学生活動-その他

『科学を楽しく学ぶこと ~科学の目でものを見る~』

文学部 学校教育メジャー 池田 良さん
高松東高等学校出身。

「自然科学に対する興味・関心はどの様に生ずるか?あるいは失われるか?」
「身近なものを科学の目で見る一般的な方法とは何か?」
といった自然科学に関する“問い”を追求する、マグノリア・カフェ「科学の目でものを見る」。
元々理科が好きで、教員を目指す上でも活用できると考え、マグノリア・カフェ「科学の目でものを見る」に入った池田さん。
マグノリア・カフェ「科学の目でものを見る」での探究活動で、どのような気づきを得たのでしょうか。

マグノリア・カフェ「科学の目でものを見る」ではどんなことをしていますか。


――植物やホタルの観察、天体観測、ピタゴラスイッチの作製など、主に自然科学に関する探究活動をしています。活動の際は、先生が自然科学的視点で資料やパンフレットなどを作成してくれるので、とても分かりやすいです。
野外での植物観察では、学内の4号館・5号館裏、喫煙所付近、図書館裏などに生えているスイバの雄と雌を調べる、ということをしました。雄と雌の数を調べて、スイバの雄雌や生態の環境の違いを調査したり、実際にルーペを使って観察しました。
ピタゴラについては10月中旬に実施される文化祭までに作製したいという話にはなっているのですが、今はまだ各自が構想を練っているところで、8月頃から試作する予定です。ピタゴラは簡単そうに見えてすごく難しいなと痛感しています。実際に組み立てて動くのか?ということが分からないので、自身で試行錯誤を重ねたり、先生にアドバイスをもらいながら形にしていきたいなと思います。
また今後、まんのう町にある天文台に星の観察に行こうという話も出ているので、楽しみです。

活動を通して、新しい発見や気づきはありましたか。

――小さい頃にも植物の観察をしたり、ピタゴラをテレビで見たりしていました。でもやっぱり同じことをしていても、年齢を重ねて、知識も入ってくることによって、違う見方ができるようになり、面白さは増しているように感じます。例えば、桜の見分け方とかって、何となく分かっているけど、実際どう見分けるのかは分からなかったんですよね。でも、先生が「桜の枝は全部横縞になっているから横縞桜で覚えたらいよ」とか、桜の花弁の枚数などについてもマグノリア・カフェの活動の中で教えてくれたので、よりはっきりと見分けられるようになりました。それに、今までは単なる雑草や木だと思っていたものが、実は意味があってそこに置かれているのだということもこの活動で知りました。何のためにそこに咲いていて、どういう意図で整備されているのか、という理由も教えてもらえたので、ただ植物観察するだけでなく、植物の位置や存在そのものに意味があるということを知ることができたので面白かったです。例えば、学内の正門付近に大きな木が横並びに生えているのは、正面から写真を撮る時に見栄えが良いようにしているからだそうです。学内の自動販売機売り場の近くに生えている草も、雑草だと思っていたんですが、実はあの草が太陽の光を遮ることによって雑草対策になっていた、ということを知って驚きました。あとは、目隠しのために壁の塀を植物にしている家などには、冬場になって葉が落ちてスケスケにならないように一年中葉を咲かせる常緑樹を使っているとか。学内を探索しながらそういったことを教えてくれるので、新しいことを知れたり、新たな発見があり、楽しかったです。

マグノリア・カフェ「科学の目でものを見る」の問いに対して、自分なりにどう考えていますか。


――身近なものを科学の目でみるとはどういうことなのかを考えた時、ピタゴラなどは特にそれが当てはまるんじゃないかなと思います。小さい頃に見るピタゴラスイッチって、ただなんかすごいなとか、面白いなという目だけで見ると思うんですけど、実際に科学を学んだ大人が見てみると、この装置の裏はこういう風な造りになっているのかなとか、こういう繋がりがあって一つの装置ができているのかなとか、どういう原理を利用して動いているのかといった視点で見ることができると思います。そういう機械の内面や仕組みまで見ることができるかどうかが、“科学の目で見る”ということではないかなと考えています。ただ玉が装置の上を転がっていくのをすごいなぁと思って見るのではなく、どうやって再現性を出して同じようにつくれるのか、ということを考えるのが科学ではないでしょうか。計算式や物理の法則などは、科学への苦手意識を持つポイントだと思うんですけど、ピタゴラはそれを楽しく学んでいく方法のひとつなのかなと思います。僕自身、物理学は苦手なんですけど、実際にピタゴラを作りながら分からないところを教えてもらうと、「あぁこういうことか」と体験しながら学べるので楽しいです。

