保育士を希望する学生が芸術士®の講義を受けました。

2019年11月13日(水)、本学の4年生を対象とする保育士指定科目の「保育実践演習」に、芸術士®(※) 村井知之氏を講師として迎え、身体表現の指導法を学べるワークショップを行いました。

(※)芸術士®とは、2009年秋より高松市が行っている保育支援のための「芸術士派遣事業」で活躍する芸術家のことです。芸術士は週1日ペースで各施設に出向き、日々の保育の中で保育士・幼稚園教諭と連携しながら、子どもたちと絵画や造形など様々な表現活動をしています。

以下、ワークショップの様子です。


●互いの体が離れないように移動する

●指で押されたところを押されたとおりに動かす
パートナーから指で押された部分を、押されなくなるまで動かしていきます。奇妙なポーズのペアがあちこちに発生しました。

●講師の指示通りに体を動かす
寝ころんで、立って、うずくまって、足をバタバタして、ぐねぐねと動いて・・・など、少しずつ難しくなる指示通りに体を動かしていきます。どの学生も、しだいに汗ばんできました。

●言葉のイメージを動きで表現する
2グループに分かれ、一方のグループが「東京タワーと東京スカイツリー」のように言葉の組み合わせを考えます。表現者側は二人一組でその言葉を表現しました。同じ言葉を表現しているはずなのに、表現のしかたが違います。
 

●音楽に合わせて自由に体を動かす
「音楽に合わせて自由に体を動かしてください。では、〇〇さんを中心に動きましょう!」
その言葉で中央に出てきた学生も、照れくささをこらえてしっかりとスポットライトを浴びました。

●振り返りと質疑応答
汗をかくほどしっかりと体を動かした後は、クールダウンもかねて講師への質問時間を設けてくださいました。学生たちからは、子どもたちの自由な身体表現を引き出すためのかかわり方や配慮だけでなく、表現することについての考え方などについての質問が次々とあがりました。