「外国事情(韓国)」体験レポート
本学の国際交流プログラムの一つ、「外国事情(韓国)」。
これは、1978年に始まり長い伝統を築き上げた、四国学院大学と韓国の姉妹校韓南大学校の共催で行われる日韓大大学交流プログラムです。
この記事では、「外国事情(韓国)」を受講した高岡さんの体験レポートをご紹介します。
『人生初の海外で1週間の韓国生活を通して』
社会学部 高岡留姫(川之江高等学校出身)
この夏、私は人生で初めて海外に渡り、韓国で1週間を過ごしました。初めは期待と不安が入り混じる出発だったが、人々の温かさや交通状況、文化の違いに触れ、毎日が新しい発見と学びにあふれていました。その中でも最も印象的だったのは、「言語の壁」であります。
私はこれまで日本語に加えて英語を学んできたため、英語でもある程度の会話ができると思い、韓国語は挨拶程度だけで十分だと考えていました。しかし、実際に買い物をした際、店員の言葉を一言も理解できず、英語もなかなか通じませんでした。その場は韓国語ができる先輩に助けられましたが、もし一人だったら何もできなかったと思います。この経験から、言葉が持つ力と必要性を強く実感しました。以来、自分の力で少しでも会話できるよう、韓国語を学びたいという気持ちが芽生えました。
一方で、言葉が通じなくても心は伝わる瞬間もありました。観光地で韓国人に写真撮影を頼まれた際、ジェスチャーで意思を示すと、笑顔で優しく応じてもらえました。表情や態度、そして相手に伝えようとする思いもまた、立派なコミュニケーションの一つだと気づきました。
1週間の終わりには、出発前に抱いていた「海外は怖い」という気持ちは消え、「日本に帰りたくない」と思うほど韓国が好きになっていました。韓国の学生とも想像以上に仲が深まり、別れ際には涙があふれました。国や言葉が違っても、感情や思いは同じだということを、この出会いが教えてくれました。
今回の経験を通じて、自分の目で見て、肌で感じることの大切さを改めて学び、韓国という国への愛着と感謝の気持ちが深く心に刻まれました。多くの出会いと学びを与えてくれたこの機会に、心から感謝しています。

左から2番目が高岡さん

前列右から1番目が高岡さん