『リーダーとして大事なこと』(マグノリア学寮RA)

トップ 学生インタビュー 『リーダーとして大事なこと』(マグノリア学寮RA)
2024.07.10 その他

社会福祉学部 心理学・カウンセリングメジャー/身体表現と舞台芸術メジャー(演劇コース) 吉田蓮さん

丸亀高等学校出身。
マグノリア学寮レジデント・アシスタント(以下 学寮RA)3年目となる吉田蓮さん。
寮生活をより良いものにするために、日々試行錯誤しながら活動しています。
学寮RAとしての活動とメジャーでの学びについて、吉田さんに話を聞いてみました。

マグノリア学寮に入寮したきっかけを教えてください。

 実家は県内で近いんですけど、僕自身「社会に出たら一人暮らしがしたい」という思いがありました。でも、いきなり社会に出て一人暮らしするのは難しいだろうなと思い、まずは大学生のうちに一人暮らしの練習として寮に入ろうと考えました。
 実際にマグノリア学寮に入って、最初は少し不安に思うことがあったんですが、それがきっかけで学寮RAになってマグノリア学寮を変えたいと思うようになりました。
 今は学寮RAとしての活動にも慣れてきて、みんなで協力して良い学寮にできているのではないかなと思います。

RAとしての活動はどんなことをしていますか。

 RAの仕事は、清掃の当番表を作成したり、月に一度開催されるフロアミーティングの司会進行をしたり、寮生からの相談に乗ったり、備品を管理したり、寮に関する様々なことをしています。

RAとして、寮生活をより良くするためにどのような対応をしましたか。

 寮生活のマネジメントと寮生同士の関係性について、色々と試行錯誤しながら対応していきました。
 寮生活については、清掃時間の変更を行いました。以前は朝早い時間が設定されていたため、どうしても朝起きられなくて清掃に参加できず、掃除が行き届いていないということが多々ありました。そこで、清掃の時間を朝と夜の二つの時間を作ることで、朝起きられない人は夜に、夜にサークルやバイトがある人は朝に清掃の時間を確保できるように工夫しました。
 寮生同士の関係性については、より良くしようとお互いを知るための活動を主に行っています。月に一回のフロアミーティングの時に演劇コースでの経験を活かしてアイスブレイクをしてお互いのことを知ってもらったり、僕との個人面談を行ったり……。今後はフロアごとでの結びつきを強くしたいので、同じフロアで開催するイベントも企画できたらと考えています。

学寮RAの活動をしていてよかったことや成長できたところを教えてください。

 まずは、リーダーとして大事なことは何か、ということを学べたことです。リーダーとして大事なことは、メンバーのことを人としてよく知るということだと思っています。学寮RA1年目の時は、業務を淡々とやっていて、寮生のことをあまり知ることができていませんでした。例えば、僕が何か指示を出しても、「学寮RAが言っているから仕方なく…」という空気を感じていました。このままではあまりよくないなと思い、2年目からは知ることを大切にしようと思い、面談を行ったり、会えば気軽に声をかけるようにしたり、関わりを増やすようにしました。そういう細かいところに気を付けていると、学寮RAが言っているからではなく、僕が言っているから、というように僕自身を信頼してもらえるようになりました。そこが自分でも成長できたところだと思います。
 それに、学寮RAでの経験は就職活動でもかなり役に立ったので、やっていてよかったなと思います。

「心理学・カウンセリング」と「身体表現と舞台芸術」の2つの分野を専攻していてよかったことを教えてください。

 心理学は相手の感情や人格を学ぶという授業がけっこうあって、演劇もそういうところは通じるところがあるなと感じています。演劇の台本を読んでいても、どういう思いでこの台詞を言っているのかとか、だからこういう気持ちで返すんだろうな、ということを考えるようになりましたし、心理学の授業でも演劇で培ったコミュニケーション能力が役に立っていると思います。
 それに、心理学も演劇も、相手がどう思っているのかを読み取ることが大事になってきます。学寮RAとしてメンバーのことを知るためにも、相手がどう考えているのか、どういう思いを持っているのか、表情だったり、喋り方だったり、そういうところから自分が読み取って対応するようにしています。
 一番よかったことは、興味がある心理学と演劇をどちらかだけでなく、どちらも学ぶことができていることです。学びたいことを諦めなくていいというのがすごくありがたかったです。

大学での学びや経験をこれからの将来にどう活かしていきたいですか?

 内定をいただいていて、卒業後は住宅販売の営業として働く予定です。やっぱり家というのはお客様にとって大きい買い物なので、僕自身を信用してもらわないと、僕の言葉を信じてもらえないと思います。どうすれば信じてもらえるのか、そのために自分をどう表現するのか、というところで演劇で培った表現力を活かしていきたいです。それに、住宅販売は一人でやるのではなく、お客様から要望を聞いて、チームで対応していくことになります。そこで、学寮RAとして活動していた経験も、チームをうまくまとめていくという点で活かせたらいいなと思っています。

本学に興味のある高校生に向けて、メッセージがあればお願いします。

 僕自身がこの大学でいいなと思っていることは、いろんな経験ができることと、自分の選択肢を諦めなくていいということです。メジャー制度は、専攻を2年生になって決めるので1年生のうちはいろんな経験ができます。もし四国学院大学に入学したら、本当にいろんな経験を積んでほしいなと思います。僕自身、RAとしてリーダーシップを学ぶことができたし、どんな経験も糧になって、活かされているなと思うことが多かったので、自分のやりたいことを見つけて有意義な大学生活にしてもらえたらと思います。