしたり、リアクションをするのでめちゃめちゃ面白かったです。字幕は英語で、音声は韓国語でしたが、困った時は字幕を見て、若干韓国語が分かるので内容もなるほどな、と分かりました。日本語がなくて、英語と韓国語だけだったので、いい勉強になりました。
寮にはあまり篭もらずに、みんな出かけていくスタイルでした。三週間、あちこち出かけて、「明日は何を食べようか」とみんなで話したりしていました。行ったところで印象的だったのは、海沿いの夜にしか現れない市場です。夜5時くらいにそういう店が出始めて、そこでフィリピンの、いわゆるゲテモノ料理を食べました。有精卵のヒヨコが若干見えている卵なんですけど、1回食べてみたかったので、けっこう記憶に残っています。味はおでんの卵みたいな濃厚な卵で、塩をかけて食べたんですけど、美味しかったです。あとは値段がけっこう安かったので、この値段でこんなにいっぱい食べれるんだ、という驚きがありました。

●実際に学びたかったことを学ぶことができましたか。
――自信を持って英語を喋れるようになりたい、躊躇なくいろんな人と喋れるようになりたい、という目標を持って研修に参加しました。いろんな人と関わる機会はあったんですけど、やっぱり自分の英語力が低いなぁと思いました。ナチュラルに会話できなくても自分なりに型にはまった英語でも伝えられたらよかったんだろうと思うんですけど、なかなか単語が出てこなくて、うまく伝えられない時がありました。日本での英語の授業は、日本語教員の養成課程をしていても思うんですけど、英語を習得するというより、点数を取る試験用のものだったので、身につけるっていう感じじゃないなとずっと思っていました。フィリピンに行ってみて授業を受けて、英語しか喋っちゃ駄目だし、英語で気持ちを全部伝えなきゃいけない状況が日本ではなかったので、そういう状況に自分を追い込んでやるっていうのはいいなと思いました。うまく自分の気持ちを伝えることはできなかったんですけど、こういうことをしないとやっぱり身につかないなと思ったので、フィリピンで英語を身につける授業はすごくいいなと思いました。

●これからの将来にどう活かしていきたいですか。
――フィリピンに行ったっていうのは本当に大きいことだと思います。いろんな国を自分の足で行って、自分の目で見て触れ合うことをしないと得られないものがあると今回の研修で学びました。見たいと思ったら自分から行って、自分から何でも行動していかなければならないと思います。今、私は演劇コースで演劇を学んでいて、舞台とか役者に興味があります。その芸術も世界には色々種類があって、日本はあまり芸術が保護されていない国なので、外国に行って芸術について学ぶのもいいなと思っています。その橋渡しをどこかの劇団とかに入って、外国語を話せるという要員で働いたり、役者もできたらいいなと思っています。自分の能力が活かせる職業があればいいな、と思っていて、今は色んな話を聞いて模索中です。そのためには、英語が喋れないと駄目なので、今は勉強を頑張りたいです。

●海外での英語研修を考えている後輩へのアドバイスやメッセージなどあればお願いします。沖野まやさん
――迷ってるんだったら行くべきだと勧めたいです。耳で聞いて目で見て、って言ってもただ聞いて見ているだけじゃ経験とは言えないので、向こうに行って本当に自分が悔しい思いをしたり、悲しい思いをしたり、怖い思いを経験して、それでやっと学びなのかなと思います。本当にいっぱい会話したいと思うなら、勉強して行った方がいいよ、と言いたいです。でも、そこまで怖がらなくてもいいと思います。銃を持っている警備員さんとかもいたので、危険と隣り合わせだったとは思うんですけど、私はその警備員さんと仲良くなって、日本に帰る時に記念撮影もしました。フィリピンじゃない、他の海外に行くにしても、本当に良い経験になると思うので、是非行ってほしいと思います。

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*シリマン大学(フィリピン)
シリマン大学は、本学の学術交流協定校です。シリマン大学があるドゥマゲテは、学生の街といわれるだけあって、賑やかで活気のある場所です。留学生は、日本だけではなく、世界各国から集まっています。
*インテンシブ・イングリッシュ・プログラム(フィリピン)
全学年対象の授業科目として2016年度より新設され、今年度初めて学生を引率して実施しました。このプログラムは、フィリピンへの旅費・宿泊費および研修授業料については、大学からの全額補助がありました。

『人間関係づくり』

社会学部 情報加工メジャー 3年 谷 祐希 さん
期間:8月8日~8月10日
場所:五色台少年自然センター
活動内容:ピア・リーダー養成(宿泊研修)

●ピア・リーダーになろうと思ったきっかけは何ですか。
――入学前、オープンキャンパスの時にピア・リーダーの先輩方に優しくたくさん声をかけていただいて、この雰囲気なら大学に入って大丈夫そうだなと思いました。どこに行こうか迷ってたりしたら、「テレビで見るような大きい教室あるよ」と711教室に連れて行ってくれたり、私は高知県出身で方言が強かったんですけど、それをネタに楽しませてくれたりして、すごく楽しいオープンキャンパスになりました。他の大学のオープンキャンパスにも行ったんですけど、四国学院大学みたいに先輩が付きっきりという訳ではなくて案内してくれる人もいなかったので、ここだったら先輩のサポートもあるし仲間づくりも大丈夫かなと思えました。だから、私もピア・リーダーになって同じような気持ちにさせてあげたいな、と思ったことがきっかけです。それに、たくさん人数がいる中で、自分とは正反対の意見の方もいると思うので、そういう意見も自分の中に吸収できて心を広く持てたらいいなと思ったこともそうです。