活動を通して、科学に対する意識に変化はありましたか。

――植物をみんなで調べた時に、何故そこにあるのか、ということを学んだりしたので、景観や風景一つとっても何か意味があるのかなとか、道端に生えている草木にも意味があるのかなとか、機械を見てもどういう造りになっているのかなと物事の本質を考えるようになりました。科学は身近にあるんだ、ということを実感しているところです。

マグノリア・カフェ「科学の目でものを見る」に入ってよかったと思うことを教えてください。

――教育実習に行った時、実習先の小学校にちょうど桜の木があったので、早速桜の見分け方を教えたんです。そうすると、小学生たちがみんな「すごーい!」と喜んでくれて、僕も嬉しかったです。小学生は校内を探検するのが好きなので、校内を探検しながら植物がそこにある意味などを授業と結びつけて教えてあげたら、すごく楽しく授業ができるんじゃないかなと感じた瞬間でした。このマグノリア・カフェで学んだことがちゃんと身について実践できたので、入っていてよかったなと思います。
これからもマグノリア・カフェでの活動でいろんな知識や発見をしていけば、教職の現場でも使えるはずなので、どんどん身に付けていきたいですね。

マグノリア・カフェ「科学の目でものを見る」での経験を将来にどう活かしていきたいですか。

――教職では、理科の授業でマグノリア・カフェで学んだことを活かしていきたいです。今回制作するピタゴラの動画を授業で流すことも面白いと思うし、植物や天体の知識なども授業の中で児童に説明することができるというのは、自分にとっても大きな力や財産になりました。自分が父親になった時にも子どもに教えてあげたら楽しいなと思いますし、将来、教職だけじゃなくて、いろんな場面で使っていきたいです。

マグノリア・カフェ「科学の目でものを見る」に興味がある方へ

――科学の専門家・研究者が近くにいて、実際に体験して教えてもらいながら理科や科学を学ぶのは、小中の理科とは違って、自分の知りたいことを奥深くまで追求できる良い環境ではないでしょうか。理科が好きで入るのもいいし、ピタゴラが面白そうというだけでもいいと思うし、楽しみ方は色々あります。理科に興味があるなしに関わらず、誰でも入れる敷居の低いマグノリア・カフェだと思います。


◆マグノリア・カフェとは
正規のカリキュラムを補強しながら行う、自主講座、自主セミナー、自主ワークショップ等の課外活動です。教員と学生が会食をし、交流を行いながら学んでいきます。

『魅力を撮る楽しさ ~瀬戸芸2022カフェ~』


文学部 歴史学・地理学メジャー 髙石 紗奈さん
三島高等学校出身。
写真部部長。
瀬戸内国際芸術祭2022の作品展示を鑑賞し、ヴァーチャルな視覚表現と実在するモノとのパラドックスを「問う」マグノリア・カフェ“瀬戸芸2022カフェ”。
前回の瀬戸内国際芸術祭が開催された2019年、「次の機会があるなら3年後」だと担当の井上先生に言われていた髙石さん。
3年後の今回、瀬戸芸カフェに参加した感想などについて話を聞いてみました。

マグノリア・カフェについて
マグノリア・カフェ「瀬戸芸2022カフェ」ではどのようなことをしていますか。

――瀬戸内国際芸術祭は春・秋・冬の3会期あるので、瀬戸芸カフェで3回行く予定です。事前にどこに行きたいか、ミーティングをして計画を立てていきます。
 春会期を開催中だった5月のGWに、初めて瀬戸芸カフェで小豆島に行きました。事前に井上先生の方から「ここを見に行きたい」という提案があって、みんなと「ここなら行けるかな」とか、「この場所のここがいいかな」とか、それぞれ自分の見たい場所や意見を言い合って、決めました。小豆島は自然豊かな場所なので、その自然と融合したような作品を主に見ました。作品を見て感想を話したり、意見交換することで、視野を広げることができています。

実際に瀬戸内国際芸術祭に行ってみてどうでしたか?

