まず、「ヒトはなぜ学ぶのか」考えてみましょう。次に「教えること」とはどういうことか考えてみましょう。
ところで、学校という場では「学び」に「教えること」が先行すると想定されています。でも、そうした考え方は正しいのでしょうか。「学び」は「教える」ことによって始まるのでしょうか。私たちの常識となっている現実を疑うことから、学校や教育を再考することは、重要だと考えます。学校制度や、教育という行為に関する理解は、歴史的につくられてきたことを確認しつつ、その論理や構造を問い直していくことが重要です。こうした問い直しは、個人的にだけでなく協働的な探求、検討として実践していくことが学校教育メジャーの基本的な考え方です。
「教育」の本質を探究することを目的とします。メジャーの学科目履修と併行して「教員免許(初等教育)取得コース」に定めてある学科目を履修することにより、初等教育に関する知識や技能等について幅広い内容を学びます。
学科目の修学を通して、社会の様々な事象について科学的、批判的に見る力を育みたい。また大学生活の中から、人と共感し、交流し、協力して働くことができるコミュニケーション能力と行動力を身につけてほしいと思っています。
本メジャーの学科目は、それぞれ独立しながらもその内容は互いに深く関係しています。このメジャーに学ぶ学生には、個々の授業内容の理解に止まることなく、学科目と学科目の関係性にも注目し、履修科目全体を有機的に捉えてほしいと思います。
個々の学生が自ら考え、常に修学の意欲を保つことができる環境を大切にしています。したがって、授業外においても個々の興味・関心を刺激し、励まし支援しています。また様々な機会を通じて、物事に主体的,多面的、創造的に働きかけることの重要性を伝えています。
メジャーで学んだ知識と創造力、実践力を生かして、現在の教育の諸課題と対峙し、新しい学校教育の創造に貢献できる教育者となることを期待しています。また教職とは別の進路を選択する学生についても、ここで培った幅広い社会的視野とコミュニケーション能力を生かし、地域や職場などにおいて様々な学習活動の担い手となることを期待しています。
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●教員(幼稚園・小学校・中学校・高等学校・特別支援学校)
●地方公務員 ●国家公務員 ●進学(大学院)
●教育関連産業(予備校・学習塾などを含む)職員など
こちらから在学生の履修スタイル例や、このメジャーで学んだことなどを紹介しています。