●研修ではどんなことをしましたか。
――去年は遊ぶ時間もあったんですけど、今年はけっこうピア・リーダーという団体について学んだという感じはあります。研修では、片岡先生と阪本先生による研修と、学年ごとに考えた企画がありました。私が研修ですごく心に残っているのは、同じ学年の人が企画した「褒め言葉のシャワー」です。メンバーごとに班に分かれていて、班員一人ひとりの良いところを付箋に書いて渡して、ひたすらその人を褒めまくるという企画でした。大人数になってくると、人間関係がぐちゃぐちゃする時もあります。本音を全部出してお互い中身から信頼し合える団体を作った方がいい、という人もいると思います。でも、私は全部を分かり合うのは無理だと思っています。上辺だけというのではなく、建設的な人間関係を作りましょう、という研修だったので、自分の中でためになりました。やっぱり人間関係がごちゃごちゃすると、人の駄目なところとか悪いところに目が向いてしまうと思うんですけど、そうじゃなくてみんな良いところがあるんだからそこを伸ばしていこうよ、みたいな企画だったので、心に残っています。私は「気遣いができる」「周りのフォローができる」という褒め言葉をもらいました。ピア・リーダーになる前から人を気遣える人になりたいと思っていたので、伸ばそうとしていたところを褒められたのはすごく嬉しかったです。どんどんこれからも伸ばしていきたいと思います。2年生の企画「これからのピアについて考えよう」では、グループに分かれて、各学年とピア・リーダー全体の良いところと悪いところを書いて付箋に書いていくということをしました。やっぱりみんな良いところと悪いところがあって、自分の学年の良いところと悪いところももちろんあって、全体でみんなが分かっている部分ではあると思うんですけど、悪いところが「騒ぎすぎ」というのがあって、やっぱりかと思いました。でも今回の研修では改善策までで終わったので、それを具体的にどうしていくのかはまた後期の研修でやっていくと思います。良いところは、「学年を超えて仲がいい」とか「盛り上がれる」という意見がありました。4年生の企画は、普段の対話について考える内容でした。会話をしていて、ちゃんと話を聞いてくれているかどうか、というのは話を聞いている態度で感じ方が変わってきます。
片岡先生の研修では、楽しく学ぼうということで、班に分かれて言葉を喋らずに何もない島から生活できる島を作る、ということをしました。例えば、病院がないと人は生きていけないし、家がないと生活できないし、移動には電車も必要・・・・・・という風に、何もない島に生活できる街を作っていきます。言葉や言語は使ってはいけないので、何を作ろうとしているのかは擬音語とかでみんなが分かるように伝えたり、私たちの班はローマ字を暗号化してみたりして、作っていきました。この研修で、私は聴覚障害の人と接する時にこういう言葉によらない身振り手振りでのコミュニケーションが使えるのではないか、と感じました。阪本先生の研修は、10人くらいのグループに分かれて「見上げてごらん夜の星を」のワンフレーズを好きな振り付けで踊ってみよう、というものでした。

●今回の宿泊研修で、ピア・リーダー同士の関わりはどうでしたか。
――去年は生活班が決められていても、全然その活動がなくて何のために作ったんだ、という意見が出たので、今年は生活班で野外炊飯をしてカレーを作ったり、他にもイベントがありました。一対一で会話をするデート企画では、私はそれまで全く喋ったことがない人とペアになって、初めましてという感じから始まって、最近のこととかピア・リーダーを続けるかとか、バイトやどこ出身かとか色々な話をしました。他の人たちも、今まで絡んだことのない人とペアになっている人が多かったと思うので、仲は深まったと思います。生活班で劇をやったりもしました。谷祐希さん私の班は不思議な話を作ろうということになって、失くした日記帳の鍵を夏祭りの屋台で偶然見つける、という話を作りました。他の班はRADIOFISHのパーフェクトヒューマンを踊ったり、春夏秋冬の高校の青春時代を劇にしている班もあって、他の班の作品を観るのがとても楽しかったです。

●今回の宿泊研修やピア・リーダーの経験を通して、学んだことや自分自身成長できたと思うところはどんなところですか。
――「褒め言葉のシャワー」は、もう一回別のグループで研修をしてもいいんじゃないか、と思うくらいすごくよかったなと思います。本音で物事を言い合えたらもちろんそれはそれでいいと思うんですけど、社会に出たらそういう訳にはいかないですし、ピア・リーダーって1年生をサポートするだけじゃなくて社会に出て使えるようなコミュニケーション術を学べる場所だとも思うので、今回の研修ではそういう人間関係について学べたんじゃないかなと思います。
私は、人見知りとかではなかったんですけど、大人の方と話すことが苦手でした。でも、ピアリーダーになってオープンキャンパスとかしてたら自分から話しかけにいかなきゃいけなくて、保護者の方に大学の良いところを紹介していくうちに、大人の方と話すことに少し慣れたというか、できるようになったんじゃないかと思います。
みんなに好かれるのは無理だと思うんですけど、ピア・リーダーをしていて人間関係作りには強くなったんじゃないかと思います。小学校の時はお弁当とか「一緒に食べよう」って話しかけられないタイプだったので、そういう意味ではすごく成長できたと思います。担当しているクラスターの中でも、一人ひとり声をかけて、できるだけみんなと話すようにしています。一年生に何かあって、私たちに話しかけずらい時は私たちの方から声をかけて、力になりたいと思っています。

●ピア・リーダーをしていたよかったと思うのはどんな時ですか。
――去年、担当したクラスターにサポートが必要な車椅子の人がいて、私は社会福祉メジャーでもないので分からなくて、クラスターのことは先輩に任せて、その人のことしか見えていない部分がありました。視界が狭まっていた自分がいて、後になって大丈夫だったのかなと不安に思ってたんですけど、去年担当したクラスターの後輩たちが今でも、「祐希さん」とすごい話しかけてくれるので、そういう後輩を持てたことはすごくよかったと思います。去年のオープンキャンパスとか入試課の方と回ったガイダンスとかで話した高校生が入学してきて、ちょうど私のクラスターに入ってきて、私と話したことを覚えてくれていたのは本当に嬉しかったです。大学の職員さんと交流を持てるのもなかなかない機会だと思うので、ピア・リーダーを続けていてよかったなと思います。
やっぱり、人間関係がぐっと広まったことがすごくよかったです。外部の方や高校生ともたくさん話せますし、知らない人に声をかけていく力がついていると思います。

●ピア・リーダーを目指す後輩へアドバイスやメッセージがあればお願いします。谷祐希さん
――ピア・リーダーって、前に出たいっていうのではなくて、人見知りを治したいとか、そういう人でも絶対いいと思うので、ピア・リーダーをすることによってみんな成長できると思います。控えめにならずに、大学っていろんなことを吸収する時期だと思うので、迷ってるならやった方がいいと思います。自分に自信がないとか特徴がないとかそういうんじゃなくて、自分を成長させたいと思うならピア・リーダーになって、やってから学んだ方がいいと思います。

