『ゼロからのスタート』(陸上競技部)

社会学部 中島 澪哉 さん

高知県立安芸中・高等学校出身。
四国学院大学陸上競技部。
 
第74回国民体育大会高知選考会(男子 100m優勝)
2019年度香川陸上競技協会記録会(男子 100m優勝・男子200m2位)
第42回中国四国学生陸上競技選手権大会(男子 100m優勝・男子200m2位)
第43回中国四国学生陸上競技選手権大会(男子100m2位・男子200m優勝)
第58回 近県陸上競技カーニバル大会(男子100m優勝)大会新
第75回中国四国学生陸上競技対校選手権大会(男子100m2位・男子200m2位)
第44回中国四国学生陸上競技選手権大会(男子200m2位)

怪我に悩み、大学での練習に戸惑い、逆境を乗り越えながら陸上と向き合ってきました。
中島さんはどのような思いで競技に取り組んでいるのでしょうか。そして、今後、何を目指しているのでしょうか。

陸上を始めたきっかけは?

――小学生の頃、地元の先輩が駅伝をしている姿を見て、陸上を始めました。先輩が走る姿がテレビ中継されていて、ランナーってかっこいいと思っていました。その影響で、小学校の陸上クラブに入り、中学・高校、そして大学と陸上を続けています。僕は短距離が専門です。短距離は、努力すればするほど、記録に反映されるので、走りこめていないときは、残酷なほど結果に表れます。また、陸上界では、0.01秒で約10センチの差がつくと言われています。そのため0.1秒を縮めるためには、100センチ先を走らなければいけません。0.1秒のために、日々トレーニングに取り組んでいます。

陸上を続けるなかで大変だったことは?

――高校3年のとき、全国につながる大会で怪我をしたことです。僕は100メートル競技で優勝を狙える記録を持っていたので、「いつも通りの記録を出せば、全国は間違いない」と言われていましたが、走り幅跳びで、怪我をしてしまい、本命の100メートル競技に参加することさえできませんでした。苦労したのはここからです。次に国体の選考会を控えていたので、気持ちを切り替えて練習しようと思いましたが、怪我が治らず、出場はできませんでした。何とか怪我を治し、高校最後には、自己ベストを更新することができました。怪我をしたことが、陸上に対する姿勢を見つめ直すきっかけとなりました。高知県では、常に上位の記録を出し、負けた経験も少なかったので、自分を過信していたのだと思います。自分の甘さが引き起こした怪我だと感じました。怪我をしている間は、「もう走れるだろう」と気持ちは前向きでしたが、怪我が思うように治らず、焦る毎日でした。地道に筋トレに励んだことが、大学入学後の自己ベスト更新という結果につながったと思っています。

大学進学後、変わったことはありますか?

――練習方法、練習に対する考え方です。高校のときは、与えられたメニューに取り組み、一つひとつ監督がアドバイスしてくれていました。大学では、与えられたメニューをこなし、あとは自分で走りを振り返り、課題を見つけていきます。もちろん監督からのアドバイスはありますが、どうしてこの練習をするのか、課題をクリアするためにはどのような練習をすればいいのか、これまで以上に自分で考えて取り組んでいきます。中高一貫校で、6年間同じ環境の中、陸上を続けてきた僕には、戸惑いも大きく、入学当初はとても大変でした。そのような中でも「一つひとつ細部まで丁寧に教えてくれない」と考えるのか「自分で考えるチャンスがある」と考えるのかで、結果は大きく変わると思い、ゼロからスタートしようという気持ちで改めて陸上と向き合うようになりました。自ら進んで取り組むようになって、今まで以上に陸上が楽しくなり、自然と結果もついてくるようになりました。自分で考えることで、強くなっていけるのが大学陸上の面白さだと思います。

今後の目標を教えてください。

――来年の日本インカレに出場し、決勝の舞台で戦うことです。中学・高校とライバルとして戦ってきた選手と全国の舞台で再会できることが楽しみです。ライバルでありながら、お互いに刺激を受け合いながら大舞台を目指しています。また、どのような状況でも応援してくれる両親や監督がいてくれたので、陸上を続けることができたと思っています。サポートしてくれる周囲への感謝の気持ちを込めて、目標に向かって走り続けます。


陸上競技部