学生活動

『制作の基礎を学ぶ』

社会学部(演劇コース) 2018年度卒業 金城七々海 さん
期間:8月22日~8月31日
場所:鳥取 鳥の劇場
活動内容:舞台芸術実習Ⅰ

実習前、事前準備などは何をしましたか。

――去年、鳥の劇場に実習に行った先輩に話を聞いたりしました。去年は「鳥の演劇祭」に関わって、とても忙しかったみたいです。今回の実習は「鳥の演劇祭」ではなく、「BeSeTo演劇祭」に関わるということで、行く前には「BeSeTo演劇祭」のチラシなどの資料を見ました。

実習では、どんなことを学びたいと思っていましたか。

%e4%b8%89%e9%87%8e%e5%8f%af%e5%8d%97%e5%ad%90%e3%81%95%e3%82%93――高校生の頃、役者として地域の舞台に立っていたことがあるんですけど、その時の舞台制作のスタッフさんがすごくかっこよくて、私も舞台制作に関わりたいと思うようになりました。大学に入って、私は今演劇コースで舞台制作を担当しています。舞台制作には、舞台の運営から広報、当日の受付まで舞台に関わる様々な仕事があります。だから仕事量がすごいんですけど、その分やりがいがあって、とても楽しいです。もっと舞台制作について学びたい、と思っていたので、プロの舞台制作現場が見られる今回の実習はとても楽しみでした。

 

 

 

実習では、どんなことをしましたか。

――今回実習で関わった作品は、韓国の劇団ティダと鳥の劇場の共同制作公演『詩の教室』です。実習では、舞台美術のお手伝いをしたり、部屋の床に板を張ったり、稽古場の見学をしたりしました。一回だけ、障害者の方と鳥の劇場の方でつくる自由劇場の稽古場を見学させてもらいました。普段だったら台本がしっかり決まってますけど、自由劇場には台本がなくて、みんなで作品を作り上げていきます。流れだけを先に決めて、出ている人がどういう風に話をつなげてもいいんです。だから毎回流れは同じなんですけど、話していることが違ったりして、とてもおもしろかったです。

新しい発見や学びはありましたか。

――参加させてもらった、「海をつうじて行き交うもの 異なるものとの交流が未来をひらく」というタイトルのシンポジウムで、来場者の集計の仕方などを見ることができました。どんな年代か、男女どちらが多く来ているのか、などどういった情報を得たいのか、ということがスタッフさんの間で話し合われたりしていました。集計は、配布したアンケート用紙の枚数や事前予約、当日券などの情報から年齢別、男女別などで出していきます。今回のシンポジウムの来場者は、ご年配の男性が多かったようです。また、ポップ制作の時には、どのフォントが見やすいか、など基本的なことを教えてもらいました。

これから、この経験をどう活かしていきたいですか。

――私は、大学でパフォーミングアーツ研究所SIPAと一緒に制作に関わっているんですけど、今後、ノトスのFacebookやTwitterなどのSNSをちゃんと更新していきたいと思いました。SARPやシアタータンクについては基本的に学生がSNSを担当していて、今年から頻繁に更新していこう! と決めていたんですけど、それができていたのが2ヶ月くらいで。最近途絶え気味だったんですけど、今回の舞台実習で制作の方の仕事をみていて、これからは頻繁に更新したいと思いました。チラシ配りや舞台の広報面でも、今回の実習での経験を活かしたいです。
私は将来、できれば舞台制作に関わるお仕事がしたいと思っています。でも、今回の実習で基礎的なことを学べたと思うので、もし企業などに就職して演劇関係に進まなかったとしても、今回の経験は役に立つと思います。

実習に行く後輩へアドバイスやメッセージなどあればお願いします。

%e9%87%91%e5%9f%8e%e4%b8%83%e3%80%85%e6%b5%b7%e3%81%95%e3%82%93――私は、今回の実習で、舞台制作の基本的なことを学ぶことができました。舞台稽古や制作の現場を見ることができて、本当に楽しかったです。
私は制作に関わっているなかで、仕事量が多くて大変だし、何度も制作をやめよう、と思ったことがあります。それでも、やっぱり楽しくて、また次も制作に関わっている自分がいます。
だから、実習だけでなく、自分がやりたいことや好きなことは、簡単にあきらめずに頑張って、楽しんで欲しいと思います。