『現場に入って見えたもの』

文学部学校教育メジャー 3年 松岡恭平くん
活動内容:土曜授業応援隊
活動場所:市内小学校

●土曜授業応援隊を始めたきっかけは何ですか。
――元々、大学側から教師を目指しているならやった方がいいということもあり、2年生の時に放課後授業応援隊をやっていました。放課後授業応援隊では、平日の学校が終わった後にその日の復習を毎週行っていたんですが、今年に入って予定が合わなくなったので、月1回の活動で良い土曜授業応援隊を始めました。

●具体的にどこでどんなことをしていますか。
――土曜授業応援隊では善通寺市立南部小学校に、県のボランティアでは善通寺市立東部小学校に行かせてもらっています。今は担任の先生だけでは対応が難しい子どもたちもいて、学校側も人を求めています。そういう中で、僕たちが困っている子たちに声をかけたりして、クラスの中に入っていきます。喧嘩をする子どもたちもいるので、仲裁に入ったこともあります。やっぱり、子どもたちと関わる、というのが一番大きいです。土曜授業は、土曜日で習い事とかがあって来れない子も多いので、授業というより一週間の振り返りなどの復習をしています。そういうこともあって、今年から、土曜授業ではなく、土曜学習に名前が変わったようです。県のボランティアの方は復習ではなく普通に授業があって、そこに僕が入っていくかたちになります。集中しない子やつまずいたりしている子もいるので、そういう子たちに声をかけたりして、授業のサポートをしています。クラスごとに知的な遅れはなくても、発達障害や注意欠陥がある子たちもいるので、授業は数人体制で進められています。先生方も話を聞いてくれたり、声をかけてくれたりするので、とてもやりやすいです。

●実際にやってみてどうですか。
――生の現場に入って、今の子どもたちと関われるということはすごく貴重だし、僕たちが小学生の頃とは全然違うので、その現場に関われて、実際に感じることができるのも貴重な経験だと思います。僕たちの頃と違うなと感じたのは、iPadやタブレットを使った授業があることです。それに、子ども自体も時代の流れからか色々と難しい子が増えているように感じました。
やりがいを感じるのは、勉強を教えてつまずいているところが分かってくれたり、喜んでくれたり、一緒に遊んで楽しんでくれる時です。教育実習では、はじめて自分で授業をしたりもしたんですけど、準備がすごく大変でした。それでも、寝る時間を削ってでも頑張ろう、いいものを作ろうと思えたのは、子どもたちがいたからです。子どもたちに分かってもらいたい、少しでも楽しく勉強してもらいたい、いろんなことを学んでもらいたいという思いがあったので、自分が無理してでも頑張ることができました。
教育実習にしろ、土曜授業応援隊やボランティアにしろ、やっぱり現場で関わることができる、ということがやりがいを見いだす良い機会になっています。

●土曜授業応援隊と教育実習で関連する部分はありましたか。
松岡恭平くん――土曜授業応援隊では4年生以上、教育実習では2年生を担当したので、学年は違うんですけど、土曜授業で子どもたちと関わってきたことは教育実習でも活かすことができました。一人ひとりのことを考えて関わり方と変えたりとか、そういうことができるようになったと思います。教育実習は一ヶ月間毎日行っていて、土曜授業応援隊は月に一回で頻度が違います。だから、教育実習を終えて土曜授業応援隊に行くと、やはり子どもとの信頼関係が大事だなと改めて感じました。信頼関係は長く関わっていくうちに芽生えていくものだと思うので、土曜授業応援隊の時はどうしても距離感が難しいところもあります。それでも、土曜授業応援隊を始めて2年目になると、行くクラスや学年はバラバラでも、子どもたちも僕のことを覚えてくれて、少しずつ話を聞いてくれるようになっています。
教育実習の前に土曜授業応援隊をやっていたというのは、僕にとってとてもプラスになっています。土曜授業応援隊では、授業の進め方とかを生で見れるし、何より子どもたちへの声かけとかそういう細かい部分を見ることができて勉強になりました。子どもたちもみんな同じではなくて色んな子がいるということも分かったし、その中でみんなのことを理解していくことが必要だと分かりました。
教育実習でも自分が一人だけで授業を進めるのではなく、子どもを活かしながら授業を進めていくことが大事だと言われていたので、その準備段階として生の現場を見れていたことは教育実習にも活かせました。

●これからの将来にどう活かしていきたいですか。
――これからの土曜授業応援隊でも、月1回なのであまり関われないんですが、少しでも多く子どもたちのことを知って、それぞれの違いを知った上で関わっていきたいです。
僕は、学校は塾のように点数を上げるための勉強を教える場所ではなく、社会のルールとか対人関係とかいろんなことを学ぶ場所だと思っていて、勉強よりもそういうことが重要だと思います。だから、僕は将来、本当の意味で子どもたちに寄り添えるような教師になりたいです。

●今後、土曜授業応援隊などの活動を考えている後輩へのアドバイスやメッセージなどあればお願いします。松岡恭平くん
――生の現場を見れて、中に自分が入っていけるいいチャンスだと思います。教師を目指している人、興味がある人でも、一回チャレンジしてみるのもいいかなと思います。僕は、やってよかったです。実際にやってみてやりがいを感じることができたら、大学の授業のモチベーションも上がっていきます。小学校の先生方から入ってくれてありがとう、と言われるんですが、逆にこちら側のメリットとしてそこで得たことを大学の授業で生かすことができ、意欲を高めることもできるのでそこが強みかなと思います。模擬授業をやっていて授業の進め方とかは知っているので、現場を見た時に自分だったらこうしよう、というのも見えてきます。大学での授業もすごく大事で、大学で勉強したことを今の現場と結びつかせることが重要です。大学にいるだけではイメージしにくい部分もあるし、モチベーションも上がらないと思うので、実際に自分が現場に入って見ることでモチベーションも高く保てる土曜授業応援隊の活動はおすすめしたいです。

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土曜授業応援隊とは、善通寺市教育委員会からの依頼を受け、本学学生が市内8つの小学校で、毎週第3土曜日の午前中、4年生以上の児童へ学習補助を行うものです。

『積極的に関わること』

社会学部 観光学メジャー 眞鍋卓也くん
期間:8月27日~9月17日
場所:フィリピン シリマン大学
活動内容:インテンシブ・イングリッシュ・プログラム(フィリピン研修)

