『主務としての大変さと楽しさ』

社会学部 情報加工学メジャー 猪野 杏梨 さん
サークル:硬式野球部マネージャー(主務)

●硬式野球部のマネージャーをはじめたきっかけは何ですか。
――私は元々高校でも野球部のマネージャーをしていて、マネージャーをするつもりで大学を探していました。四国の中でも四国学院大学が強いと聞いていたので、四国学院大学に入学しました。野球を好きになったのは、小学6年生の時に修学旅行でプロ野球の試合を観に行ったのがきっかけです。その時に野球に興味を持ってから、ずっと好きです。私自身野球はできないんですけど、観るのが好きです。

●野球の魅力はどんなところですか。
――野球は、けっこう複雑です。サッカーとかに比べるとルールがかなり多いと思いますし、毎年ルールが変わったり、野球規則という本も毎年更新されるくらいルールが多くて、それを調べて自分が分かっているのが楽しいなと思います。試合では、私が試合のスコアをつけてそれが公式の記録になります。マネージャーがルールを覚えておかないとちゃんとした記録もつけられないので、毎年規則を確認しています。

●具体的に硬式野球部のマネージャーとしてどんなことをしていますか。
――私は主務という役職に就いているんですけど、チームの運営を統括するポジションで、部費の管理とかもそうですし、練習試合を組んだり、球場を手配したり、審判さんをお願いしたり、仕事でいうとかなり多いです。書類を作成したりもするので、何がメインか自分でも分からなくなるぐらいたくさんあります。チームを運営するために必要なことをすべてマネージャーがしています。今、マネージャーは私と同期の子と今年の1年生で2人男の子が入ってきてくれたので、4人います。私たちが入ってからは全然マネージャーが入ってこなくて、引継ぎもできない状態だったんですけど、やっと今年1年生が入ってきてくれたのでよかったです。
休みの期間中はほとんどが練習試合で、春休みだけで20試合ぐらいはしています。基本的には中国地方や四国の社会人の野球部に連絡をとって、どんどん試合を組んでいます。監督やコーチと選手の間に入るのが私たちの仕事なので、監督やコーチの意向を聞きながら選手の意向も聞いて提案します。
それに、四国地区大学野球連盟の仕事も各大学の持ち回りであって、連盟に必要な書類を送ったり、連盟のブログ記事を書いたりします。私は1年生の秋ぐらいから試合のスコアラーをやっていて、毎試合それを書かなければいけませんでした。毎試合それが続くとどんどん大変になってきて、後半は慣れてきて30分くらいで書けるようにはなったんですけど、最初は時間がかかっていました。

●サークル活動を続けていてよかったなと思うのはどんな時ですか。
――よかったなと思うのは、つい最近なんですけど、優勝したことが一番嬉しいです。私たちが入学する前に全国に出場していて、それからずっと行けていなくてやっと4年生で最後の年に出場できました。他大学の選手の方とかマネージャーの方にも「おめでとう」と声をたくさんかけていただけたので、それが一番嬉しかったです。でも、最初の第1試合目の時に2勝した時は勝てたという思いがあったんですけど、3戦目ぐらいに入ってからずっと勝ち続けていたので「これは優勝できるんじゃないか」と思い始めて、気づいたら優勝していたので、今でもあまり実感がありません。1回も負けることのない完全勝利、というすごい試合を観たのは初めてでした。会場も盛り上がってましたし、選手も盛り上がっていて、卒業生の方とかもたくさん応援に来てくださっていたので、優勝ってこんなに力があるんだなと感じました。

●今回の最終戦のポスターを作成したきっかけは何ですか。
――野球連盟の仕事で、私は広報をしています。それでいつもリーグ戦のポスターやパンフレットの表紙を担当していたので、漆原部長の方から最終戦に向けてのポスターをお願いされて、それで作ったら意外と反響があったのでよかったです。野球部のHPや連盟のHP記事も私が作っています。デザインとか細かい作業が好きなので、それで情報加工学メジャーを選んだというのもあります。将来もそういう広報関係の仕事に就きたいなと考えています。