鳥の劇場について
2006年1月、演出家・中島諒人を中心に設立。鳥取県鳥取市鹿野町の廃校になった幼稚園・小学校を劇場施設へ手作りリノベーション。収容数200人の“劇場”と80人の“スタジオ”をもつ。劇団の運営する劇場として、「創る」・「招く」・「いっしょにやる」・「試みる」・「考える」の5本柱で年間プログラムを構成。現代劇の創作・上演と併行して、ワークショップ、優れた作品の招聘、レクチャーなどを実施する。
(鳥の劇場HPより)

『舞台の裏側で』

社会学部(演劇コース) 2018年度卒業 三野 可南子さん
期間:8月22日~8月31日
場所:鳥取県 鳥の劇場

「舞台芸術実習Ⅰ」の実習について教えて下さい。

――私は、鳥取県の「鳥の劇場」へ舞台芸術実習に行きました。高校の頃から役者志望として、大会に出す作品や学校で短い作品の公演をしていたんですけど、舞台の裏側の仕事はあまり見たことがありませんでした。なので、今回の実習では、裏側の仕事について見て、体験しようと思い参加しました。

実習ではどんなことをしましたか。

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――私が実習中に関わった作品は、9月14日から10月10日まで開催されるBeSeTo(ベセト)演劇祭のプログラムのひとつ、韓国の劇団ティダと鳥の劇場の共同制作作品『詩の教室』です。『詩の教室』の上演は10月9日と10日だったので、上演に向けた準備期間での実習でした。実習では、衣装の片付けをしたり、シンポジウムの仕事に関わらせてもらったりしました。8月27日に行われたシンポジウムは、「海をつうじて行き交うもの 異なるものとの交流が未来をひらく」というタイトルで、鳥取で有名な妖怪からさまざまな形のつながりを語る、というものでした。私は、そのシンポジウムでBeSeTo演劇祭を紹介するためのチラシのセットアップをしました。

 

 

実習を終えての感想を聞かせてください。

――実習前、先輩からはけっこう大変だよ、と聞いていたんですけど、実際はとても楽しく取り組むことができました。舞台製作や宣伝をしてくれている人がいるからこそ、舞台を観に来てくれる人がいる。実際に舞台の裏側で、製作や宣伝に関わっている方たちを見て、改めて「すごい!」と感じました。

何か変化はありましたか。

――私は、テレビを見るのが大好きで、中学3年の時からテレビに出る仕事がしたいと思っていました。だから、舞台というよりもテレビ関係で役者の仕事がしたいと考えていたんですけど、今回の実習を通して舞台の裏側を知り、その楽しさを感じられたので舞台関係の仕事も視野に入れていきたいと思うようになりました。

実習に行く後輩へのメッセージなどあればお願いします。

%e4%b8%89%e9%87%8e%e5%8f%af%e5%8d%97%e5%ad%90%e3%81%95%e3%82%93――実習先は毎回変わるみたいなんですけど、私の場合は舞台の裏側を体験し、発見することを目標として実習に臨んだので、色んな体験すべてを楽しんで実習することができました。これから実習に行く人にも、自分の目標を持つことが大事かなと思います。

鳥の劇場について
2006年1月、演出家・中島諒人を中心に設立。鳥取県鳥取市鹿野町の廃校になった幼稚園・小学校を劇場施設へ手作りリノベーション。収容数200人の“劇場”と80人の“スタジオ”をもつ。劇団の運営する劇場として、「創る」・「招く」・「いっしょにやる」・「試みる」・「考える」の5本柱で年間プログラムを構成。現代劇の創作・上演と併行して、ワークショップ、優れた作品の招聘、レクチャーなどを実施する。
(鳥の劇場HPより)

『私を変えた、二ヶ月間』

社会学部(演劇コース)2016年度卒業
太田久美子さん

期  間:7月29日~9月27日
場  所:東京都(こまばアゴラ劇場)、兵庫県(城崎国際アートセンター)
活動内容:インターン(高校演劇サミット、「MONTAGNE/山」など)

インターンに行こうと思ったきっかけは何ですか。

――平田オリザ先生から、インターンの話をいただいたことです。私は、演劇コースで制作を担当しています。制作について、4年間演劇コースで学んできたことを活かしながら、新しいことを学びたい! と思い、インターンに参加しました。