●研修に参加しようと思ったきっかけは何ですか。
――僕は元々海外旅行が好きということで、お金もあまりかからないということと、東南アジアにも興味はあったんですけど、フィリピンに行ったことがないので「こんなチャンスはない!」と思って参加を決めました。僕は実家暮らしで、旅行以外で長期間家から外出することがなくて、期間が三週間ということで、実家から出てみるのもいいかなと思いました。研修で英語を学びたい、ということももちろんあったんですけど、親元を離れて自分がどうなるのかなということにも興味がありました。

●事前準備は何をしましたか。
――僕は元々基礎英語力がなかったので、行くのが決まった春頃から三ヶ月くらい中学校の英語を勉強しました。今まで習ったことなので「こういうのあったなぁ」というのはあったんですが、自分の力不足で一人でやっているとなかなか進まない部分もありました。

●シリマン大学での授業はどうでしたか。
――60分を1日4時間する授業なんですけど、リーディング、スピーキング、ライティングの3つがありました。授業はすべて英語で、身体を動かしたり、歌を歌ったり、月曜日にはシリマン大学の教授たちと観光する授業もあって面白かったです。スピーキングの授業では、自分の家族のことを宿題で作ってきて、みんなの前で発表したり、それを先生に添削してもらったりしました。授業は発表が多かったんですけど、いざやってみるとけっこう面白かったです。歌の授業では、スペイン語(「オラ」)と英語(「ハロー」)と日本語(「もしもし」)とビサイア語(「クムスタカ」)の4つの言語の挨拶が入った歌を歌いました。テンポが良くていい歌で、授業が終わってからも思わず口ずさんでいました。
僕に英語力の基礎がない分、表情であったり、ジェスチャーを使って自分の思っていることを伝えようとしてたんですけど、コミュニケーションに困ったこともあって、同じ言語が絶対必要だな、と感じました。それでも、あまり英語を喋れなくても、シリマン大学の先生方もそうですし、ドゥマゲテの人たちみんな「喋れなくても問題ない」と言ってくれるのは嬉しかったです。眞鍋卓也くん
観光に行く月曜日の授業では、マーケットが多いバレンシアや海などに行って、日本では絶対見れないような景観を見ることができました。地べたでマーケットを開いているのは印象的でした。現地の方々も普通に観光されてて、「写真撮って」と話しかけてきたりして、すごくオープンというかフレンドリーで面白かったです。シリマン大学の雰囲気もすごくフレンドリーで、みんな話しかけてくれますし、明るい人ばかりでした。日本在住経験のあるフィリピン人の男の子と、助っ人で授業に来てくれる高校の先生と仲良くなって、辞書は必須でしたけど英語で会話をしていました。

●新しい発見や学びはありましたか。
――シリマン大学に行ってすぐ、研修に来た理由について英語で発表するという課題が出たんですけど、それには苦労しました。文章は浮かばないし、「どうすればいいんだ!」となった時は本当に焦って、一緒に来ている人に聞き回りました。でも後々は、携帯を使いながら自分で文章を考えるようになりました。授業で、パッと振られても分からなくて答えようがない時もあって、そういう時は周りの子たちが助言をくれたりして、辞書で調べながら答えていました。とにかく周りの子たちがすごくて、やっぱり基礎ができる人は成長するんだな、という発見がありました。辞書を見ながらですけど、積極的にコミュニケーションを図ることはできていたと思います。
観光に行った時には、僕たち日本人が行っても動揺しないというか、受け入れてくれたり、興味を持ってくれたりして、日本と比較したらそういう外国人や異なる文化を受け入れる包容力は勝っていると感じました。眞鍋卓也くん
個人的なことですが、家を出てみて、すぐ2~3日で家に帰りたくなるかなと思ってたんですけど、寮生活がものすごく充実していて、フィリピンのご飯も美味しくて、そんなに家が恋しくならなかったことに自分でも驚きました。寮生活は4人部屋で、聴覚障害の子がいたり、筋トレばっかりする人がいたり、歌ばっかり歌う人がいたり、まったく価値観の異なった人たちが集まっていました。僕自身は一人でいる方が好きだったのでどうなるかなと思っていたんですけど、けっこう仲良くなれて面白かったです。お互いの価値観の違いなどによる衝突もなく、受け入れあったり、尊重することで英語力以上に人として成長できたと感じています。

●これからの将来にどう活かしていきたいですか。
――今回の経験でフィリピンの人たちの価値観とかを見てて思ったのは、日本だったら「外国人だ」「日本人だ」とかいうように区分してしまう感覚がなくはないと思うんですけど、フィリピンの人たちは個人個人をみてくれているように感じました。僕も、日本人と外国人という区分した接し方や考え方ではなく、あの人とこの人といった同じ感覚で個人をみることができる国際感覚を身に着けたいと思いました。今回の経験を通して英語が完全に喋れるようになった訳ではないんですけど、コミュニケーション能力は上がったと思うので、社会人になった時に活かせると思います。英語力の面では後悔した部分があったので、日本に帰ってきてから英語の勉強を少しずつしています。研修では、使って通じるのか? という単語や文章も使ってみると通じたりしたので、そこは自信を持って、恥ずかしがらずに使ってみるものだなと思いました。積極性は大事だなと思ったので、今後、自分で海外旅行に行った時に英語を使ってみたいです。

●海外研修を考えている後輩へのアドバイスやメッセージなどあればお願いします。
眞鍋卓也くん
――今回のプログラムは、グローバル人材育成が根源にあったと思うんですけど、三週間という短い期間なので、海外に行ったことがない人へのきっかけ作りにとても良いと思います。研修費は香川県と大学が負担してくれるので、本当に有り難いです。英語を海外で学びたいという人にはもってこいのプログラムだと思います。
こんな良い機会をいただけるのは大学生活の中でわずかだと思います。行ってみたら考え方も変わるし、自分を見つめる期間にもなるので、少しでも興味があるなら行ってみてください。
こんなチャンスはないぞ!

