卒業生紹介
西内 友広さん
社会学部応用社会学科 2002年度卒業
学校法人高知中央高等学校 勤務
現在の職業を選んだきっかけはなんですか?またどのようなことをしていますか?
大学卒業後、しばらくは地元の企業で働いていましたが、野球と関わる仕事がしたいと思い、通信で教員免許を取得。知り合いの紹介で高知中央高等学校を紹介してもらい、社会科教諭して採用されました。現在は女子硬式野球部の監督のほか、総務広報部長として生徒募集やオープンスクールの立案、式典の段取りなどを担当しています。
大学時代の経験は、現在どのように活かされていますか?
生徒が成長していく姿を間近で見られるのは楽しいですね。ほとんどが思い通りにいかないですが、自分の思いを持ち続けて頑張れば「何かいいことがある」と思って頑張っています。教員には忍耐力が必要だと感じてますね。
現在の仕事での魅力や喜び、苦労したことはなんですか?
教員になって良かったことと言えば、2021年の全国高校女子野球大会です。決勝まで勝ち進み、女子高校生が初めて甲子園球場でプレーしました。試合には惜しくも敗れて準優勝でしたが、一生懸命に練習している彼女たちの姿を見てきたので、成長を感じられた瞬間でもありました。高校球児もなかなかたどり着けない舞台に、彼女たちが私を連れて行ってくれました。
彼女たちのプレーを見て、野球はチームスポーツということも改めて実感。私が大学1年の時に四国学院大学が春季リーグで優勝し、初めて全国大会に出場したことを思い出しました。その時もスター選手はいませんでしたが、自分たちで考えて練習し、チームワークで勝ち上がりました。私は試合には出場していませんでしたが、試合に出なくても人のために動くことでチームの力となり、成果につながった経験をしました。今思えば「人のために」という気持ちが、女子硬式野球部を全国大会準優勝へと導けたと思います。
これから社会に出ていく後輩に、先輩としてメッセージをお願いします。
今の四国学院大学の硬式野球部は全国各地から優秀な選手が集まっていると聞きます。個々の能力が優れていることはチームにとって大きなメリットになりますが、それだけでは試合に勝てません。野球は団体競技です。今の学生には、個々の能力にだけに頼るのではなくチームワークを大事にしてもらいたいですね。