――やっぱりすごかったですね。なかなかいろんな国の方の作品を一か所で見れる機会はないですし、島だからこそできることなのかなと思いました。中でも印象に残っている作品は、巨人が海の方を向いて座っている作品「ダイダラウルトラボウ」です。鉄と木と石という、古代からある材料だけでここまで大きな作品ができるのはすごいなと思いました。あと、民家をヤドカリの宿にしている作品もインパクトがあって印象に残っています。
 メンバーの中に、前回の瀬戸芸に参加した人がいたんですけど、やっぱり一度行っているからこそ分かるものもあるようです。例えば、前回からアレンジが加えられていたりして、同じ作品でも二回目では印象が違っていたり。私もまた行けば違った発見があるのかなと思って、よく見ておこうと思いました。
 今回行ったのは小豆島だけだったので、他の作品ももっと見てみたいなと思いました。次は男木島や直島に行けたらいいなと計画を立てています。

小豆島や作品の写真もたくさん撮れましたか?

――はい。私は、写真を撮るのが好きなので、フェリーに乗っている時からずっと写真を撮っていました。自然を撮っていく中で、そこにしかない魅力を写真で残せるってすごく素敵なことだなと改めて思いました。ちょうど今写真部でも行こうかという話も出ているので、今年入ってくれた新入部員にも写真を撮る楽しさや芸術作品を見る楽しさを知ってもらえるといいなと思います。次に瀬戸芸に行く時は、もっと写真の構図も練っていきたいです。

マグノリア・カフェ「瀬戸芸2022カフェ」に入ってよかったと思うことを教えてください。

――瀬戸内国際芸術祭になかなか自分から行こうとはならなかったと思うので、入ってよかったです。
 みんなで集まるミーティングもお茶会のような感じで楽しいですし、井上先生が博識で色々な視点で物事をみているので、新しい気づきがあって面白いです。そのおかげで、今までにない視点で物事を見られるようになったと思います。芸術作品に対しても、今までだったら見て「すごいな」と単純に思うだけだったんですけど、こういう構図で素材も考えて作っているんだなとか、目で見て全部が伝わってくる芸術作品を作ることはすごいなとか、どこがどうすごいのかを感じることができるようになったと思います。それに、改めて芸術作品が人に訴えかける力はすごいことを実感しました。

実際に現地に行ってみて、マグノリア・カフェ「瀬戸芸2022カフェ」が掲げる”問い”について、どのような考えを持ちましたか?

――瀬戸内国際芸術祭の魅力は、都市には無い地方の個性と魅力ある文化が残っている瀬戸内海で、閉鎖性海域の特徴である気候が穏やかで自然に恵まれた島々と、そこで暮らす人々と現代アートの融合であると考えています。今回初めて現地に足を運び、作品と出会い作品に直接触れたことで、それまで作品に抱いていたイメージとは違った感情や思いが込み上げてきました。映像で見る現代アートと、物理的に目の前に存在するリアルな世界との違いを肌で感じることができたと思います。

マグノリア・カフェ「瀬戸芸2022カフェ」に興味がある方へメッセージがあればお願いします。

――瀬戸内国際芸術祭に行ける機会が3年に1回しかないということもあって、普段体験できないことを体験したり、学生の今しかできないこともあると思うので、ぜひ興味がある方は瀬戸芸カフェに入ってもらえればいいかなと思います。瀬戸内の素敵な景色をたくさん写真に収めることもできますよ!

本学での学びについて
本学への入学の経緯を教えてください。

――歴史学・地理学を専門的に学べるのが四国で唯一ということもあって、四国学院大学を選びました。メジャー制度で専門分野以外からも学ぶことができるので、学部の垣根を越えていろんな分野からいろんな視点を学べたのは大きいと思います。

「瀬戸芸カフェ」での経験と歴史学・地理学メジャーで学んだこととの繋がりは感じましたか。

――歴史的な建造物や島の歴史や特性を活かした美術品もあって、歴史と美術は切り離せないものだなと感じました。作品によっては現地に行って知るものもあったんですけど、事前に調べていた作品で現地に行って「なるほど」と納得することもありました。

印象に残っている授業はありますか?