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*シリマン大学(フィリピン)
シリマン大学は、本学の学術交流協定校です。シリマン大学があるドゥマゲテは、学生の街といわれるだけあって、賑やかで活気のある場所です。留学生は、日本だけではなく、世界各国から集まっています。
*インテンシブ・イングリッシュ・プログラム(フィリピン)
全学年対象の授業科目として2016年度より新設され、今年度初めて学生を引率して実施しました。このプログラムは、フィリピンへの旅費・宿泊費および研修授業料については、大学からの全額補助がありました。

『深まった日本への興味』

社会学部 鄭 址元(ジョン ジウォン)くん
出身校:韓南大学校
留学期間:2016年4月1日~2017年3月31日(1年間)
授業名:日本事情Ⅰ

●日本に留学しようと思ったきっかけは何ですか。
――日本に住んでみたくて、日本語を上手になりたいと思ったからです。僕は、日本の音楽や映画、マンガなどが好きです。高校時代に友達にyuiさんの音楽を教えてもらったのがきっかけで、日本の音楽を聴くようになり、日本のドラマなども観るようになって、日本に興味を持つようになりました。修学旅行で日本の大阪と神戸に行ったことがあるんですけど、空港で困った時に韓国人のガイドさんが日本語で空港のスタッフさんと話して解決していたのがすごくかっこよかったです。僕もあんな風に話せるようになりたいと思い、韓南大学校の日本語学科で日本語の勉強はしていましたが、韓国で日本語を勉強するのと日本で日本語の勉強をするのとではやはり違うと思ったので、留学を決めました。

●四国学院大学の印象はどうですか。
――他の姉妹校よりも留学生の面倒をよくみてくれると思います。他の大学に留学している後輩から、留学生に対するプログラムがない大学もあると聞いたことがあります。留学生が100人200人くらいいて、四国学院大学みたいに留学生みんなでどこかへ行ったり、ご飯を食べたりというのはなかなかないようです。
四国学院大学に来て驚いたのは、メジャー制度で自分の学部以外の授業も自由に受けることができたことです。韓国の大学では日本語学科だったら日本語学科の授業しか取ることができないですし、教養科目も決まったものしか取ることができません。メジャーは決まっていても、「あ、聞きたいな」と思った授業を受けられるのでいいなと思いました。

●「日本事情Ⅰ」の授業について教えて下さい。
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――日本の色々な場所に先生が連れて行ってくれる授業です。夕食は先生と留学生みんなで食べて、その日の授業で訪れた場所についての話をしたりします。僕は旅行が好きなので色々な場所に行きますが、自分で行った時には知ることのないその場所の歴史や背景などを「日本事情」の授業では教えてくれるので、一人で行くよりも理解しやすいです。
前期の授業では、琴平のこんぴらさん(金刀比羅宮)、直島、女木島、栗林公園、演劇、善通寺祭りなどに行きました。様々な場所を訪れて、知らなかった日本の文化や歴史について学ぶことができました。図書館で、子どもたちを相手に絵本の読み聞かせをしたこともあります。韓国語での読み聞かせだったので、子どもたちははじめ不思議そうな顔をしていましたが、最後には笑顔を向けてくれました。韓国語の挨拶を教えた時の子どもたちの反応がすごくよかったです。帰りに「ばいばい」と子どもたちが手を振ってくれて、とても嬉しかったです。授業で参加したもので一番楽しかったのは、先生と留学生たちで善通寺祭りに行ったことです。屋台でたこ判など美味しいものを食べたり、踊りを見たりして、祭りを楽しみました。韓国でも祭りはあるんですが、どこか観光客を呼び込むための国家的なものを感じてしまいます。でも、日本の祭りは何ヶ月も前から地元の人たちで準備していて、みんなで楽しむ祭りっていいなぁと思いました。

●学びたいと思ったことは学べていますか。
%e9%bb%84%e3%81%8f%e3%82%93img_3165――僕は将来、観光の仕事に興味があって観光学メジャーにしました。韓国でも日本語の勉強をしていたし、日本語の授業も問題なく受けられるだろうと少し自信があったんですけど、観光学の授業では地名などを説明する時に難しい単語や知らない単語が出てきたりして、理解が難しかったです。日本語学概論では、日本語の発音では舌がどのように動くのか、などの議論を学びました。日本語についての理解が韓国にいた時よりも深まったと思います。
夏休みに広島や鳥取、岡山などに旅行に行ったんですが、広島の宮島に観光に行った時、ゲストハウスで日本、インド、香港、ドイツの人たちと仲良くなりました。ドイツの人が日本語を話せなかったので、英語と日本語を混ぜながらコミュニケーションをとる、という面白い体験ができました。

●これからの将来にどう活かしていきたいですか。
――僕は、日本でも住んでみたいと思っています。まずは韓国で就職活動をするつもりですが、日本での就職も考えています。今回留学生として日本に来た経験もあり、将来は国際交流に関わるような、例えば留学生担当の仕事がしてみたいです。それが駄目でも、将来は日本語を使うことができる職場に行きたいと思っています。せっかく日本語を覚えたのに、日本語を使う会社に入らなかったらもったいないと感じるからです。

●留学を考えている後輩へアドバイスやメッセージなどあればお願いします。
――僕は日本の四国に来て、本当によかったと思っています。四国学院大学は、韓南大学校と交流が深く、奨学金制度があるところがとても良いです。アルバイトができないので、生活費等は両親からの仕送りだけです。奨学金があるおかげで両親の負担も減らせますし、助かっています。%e9%87%91%e5%9f%8e%e4%b8%83%e3%80%85%e6%b5%b7%e3%81%95%e3%82%93

もし留学するかどうか悩んでいる人がいたら、迷わずにしてみるといいと伝えたいです。そして、たくさん自分から行動することが大切だと思います。僕は夏休みに暇だなぁと思ったので、高松の国際交流センターに行ったり、友達に会いに行ったりと自分でやることを探していました。そうやって自分でやること探しをして、行動しているからか、毎日楽しく過ごせています。
やりたいことを自分で探して、自分からたくさん行動してみてください。

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日本事情Ⅰ:外国人留学生が日本で生活をしていく上で必要な日本の生活・文化・社会などに関する知識と方法について日本語で講義する。また季節ごとに行われている地域の行事を実際に体験したり、住民との交流を通してより深く日本を理解できるように様々な体験プログラムもあわせて実施する。日本事情Iでは主に、香川県内地域を体験プログラムの範囲とする。

『制作の基礎を学ぶ』

社会学部(演劇コース) 金城七々海 さん
期間:8月22日~8月31日
場所:鳥取 鳥の劇場
活動内容:舞台芸術実習Ⅰ

●実習前、事前準備などは何をしましたか。
――去年、鳥の劇場に実習に行った先輩に話を聞いたりしました。去年は「鳥の演劇祭」に関わって、とても忙しかったみたいです。今回の実習は「鳥の演劇祭」ではなく、「BeSeTo演劇祭」に関わるということで、行く前には「BeSeTo演劇祭」のチラシなどの資料を見ました。