インターンではどんなことをしましたか。

%e9%bb%84%e3%81%8f%e3%82%93img_3165――最初の1週間は、東京のこまばアゴラ劇場で高校演劇サミットに参加し、公演の受付等の手伝いをしました。高校演劇サミットでは、高校生に対して、舞台を使う時の注意点や音響や照明、制作など一通りの説明がありました。高校の演劇には制作というポジションがないみたいで、制作の仕事について伝えるためのものでもありました。このサミットで、制作以外の音響や照明についてもある程度知っていたらもっと楽しいだろうな、と思いました。一応、大学のノトスプロダクションに3年まで所属していたのですが、私はやはり制作がしたかったので、音響や照明など舞台の仕込みにはあまり入っていませんでした。でも今回、実際に経験してみて、光の力とか音の力というのは、舞台を引き立たせるもののひとつなんだな、と実感しました。ドアを開ける時、「ガラガラ」というドアの音と役者が手をつけるだけでそこにドアがあるかのように見えたり、照明によって、異変が起こったことを表現することもできます。様々な照明の色や、スモークマシンを使うと光が舞台上でどのように見えるのか、といった演出方法なども見せてもらいました。今まで授業でさらっと聞いていたので知識としては知っていましたが、改めて実際に見てみると「なるほど」と理解できる部分が多くありました。次の約1ヶ月半は、兵庫県と東京で青年団とフランス人演出家トマ・キヤルデによる日仏の国際共同プロジェクトで上演される『MONTAGNE/山』という作品に関わらせてもらいました。この作品は元々フランスで上演されていた作品で、日本で上演するために台本を書き直すところからはじまりました。滞在制作が兵庫県の城崎国際アートセンターで行われ、リサーチ期間の1週間は、日本らしい台本に書き換えるため、山に関係する人に話を聞いたり、お寺の住職さんに話を聞いたり、植村直己の冒険館に行ったりしました。私は今まで山のことを知らなくて、リサーチから関わったことも初めてだったので、知らない世界をたくさんみることができました。たとえば、山へ入る時は、山に挨拶をすること。それは、自分が今から山に入ることを知らせるためだったり、動物たちに人間が歩いていることを知らせるためだったり、自分の身を守るためだったりするようです。山への挨拶という些細なことから、植村直己の生涯のことまで様々な話を聞いて、山って深いんだなぁと感じました。
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実はこの作品、フランスで上演した時は野外公演として、実際に山で上演されていたんです。でも、焚き火のシーンもあったので、日本で同じように山で上演することは厳しく、その舞台をどう再現するか、ということが話し合われました。劇場に木材を立てても、劇場は劇場にしか見えないので、岩は三角の厚紙に「岩」と書いたり、火も赤い紙に「火」と書く、といったようにすべてを紙で作ることになりました。私も一緒に小道具の制作に参加させてもらったんですが、俳優さんがどうやったらスムーズに演じられるのか、ということを考えていたので、これも作品づくりのひとつになっているのだなと感じました。

学びたかったことを学ぶことはできましたか。

――今回、制作以外の様々なことを知り、学ぶことができました。そして、滞在制作の難しさ、外国人の方との共同制作の大変さを知りました。コミュニケーション面でも、通訳の方もいましたが、日常会話など英語がしゃべれたらもっと話せたのにな、と思うところがありました。
いつもノトススタジオで公演がある時は、制作としてやらなければならないことがたくさんあったので、稽古場にずっといて、稽古の様子を見る、というのも今回が初めてでした。制作として何かをつくるとかではなく、作品が徐々に出来上がっていくのをみるのがとても面白かったです。
今回のインターンでは、知りたい、と思っていたこと以上に知れたことが多かったです。
たとえば、チラシ配りではある程度やることは決まっていて、プラスどうしたらいいか、ということを後輩たちと話をしていたんですけど、城崎国際アートセンターの方とチラシ配りに同行させてもらった時、私たちの課題が見えてきました。私たちもチラシ配りに行く時は、ご飯処ではご飯を食べてチラシを渡すようにしているんですけど、城崎国際アートセンターの方は店の人たちに「いつもありがとう」と言われていて、その関係性の深さや距離の近さが違っていました。やっぱり、チラシを渡すためにお店に食べに行く、というのでは駄目で、いつも食べていて公演がある時にそれを会話の中で伝えられる関係って素敵だなと思います。

