『様々なコミュニティで得た経験』(マグノリア・カフェ/ダンス部)

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2025.09.30 サークル活動

社会福祉学部 スクールソーシャルワークメジャー/舞台技術・公演マイナー 小林愛佳さん

高松西高等学校出身。
SNSでの交流が主流となっている、いわゆるZ世代の人たちに、それぞれの得意分野または興味のある分野を用いて外部とのコミュニケーションを図ることを実践しているマグノリア・カフェ「カフェZ」。
今回、「カフェZ」で高松信用金庫の高松祭りの振付の創作に携わり、ダンス部でも地域のイベントに参加している小林さんにそれぞれの活動や本学での学びについてお話を聞いてみました。

マグノリア・カフェ「カフェZ」ではどんなことをしていますか。

――最近では、高松信用金庫の高松祭りの振付を創作して、一緒に祭りに参加しました。企業の方、社会人の方と関わる機会はなかなかないので、すごく新鮮で貴重な経験ができました。振付は去年いちから考えていて、今年はそれをアレンジしてリニューアルしました。振付の創作期間は一ヶ月くらいで、部員のみんなで意見を出し合い、辰巳先生にアドバイスをもらいながら仕上げていきました。

振付や練習で工夫した点を教えてください。

――今年は扇子を使った振付にしました。やっぱり扇子を持って踊るとなると、やることが増えてしまいます。初めて踊る人にとっては頭が混乱してしまうので、分かりやすい振付を心掛けました。高松信用金庫の皆さん全体で100人を超えていたので、練習はグループを分けたり、日程を分けたりして行いました。

高松祭り当日はどうでしたか。

――振付をちょっと間違えたりもしたんですけど、大成功でした! とにかく高松信用金庫の皆さんがすごく楽しんで踊ってくれていたので、その様子を見ることができてよかったです。やってよかったなと思いました。それに、沿道から見ている人もたくさん応援してくださって、やりがいを感じました。

今回の経験を通して、自分が成長できたと思うところはありますか。

――私は元々人見知りで、人前で話すことも苦手でした。でも、グループに分かれて練習する時に近くにいる人に自分から声をかけたり、教え合ったりすることができたので、成長できたかなと思います。

ダンス部ではどのような活動をしていますか。

――学内での活動の他に、地域でのイベントに参加したり、善通寺祭りや観音寺祭りなどによさこいで参加したりしています。今年のよさこいは、猛暑だったので部員の体調面がかなり心配だったんですけど、手伝ってくれる有志の学生もいて、水分補給もしっかりできて、最後までみんなが元気に乗り切れてよかったです。
 学内での活動といえば、10月12日(日)の大学祭では、宇多津のダンスキッズチームとのコラボステージも予定しています。ぜひ見に来てください。

よさこいの振付は毎年変えているんですか。

――去年は外部に依頼して、振付をいちから作ってもらいました。今年は、それを自分たちなりにアレンジして新しい振付にしました。だんだんと振付が自分たちのものになってきたかなと思います。

「カフェZ」やダンス部でお祭りに参加してみて、どうですか。

――やっぱりお祭りは地域の方が好意的に応援してくださるので、地域の方々と交流できているという実感をすごく持てる機会だなと思います。前部長の知人の方のつながりでつながった方とお祭り当日にお会いしたり、他大学の学生とも話す機会もあって、他のダンスイベントに誘われたり、人間関係も広がっています。コロナ禍ではそういった交流ができなかったのですが、今は新しい関係を作ることができてよかったです。

ダンス部でのやりがいを教えてください。

――去年あたりから大学外で活動できる機会がすごく増えて、地域の方と関われたり、地域のお祭りに参加できたり、大学近辺のイベントに参加できることが、大学と地域のつながりを広げられているような気がして嬉しいです。普段通っている道をよさこいで踊りながら通るのも、景色がまた違って見えて楽しいです。

四国学院大学に入学した理由を教えてください。

――最初は舞台照明がやりたくて四国学院大学を選びました。姉の知り合いの方が四国学院大学の卒業生で、舞台照明で就職をされた方がいて、その話を聞いて四国学院大学に興味を持ったことがきっかけです。

実際に舞台照明にも関わっていますか?

――最近では、早坂くんの自主公演「桜華城」の舞台照明を担当しました。いつもの授業やSARPの公演だと照明の会社の方が関わってくださるんですけど、自主公演となると大学の機材で学生がすべて行わなければないので大変でしたが、普段とは違う経験ができました。本番は少しミスもあったんですけど、公演終了後に先生や学生から照明もすごく良かったと感想をもらえました。普段、感想は物語の内容が多いんですけど、照明のことも言ってもらえる機会が多くてよかったです。今回は作・演出の早坂くんが「現実と離したい」ということを言っていたので、舞台セットが映えるように、工夫しました。どんな演出をしたいかも踏まえて、照明を一緒に作っていきました。その工夫がしっかりと観客の皆さんに届いていたのだと思うと、嬉しかったです。

演劇コースではなく、スクールソーシャルワークメジャーを選んだのは何故ですか?

――最初は身体表現と舞台芸術メジャーも考えていたんですけど、私は人前に立つのが苦手なので悩んでいました。1年生の時は、大学のカリキュラムで色々な専攻分野の基礎科目を履修することができます。その時に浜田先生のスクールソーシャルワークメジャーの授業を受けて興味を持ち、スクールソーシャルワークメジャーを専攻することにしました。スクールソーシャルワークメジャーの授業では、個人の意見を尊重してくれるものが多いように感じて、自分の考え方を変えられることもありました。例えば、親は子どもを指導しなきゃダメというイメージを持っていたんですけど、そうではなくて子どもを尊重した考え方をしていくのが大切なんだと視野が広がりました。

四国学院大学に入ってよかったことは何ですか?

――多くのコミュニティを持てる大学だなと感じています。福祉に力を入れている大学ということもあって、けっこう相手を尊重する考え方を自然に持っている人が多いです。高校の時は個人プレイ的な考え方で進めてしまっていたんですけど、ここではみんなが協力してくれて、つらい時は役割分担できたり、一緒に物事を進められる経験が多くできているので、四国学院大学に入ってよかったと思います。いろんな人間関係を持てたり、友達もできて嬉しいです。

これからの目標を教えてください。

――これからは、私個人としては就職活動を頑張りたいです。この大学で、人と深く関わる機会を多く持てて、いろんなことに挑戦できたので、その経験を活かしていけたらいいなと思います。
 また、ダンス部としては、しっかりと後輩に引き継ぎをしていきたいと思っています。去年少し引き継ぎがうまくできていなくて苦労したこともあったので、次の次の代にも引き継いでいけるようにしたいです。