――歴史学・地理学メジャーの「地図・地理資料を読む」という授業では、地形図から町の変化などを読み取っていくのですが、地図だけでこれだけの情報が読み取れるんだという驚きがあって、とても面白かったです。今、卒業研究でも授業で学んだ地図や地理資料から読み取れる情報を活用しています。
 他メジャーの授業の中で印象に残っているのは、田尾先生の「マーケティング論」です。情報を伝える側の立場で、社会人になって必要とされてくる知識や考え方を先に学ぶことができたので、今から役立てて活かせれたらいいなと思っています。
博物館関係の授業で、図書館で手ぬぐいの展覧会を開いたことがあります。その時、Wordで写真を配置するなどしてポスターを作成したのですが、それがすごく楽しかったので、私は何かを作ったりすることが好きなんだなと改めて感じました。写真部でも、写真を撮ることも好きなのですが、撮った写真をどのように展示するのかを考えるのも楽しいです。今までは小さいサイズの写真を飾っていたのですが、やっぱり写真は大きい方が迫力があると思って、私が部長になってA4サイズでの展示に変えてみたら、けっこう評判が良かったので嬉しかったです。
 そういった経験もあって、私は将来、何かを企画する仕事をしたいと思っています。


◆マグノリア・カフェとは
正規のカリキュラムを補強しながら行う、自主講座、自主セミナー、自主ワークショップ等の課外活動です。教員と学生が会食をし、交流を行いながら学んでいきます。

『将来のための人生経験を ~キャンパスベンチャーグランプリに参加して~』


社会福祉学部 精神保健と福祉メジャー 平尾 隆人さん
丸亀高校出身
学生が新たな事業を提案するビジネスコンテスト、キャンパスベンチャーグランプリ。
”学生起業家の登竜門”ともいわれているキャンパスベンチャーグランプリは、全国8地域(北海道、東北、東京、中部、大阪、中国、四国、九州)で展開しています。
第19回キャンパスベンチャーグランプリ四国大会に参加し、『介護業界の発展 ~廃棄衣料から新たな価値を~』で特別賞四国産業人クラブ賞を受賞した平尾さんに、応募の経緯や大会の感想についてお話を聞いてみました。

キャンパスベンチャーグランプリ四国大会に応募しようと思ったきっかけは何ですか?

――いとこが数年参加していたのを見ていて、自分も応募してみようと思いました。大学に入って福祉関係のことを学びたいと思っていたので、もし起業するなら福祉関係に携われるものや福祉方面で力になれることがしたいと思って、なんとか形にしようとアイデアをたくさん考えました。
福祉といえば、精神福祉と社会福祉と介護の大きく3つの分野があると思うんですけど、応募した当時は1年生なので精神福祉や社会福祉などの現場を見る機会はありませんでした。アイデアを形にするためにも実際に働いて体験できたらいいなと思って、派遣会社を通じて介護のアルバイトを経験しました。現場の声として「スライディングシート高いんだよね」という話を聞いた時に、何かできないかと考えて、それが応募のアイデアに繋がりました。スライディングシートとは、ベッドから車いすへの移動や仰向けからの体勢変換を補助するものです。やっぱり自分で経験して自分で学べることからアイデアを出していくのは大事だなと感じました。

今回受賞した『介護業界の発展』は、どのような提案ですか?

――SDGsやエコを重要視する政治経済と実際に自分で現場を見た介護業界、その両方のためになることはないかということを考えて、「廃棄される衣服を再利用してスライディングシートを作る」ということを提案しました。衣服が大量に廃棄処分されて環境問題になっていることから、それなら廃棄される衣服をスライディングシートとして使えないか?と考えたのがきっかけでした。
思いつくまでの過程としては、実際にヒアリング調査をしてみて、介護職員さんにヘルニア持ちの方が多かったので腰をサポートできる商品を作れないか?とか、食事用の医療器具を作って施設側の経費削減と利用者さんに活用してもらえるものができないか?など考えていました。ただ、僕はまだ学生なのでなかなか難しい点もあったのですが、スライディングシートは実際に作って試すことができたので、この案でいこうと決めました。実際に自分が着なくなった服で作った時は、耐久性や安全性が商品を作る上では大事だと思ったので、友人に試してもらったりして、素材は布製品よりナイロン製が安定することが分かりました。
自分のプランの強みは、廃棄する服でナイロン製を使えば耐久性があること、元々ゴミになるはずだったものを使うのでエコだし、初期費用がかからないので経費削減につながることです。それに、安く仕入れたから安く売ることができます。インターネットで検索した時に、従来の商品は1,500円が定価でした。僕が提案したプランでは、市場の定価を下回る1,000円での提供としていたので、そこが一番の強みでもあります。弱みとしては、形にする力が必要であること、一人では生産性が少なく、必要とされた時にスムーズに商品を提供できないことです。こういった強みと弱みを考えて、プレゼンに臨みました。

大会に参加してみてどうでしたか?