今回の経験をこれからどう活かしていきたいですか。

―― 一つは、今回の「MONTAGNE/山」という作品に関わってみて、外国に行って、外国で作品をつくってみたいと思うようになりました。そのためにも、もう一回英語を勉強しようと思います。
もう一つは、こまばアゴラ劇場で受付の手伝いや物販などをしていたんですけど、青年団のスタッフさんのお客さんに対する声かけがすごかったです。当日券などのチケットはどこで半券を切るのか、という案内や、途中休憩がないから今のうちにトイレに行ってください、という声かけのタイミングなどがとてもスムーズでした。青年団のスタッフさんたちのように、ノトススタジオでもお客さんにちゃんと伝えられるようにしたいと思いました。
今回の経験を通して、劇場のあり方について知りたい、もっと他の文化に触れたい、と思うようになりました。今まで国際交流や外国の文化などにそんなに興味なかったんですけど、インターンに行く前と行った後で私の気持ちは大きく変わりました。
私は卒業後、演劇コースでのご縁もあり、今回インターンに行かせてもらった青年団に入ります。そこで、これからも演劇に携わり、制作をやっていきたいと思います。

インターンを控えた後輩へアドバイスやメッセージなどあればお願いします。

――私にとって、インターンに行ったこの2ヶ月間は本当に良い経験になりましたし、とても充実していました。私は今まで制作のことしか知らなくて、今回他の音響や照明についても知りたいと思ったので、照明とか音響とか舞台のことを知っている人も、制作のことを知っていた方が、もっと楽しくなると思います。私はずっと、制作をやりたい、と思ってやってきました。だから、これがやりたい! という強い気持ちが大事だと思います。
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Toyooka Art Season 2016参加事業/青年団国際演劇交流プロジェクト2016
『MONTAGNE/山』
青年団HPより

『留学生としての貴重な体験』

社会学部 2016年度卒業
黄 正文(ファン ジョンムン)くん
出身校:韓国 慶一(キョンイル)大学校
留学期間:2016年4月1日~2017年3月31日(1年間)
授業名:日本事情Ⅰ

日本に留学しようと思ったきっかけは何ですか。

――韓国と日本の学校では何が違うのか、ということを知るのは面白そうだと思ったからです。それに、元々日本に興味もありました。僕は2年前、京都旅行で祇園祭りを初めて見て、もっと色んな祭りを見てみたい、と思っていました。
交換留学というのは、学生の頃でないと経験できないものだし、やってみよう! と思い留学を決めました。

実際に留学してみて、四国学院大学での学生生活はどうですか。

――四国は静かで、平和でゆっくりな生活ができています。韓国にいた時はけっこう忙しい生活で、高校の時は夜までずっと勉強していました。授業については、日本の学生と授業を受けていても、易しいものは易しいし、難しいものは難しくて、それは韓国の授業と同じだなと感じました。でも、勉強に関しては強制的な感じはしなくて、自分のペースでできています。四国学院大学に来て、いろんなことをやれる時間もできたし、考える時間もできて、すごくいいなぁと今思っています。

「日本事情Ⅰ」の授業について教えて下さい。

%e9%bb%84%e3%81%8f%e3%82%93img_3165――「日本事情」の授業では、学校の外に学生を連れて行ってくれます。先生がその場所について説明して回ってくれるので、授業というよりも先生と一緒に観光しているような気持ちになります。琴平のこんぴらさん(金刀比羅宮)、直島、女木島、栗林公園、徳島などに行きました。
こんぴらさんでは、友達と一緒に階段を登っていたんですけど、ここが頂上だろうと思っていた場所がまだ中間で、これはすごいなぁと思いました。直島では、芸術鑑賞をしました。これはなんだろう、と思うものから建物の空間全体が芸術品だな、と感じるものまで、様々なものがあっておもしろかったです。女木島では、桃太郎の話を聞いたり、鬼の洞窟に行ったりしました。
栗林公園では、日本庭園の美しい景色を楽しみました。公園内に川があって、船に乗っている人を見かけたので、船に乗って景色を楽しんでみるのもいいなぁと思いました。徳島では、阿波踊り体験をさせてもらいました。最初は実際に阿波踊りを見せてもらって、阿波踊りについての説明を受けた後、僕も一緒に踊りの体験をさせてもらいました。元々、日本の祭りに興味があったので、すごく楽しかったです。もっと見たいなと思っていたんですけど時間も限られていたので、家に帰ってから阿波踊りの動画を見ました。他にも、四国の演劇を観に行ったり、善通寺祭りに行ったりもしました。受ける前は、受講は前期だけにしようと考えていたんですが、とても楽しかったので後期も「日本事情」を受講します。

