2025年度クリスチャン・ウィークを開催しました
2025年5月19日(月)~23日(金)の期間、クリスチャン・ウィークを開催しました。
本学の建学憲章にある「キリスト教信仰」を積極的に考える全学行事です。
今年のテーマは「多文化共生」。多様な文化や価値観が共存する社会において、共に生きるとはどういうことかを、多角的な視点から見つめ直す1週間となりました。
5月21日(水)には、新聞記者の玉置太郎氏をお迎えして、「○○○の隣に座る」という奨励題でロングチャペルアワーが行われました。
玉置氏は、大阪・ミナミで外国にルーツをもつ子どもを支える市民団体「Minamiこども教室」でのボランティアを続けるかたわら、移民との共生をテーマに長年取材を続けてこられました。当日は、これまでの取材経験やご自身の信仰との関わりを交えながら、「隣人として共に生きる」ことの大切さについて語ってくださいました。



チャペルアワー後には、玉置氏を囲み、学生と教員たちで交流の場を持ちました。
さらに同日夕方には、アトリウム・コイノスにて、マグノリア学寮生を対象としたトークセッションを開催。玉置氏と、香川県在住のライター・岡内大三氏をお迎えし、大阪の移民の子どもたちの現状や、香川県におけるムスリムコミュニティの実情など、多様な取材経験をもとにお話しいただきました。参加した学寮生たちは、「共に生きる」とは何かについて改めて考え、理解を深める貴重なひとときを過ごしました。


そのほか、期間中には以下のような多彩なプログラムを行いました。
・山下大輔准教授の「コリア文化研究Ⅰ」の授業では、韓南大学校からの留学生が、韓国における多文化について発表しました。
・「現代倫理の諸課題」の授業では、金泰勲教授が「現代韓国の多文化社会」について講義を行いました。
・会沢勲教授による「特別支援教育」の授業では、受講生たちと共に、インクルーシブ教育をテーマにしたディスカッションを行いました。
・宗教委員長・ネルソン橋本ジョシュア諒准教授による平和学の講義では、「多文化共生」をテーマに、本学ならではの視点から学びを深めました。
・クリスチャンCCに所属のKGK「一粒の麦」によるバイブルスタディ企画をはじめ、ハンドベル・クワイアによるハンドベル体験イベントや、清泉礼拝堂聖歌隊によるミニコンサートなどを開催しました。

留学生による発表

金先生の授業風景

会沢先生の授業風景

ハンドベル・クワイアによるハンドベル体験イベント

清泉礼拝堂聖歌隊によるミニコンサート