本学学生とB型事業所の皆さんで挑む演劇創作プロジェクト

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2022.06.02 プレスリリース

本学社会学部プロジェクト※1として、本学学生と就労継続支援B型事業所たんぽぽの利用者、スタッフの皆さんがともに、下記のとおり演劇作品の創作に挑みます。本取組みを貴媒体にてご紹介いただけますと幸いです。

地域の方との創作活動
2019年度より、本学社会学部の仙石桂子が、西谷清美(本学社会福祉学部教授)が理事を務める事業所たんぽぽで、「物語をつくって遊ぶ」演劇ワークショップを行ってきました。3年間の活動を経て、事業所利用者さんのみならず、地域の方との創作活動は本学学生にとっても多様性・柔軟性を知る新たな学びの機会になるのではないかと考え、本学学生と「誰もが人生の主人公」をスローガンに活動を続けるたんぽぽの利用者さんらがともに、演劇作品の創作にチャレンジすることになりました。3名の利用者さんの人生について話を聞き、苦労や生きづらさをテーマに3つの物語を創作、利用者さんは初めて本格的な演劇作品への出演に挑みます。
社会福祉的な観点での創作
これまで数々の演劇公演を開催してきた本学ですが、本作で初めて社会福祉的観点から演劇作品の創作に挑みます。社会福祉学部教授の西谷清美の協力を得て、当事者研究※2を体験し、利用者さんの苦労について学び、その手法を作品創りに活かします。また、普段人には言いにくい自身の苦労や生きづらさなども、演劇だからこそ安全で安心して表現することができます。
治療やケアではない、社会福祉における文化芸術活動 専門家によるアフタートーク
6/18(土)終演後、精神保健福祉、社会福祉、演劇の専門家が本取組みを振返りながら、「演劇のエッセンスを社会福祉の活動にどう活かすか」についてトークショーを開催します。
※1 教員・学生の協働活動の活性化、特色のある教育・研究活動のさらなる推進、その成果の学内外への情報発信を目指して、2022年度より四国学院大学社会学部として取り組むプログラム。
※2 精神障害を持ちながら暮らす中で見出した生きづらさ等を持ち寄り、仲間や関係者と一緒にその人に合った“自分の助け方”や理解を見出していこうとする研究。

概要

四国学院大学社会学部プロジェクト 演劇公演『ダンデライオンズ』

脚本・演出:仙石桂子 振付:白神ももこ(モモンガ・コンプレックス)
出演:四国学院大学学生、就労継続支援B型事業所たんぽぽ
主催: 四国学院大学社会学部

【日程】 2022年6月17日(金) 19:00 / 18日(土) 14:00
【会場】 四国学院大学ノトススタジオ(香川県善通寺市文京町3-2-1)

新型コロナウイルスの感染状況により公演が中止となる場合は、ノトススタジオホームページ、SNSでお知らせいたします。

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