新しい発見や学びはありましたか。

――僕の日本語は独学なので、日本の文化や昔話などはあまりよく知らなかったんですけど、女木島で鬼の洞窟に行った時にガイドさんが桃太郎や鬼について説明をしてくれて、すごくいいなと思いました。韓国の鬼は、日本と似ている感じはあるんですけど、日本とは違って良いイメージの笑った顔の鬼が多いと思います。そこで、韓国と日本の文化や価値観の違いを感じました。
僕は、祭りの踊りだけでなく、偶然友達に会ったりするような祭りの独特な雰囲気がすごく好きです。徳島の阿波踊りで体験したように、祭りをもっと体験したいと思うようになりました。

これからの将来にどう活かしていきたいですか。

――「日本事情」の授業を受けて、もっと日本の色んなところに行ってみたいと思うようになりました。将来、韓国に帰っても、また日本に来て、友達と会ったりしたいと思っています。僕より前の留学生から、「日本事情」で行った場所では沖縄が一番よかったと聞いているので、沖縄旅行にも行ってみたいです。僕は外国人の友達が欲しいと思っていたので、今回の留学で日本人の友達が出来て嬉しかったです。この四国学院大学で出来た人とのつながりは、これから先もずっと大切にしたいと思います。

今後、留学を考えている後輩へアドバイスやメッセージなどあればお願いします。

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――四国学院大学は、留学生をとても気遣ってくれる学校だと感じています。1から10まであったら、8まで気をつけてくれていて、守られているような気がします。だから、僕は後輩に「日本はどうですか?」と聞かれた時、ここに来て後悔することはないと思うから色んな経験がしたいと思うなら来た方がいい、と答えています。少しでも興味があるなら、四国学院大学へ来て欲しいです。


日本事情Ⅰ:外国人留学生が日本で生活をしていく上で必要な日本の生活・文化・社会などに関する知識と方法について日本語で講義する。また季節ごとに行われている地域の行事を実際に体験したり、住民との交流を通してより深く日本を理解できるように様々な体験プログラムもあわせて実施する。日本事情Iでは主に、香川県内地域を体験プログラムの範囲とする。

『異文化に触れて』

文学部 学校教育メジャー/観光学マイナー 2016年度卒業
堀金美里 さん

期間:9月5日(月)~9月17日(土)
場所:フィリピン シリマン大学
活動内容:インテンシブ・イングリッシュ・プログラム(フィリピン研修)

研修に参加しようと思ったのは何故ですか。

――英語に触れたくて、今回の研修に参加しました。ずっと、自分の中で英語に対する苦手意識はあったんですけど、喋れたらいいなと思っていました。外国での英語研修を行うサマーセッションの「外国事情」などに参加したい、と思っていたんですけど、教育実習があったりしてなかなか行けなかったんです。でも今回、たまたまフィリピンでの英語研修のお話を聞き、今年からということもあって是非行ってみたい! と思い参加を決めました。

研修前の事前準備などは何をしましたか。

――研修前に、毎日どれだけ自習をしてきたか、というのを先生がチェックしてくれていました。私は、語彙力にあまり自信がなかったので、とにかく英語の単語を覚えようと思い、ノートに単語を書く、という自習をしました。高校時代あまり英語を勉強していなかったので、高校以来単語張を開いて、今までで一番単語を勉強しました。

