『インタレストで香川県の魅力を伝える!』(インタレスト編集部)

トップ 学生インタビュー 『インタレストで香川県の魅力を伝える!』(インタレスト編集部)
2021.03.07 その他

社会学部 情報加工学メジャー 2020年度卒業 藤川 美夕季 さん

香川県立三木高等学校出身。
インタレスト2020early(通巻29号)編集長。
株式会社JR四国ホテルズ内定。


情報加工学メジャーの学生が発行しているフリーマガジン「インタレスト」。
うどんブームの火付け役として有名な田尾教授のもと、学生たちが鋭意編集をしています。
インタレスト通巻29号の編集長をつとめた藤川さんにインタビューしました。

インタレストとはどのような雑誌ですか?

――情報加工学メジャーの学生が取材から発行まで行っているフリーマガジンです。6月と12月、年2回発行しています。うどんブームの火付け役として有名な田尾教授の指揮のもと、企画、取材、編集、発行まですべて学生が行います。例えば、
・池の名は。(香川の池6019面の名前を分類してみた。)
・魂のうどん脳スケッチ(香川県のマスコットキャラクターであるうどん脳のスケッチを老若男女100人に頼んでみた。)
など、他の雑誌にはない切り口で香川県内の情報を発信しています。
インタレストは、県内の紀伊国屋書店前ラックや、一部有名うどん屋さんなどで入手することができますが、ファンが多く品切れになることが多々あります。大学の授業だからこそできる人海戦術で、県内を走り回って数々の企画を生み出してきました。

企画や取材はどのように行っているのですか?

――ひとつの号が発行されたら次号に向けての企画会議が開かれます。新人からベテランまでインタレスト制作メンバー全員が集まり、一人ひとり自分の企画をプレゼンしていきます。ここで多くの企画が振り落とされます。残った企画は第2ステージへ。第2ステージでは、実際に現地への取材、データ収集を行います。ここである程度、データが集まってくるので、掲載したときのイメージが沸いてきます。第2ステージをクリアすれば、いよいよ掲載に向けて編集作業に入ります。制作をするうえで、いちばん大切なのは「完成形を考える」ことです。実際に掲載されたときに、どのようなレイアウトで、どのような写真を使うのか、イメージしながら作業を進めます。ゴールが何かを常に考えることで、何をしなければいけないかが見えてくると思います。
私が、制作に携わるようになったのは、田尾教授の講演会がきっかけです。高校3年生のとき、田尾教授からインタレストやマーケティングの話を聞いて、「おもしろい!!」と感じました。インタレストを制作するために四国学院大学へ入学しました。広告の見出しの作り方や、読みやすい文書をつくるためのコツなどを学んだので、レポートを書くとき、就職活動のエントリーシートを書くときにとても役に立ちました。また、写真の配置の仕方や文字の置き方を学ぶ授業もあったので、ビジュアルで魅せることもできるようになりました。

印象に残っている企画を教えてください。

――27号の「妄想会議~香川県大改造計画~」です。香川県内にある観光地は全国的にみても知名度が低いということから、観光地を妄想の中で改造する企画です。屋島山頂から高松駅のシンボルタワーまで、全長5キロのロープウェイをつけたり、公園に恐竜を集めて「香川ジュラシックパーク」をつくってみたり…ほかにも夢のある企画を考えました。東から西まで、県内を何度も往復し、写真撮影、取材を行いました。取材に行く道中で見つけたもの(看板や景色など)すべてが制作のヒントになるので、写真に残しています。私は絵を描くのが好きなので、この企画で、写真を合成したり、写真にイラストを描きました。授業以外の時間もフル稼働で、とても大変でしたが、スケジュール管理や取材の仕方など、さまざまなことを学ぶことができたと思います。

ホテルクレメント高松への就職が決まったそうですが、なぜホテリエになろうと思ったのですか?

――大学で学んだことを活かして、企業でマーケティングや広報の仕事をするのだろうと考えていました。でも、6年半続けているスーパーのアルバイトで接客業のおもしろさを感じていたことや、東京へ行ったとき、日程を間違えて予約していたのにも関わらず、フロントの方が近隣のホテルを手配してくれたことに心打たれ、ホテル業界への就職を決めました。また、インタレスト制作で学んだ「ゴールがどこかを常に考える」ことを意識し、目標に対して、どのように動くかを大切にしていきたいと思っています。お客様の要望を受け取り、満足していただけるようなサービスを提供していきたいです。