●実習では、どんなことを学びたいと思っていましたか。
――高校生の頃、役者として地域の舞台に立っていたことがあるんですけど、その時の舞台制作のスタッフさんがすごくかっこよくて、私も舞台制作に関わりたいと思うようになりました。大学に入って、私は今演劇コースで舞台制作を担当しています。舞台制作には、舞台の運営から広報、当日の受付まで舞台に関わる様々な仕事があります。だから仕事量がすごいんですけど、その分やりがいがあって、とても楽しいです。もっと舞台制作について学びたい、と思っていたので、プロの舞台制作現場が見られる今回の実習はとても楽しみでした。%e4%b8%89%e9%87%8e%e5%8f%af%e5%8d%97%e5%ad%90%e3%81%95%e3%82%93

●実習では、どんなことをしましたか。
――今回実習で関わった作品は、韓国の劇団ティダと鳥の劇場の共同制作公演『詩の教室』です。実習では、舞台美術のお手伝いをしたり、部屋の床に板を張ったり、稽古場の見学をしたりしました。一回だけ、障害者の方と鳥の劇場の方でつくる自由劇場の稽古場を見学させてもらいました。普段だったら台本がしっかり決まってますけど、自由劇場には台本がなくて、みんなで作品を作り上げていきます。流れだけを先に決めて、出ている人がどういう風に話をつなげてもいいんです。だから毎回流れは同じなんですけど、話していることが違ったりして、とてもおもしろかったです。

●新しい発見や学びはありましたか。
――参加させてもらった、「海をつうじて行き交うもの 異なるものとの交流が未来をひらく」というタイトルのシンポジウムで、来場者の集計の仕方などを見ることができました。どんな年代か、男女どちらが多く来ているのか、などどういった情報を得たいのか、ということがスタッフさんの間で話し合われたりしていました。集計は、配布したアンケート用紙の枚数や事前予約、当日券などの情報から年齢別、男女別などで出していきます。今回のシンポジウムの来場者は、ご年配の男性が多かったようです。また、ポップ制作の時には、どのフォントが見やすいか、など基本的なことを教えてもらいました。

●これから、この経験をどう活かしていきたいですか。
――私は、大学でパフォーミングアーツ研究所SIPAと一緒に制作に関わっているんですけど、今後、ノトスのFacebookやTwitterなどのSNSをちゃんと更新していきたいと思いました。SARPやシアタータンクについては基本的に学生がSNSを担当していて、今年から頻繁に更新していこう! と決めていたんですけど、それができていたのが2ヶ月くらいで。最近途絶え気味だったんですけど、今回の舞台実習で制作の方の仕事をみていて、これからは頻繁に更新したいと思いました。チラシ配りや舞台の広報面でも、今回の実習での経験を活かしたいです。
私は将来、できれば舞台制作に関わるお仕事がしたいと思っています。でも、今回の実習で基礎的なことを学べたと思うので、もし企業などに就職して演劇関係に進まなかったとしても、今回の経験は役に立つと思います。

●実習に行く後輩へアドバイスやメッセージなどあればお願いします。
%e9%87%91%e5%9f%8e%e4%b8%83%e3%80%85%e6%b5%b7%e3%81%95%e3%82%93――私は、今回の実習で、舞台制作の基本的なことを学ぶことができました。舞台稽古や制作の現場を見ることができて、本当に楽しかったです。
私は制作に関わっているなかで、仕事量が多くて大変だし、何度も制作をやめよう、と思ったことがあります。それでも、やっぱり楽しくて、また次も制作に関わっている自分がいます。
だから、実習だけでなく、自分がやりたいことや好きなことは、簡単にあきらめずに頑張って、楽しんで欲しいと思います。

鳥の劇場について
2006年1月、演出家・中島諒人を中心に設立。鳥取県鳥取市鹿野町の廃校になった幼稚園・小学校を劇場施設へ手作りリノベーション。収容数200人の“劇場”と80人の“スタジオ”をもつ。劇団の運営する劇場として、「創る」・「招く」・「いっしょにやる」・「試みる」・「考える」の5本柱で年間プログラムを構成。現代劇の創作・上演と併行して、ワークショップ、優れた作品の招聘、レクチャーなどを実施する。
(鳥の劇場HPより)

『舞台の裏側で』

社会学部(演劇コース) 三野 可南子さん
期間:8月22日~8月31日
場所:鳥取県 鳥の劇場

●「舞台芸術実習Ⅰ」の実習について教えて下さい。
――私は、鳥取県の「鳥の劇場」へ舞台芸術実習に行きました。高校の頃から役者志望として、大会に出す作品や学校で短い作品の公演をしていたんですけど、舞台の裏側の仕事はあまり見たことがありませんでした。なので、今回の実習では、裏側の仕事について見て、体験しようと思い参加しました。

●実習ではどんなことをしましたか。
――私が実習中に関わった作品は、9月14日から10月10日まで開催されるBeSeTo(ベセト)演劇祭のプログラムのひとつ、韓国の劇団ティダと鳥の劇場の共同制作作品『詩の教室』です。『詩の教室』の上演は10月9日と10日だったので、上演に向けた準備期間での実習でした。実習では、衣装の片付けをしたり、シンポジウムの仕事に関わらせてもらったりしました。8月27日に行われたシンポジウムは、「海をつうじて行き交うもの 異なるものとの交流が未来をひらく」というタイトルで、鳥取で有名な妖怪からさまざまな形のつながりを語る、というものでした。私は、そのシンポジウムでBeSeTo演劇祭を紹介するためのチラシのセットアップをしました。%e4%b8%89%e9%87%8e%e5%8f%af%e5%8d%97%e5%ad%90%e3%81%95%e3%82%93

●実習を終えての感想を聞かせてください。
――実習前、先輩からはけっこう大変だよ、と聞いていたんですけど、実際はとても楽しく取り組むことができました。舞台製作や宣伝をしてくれている人がいるからこそ、舞台を観に来てくれる人がいる。実際に舞台の裏側で、製作や宣伝に関わっている方たちを見て、改めて「すごい!」と感じました。

●何か変化はありましたか。
――私は、テレビを見るのが大好きで、中学3年の時からテレビに出る仕事がしたいと思っていました。だから、舞台というよりもテレビ関係で役者の仕事がしたいと考えていたんですけど、今回の実習を通して舞台の裏側を知り、その楽しさを感じられたので舞台関係の仕事も視野に入れていきたいと思うようになりました。

