卒業生紹介

松本 茂さん

文学部教育学科 1998年度卒業
映像制作 エレファントディスコ 勤務

学生時代はどのような学生でしたか。また大学生活で印象に残っていることは?

 大学時代はアルバイトに明け暮れていました。結婚式場や警備員、コンビニエンスストア、洋服店など…。あまり大学に行っていなかったようにも思いますが、印象に残っているのは、やっぱり大学祭ですね。大学祭本番の1時間前に照明が壊れた時は肝を冷やしました。同級生に頼んで何度か直して無事に開催できた時は、仲間に感謝するとともに、困った時は人の力を借りることも大切だと思いました。あとは2年の時にオーストラリアに1カ月、ホームステイをしたことです。海外で生活したことで、英語が話せなくても顔を合わせればコミュニケーションが取れることを学び、外国の人と話をするのが怖くなくなりましたね。

現在の職業を選んだきっかけはなんですか?またどのようなことをしていますか?

 元々は教員志望でしたが、大学祭実行委員会で企画部局を任され、自分が考えた企画でたくさんの人が盛り上がっているのを目の当たりにして喜びを感じ、もっと多くの人に見てもらえる企画をつくりたいと思い、メディア業界を志すようになりました。卒業後はコマーシャルの映像制作会社に就職し、経験を積みました。そこでは自分が作りたいと思うものとクライアントから求められるものとのギャップに苦しんだ時期もありました。その会社で8年間お世話になり、その経験を生かして現在は自分で制作会社「エレファントディスコ」を立ち上げました。今では四国のテレビ局数社で番組の制作をしています。

大学時代の経験は、現在どのように活かされていますか?

 現在の仕事では、取材先のリサーチから台本作成、撮影、編集、ナレーション原稿作成など番組制作の全てに携わっています。グルメや新店舗を紹介する情報番組や、移住者紹介など、さまざまな番組を制作するには知識と経験が求められます。大学時代に大学祭実行員会など活動やの多くのアルバイトを経験したことで、さまざまな職種の人と出会い、話を聞いたことが、現在の取材に生かされていると思います。

これから社会に出ていく後輩に、先輩としてメッセージをお願いします。

 社会人として必要なことは、「自分のことより人のことを考える」、「ミスをした時は素直に謝り、失敗を認める」、「苦しくても続ける」の三つ。大学時代は社会に出るステップとして重要な時間です。失敗することもあると思いますが、大学生だからできることもあり、それが経験につながります。四国学院大学でいろいろなことに挑戦してください。