本学保育士養成コースの学生が「はぐくみ×カレッジ」に参加しました。

2020年12月5日(土)にさぬきこどもの国との共同イベント「はぐくみ×カレッジ」が開催され、本学の保育士養成コースの2年生を中心とした15名が参加しました。
テーマは、寒い季節でも子どもたちに思い切り体を動かす楽しさを味わってほしいという思いのもと、「冬の運動フェスティバル」にしました。
新型コロナウイルスの感染予防のため、来場可能な人数を例年より減らし予約制としましたが、午前の部には子ども14名と大人16名、午後の部には子ども11名と大人11名にご参加いただきました。
10月の初旬から約2か月をかけ、企画を立てるところからみんなで話し合って進めてきました。同時に、日々の体調と行動の記録も徹底して行いました。当日も、体調管理表の記載内容と体調のチェックを受けて臨みました。

開始を待つあいだに
会場のドアが開いてから、遊びが始まるまでに少し時間があります。待っている子どもたちの緊張をほぐすため、手遊びをすることにしました。集まった子どもたちの年齢をみながら、なにをしようかな、と打ち合わせました。
「これ知ってる?」「いっしょにやってみよう!」「もっと早くするよー!できるかな?できる人!」など、子どもたちの気持ちがほぐれるように、楽しくやりとりしながら進められました。

自分だけの雪玉づくり
遊具や玩具を「多数の人が触る」という状況をなるべく減らし、親子一緒に遊べる遊びを、と知恵を絞りました。そこで生まれたアイデアが、自分だけの雪玉を作り、その雪玉を使って親子が協力して遊ぶというものです。
ふんわりと丸めた新聞紙に白い紙を張り合わせて作った雪玉と、いろいろな大きさや形にしたシールを子どもたちに配り、雪玉をデコレーションしてもらいました。たくさんシールを貼ってにぎやかな模様になった雪玉を大事そうに抱える子どもたちの姿を見て、学生たちもうれしかったようです。


カーリング
思い思いの場所から「赤」の丸を目指し、雪玉を転がします。まっすぐに転がすのは案外難しく、雪玉がうまく赤に入ると、跳びあがって喜びを表現する子がたくさんいました。

アイスホッケー
子どもの身長に合わせて3種類のスティックが用意されました。子どもたちは好みのサイズのスティックを使い、ゴールを狙います。雪玉はデコボコしていてなかなか狙い通りに転がってくれません。「こっちならできるかな」とスティックを持ち替えてトライする子もいて、後ろに並ぶ子どもたちは、その様子を熱心に観察していました。どの子も表情が生き生きとしており、自分の背丈ほどもあるスティックを使うのだと、引きずって歩く子もいました。


雪玉はこび
棒に雪玉を載せ、親子で運びます。慎重にロープをまたぐところから始まり、ペットボトルを縫うようにジグザグに進んで折り返し地点まで進みます。つるつるの棒の上をコロコロと雪玉が転がるため、大人の参加が必須の難しい競技です。「ほらほら、もっと棒をくっつけて!」「「いくよ!いちに!」というような掛け声や笑い声が会場に響きました。


玉入れ
少し離れた場所から、雪だるまの口を狙って雪玉を投げ入れる遊びです。子どもたちは思い思いの位置から何度も挑戦していました。その一方で、遊びにきたものの、せっかく作った大事な雪玉を手放すのはいやだ、と雪玉を抱きしめて離さない子や、雪だるまの口を顔はめ看板に見立て、中からひょっこり顔を出す子もいました。


ストラックアウト
雪玉を狙った数字に当てる遊びです。「どこに当ててみる?」「じょうず!当たったね!」と子どもたちの挑戦意欲を引き出し、サポートする学生の姿が見られました。


ご褒美のシール
雪玉を作った後、シールを6つ貼れるカードが配られていました。遊びを1つ体験すると、シールを1枚もらって貼ることができます。6種類のシールを集めた子どもには、ご褒美に金色のシールを渡しました。「みんな、シールは6つ集まったかな?」と呼びかけると、子どもたちはカードを差し上げます。いろいろな遊びに何度も参加し、裏にもシールを貼ってもらった子がたくさんいました。

肘タッチでバイバイ
新型コロナウイルスが蔓延する前までは、笑顔で手を振り、またね、と「ハイタッチ」で見送っていました。しかし今回は、笑顔で手を振り、またね、と「肘タッチ」でお見送りです。マスクを着用していたため、目の表情や声のトーンで思いを伝えられるよう頑張りました。

会場1

会場2