2025年度ＣＨＣウィーク講演会を開催しました

2025年6月12日（木）、本学にてＣＨＣウィーク講演会を開催しました。大阪大学大学院人間科学研究科の宮本匠准教授をお迎えし、「災害からの復興に大学生ができること」をテーマに講演していただきました。
宮本先生が大学生だった約20年前、ちょっとしたきっかけから中越地震の被災地に赴き、偶然が重なって図らずも山深い集落に住み込むこととなり、様々な人々との出会いの中で復興とは何かについて考えを深めていかれた経緯をいきいきと語ってくださいました。

大車輪の活躍をする支援者というイメージではなく、被災地に溶け込んでその土地・生活の豊かさや力強さに率直に感嘆するという「受容的な関わり」をする支援者、その姿を見て住民たちが自らの価値に気づき被災地から復興の力が立ち上がっていく。

学生・教職員合わせて約200名が聴講し、従来のイメージとは異なる等身大の災害支援の実践に触れ、自分たちにできることの可能性が目の前に大きく広がった90分でした。