――大会では、自分の提案をプレゼンした後に、四国県内で起業している社長さんとの質疑応答があります。提案したことについて、細かく質問されて、勉強不足で答えられない面もあったのですが、プロの方はこういう視点で物事をみるのか、とか他にもすごい提案をしている方がいたので、とてもいい社会勉強になりました。
他の応募者はチームで参加している方も多くて、助け合いながら意見をしっかり発表していたのを見てすごいなと感じました。パワーポイントでのプレゼンの仕方も、プラン内容がすべて頭に入った上で発表しているので原稿をじっと見ることもなく、重要な点はポインターを使ってしっかり前を見て伝えていて、やはりそういった参加者はプレゼン力が高得点でした。自分の場合は初めてで緊張したし、原稿も真面目に読もうとしてガチガチだったので、プレゼン力の面では力不足だったかもしれないんですけど、特別賞を受賞することができて嬉しかったです。
なので、またいいアイデアが浮かんだら今年も大会に応募してみたいなと思っています。今度は僕も友人を誘ってチームで参加してみたいですね。

大会に参加してよかったことを教えてください。

――すごくいい経験や社会勉強になりましたし、特別賞四国産業人クラブ賞という名誉ある賞をいただけてすごくありがたいです。将来就職する時に自分の実績にもなりますし、他とは違ったアピールポイントになるのではないかと思います。今回のことで本当に周りに恵まれているなと感じていて、僕を支えてくれた家族や友人たちにはすごく感謝しています。

自分が成長できたと思うことを教えてください。

――僕は元々あがり症で、人前で発表したり、人と話す時に自分の言いたいことをうまく伝えられなかったんですけど、この大会を機にプレゼンの力やコミュニケーション能力が少し上がったなと感じています。文章を作って人に発表する中で、こういう伝え方よりはこういう伝え方がいいなということを考えたり、家族や友人たち相手に練習をしてみたりして、本番のプレゼンを終えた後には自分に自信がついたと思います。
それに、この大会を機に、もし将来自分が医療業界とかで何か助けたいと思った時に自分の持つアイデアが役に立てるかなとか、NPO法人でサービス提供者とうまく連携できたら商品開発にも繋がるかなとか、色々な可能性を感じています。1人ではできなくても、これから色々なことに携わって、自分が本気になれば商品開発も形になるかもしれないと思うようになりました。

本学へ入学した経緯や入ってよかったことを教えてください。

――元々高校を卒業したら就職しようと思っていたんですけど、先生から四国学院大学を紹介してもらって、自分でも色々インターネットで調べていく中で、高校3年生の頃には大学に進学したいと思うようになりました。はじめは他の大学も考えていたんですけど、祖父祖母の介護やコロナの感染状況の中で、先生や先輩から四国学院大学の話を聞いて素晴らしい大学だなと感じました。何を学びたいか?ということを考えた時に、祖父祖母の介護のことや自分自身が心を病んだことがあってカウンセラーやソーシャルワーカーの方に助けられた経験があったので、自分も誰かを助けられる人になりたいと思いました。大学の4年間で取得できる資格がないかと考えた時に、精神保健福祉士という資格を知り、進学を決めました。精神保健福祉士の取得を目指して入ったんですけど、実際に入学して学んでいく中で、カウンセリングを学んで医療の面で患者さんを支えていきたいという気持ちが強くなり、3年生からは心理学・カウンセリングメジャーに変更してより深くカウンセリングを学んでいきたいと思っています。自分の学びたいことが変わった場合でも、メジャー変更で学びたいことが学べるのは魅力的だと思います。それに、授業を担当する先生も、実際に現場を経験している方が多く、授業内容も現場の体験をもとに伝えてくれるので、味の濃い授業が受けられているように感じます。そういう面でも、四国学院大学に入ってよかったと思います。

