情報加工学メジャー

伝え方を体系化すれば、きっと将来に役立つはず。

社会活動のあらゆる場面で「伝えたいことがうまく伝わらない」状況は、ままあります。せっかく優れた商品・サービスがあるのだったら、「どうすれば?」という想いも強いはず。そのへんのジレンマを円滑に解決する“情報活用”の原理原則と技術、そしてその“魂”を学びましょう。情報加工の技術や考え方は、自らの意思を相手に効果的に伝えるための“道具”。そのツボを押さえれば、自らの人生設計にも生かせる力となります。実社会に出る前に、身につけたい学びです。

教員紹介
●情報加工学メジャーコーディネーター 田尾和俊

■情報加工は、3つの過程と4つのメディアの使い分け。

情報加工学は、情報誌『インタレスト』を編集発行していることで知られるメジャー。このメジャーコーディネーターを務めるのが、麺通団団長としての顔も持つ田尾教授です。会うなり、このメジャーとは何かを理路整然と話し始めてくれました。

「情報を扱うには、情報収集、情報編集、情報発信の3つの過程があります。まず情報収集は、どんな情報をどうやって集めるかというノウハウがポイント。つまらない情報をいくら集めても何の成果も上がらないから。次に情報編集は、集めてきた情報をどう見せるかというノウハウ。いい情報もただ羅列しただけでは、うまく人を動かすことができないし、感動させることもできない。そこまで詰めて初めて、最後の情報発信の過程に入る。つまり、編集された情報を何の媒体で発信すればより効果的かという、マーケティングの世界ですね。媒体は、放送媒体(テレビ、ラジオ)、印刷媒体(新聞、雑誌、書籍、ポスターやパンフレット)、通信媒体(インターネットとケータイ)、その他(屋外媒体、イベント、クチコミ等)に分けてその効果的な発信手法を学びます」

■ベースは、社会人に不可欠な「マーケティング」の視点。

情報加工の作業の底辺に流れる考え方は、「モノやサービスを作って売る(提供する)」というマーケティングの思考がベースになっている。つまり、いいものを作って(いい情報を集めて)、みんなが買いたくなるように提供(読みたくなる、動きたくなるように情報発信)しないと成果が上がらない、という考え方です。
「学生は、お店に例えるとカウンターの向こう側にいる。つまり、サービスを受ける側(お客さん)の立ち位置です。ところが社会に出た瞬間、学生はほぼ全員、カウンターのこっち側に来ることになる。モノやサービスを提供する側になるわけです。だからマーケティングの考え方を学生時代に学んでおくことは絶対に役に立つと思っています」

■マーケティングは、ただ作って売るだけではない。

では少し、授業の内容を紹介しましょう。田尾教授の語る「マーケティングの基本的な過程」は、大きく「作る過程」と「売る過程」に分けられます。さらに「作る」は5つの小過程に分けられ、「売る」も3つの小過程に分けられる。
「売れるものを作るというのは、作りにかかるまでの過程が一番大事なんです。まず、目的(何のために作るのか)を決める。ここで目的を具体化しないと、有効な戦略は出てきません。次に対象(ターゲット)を決める。ここまでで「誰をどうしたいのか」という戦略の方向が決まるわけです。続いて、発想する。その戦略を成功させるためにどんな「モノやサービス」が考えられるか、とにかくアイデアをたくさん並べる。その次に、企画する。マーケットリサーチや分析をして、並べたアイデアの中からどれが最も有効かを選ぶ。ここまでの過程でやっと何を作るかが決まって、製造にかかるわけです」
同様に「売る」の過程も、販路の確保、宣伝、営業の3つに分けられ、学生たちにとっては雲をつかむような「マーケティング」という世界の原理原則が、理路整然と理解できるように講義が進んでいきます。
マーケティングの考え方は何もビジネスの世界に限ってのものではなく、たとえ主婦になったとしても役に立つと田尾教授は言います。曰く、「たとえば自分の子どもをどう育てたいか、当てはめて考えてみればいい」。なるほど。「公務員になったとしても、市民をお客様と捉えて当てはめればいい」。まさしく。

■手法を手にして訓練すれば、誰でも発想力は身についてくる。

発想力開発論の授業内容は、まさに目からウロコのプログラムです。たとえば、「分解して類似品を並べて組み替える」というアイデアを生み出す手法。
「Tシャツを分解しますね。分解というのは、要するにTシャツを日本語で細かく説明するようなもの。たとえば“首が丸く開いている”と説明する。次に“丸く”の類似品を並べる。三角、四角、五角…菱形、楕円、ハート型、星形…。で、これを組み替えると“首がハート型に開いたTシャツ”とかいうアイデアにつながってくる」
要するに、発想するための手法を知って何度も考えながら訓練していくと、誰でも“アイデアの箱”の扉を開けられるということ。『インタレスト』の企画編集は、その格好のトレーニングの場だと言えます。社会に出ると、誰もがいろんな課題に直面する。それを解決していくための「新しく、おもしろい手法」をたくさん教えてくれるのが、情報加工学メジャーです。

カリキュラム
●履修できる科目●

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卒業研究
●過去の研究テーマ例●

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目指せるキャリア

●各種情報産業 ●広告代理店 ●印刷会社
●企画会社 ●出版社 ●各種メーカー
●販売会社 ●公務員 ●教員など

学びのスタイル
●在学生ボイス●

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