卒業生紹介
川内 桃子さん
文学部 文学メジャー 2019年度卒業
宗教法人 金刀比羅宮 勤務
学生時代はどのような学生でしたか。また大学生活で印象に残っていることは?
大学に入る以前は、人前で話をするのが苦手でした。文学メジャーを専攻していましたが、苦手を克服したいと思い、演劇をマイナーで選択。演劇を通して、周りから「変わったね」と言われるようになり、自分でも成長を感じています。
現在の職業を選んだきっかけはなんですか?またどのようなことをしていますか?
就職活動では事務職と製造職を希望していました。大学の就職担当の方から金刀比羅宮を紹介していただいた時は、どのような仕事かわかりませんでしたが、事務以外に祭典奉仕や舞曲奉仕をすることを聞き、人前で演じることは学生時代に選択していた演劇が生かせるのではないか思い、ここで働こうと決めました。
金刀比羅宮では祭務課に所属しています。仕事の内容は祭りや結婚式で祭員、巫女として奉仕する「祭典奉仕」、参拝者の方に御札や御守りを授与する「御札所勤務」、「事務職」の三つ。祭典奉仕は祭りの舞曲奉仕の他に、献金者に向けて神楽を奉仕することもあります。出張もあるそうですが、新型コロナウイルス感染症の影響で今まで行ったことがないので、いつか行ってみたいです。
大学時代の経験は、現在どのように活かされていますか?
祭典奉仕の時、緊張せずに奉仕できるようになったのは、演劇での経験が大きいですね。
現在の仕事での魅力や喜び、苦労したことはなんですか?
仕事では、御守りや御札をお客さまに授与した際に「ありがとう」と言われる時や、神楽が終わった後に人から「とても喜んで帰っていらっしゃったよ」と聞いた時がうれしいですね。祭事の時に、普段着られない十二単などの装束を着ることができるのもこの仕事の魅力です。いつか十二単を着て、独舞を舞いたいと思っています。
苦労したことは舞曲のお稽古。仕事の合間を縫って稽古をしているので覚えるので大変です。舞曲のお稽古では手振りや、先輩と合わせてゆっくりと舞うことが大事で、腰をおろして舞うと次の日には筋肉痛になっていました。まだまだ習っていない舞曲もたくさんあるので、頑張って覚えていきたいと思います。
これから社会に出ていく後輩に、先輩としてメッセージをお願いします。
四国学院大学にはメジャー制度があり、いろいろな分野を学ぶことができます。興味があることには積極的に挑戦してほしいですね。たとえ失敗しても、その経験は必ず自分の力になると思います。