これからの目標を教えてください。

――大学内の授業を通して国家資格を取得して就職することも、一つの目標としてあります。今回の大会に参加して、大学生活で努力している人は上には上がいると知りました。そういう人たちと同じ土俵で社会に出て競争していく時には、個々の力が重要になってくると感じたので、もっと自分磨きを頑張りたいと思います。大学の勉強に加えて通信講座などで民間の資格を取得したり、例えば自分を見込んで何か企画や大会などに誘われたら、悩む暇があったら行動に移して、積極的に参加して経験を積みたいです。

『一人ではなく、みんなで高め合う文芸活動を ~シコガク文芸部~』


文学部 人文学科 文学メジャー
熊本 民葉さん
就実高等学校出身。

文芸部活動を行っている「シコガク文芸部」。
「次世代を担う作家」を誕生させるべく、「本の虫」を増やすべく活動を続けています。
「シコガク文芸部」で編集長を務めている熊本さんに、活動内容や魅力について話を聞いてみました。

四国学院大学に入学を決めた経緯を教えてください。

――オープンキャンパスに来た時、丹羽先生による「日本文学演習」の模擬授業を受けました。杜子春を取り上げていて、とても面白かったのでいいなと思い、受験することを決めました。その関係で、入学後のメジャー選択では文学メジャーを選びました。

「シコガク文芸部」ではどんなことをしていますか。

――一番大きな活動は、大学祭に向けて部誌を作ることです。文芸部の中に編集部もあって、私は2020年から編集長をしています。目次などの部誌の構成を考えて、編集部のみんなで作品の校正などもしています。一人ひとり、自分が納得できる作品ができていくのを見ていると嬉しいなと思います。
その他は、みんなで小説や書評を書いて意見交換会をしたり、ビブリオバトルをしたりしています。私自身、中高でずっと小説を書いてはいたのですが、友達にみせたことしかなくて、文芸部に入って初めて先生のちゃんとした指導を受けたり、同じように書いている人の意見をもらえるようになりました。「シコガク文芸部」は約13人のメンバーがいて、みんなジャンルもバラバラなので、とても面白いです。
意見交換会では、事前に先生に添削をしてもらった小説をみんなに読んでもらって、当日参加者から順番に意見をもらう流れになります。みんなが書いている人なので、時には厳しい意見をもらうこともありますが、自分も書いているからこそ適当なことは言えないなと思っています。アドバイスできるよう一人ひとりちゃんと考えて意見を言うようにしているので、とても勉強になります。創作に関する授業もあるのですが、授業よりも細かく意見や指導をもらえるのも大きな魅力だと思います。
ビブリオバトルは、みんなが好きな本を持ち寄って、あらすじや自分が何故これを薦めるのかを語り、最終的に一番面白い本を決めます。みんながどんな気持ちで本を読んでいるのか、どんな思い出を持っているのか、という話を聞いて、文章で価値観や考え方が変わることって本当にあるんだなぁということが知れて面白いです。普段自分が読まないジャンルの本も紹介されるので幅が広がります。実際に紹介された時に聞いていた感想と自分の感想が違ったりもするので、自分でも今まで考えなかったことを考えるようになったかなと思います。

「シコガク文芸部」で活動してよかったと思うのはどんな時ですか。

――最初の部誌ができた時、シコガク文芸部で活動していてよかったと強く思いました。自分が書いたものが本当に本になるんだ、ということに感動しました。今まではパソコンで書いていたものが、人からお金をもらう商品として存在する、ということがすごく嬉しかったです。文芸部で編集を担当する面々で、部誌の目次決めや作品の校正などを行っています。去年から私は編集長をしています。部誌の構成は、だいたい、丹羽先生のエッセイ、小説、書評…のような形で並べるのですが、小説の場合はテーマが似ているものをばらけさせたり、まとめてみたり、年度によって違ったりしていますね。編集作業も楽しいし、勉強になります。それに、友達から感想をもらえる機会がすごく増えました。やっぱり感想をもらえるのは嬉しいです。また、自分の作品がどんどん好きになれるようになってきました。中学生の頃の作品は恥ずかしくて読み返せなかったりするんですけど、今は大学一年生の時に書いた作品を読み返して、直したりすることもあります。シコガク文芸部に入って作品も良くなって、成長できているのではないかと思います。

