「結婚の自由をすべての人に」訴訟原告 川田氏と田中氏を招いてのチャペル・アワー

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2025.10.27 News

2025年10月22日(水)、「結婚の自由をすべての人に」訴訟原告 川田有希氏と田中昭全氏を招いて、「わたしたちが同性同士で婚姻を求める理由」と題してお話いただきました。
お二人の出会いから、異性同士の婚姻であれば認められている保障が同性同士では認められていない現状と婚姻制度の重要性、訴訟を起こすに至った経緯や思いについて語ってくださいました。
当事者のお二人からお話を聞くことで、学生たちにとってLGBTQ+への理解が深まる貴重な機会となりました。
チャペル・アワー後は、お二人と学生、教員で歓談のひと時を過ごしました。

プロフィール

川田中家(川田有希/田中昭全)

香川県三豊市在住のゲイカップル。2008年より三豊市内で同棲を始め、結婚状態となり17年が経過する。同性同士の婚姻を求めて、2015年より活動を始める。2019年には、同性同士が法的な家族となれないのは憲法14条にある「法の下の平等」に反しているとして、国を相手取った裁判を開始する。正式に「結婚の目由をすべての人に」訴訟と呼ばれる画期的な裁判は、現在、高等裁判所まで進み、『同性同士が結婚できないのは憲法の平等原則に反している』という判決が出されている。上告したので、現在は判断を最高裁判所に委ねているところである。
川田氏は、四国学院大学カルチュラル・マネジメント学科の第一期生であり、演劇や舞台の制作をしている。また田中氏はアーティスト活動を行いつつ、NPO団体・香川人権研究所の理事も務め、LGBTQ+についての研修講師やアドバイザーをしている。2023年には、ふたりでリノベーションを手がけた自宅をゲストハウス「One Koan」としてオープン。同時に、「川田中商会」名義でイベントなどのプロデュースを行う。