高校演劇の交流企画「ノトスユース」を開催しました
2026年9月20日(日)・21日(月・祝)、四国学院大学ノトススタジオで、ノトススタジオ高校演劇支援プロジェクト「ノトスユース」を開催しました。大分、島根、広島、大阪、徳島、香川から高校演劇部8校、100名が集まり、本学演劇コースの学生とともに、上演と交流を通して演劇の多様な表現に触れました。
「ノトスユース」は、コンクールのように順位を競うのではなく、それぞれの作品を持ち寄り、創作・上演・対話を通して学び合う企画です。高校卒業後も演劇に関わり続ける未来を考える機会にもなりました。
上演前から始まった、学校を越えた交流
上演に先立って行われた交流会では、各校の生徒が学校の枠を越えて言葉を交わしました。ふだんは別々の地域で活動する高校生たちが同じ場所に集い、会場は他校の生徒同士の会話でにぎわいました。互いの作品を観る前から交流が始まったことも、この企画ならではの光景でした。
一人芝居から28人の舞台まで、8校それぞれの表現
2日間で上演されたのは、次の8作品です。
•香川県立善通寺第一高等学校『カレー・うどん』
•大分県立大分豊府高等学校『エールの時間』
•徳島県立小松島高等学校 放送・演劇部『ひーちゃんが辞める前に』
•尽誠学園高等学校『四角い空』
•精華高等学校『しゃんでりあ・ダイヤモンド・Stardust 完全版』
善通寺第一高等学校
大分豊府高等学校
小松島高等学校
尽誠高等学校
精華高等学校
•島根県立松江工業高等学校『それほどまでに切実』
•徳島県立城東高等学校『アンサブミット・サマー』
•広島市立広島商業高等学校『そらふね』
松江工業高等学校
城東高等学校
広島市立広島商業高等学校
一人で舞台に立つ作品から28人が出演する作品まで、人数も表現方法もさまざま。出演者の演技だけでなく、舞台装置や照明、音響にも各校の工夫が表れていました。ある作品の終演後には、拍手が収まったあと、客席から思わずどよめきが起こる場面もありました。
今回は座席数の都合により一般公開は行いませんでしたが、舞台と客席の距離が近いノトススタジオでは、俳優の表情や息づかい、舞台上の熱量が客席にまっすぐ伝わりました。
大学生の公演と、舞台を支える学び
21日には、本学演劇コースの1・2年生が『賽の河原で踊りまくる「亡霊」』を上演しました。高校生の作品と並んで大学生の舞台に触れることで、演劇を学び続けた先にある表現や創作の姿を感じられる機会となりました。また、本学の学生は上演だけでなく、舞台・照明・音響など、作品を支える仕事にも取り組みました。
四国学院大学
舞台裏を支える学生団体「ノトスプロダクション」
アフタートークと演劇ワークショップ
終演後には、アフタートークを実施しました。ノトススタジオ芸術監督の西村和宏と上演校顧問の先生方が登壇し、作品に込めた想いや、上演を通して感じたこと、良かったところなどについて、和やかに語り合いました。
演劇大会で行われる講評とは少し趣が異なり、出演者や顧問の先生方がそれぞれの視点から作品について語り合うことで、作品をさらに深く味わう時間となりました。
演劇ワークショップでは、数多くのワークショップ活動を行っている演出家・俳優の林成彦さんと、「老いと演劇」OiBokkeShi主宰の菅原直樹さんを講師に迎え、シーン作りや、どうやって作品を作っていくかなどについて学びました。
顧問の先生方も一緒に参加し、演劇について学ぶだけでなく、他校の生徒同士が交流をさらに深める機会にもなりました。
四国学院大学では、身体表現と舞台芸術メジャーを中心に、演技やダンス、舞台技術を実践的に学ぶことができます。演劇の学びと並行して、資格取得(キャリア拡充コース)の履修条件に応じ、教員免許状や保育士資格、社会福祉士国家試験受験資格を目指す道もあります。舞台芸術に取り組む学生を対象とした舞台芸術特別奨学金も設けています。
参加した高校生の皆さん、引率の先生方、関係者の皆様、ありがとうございました。
今回の出会いと舞台で得た刺激が、それぞれの次の創作につながることを願っています。