●実習に行く後輩へのメッセージなどあればお願いします。
%e4%b8%89%e9%87%8e%e5%8f%af%e5%8d%97%e5%ad%90%e3%81%95%e3%82%93――実習先は毎回変わるみたいなんですけど、私の場合は舞台の裏側を体験し、発見することを目標として実習に臨んだので、色んな体験すべてを楽しんで実習することができました。これから実習に行く人にも、自分の目標を持つことが大事かなと思います。

鳥の劇場について
2006年1月、演出家・中島諒人を中心に設立。鳥取県鳥取市鹿野町の廃校になった幼稚園・小学校を劇場施設へ手作りリノベーション。収容数200人の“劇場”と80人の“スタジオ”をもつ。劇団の運営する劇場として、「創る」・「招く」・「いっしょにやる」・「試みる」・「考える」の5本柱で年間プログラムを構成。現代劇の創作・上演と併行して、ワークショップ、優れた作品の招聘、レクチャーなどを実施する。
(鳥の劇場HPより)

『私を変えた、二ヶ月間』

社会学部(演劇コース) 太田久美子さん
期  間:7月29日~9月27日
場  所:東京都(こまばアゴラ劇場)、兵庫県(城崎国際アートセンター)
活動内容:インターン(高校演劇サミット、「MONTAGNE/山」など)

●インターンに行こうと思ったきっかけは何ですか。
――平田オリザ先生から、インターンの話をいただいたことです。私は、演劇コースで制作を担当しています。制作について、4年間演劇コースで学んできたことを活かしながら、新しいことを学びたい! と思い、インターンに参加しました。

●インターンではどんなことをしましたか。
――最初の1週間は、東京のこまばアゴラ劇場で高校演劇サミットに参加し、公演の受付等の手伝いをしました。高校演劇サミットでは、高校生に対して、舞台を使う時の注意点や音響や照明、制作など一通りの説明がありました。高校の演劇には制作というポジションがないみたいで、制作の仕事について伝えるためのものでもありました。このサミットで、制作以外の音響や照明についてもある程度知っていたらもっと楽しいだろうな、と思いました。一応、大学のノトスプロダクションに3年まで所属していたのですが、私はやはり制作がしたかったので、音響や照明など舞台の仕込みにはあまり入っていませんでした。でも今回、実際に経験してみて、光の力とか音の力というのは、舞台を引き立たせるもののひとつなんだな、と実感しました。ドアを開ける時、「ガラガラ」というドアの音と役者が手をつけるだけでそこにドアがあるかのように見えたり、照明によって、異変が起こったことを表現することもできます。様々な照明の色や、スモークマシンを使うと光が舞台上でどのように見えるのか、といった演出方法なども見せてもらいました。今まで授業でさらっと聞いていたので知識としては知っていましたが、改めて実際に見てみると「なるほど」と理解できる部分が多くありました。
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次の約1ヶ月半は、兵庫県と東京で青年団とフランス人演出家トマ・キヤルデによる日仏の国際共同プロジェクトで上演される『MONTAGNE/山』という作品に関わらせてもらいました。この作品は元々フランスで上演されていた作品で、日本で上演するために台本を書き直すところからはじまりました。滞在制作が兵庫県の城崎国際アートセンターで行われ、リサーチ期間の1週間は、日本らしい台本に書き換えるため、山に関係する人に話を聞いたり、お寺の住職さんに話を聞いたり、植村直己の冒険館に行ったりしました。私は今まで山のことを知らなくて、リサーチから関わったことも初めてだったので、知らない世界をたくさんみることができました。たとえば、山へ入る時は、山に挨拶をすること。それは、自分が今から山に入ることを知らせるためだったり、動物たちに人間が歩いていることを知らせるためだったり、自分の身を守るためだったりするようです。山への挨拶という些細なことから、植村直己の生涯のことまで様々な話を聞いて、山って深いんだなぁと感じました。
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実はこの作品、フランスで上演した時は野外公演として、実際に山で上演されていたんです。でも、焚き火のシーンもあったので、日本で同じように山で上演することは厳しく、その舞台をどう再現するか、ということが話し合われました。劇場に木材を立てても、劇場は劇場にしか見えないので、岩は三角の厚紙に「岩」と書いたり、火も赤い紙に「火」と書く、といったようにすべてを紙で作ることになりました。私も一緒に小道具の制作に参加させてもらったんですが、俳優さんがどうやったらスムーズに演じられるのか、ということを考えていたので、これも作品づくりのひとつになっているのだなと感じました。

●学びたかったことを学ぶことはできましたか。
――今回、制作以外の様々なことを知り、学ぶことができました。そして、滞在制作の難しさ、外国人の方との共同制作の大変さを知りました。コミュニケーション面でも、通訳の方もいましたが、日常会話など英語がしゃべれたらもっと話せたのにな、と思うところがありました。
いつもノトススタジオで公演がある時は、制作としてやらなければならないことがたくさんあったので、稽古場にずっといて、稽古の様子を見る、というのも今回が初めてでした。制作として何かをつくるとかではなく、作品が徐々に出来上がっていくのをみるのがとても面白かったです。
今回のインターンでは、知りたい、と思っていたこと以上に知れたことが多かったです。
たとえば、チラシ配りではある程度やることは決まっていて、プラスどうしたらいいか、ということを後輩たちと話をしていたんですけど、城崎国際アートセンターの方とチラシ配りに同行させてもらった時、私たちの課題が見えてきました。私たちもチラシ配りに行く時は、ご飯処ではご飯を食べてチラシを渡すようにしているんですけど、城崎国際アートセンターの方は店の人たちに「いつもありがとう」と言われていて、その関係性の深さや距離の近さが違っていました。やっぱり、チラシを渡すためにお店に食べに行く、というのでは駄目で、いつも食べていて公演がある時にそれを会話の中で伝えられる関係って素敵だなと思います。