研修では、どんなことをしましたか。

――フィリピンのシリマン大学で1コマ60分の英語の授業を1日4コマ受けていました。月曜日はエクスポージャクラス、火曜日から金曜日まではそれぞれの先生方の授業を受ける、という時間割りでした。授業を担当してくれたシリマン大学の8人の先生方は、私たちにも分かりやすく教えてくれました。授業中、印象的だったのは、フィリピンと日本の違いはどんなものがあるか、と聞かれた時、私は「お風呂がない」と答えたかったんですけど、まったく通じなかったことです。お風呂の「バス(bath)」と車の「バス(bus)」の違いをうまく伝えられませんでした。事前に単語の勉強はしていましたが、やはり喋るのと書くのとでは大きく違うなぁ、と発音の難しさを実感しました。現地の学生と混じっての授業ではなかったので、飛躍的に英語力が伸びたかと言われるとそうではないのですが、英語でのコミュニケーション面に関しては怖くなくなりました。エクスポージャクラスでは、マングローブを見に行ったり、絶滅危機に面した動物たちがいる小さな動物園に連れて行ってもらいました。ガイドさんの英語での解説を聞き取って、ワークシートを提出するという授業だったんですけど、少しでも気を抜くと単語を聞き逃してしまうので、しっかりと聞き耳を立ててガイドさんの話を聞いていました。

フィリピンでの生活はどうでしたか。

――研修中は、シリマン大学の寮で生活をしていました。2年生から4年生まで学年がばらばらのメンバーだったんですけど、一部屋に女子7人での生活ということもあってすごく仲良くなれました。研修中の生活は自分たちでしなければいけなかったので、近所のスーパーへの水やパンの買出しなど自分たちだけで行っていました。でも、寮にコンロなどがなかったので、食事は基本的に外食でした。はじめはお米も日本のものよりもパサパサしていたりして、なかなか喉を通らなかったんですけど、慣れてくるとおいしく感じるようになりました。中でも、よく食べたのはチキン料理とマンゴーです。あと、研修の参加者の中に去年10ヶ月ほどフィリピンに留学していた先輩がいて、きれいな海と大きなプールがあるネグロス島のバフラリゾートに連れて行ってもらいました。朝一で行ったので人が少なく、貸切状態でした。

フィリピンと日本の違いなどはどういうところで感じましたか。


――シリマン大学の寮には洗濯機がなくて、洗濯はすべて手洗いでした。週に2回ランドリーウーマンが来てくれるんですけど、週2回だと着る服がなくなってしまうので私はずっと手もみで洗濯をしていました。研修前に洗濯機がないことは聞いていたので、持参した洗面器はとても役に立ちました。スーパーに買い物に行くと、入り口で警備員による持ち物検査があって、危険物がないかチェックされます。折り畳み傘も引っかかって、そういった手荷物は預けて買い物をしました。部屋には蟻がよく出たんですけど、フィリピンで蟻はお金の象徴だから殺してはいけない、と言われました。虫に対する考え方ひとつとっても日本とは違うんだな、と驚きました。

今回の体験をこれからの将来にどう活かしていきたいですか。

――スーパーに買い物に行った時、物乞いをしている人々を見かけました。その中には子どもたちの姿もあって、この子たちはちゃんと教育を受けられているのだろうか、と気になりました。私が学校教育メジャーということもあり、そういった場面を見て教育の必要性を感じました。
私自身、今回の研修で実際に異文化に触れ、様々な価値観や生活を知ったことで、視野を広げることができました。だから私は、将来、広い物の見方ができる子どもたちを育てられる教員になりたい、と思いました。

海外での英語研修を考えている後輩へのアドバイスやメッセージなどあればお願いします。

――私は今回研修に参加して、、外国のフィリピンで二週間やりぬけたので、どこに行っても大丈夫、という自信がつきました。フィリピンで生活ができたことを本当によかったと思っています。やっぱり、行ってみないと分からないことがたくさんあります。私は今回が初めての海外旅行で、親元を離れるのも初めてだったので、不安もありましたが、すごくいい街で、フィリピンの人たちの人柄もよかったので、楽しく過ごすことができました。
だから、もし迷っているなら、行ってみた方がいいですよ!


*シリマン大学(フィリピン)
シリマン大学は、本学の学術交流協定校です。シリマン大学があるドゥマゲテは、学生の街といわれるだけあって、賑やかで活気のある場所です。留学生は、日本だけではなく、世界各国から集まっています。
*インテンシブ・イングリッシュ・プログラム(フィリピン)
全学年対象の授業科目として2016年度より新設され、今年度初めて学生を引率して実施しました。このプログラムは、フィリピンへの旅費・宿泊費および研修授業料については、大学からの全額補助がありました。