『制作の基礎を学ぶ』

社会学部(演劇コース) 金城七々海 さん
期間:8月22日~8月31日
場所:鳥取 鳥の劇場
活動内容:舞台芸術実習Ⅰ

●実習前、事前準備などは何をしましたか。
――去年、鳥の劇場に実習に行った先輩に話を聞いたりしました。去年は「鳥の演劇祭」に関わって、とても忙しかったみたいです。今回の実習は「鳥の演劇祭」ではなく、「BeSeTo演劇祭」に関わるということで、行く前には「BeSeTo演劇祭」のチラシなどの資料を見ました。

●実習では、どんなことを学びたいと思っていましたか。
――高校生の頃、役者として地域の舞台に立っていたことがあるんですけど、その時の舞台制作のスタッフさんがすごくかっこよくて、私も舞台制作に関わりたいと思うようになりました。大学に入って、私は今演劇コースで舞台制作を担当しています。舞台制作には、舞台の運営から広報、当日の受付まで舞台に関わる様々な仕事があります。だから仕事量がすごいんですけど、その分やりがいがあって、とても楽しいです。もっと舞台制作について学びたい、と思っていたので、プロの舞台制作現場が見られる今回の実習はとても楽しみでした。%e4%b8%89%e9%87%8e%e5%8f%af%e5%8d%97%e5%ad%90%e3%81%95%e3%82%93

●実習では、どんなことをしましたか。
――今回実習で関わった作品は、韓国の劇団ティダと鳥の劇場の共同制作公演『詩の教室』です。実習では、舞台美術のお手伝いをしたり、部屋の床に板を張ったり、稽古場の見学をしたりしました。一回だけ、障害者の方と鳥の劇場の方でつくる自由劇場の稽古場を見学させてもらいました。普段だったら台本がしっかり決まってますけど、自由劇場には台本がなくて、みんなで作品を作り上げていきます。流れだけを先に決めて、出ている人がどういう風に話をつなげてもいいんです。だから毎回流れは同じなんですけど、話していることが違ったりして、とてもおもしろかったです。

●新しい発見や学びはありましたか。
――参加させてもらった、「海をつうじて行き交うもの 異なるものとの交流が未来をひらく」というタイトルのシンポジウムで、来場者の集計の仕方などを見ることができました。どんな年代か、男女どちらが多く来ているのか、などどういった情報を得たいのか、ということがスタッフさんの間で話し合われたりしていました。集計は、配布したアンケート用紙の枚数や事前予約、当日券などの情報から年齢別、男女別などで出していきます。今回のシンポジウムの来場者は、ご年配の男性が多かったようです。また、ポップ制作の時には、どのフォントが見やすいか、など基本的なことを教えてもらいました。

●これから、この経験をどう活かしていきたいですか。
――私は、大学でパフォーミングアーツ研究所SIPAと一緒に制作に関わっているんですけど、今後、ノトスのFacebookやTwitterなどのSNSをちゃんと更新していきたいと思いました。SARPやシアタータンクについては基本的に学生がSNSを担当していて、今年から頻繁に更新していこう! と決めていたんですけど、それができていたのが2ヶ月くらいで。最近途絶え気味だったんですけど、今回の舞台実習で制作の方の仕事をみていて、これからは頻繁に更新したいと思いました。チラシ配りや舞台の広報面でも、今回の実習での経験を活かしたいです。
私は将来、できれば舞台制作に関わるお仕事がしたいと思っています。でも、今回の実習で基礎的なことを学べたと思うので、もし企業などに就職して演劇関係に進まなかったとしても、今回の経験は役に立つと思います。

●実習に行く後輩へアドバイスやメッセージなどあればお願いします。
%e9%87%91%e5%9f%8e%e4%b8%83%e3%80%85%e6%b5%b7%e3%81%95%e3%82%93――私は、今回の実習で、舞台制作の基本的なことを学ぶことができました。舞台稽古や制作の現場を見ることができて、本当に楽しかったです。
私は制作に関わっているなかで、仕事量が多くて大変だし、何度も制作をやめよう、と思ったことがあります。それでも、やっぱり楽しくて、また次も制作に関わっている自分がいます。
だから、実習だけでなく、自分がやりたいことや好きなことは、簡単にあきらめずに頑張って、楽しんで欲しいと思います。

鳥の劇場について
2006年1月、演出家・中島諒人を中心に設立。鳥取県鳥取市鹿野町の廃校になった幼稚園・小学校を劇場施設へ手作りリノベーション。収容数200人の“劇場”と80人の“スタジオ”をもつ。劇団の運営する劇場として、「創る」・「招く」・「いっしょにやる」・「試みる」・「考える」の5本柱で年間プログラムを構成。現代劇の創作・上演と併行して、ワークショップ、優れた作品の招聘、レクチャーなどを実施する。
(鳥の劇場HPより)