●本学での授業が硬式野球部関係の広報活動をするにあたってどんな風に活かされていますか。
――基本的に田尾先生の授業が多いんですけど、「こういうポスターを作る時はこういうことを入れるとお客さんにすぐ伝わりやすい」とか、どういう表現をすれば効果的かということを学んだのでそれを使うようにしています。今回のポスターのポイントは、インパクトにこだわったので、なるべくシンプルに伝わるように文字もあまり多く入れずに選手をいっぱい使ったところです。デザイン系が元々好きで、絵を描いたりするのも好きなので、広報関係の仕事をしている時の方が試合を組んだりする時よりもどちらかというと好きです。
文章を書くことも元々好きだったんですけど、試合の記事を書くようになってからもっと得意になったかなと思います。読んですぐ入ってくる文章を作るように気をつけています。語尾を同じにしないとか、見た人に臨場感が伝わるように書くように心がけています。そういった言葉選びについても田尾先生から学んでいることは多いです。元々田尾先生が会社に勤められていたことを聞いたので、社会に出る時にこういう言葉を使った方がいいとか、新聞とテレビで使っている言葉が違うという話も授業で聞いて、自分でも気をつけるようにしています。この言葉使い方ちょっと違うんだとか、この漢字は新聞では使うのにテレビでは使わないとか、色々あるのを田尾先生の授業で知って、自分でも気をつけようと思いました。高校野球の夏の大会とか丸亀球場でやるようになったんですけど、実況の方の横でスコアをつける、野球部とはまた別の仕事を去年ぐらいからしています。なので、隣でテレビの実況をされている方の横で実際にそういう話を聞くので、すごいなぁと一人で感動していました。

●マネージャーの仕事を通して成長したなと思うこと、学んだことはなんですか。
――私は、元々人前に出るのが得意なタイプではありませんでした。だから、主務になって大丈夫かなと思っていたんですけど、主務になったからこそ色々仕事を経験できて、人前に出るのも得意になりましたし、人間的に成長できたなと感じます。入学したばかりの自分が見たらびっくりするくらい、この4年間で変わっていると思います。普通に人前で話すこともできるようになりましたし、目上の方と話すことの方が多いのでそういう時にどういう言葉を使うのかとか、こういう時はどういう対応をしたらいいのかということを学んだので、そういう意味では野球部から社会の成り立ちを学びました。マネージャーの仕事を活かして、社会でもやっていけると思います。
高校野球の夏の大会で実況の方の横でスコアをつけるお仕事も、高校野球連盟とか社会人の手伝いをされている方から声をかけていただけて、色々なことを学ばせていただきましたし、初めての経験だったので楽しかったです。
去年の秋のリーグ戦が終わった後に、六大学の中から推薦で選ばれた選手が四国選抜として社会人の方と交流戦をするんですけど、その四国選抜のマネージャーに選んでいただきました。すごく良い経験になりました。やっぱり他大学の選手のプレイもそうなんですけど、礼儀とか所作とかすごくしっかりされているなと近くで感じられたので勉強になりましたし、思い出にもなりました。松山大学の主務の男の子と二人で四国選抜のマネージャーをしていて、他大学の運営の仕方はけっこう違うので、今までは一人でチームの運営をしていたので主務が二人いるだけでこんなに早くできるのかと驚きました。私がする前に動いてくれていたりしたので、それもすごく勉強になりました。社会人の方と接することが多いんですけど、社会人のマネージャーの方の対応の仕方とかはやっぱり大学生とは違うので、こんな風になれたらいいなと思いました。「こういう時はこうした方がいいよ」と声をかけてくれたり、JR四国さんとかは頻繁に試合をしていて顔見知りなので、世間話とかもできるようになりました。昔の私だったらできていなかったと思うんですけど、それができるようになったのでよかったなと思います。
4年間やってきてしんどいこともあったんですけど、女で主務をするという大変さがあったからこそ、自分を成長させることができたと思うのでよかったです。
最後に全国も行けたので、本当にやってきてよかったと思います。

●これからの目標を教えてください。
――今回、全国大会でのうちの野球部がいるブロックがけっこう強豪揃いなので、勝ち進んでいけたらいいなと思っています。四国自体がずっと全国大会で1勝ができていないので、四国で優勝したら「全国1勝」というのが目標になっていて、私が野球部にいる時に四国学院大学が全国での1勝に一番近いと思う、と言われていたので、1勝以上できたらいいなと思っています。

●サークル活動に興味がある後輩へアドバイスやメッセージがあればお願いします。
――好きな気持ちがあったらなんでも楽しくなると思うし、最初は大変でもそれが絶対徐々に自分の力に変わってくるので、自分がやった方がいいなと思うことはどんどん積極的にやっていけばいいと思います。マネージャーという仕事もやっぱり、上になればなるほどできなくなるので、学生時代にしかできないことをどんどんやってもらいたいです。


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