●今回の経験をこれからどう活かしていきたいですか。
―― 一つは、今回の「MONTAGNE/山」という作品に関わってみて、外国に行って、外国で作品をつくってみたいと思うようになりました。そのためにも、もう一回英語を勉強しようと思います。
もう一つは、こまばアゴラ劇場で受付の手伝いや物販などをしていたんですけど、青年団のスタッフさんのお客さんに対する声かけがすごかったです。当日券などのチケットはどこで半券を切るのか、という案内や、途中休憩がないから今のうちにトイレに行ってください、という声かけのタイミングなどがとてもスムーズでした。青年団のスタッフさんたちのように、ノトススタジオでもお客さんにちゃんと伝えられるようにしたいと思いました。
今回の経験を通して、劇場のあり方について知りたい、もっと他の文化に触れたい、と思うようになりました。今まで国際交流や外国の文化などにそんなに興味なかったんですけど、インターンに行く前と行った後で私の気持ちは大きく変わりました。
私は卒業後、演劇コースでのご縁もあり、今回インターンに行かせてもらった青年団に入ります。そこで、これからも演劇に携わり、制作をやっていきたいと思います。

●インターンを控えた後輩へアドバイスやメッセージなどあればお願いします。
――私にとって、インターンに行ったこの2ヶ月間は本当に良い経験になりましたし、とても充実していました。私は今まで制作のことしか知らなくて、今回他の音響や照明についても知りたいと思ったので、照明とか音響とか舞台のことを知っている人も、制作のことを知っていた方が、もっと楽しくなると思います。私はずっと、制作をやりたい、と思ってやってきました。だから、これがやりたい! という強い気持ちが大事だと思います。
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Toyooka Art Season 2016参加事業/青年団国際演劇交流プロジェクト2016
『MONTAGNE/山』
青年団HPより

『留学生としての貴重な体験』

社会学部 黄 正文(ファン ジョンムン)くん
出身校:韓国 慶一(キョンイル)大学校
留学期間:2016年4月1日~2017年3月31日(1年間)
授業名:日本事情Ⅰ

●日本に留学しようと思ったきっかけは何ですか。
――韓国と日本の学校では何が違うのか、ということを知るのは面白そうだと思ったからです。それに、元々日本に興味もありました。僕は2年前、京都旅行で祇園祭りを初めて見て、もっと色んな祭りを見てみたい、と思っていました。
交換留学というのは、学生の頃でないと経験できないものだし、やってみよう! と思い留学を決めました。

●実際に留学してみて、四国学院大学での学生生活はどうですか。
――四国は静かで、平和でゆっくりな生活ができています。韓国にいた時はけっこう忙しい生活で、高校の時は夜までずっと勉強していました。授業については、日本の学生と授業を受けていても、易しいものは易しいし、難しいものは難しくて、それは韓国の授業と同じだなと感じました。でも、勉強に関しては強制的な感じはしなくて、自分のペースでできています。四国学院大学に来て、いろんなことをやれる時間もできたし、考える時間もできて、すごくいいなぁと今思っています。

●「日本事情Ⅰ」の授業について教えて下さい。
%e9%bb%84%e3%81%8f%e3%82%93img_3165――「日本事情」の授業では、学校の外に学生を連れて行ってくれます。先生がその場所について説明して回ってくれるので、授業というよりも先生と一緒に観光しているような気持ちになります。琴平のこんぴらさん(金刀比羅宮)、直島、女木島、栗林公園、徳島などに行きました。
こんぴらさんでは、友達と一緒に階段を登っていたんですけど、ここが頂上だろうと思っていた場所がまだ中間で、これはすごいなぁと思いました。直島では、芸術鑑賞をしました。これはなんだろう、と思うものから建物の空間全体が芸術品だな、と感じるものまで、様々なものがあっておもしろかったです。女木島では、桃太郎の話を聞いたり、鬼の洞窟に行ったりしました。
栗林公園では、日本庭園の美しい景色を楽しみました。公園内に川があって、船に乗っている人を見かけたので、船に乗って景色を楽しんでみるのもいいなぁと思いました。徳島では、阿波踊り体験をさせてもらいました。最初は実際に阿波踊りを見せてもらって、阿波踊りについての説明を受けた後、僕も一緒に踊りの体験をさせてもらいました。元々、日本の祭りに興味があったので、すごく楽しかったです。もっと見たいなと思っていたんですけど時間も限られていたので、家に帰ってから阿波踊りの動画を見ました。他にも、四国の演劇を観に行ったり、善通寺祭りに行ったりもしました。受ける前は、受講は前期だけにしようと考えていたんですが、とても楽しかったので後期も「日本事情」を受講します。

●新しい発見や学びはありましたか。
――僕の日本語は独学なので、日本の文化や昔話などはあまりよく知らなかったんですけど、女木島で鬼の洞窟に行った時にガイドさんが桃太郎や鬼について説明をしてくれて、すごくいいなと思いました。韓国の鬼は、日本と似ている感じはあるんですけど、日本とは違って良いイメージの笑った顔の鬼が多いと思います。そこで、韓国と日本の文化や価値観の違いを感じました。
僕は、祭りの踊りだけでなく、偶然友達に会ったりするような祭りの独特な雰囲気がすごく好きです。徳島の阿波踊りで体験したように、祭りをもっと体験したいと思うようになりました。

●これからの将来にどう活かしていきたいですか。
――「日本事情」の授業を受けて、もっと日本の色んなところに行ってみたいと思うようになりました。将来、韓国に帰っても、また日本に来て、友達と会ったりしたいと思っています。僕より前の留学生から、「日本事情」で行った場所では沖縄が一番よかったと聞いているので、沖縄旅行にも行ってみたいです。僕は外国人の友達が欲しいと思っていたので、今回の留学で日本人の友達が出来て嬉しかったです。この四国学院大学で出来た人とのつながりは、これから先もずっと大切にしたいと思います。

●今後、留学を考えている後輩へアドバイスやメッセージなどあればお願いします。%e9%bb%84%e3%80%80%e6%ad%a3%e6%96%87%e3%81%8f%e3%82%93
――四国学院大学は、留学生をとても気遣ってくれる学校だと感じています。1から10まであったら、8まで気をつけてくれていて、守られているような気がします。だから、僕は後輩に「日本はどうですか?」と聞かれた時、ここに来て後悔することはないと思うから色んな経験がしたいと思うなら来た方がいい、と答えています。少しでも興味があるなら、四国学院大学へ来て欲しいです。


日本事情Ⅰ:外国人留学生が日本で生活をしていく上で必要な日本の生活・文化・社会などに関する知識と方法について日本語で講義する。また季節ごとに行われている地域の行事を実際に体験したり、住民との交流を通してより深く日本を理解できるように様々な体験プログラムもあわせて実施する。日本事情Iでは主に、香川県内地域を体験プログラムの範囲とする。