在学生ボイス ー平和学メジャー

学びのスタイル
在学生ボイス

実際にメジャーを履修している学生からのメッセージを紹介しています。

■文学部 平和学メジャー
  桃谷優太郎さん
香川県 尽誠学園高等学校出身

大学に入って何がしたいか具体的に決まっていなかったので、1年生の時はいろいろなメジャーの授業を受けていました。その中で一番面白かったのが「平和学」。どのような学問なのかは全く知りませんでしたが、外国人の先生が関西弁で話しているのが面白くて、そこから興味を持つようになり、気がつけば平和学メジャーを選択しました。

平和学メジャーで学ぶのは戦争の歴史や国際関係などの大きな出来事だけでなく、環境問題や地元の差別など身近な「平和」についても学ぶことができます。そのような意味で考えると、平和学はいろいろな分野に横断して結び付けられる面白い学問です。平和学以外の授業も合わせて受けておくとより楽しめると思います。

授業はメジャーに関係なく自分が面白そうと思ったら積極的に選択していますが、今まで履修した内容を振り返ると「人の命と心」をテーマにした内容が多いですね。特に印象に残っているのが「国際関係論」です。沖縄の基地問題をテーマに、テレビでも新聞でも聞けない外国人の先生ならではの解釈で、日米問題や世界の軍事基地との比較など新しい視点で向き合うことができました。私が履修した時は200人も受講者がいると聞いて、その関心の高さに驚きました。

平和学を学んだことで改めて「人の命と心」が大切だと感じるとともに、日本という国を客観的に見て、日本の伝統産業の素晴らしさを知りました。これからも日本の文化を大切にしたいと思います。

■文学部 平和学メジャー
  屋宜夏樹さん
沖縄県 浦添商業高等学校出身

「大学でいろいろなことを学びたい」と思い選択した平和学の授業。専攻メジャーではありませんが、国や人によって戦争・平和に対する考え方に違いがあり、その内容にひかれ、ほとんどの授業を選択しています。

授業はディスカッション形式で、自分の意見を発表できることはとても楽しいですね。
第二次世界大戦の話では、日本に残った人の生活や戦後占領下の様子など、教科書には書かれていない内容についても知ることができました。「平和」と聞くと、戦争のない世の中、人々は平等など、どちらかというと世界という大きな単位で捉えていることが多いと思いますが、そうではありません。人種や宗教による差別、環境問題など身近なものでもあり、実はさまざまな分野とつながっており、平和とはどういうことなのかを深く学ぶことができるメジャーです。

私は、将来は沖縄でゲストハウスを開くという夢を持っています。自分のゲストハウスにさまざまな国の方が来ても対応できるように、観光英語検定の資格を取るために勉強しています。大学の4年間で専攻メジャーだけでなく、いろいろなジャンルを幅広く学び、自分の可能性を広げていきたいです。

■文学部 平和学メジャー
  明神慎平さん
愛媛県 日本航空高等学校出身

平和学に興味を持ったきっかけは、10歳のころに親の勧めで参加した平和学習のイベントです。要地を巡って戦争の残酷さや悲しさに触れ、被災者である語り部さんの言葉にずっしりと重みを感じたのを今でも覚えています。

入学当初は学びたいものがなく、アニメが好きだったので、なんとなくメディア&サブカルチャー研究メジャーを選択していました。その後、大学のパンフレットで平和学メジャーが目に留まり、衝撃を受けると同時に「これを学ぶべきだ」と確信。3年生になるのを待って社会学部から文学部に変更しました。この大学で平和学に出合えたことは、自分にとって必然だったのではないかと思います。

「核と環境」という授業では核兵器がいかに非人道的かを学び、世界で唯一の被爆国である日本が核禁止条約に加盟していないことに疑問を持ちました。また、戦争や人種差別といった世界的な課題に加え、裁判員制度や死刑制度など自国が抱える人権問題を詳しく学べたことも非常にためになりました。

振り返ってみると、私は子どもの頃から学校という環境に馴染めず、どこか人間嫌いなところがあったと思います。でも、充実した学生生活を送ってみたいという思いも同じくらいあって進学を希望しました。そんな自分を受け入れてくれた四国学院大学で実際に学ぶべき分野を見つけ、サークル活動や友人との交流を通して、人と関わることや人がとつながることの大切さを実感。人間も捨てたもんじゃない!と思えるようになりました。

将来はこのメジャーで学んだことを糧に社会人としての経験を積み、NGO(非政府組織、民間団体)で平和構築のための支援活動に携わるのが目標です。

■文学部 平和学メジャー
  伊與木智成さん
高知県 岡豊高等学校出身

父と祖父の影響で小さい頃から太平洋戦争を描いたさまざまな映画作品を見ており、第二次世界大戦には関心があったので、自分の興味にぴったりの専攻科目でした。もともとは日本史の教員が夢でしたが、硬式野球部に所属していて、その活動と並行するのが難しかったこともあり、このメジャーを選択しました。

基本的には映画鑑賞や資料を使った授業が中心ですが、日本国憲法九条の改正について討論する授業もあり、改めて考えさせられることや日常に生かせることが多々ありました。2年次には主に戦争について、3年次にはアフリカの黒人差別や戦争下の慰安婦問題など、主に人権について学びました。多角的な観点から平和を考えることが、人間的な成長にもつながったと実感しています。

専攻メジャーのほかには、ベースボール科学に関する授業も受講していました。現役ピッチャーなので、食生活などは即実践できる内容として役立ちました。野球をしていなくても、野球が好きな人にもおすすめです。
社会に出て、さまざまな経験をする中で、仕事に対するやりがいを見いだしたり、人間的に成長したりできるようになりたいです。仕事で偉くなりたいということではなく、後輩や次世代の若者をしっかり育てられる人材になれるよう、新人時代から様々な経験をしっかりと積み重ねていきたいです。

この大学のメジャー制度は、進路や夢がまだ見えてない人にこそ合っているような気がします。履修分野が限定されていないので、自分の好きな科目を見つけながら勉強することができます。実際に一緒に教員を目指していた友人が、社会福祉学メジャーへ移ったという体験談もあります。高校生の中にはやりたいことを探すために大学に行くという人もいるでしょう。そういう人には良い制度だと思います。

■文学部 平和学メジャー
  髙畠夕稀さん
香川県 観音寺中央高等学校出身

沖縄の大学に通っていた時に、辺野古の埋め立て問題が話題になり、社会問題に興味を持つようになりました。ムアンギ先生は以前から知っていたこともあり、沖縄の大学を退学して四国学院大学に転学しました。

授業は、内容が面白いか、自分の学びになるか、先生との相性などで決めています。平和学の領域は広く、ムアンギ先生の授業ではアフリカの知られていない地域の話題もテーマとして出てくるので、とても面白いです。日本の身近な場所の問題から世界各地に至るまで様々な社会問題を知ることができ、知識の幅が広がったのと同時に、世界では異なる考え方があることを知りました。世界の平和の歴史が、現在につながっていることも興味深かったです。

歴史学・地理学メジャーの「世界史通史」の授業で、世界史を学びましたが、東アジア史が含まれていないのが世界史の通説であること驚きました。西洋史観的なものさしが一般的に流通しており、東アジア史特有の文化、思考などが無視されています。授業を受けているうちに、高校の世界史は難しく、教科書に偏りがあると感じました。

メジャー以外にも、日本語教員になるために、日本語教員養成課程を受講しています。さまざまな環境に柔軟に適応できる日本語教員になって、人の話を聞き、自分も他人も大切にする人になりたいです。