時間軸と空間軸を考察し、読解力・構想力を養う。
このメジャーでは、日本および世界の人々に関わる事象を時間軸と空間軸の中で考察します。
常に新しく書き換えられるもの、それが歴史。これまで平面的でしかなかった地図が様々なデータによって立体的に見えてくるもの、それが地理。カリキュラムは自分なりの研究を重ねられるよう組み立てられ、史料・データを読み取る力や研究をまとめあげる構想力などを養ってゆきます。
ここで培われた歴史・地理を見る眼は、きっと将来どんな仕事を就いても活かされるでしょう。
カリキュラム
基礎科目 |
■日本史通史 Ⅰ・Ⅱ
日本史通史Ⅰでは古代~近世(江戸時代)にかけて、日本歴史の各時代・局面にとって決定的に重要であると思われる「事柄」に焦点を当てて学びます。
■地理学概論
私たち人類の居住するこの地表面、それが「地理学」の対象とするところです。この講義ではまず、中学、高校までに学ばれた「地理」を確認したうえで、私たちの身近な地理事象を取り上げることにより、地理学的な目を養っていきます。
■世界史通史 Ⅰ・Ⅱ
専攻科目 |
■東アジアの歴史と文化
シャーマン王が誕生して以来の東アジアにおける王権と祭祀の結びつき、歴史的展開を中国を軸に概観します。
■近・現代史資料を読む Ⅰ・Ⅱ
歴史学は過去の声に耳を澄ますところから始まります。人々は文字に書き残された事柄から、歴史を紡ぎ出す努力をしてきました。でも、文字という手段を持たなかった人々や、文字よりも語る言葉を大切にした人々の記憶も、過去からの声です。授業では、語られた歴史(オーラル・ヒストリー)をもとに、新たな歴史像の立ち上げを試みます。
■欧米近・現代史
欧米の近・現代の歴史について学びます。
■考古学の世界
発掘によって明らかにされてきた古代の歴史について解説し考古学とは、どのような学問であるかを学びます。
■人文地理学 ■民俗学の世界 ■史料批判の技法 ■地理学研究の技法
■古文書資料を読むⅠ・Ⅱ ■世界史資料を読む Ⅰ・Ⅱ ■地図・地理資料を読む Ⅰ・Ⅱ
■世界史関係論文の読み方 ■日本史関係論文の読み方 ■地理関係論文の読み方
■歴史学の論文の書き方 ■地理学の論文の書き方 ■東西文明交流史
■現代日本と歴史 Ⅰ・Ⅱ ■異文化交流史 Ⅰ・Ⅱ
卒業研究 過去の研究テーマ例 |
●母であることの困難を見据えて ー格闘するらいてうと晶子
●鳴門市における塩田に関する研究 ー特に塩田跡地について など
目指せるキャリア |
●中学校・高等学校教員 ●学芸員 ●公務員 ●企画会社
●出版社 ●各種メーカー ●販売会社 ●金融機関など
学びのスタイル 在学生の履修例 |
歴史学・地理学メジャー 2年次後期時間割
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1 | |||||
2 | 人文地理学 | スポーツと社会 | |||
3 | 基礎カウンセリング | 考古学の世界 | 教育心理学 | 教育方法論 | |
4 | 古文書資料を読むⅠ | 社会倫理入門 | 西洋哲学史Ⅱ | 生徒指導研究 | |
5 |
歴史学・地理学メジャー 3年次前期時間割
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1 | 漢文学概論Ⅰ | 日本文学史BⅠ | 現代日本と歴史Ⅰ | ||
2 | 地理学研究の技法 | 史料批判の技法 | |||
3 | 江戸文芸論 | ||||
4 | 日本文学概論Ⅰ | 日本史関係論文の 読み方 |
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5 | キャリアディベロップ メント演習Ⅰ |
文学部 | 社会学部 | 社会福祉学部 | 全学部共通科目ほか |