『教科書にはない学び』(精神保健と福祉メジャー)

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2026.06.12 その他

精神保健と福祉メジャー 大﨑 百花さん

清和女子高等学校出身。
精神保健福祉士の資格取得を目指して、様々なことを学んでいる大﨑さん。
2026年5月、就労継続支援B型事業所「たんぽぽ」のイベントに参加した時のことや本学での学びについてお話を聞いてみました。

本学への入学を決めたきっかけは何ですか?

――私は清和女子高等学校の出身で、同じキリスト教の学校なので四国学院大学は雰囲気が似ているなと感じました。すごく落ち着いた雰囲気が自分に合っていると思い、四国学院大学への入学を決めました。実際に入学してみて、その感覚は間違っていなかったと思います。

精神保健と福祉メジャーを選んだ理由を教えてください。

――私自身、あまり心が強くないこともあって、精神疾患や目に見えない悩みなどを抱えて苦しんでいる方を支援していきたいと思ったからです。そのためにも、精神保健福祉士の資格取得を目指して頑張っています。

就労継続支援B型事業所「たんぽぽ」のイベントに参加したきっかけは何ですか?

――学生生活では、大学生の期間しかできないことをやりたいと思っていました。ボランティア活動や精神保健に関するつながりなども作ってみたくて、西谷先生の授業中に「たんぽぽ」のお話を聞いていたので、先生にどうやったら参加できるか聞いてみました。すると、ちょうど週末にイベントがあるということで誘っていただきました。

就労継続支援B型事業所「たんぽぽ」のイベントではどんなことをしましたか?

――たこ焼きや焼きそばを作るイベントでした。まずはみんなで挨拶と自己紹介をして、たこ焼きを作り始めるまでは雑談をしていました。行く前は利用者の人に失礼のないようにしないとと思ってけっこう固まっていたんですけど、実際に行ってみると普通に和やかにお話できました。その時、利用者の方に対して自分自身偏見のようなものがあったことに気づかされたと同時に、そもそも精神保健に興味がない人からすれば私以上にすごい壁というか偏見を持っているのではないかと思いました。やっぱり施設の中に入ってみないと、絶対に外観だけでは分からないし、精神疾患を持つ方への偏見になかなか気づけないことが問題なのかなと感じました。

イベントに参加してみて、他に気づいたことや学んだことはありますか?

――利用者さんのお話を聞いたり、一緒に一つのものを作っていると、それぞれの利用者さんのその人なりの優しさや気遣いがいろんなところで見えました。話す内容も普通に恋バナとかもあって、精神疾患を持っていたとしても、本当に私たちと何も変わらないということにも気づかされました。
また、「たんぽぽ」の方も協力している演劇公演「ダンデライオンズ」の繋がりもあり、イベントには演劇コースの学生も参加していました。演劇コースの学生たちと利用者さんとの話の弾み方がすごくで、さすがのコミュニケーション力だなとびっくりしました。利用者さんたちが出演する演劇も観てみたいです。
先生方や施設の方々、同じ精神保健と福祉メジャーの先輩方、また全く関わりのない演劇コースの学生たちと個人的なお話もできて、精神保健福祉士についての解像度が上がりました。

イベントに参加して自分自身に変化はありましたか?

――今回参加してみて、同じ境遇だったり、もしくは全く知らない世界を知れたりと興味深く、なにより話せる人が増えることはとても楽しく安心できました。これからはもっと輪を広げていきたいと思いました。今までの私では中々そう思えなかったので、一歩踏み出してみて良かったと心から感じました。
今度は「たんぽぽ」での当事者研究に参加する予定です。当事者研究は初めてなのでドキドキしています。また他のイベントやボランティアにも参加してみたいです。

精神保健と福祉メジャーで、印象に残っている授業はありますか?

――最初に受けた大山先生の「現代の精神保健の課題と支援Ⅰ」です。そもそも福祉に触れてこなかったので、覚える量がめちゃくちゃ多くて大変だったんですけど、でもその分0じゃなくて1だけわかっただけでも一歩進めたような気がして、福祉の世界が広がるなと感じました。初めて知らない領域に踏み入れたことがとても印象に残っています。
 あとは、西谷先生の授業では「たんぽぽ」の話もよく出てきていたので、どのような事業所なのかはそこで知りました。お話を聞いていて、柔らかそうな雰囲気のところだなと思っていたのですが、実際に行ってみると思っていた以上に気軽な雰囲気でした。

これから役立てたいなと思う授業はありますか?

――授業内容も役に立つと思うんですけど、たまに先生が脱線して話してくれる内容が教科書にはないことなので学べる話が教科とは関係なく一番残っているような気がします。例えば、西谷先生が学生時代、松葉杖の方が駅にいた時に階段をおんぶして上って行って「ありがとうございました」とは言われたけど、その後にその人のことを見ていたらもう一度降りて自分で一から階段を上っていたのを見て、勝手に自分が良いだろうという気持ちでやったことを後悔したという話が印象に残っています。その本人にしか分からない気持ちがあることを実感したからこそ、「たんぽぽ」の利用者さんを利用者さんとしてではなく友人のような関係性で、人を人としてちゃんと見ているのがすごいと思いました。そういうところが精神保健福祉士になるためには、授業の堅いところだけではなく、人間的な部分がすごく大事だなと感じました。

本学に入学してよかったと思うところを教えてください。

――他の大学がどうかは分からないのですが、先生との距離が近いっていうのはすごくいいなと思っています。福祉のこととかも聞けるし、今回のように先生が誘ってくださったりもして、そういう先生との関わりが近いっていうのは自分のためにもなるし、色々学べてありがたいなと思います。

これから頑張りたいことや目標を教えてください。

――第一は資格を取ることですけど、1年生の時は全然ボランティアとかもできていなかったので、教科書だけでしか知らなかったことが、実際に自分が体験するのって本当に大事だと思ったのでこれからの学生生活でいっぱい体験して、いろんなことを身に付けていきたいです。