家庭・学校・職場・福祉施設・地域社会と様々な場に心理的援助を必要とする人々がいます。しかし、サポート体制は未だ十分ではありません。
心理学・カウンセリングメジャーでは社会の様々な分野で課題とされている心理的問題について学び、それを理解し、解決するための心理学的教養を身につけます。他人の心に寄り添い、悩める人たちが、自分の苦しみを自ら担いつつ生き抜いていけるよう支え励ますことのできる力の養成を目指します。より心豊かな社会のために。
心の問題を抱えて、一人で苦しんでいる若者が増えています。職場や学校、福祉施設、地域社会……様々な場所で、心の問題に悩む人々へのサポートが必要になってきているのです。そうした状況下で俄然注目を浴びるのが、この心理学・カウンセリングメジャーです。
心理学・カウンセリングメジャーでは、心理学の理論と実践を学ぶことができます。心の健康の保持増進のために役立つ学問です。 心理学・カウンセリングメジャーで受講できる科目は、「心理学概論」「心理学的支援法」などの心理学基礎に加えて、「発達心理学」「福祉心理学」「教育・学校心理学」「司法・犯罪心理学」「精神疾患とその治療」などです。大変幅広い学びをすることができます。
一定の条件をクリアすると公認心理師プレコースの受講も可能です。認定心理士の資格にも対応しています。
心理学・カウンセリングメジャーでは、心理学的側面から人に仕えるための知識や技術を身につけます。さらに、その知識や技術を使う自分自身を鍛錬します。自分自身の鍛錬には、自己理解深めることが含まれます。自己理解を深め、自分自身を受け止めることは大変な作業です。自分自身を理解し、弱さを認め、人に助けを求める謙遜さをもつことは、人に仕えるために重要な要素です。
心理学・カウンセリングメジャーに所属する学生の中には、「これまでに自分自身が心理的な問題で、人から助けてもらったことがあるので、他の人の力になりたい」という願いを持つ学生が少なくありません。心理学・カウンセリングメジャーでの学びを通して、心理学的側面から人に仕えるための知識や技術を習得すること、さらにそれらを用いる自分自身を鍛錬することに取り組んでいただきたいと願っています。
卒業後の進路としては、研究者、カウンセラーなど心理専門家として働く人々がいます。さらに、様々な分野で卒業生たちは活躍しています。心理学・カウンセリングメジャーでは、心を理解することを出発点として、身近な人間関係を理解し、社会を理解する力を身につけることができます。
心理学的側面から人に仕える訓練を受けた人は、現代社会において、人間関係を洞察し、人間関係を良くしていく役割を担うことができます。企業の人事、営業、商品開発など、心理学・カウンセリングメジャーで学んだ人々が仕える場所は多岐にわたります。
人間の心の理解を深めると共に、現代人あるいは現代社会が抱える問題を解決へと導くこと。その意義は広く深く、まさに“人々を心理的側面からサポートできる人材”の育成は不可欠なものと思われます。このメジャーで養うべきは他者に仕えるための学問的・人間的力量の高度なる蓄積。困難は並々ならずあると考えられますが、それを乗り越えていくのはあなた自身です。
こちらから心理学・カウンセリングメジャーのカリキュラムを確認できます。
こちらから過去の研究テーマタイトルを見ることができます。
●児童福祉施設職員 ●児童相談所職員 ●心理相談員・カウンセラー
●労務担当職員 ●厚生・福祉職員 ●公務員 ●大学院進学 ●教員(中学校・高等学校・特別支援学校)など
こちらから在学生の履修スタイル例や、このメジャーで学んだことなどを紹介しています。