四国学院大学ふくし祭り(Wel-Fes in SGU)を開催しました
2022.11.07
News
2022年10月29日(土)、本学にて四国学院大学ふくし祭り(Wel-Fes in SGU)を開催しました。
開催の経緯や当日の様子について、以下のとおりまとめておりますのでぜひご覧ください。
開催の経緯や当日の様子について、以下のとおりまとめておりますのでぜひご覧ください。
四国学院大学ふくし祭り(Wel-Fes in SGU)へのご参加ありがとうございました

第1回目となる今回の企画は、『「社会福祉」について知らない人たちに体験として理解してほしい』という社会福祉学部教員の思いからはじまり、学生、現場のソーシャルワーカー、当事者に声をかけ、企画から運営まで様々な形で連携しながら、開催に至りました。
当日は、高校生と保護者、高校教諭、学生ボランティア、本学教職員全て合わせて60名近い人が、会場である8号館に集いました。
どの企画も、ゆっくりとした時間の流れの中で、福祉のことや自身の体験などを語り合う光景が見られ、一応に「笑顔」があふれていました。
どの企画も、ゆっくりとした時間の流れの中で、福祉のことや自身の体験などを語り合う光景が見られ、一応に「笑顔」があふれていました。
このような、福祉のことを、聞いたり・語ったりすることのできる、充実した『四国学院大学福祉まつり(Wel-Fes in SGU)』を開催することができたのは、企画や運営に携わってくださった関係者の方々に加え、参加してくださった皆さまのおかげであると心から感謝いたします。
これからも、「社会福祉」の魅力を伝えられるような、また参加してくださった方々が「社会福祉はおもしろい」と思えるような、企画を皆さまと一緒になって作っていけたらと思います。
これからも、「社会福祉」の魅力を伝えられるような、また参加してくださった方々が「社会福祉はおもしろい」と思えるような、企画を皆さまと一緒になって作っていけたらと思います。
実行委員長 北川 裕美子

イベント名 : 福祉ミニ講義
3回の講義で、延べ9人の参加者がありました。各講義の参加者は少人数でしたが、教科書に載っていない現場の話を交えた講義に、参加者はとても熱心に聞き入っていました。また、講義後には質問も出て、和やかに話し込むような場面もあり、良い雰囲気でした。

イベント名 : 社会福祉を学ぶための進路相談
参加者は、高校教諭1名、大学生1名、保護者1名、高校生1名でした。
大学での福祉教育の内容や就職先について、参加した生徒と教員・大学生とで、福祉を学ぶことの意義などについて話し合いました。また、高校3年生は、本学の志望動機など確認しながら、入学後のことも一緒に考えました。
他に、保護者の個別相談があり、子育て相談に応じました。
大学での福祉教育の内容や就職先について、参加した生徒と教員・大学生とで、福祉を学ぶことの意義などについて話し合いました。また、高校3年生は、本学の志望動機など確認しながら、入学後のことも一緒に考えました。
他に、保護者の個別相談があり、子育て相談に応じました。

イベント名 : ソーシャルワークとケアワーク
子ども福祉、障害者福祉、介護福祉に勤めるソーシャルワーカーが、参加者の質問に応じました。参加者は、高校生と大学生8名、現場のソーシャルワーカー3名、ボランティア3名(大学院生1名、学部生2名)でした。
企業が行なう就職フェアや大学などが行う進学相談と異なり、全体的に穏やかな流れで、福祉の仕事や考え方を聞くことができ、高校生は福祉の仕事の理解を深め、大学生は今後の進路を考える機会となりました。
企業が行なう就職フェアや大学などが行う進学相談と異なり、全体的に穏やかな流れで、福祉の仕事や考え方を聞くことができ、高校生は福祉の仕事の理解を深め、大学生は今後の進路を考える機会となりました。

イベント名 : 体験 ! 当事者研究ワークショップ
NPO法人サヤ「たんぽぽ」の利用者6名をお迎えし、終始和んだ雰囲気で当事者研究に取り組みました。参加者は、高校生3名、たんぽぽスタッフ3名、本学在学生1名、学生ボランティア2名の総勢15名でした。
全員で輪になって着席し、自己紹介、二人一組での「弱さの情報公開」を行なった後、個々の生きづらさや葛藤、悩みやしんどさ等を「苦労」に変換(苦労ネーム)する形で発表しました。
今回は、その中から「弱虫病」と「夢と現実がわからない症候群」の二つの苦労を取り上げて、参加者全員で研究に取り組みました。自分の言動に対する他者からの反応に時折くじけてしまう弱虫な自分、夢なのか現実なのかに悩まされる瞬間を生き抜く日々の苦しさ、そんな苦労との付き合い方をその場にいた全員で話し合いました。
参加者からは、「辛い話なのに何故か楽しかった」「こういう話し合い、面白かった」「しんどいのは自分だけじゃなかったということがわかった」等の感想が聞かれました。
当事者研究ならではのお互いの言葉が、お互いの気持ちに触れる「場」の大切さと、苦労は解決するのではなく、むしろ取り戻すことに意味があるということに気づかされたセッションとなりました。
今回は、その中から「弱虫病」と「夢と現実がわからない症候群」の二つの苦労を取り上げて、参加者全員で研究に取り組みました。自分の言動に対する他者からの反応に時折くじけてしまう弱虫な自分、夢なのか現実なのかに悩まされる瞬間を生き抜く日々の苦しさ、そんな苦労との付き合い方をその場にいた全員で話し合いました。
参加者からは、「辛い話なのに何故か楽しかった」「こういう話し合い、面白かった」「しんどいのは自分だけじゃなかったということがわかった」等の感想が聞かれました。
当事者研究ならではのお互いの言葉が、お互いの気持ちに触れる「場」の大切さと、苦労は解決するのではなく、むしろ取り戻すことに意味があるということに気づかされたセッションとなりました。

イベント名 : 日がな一日ゲーム三昧
学生スタッフのリードのもと、TVゲームとカードゲームを行った後に意見交換をして時間を過ごしました。参加者は、学外者7名(生徒、教諭、医師)、学内者6名(ボランティアスタッフ、教員)の13名の参加でした。
初めて顔を合わす人ばかりでしたが、温かな時間がゆっくりと流れ、参加者同士の自然なやりとりがみられました。
意見交換では、「ゲームに抱くイメージはプラスかマイナスか」をテーマに話し合いましたが、初めて出会った人たちのグループにもかかわらず、生徒、教諭といった立場を超えて、自由に意見交換がなされました。意見交換後の海野順先生(三光病院長)の、「ゲーム依存症は決して本人のせいではない」、また「ゲーム以外にもっと楽しいものがあれば違うはず」といった言葉が印象的でした。アンケート結果から、ゲームをする自分を振り返る良い機会になったことが伝わってきました。
末筆になりましたが、大学生スタッフによる良く練られた企画とサポートは、誰もが楽しく過ごし、語らいあえる場の提供に大きく貢献しました。
意見交換では、「ゲームに抱くイメージはプラスかマイナスか」をテーマに話し合いましたが、初めて出会った人たちのグループにもかかわらず、生徒、教諭といった立場を超えて、自由に意見交換がなされました。意見交換後の海野順先生(三光病院長)の、「ゲーム依存症は決して本人のせいではない」、また「ゲーム以外にもっと楽しいものがあれば違うはず」といった言葉が印象的でした。アンケート結果から、ゲームをする自分を振り返る良い機会になったことが伝わってきました。
末筆になりましたが、大学生スタッフによる良く練られた企画とサポートは、誰もが楽しく過ごし、語らいあえる場の提供に大きく貢献しました。