文学メジャーでの学びと「シコガク文芸部」の活動が関連することはありますか。

――文学メジャーの授業では、読み方であるとか、心理学的なものとか、作者の過去とか、いろんな視点から作品をみることができます。先生によって作品の見方が違ったり、好みも違うので、面白いです。授業の中で先生の意見を聞いていると、作品を書くのと読むのとで視点が本当に違うんだということにハッとさせられます。小説を書く「創作表現法」の授業では、写真をみて物語を創ったり、自分の好きな音楽で小説を書いてみたり、ということをしています。文芸部ではない人が書く小説を読むことができて、面白いなと思います。

これからの目標を教えてください。

――みんなでもっとレベルを高め合って、クオリティの高い部誌を作りたいです。個々人の小説などの作品をコンテストなどに応募してみるなど、一人ひとりの活躍もできるといいなと思っています。私自身も、文芸誌の賞に応募して、佳作をとることができました。これからもチャレンジしていきたいと思います!

「シコガク文芸部」に興味がある方へメッセージをお願いします。

――自分で書いたものを自分だけで読むのと、人に読んでもらうのでは意味が違ってくると思います。今まで書いたことがある人やこれから文章を書きたいと思っている人は、ぜひ積極的に来ていただけると嬉しいです。逆に書かないけれど本が好き、という人もビブリオバトルなどで好きな本の紹介ができます。みんな本が好きなので、楽しく活動できると思います。

『出会いに恵まれた大学生活』(公認心理師プレコース)

社会福祉学部 心理学・カウンセリングメジャー
2021年度卒業 藤本 友惟さん
今治精華高等学校出身。
公務員(心理職)内定。

本学には、様々な資格取得を目指せる「キャリア拡充コース」が用意されています。
2018年度に新設された公認心理師プレコースでは、公認心理師の受験資格が取得できます。(大学で「必要な科目」を修めて卒業且つ「特定の施設」で2年以上の「心理職業務」に従事するなどの条件があります)
公認心理師プレコースに所属している藤本さんに、公認心理師プレコースや本学での学びについてお話を聞いてみました。

四国学院大学へ入学した経緯や心理学・カウンセリングメジャーを選んだ理由を教えてください。

――四国学院大学には、演劇コースを志望して社会学部で入学しました。演劇に関しても、1年生の頃からたくさん公演に係らせてもらっていたんですけど、教養教育で心理学を学んで、「もっと心理学のことを勉強したい!」と思い、2年生の時に学部変更して心理学・カウンセリングメジャーに変更しました。

公認心理師プレコースに入ろうと思った理由を教えてください。

――ちょうど私が入学した年に公認心理師プレコースが初めてできました。公認心理師プレコースの説明会で、丹羽先生が熱心に説明してくれていたのが印象に残っています。私は元々臨床心理士を取りたいと考えていたのですが、在学中に国家資格のプレコースに入れるということだったので、今できる限りのことをしておけば、将来どんな資格を取ろうと思った時にも役立つだろうなと考えて入りました。

実際に公認心理師プレコースに入ってみてどうですか。

――公認心理師プレコースに入っている人は、将来資格を取ろうと思ったら、大学院に進学するか、特定の施設で2年間以上心理職として働く必要があります。そのため、大学院への進学を前提に勉強をしていて、山口先生が自主的に勉強会を開いてくれています。講義だけでは頭に入っていない知識や実例に対する考えをみんなでディスカッションしたりするので、学びが深まっているように感じています。公認心理師プレコースに所属しているだけだとどうすればいいか分からなくなる時もあるので、グループで勉強したり、先生の力を借りて勉強したりすることで、いろんな道が開けるのではないかと思います。なかなか一人でやっていると解けなくて絶望しちゃう時もあるので、みんなで勉強して問題を解いていくことで自信にも繋がっていきました。

心理学・カウンセリングメジャーの授業や実習で印象に残っているエピソードはありますか。

――初年次で履修した「心理学的支援法・基礎カウンセリング」の授業では、自分のメンタルを整えるための方法として、呼吸法や筋弛緩法などを勉強しました。自分自身をまず健康にすることを学べたおかげで、人のことにも目を向けることができるようになったように感じています。演習形式の授業では、隣の人と傾聴の練習をしたり、カウンセリングの疑似体験をしたり、描画法を使った心理テストなどをお互いにしあったり、自分自身でやって考察してみたり、と実際に体験するものが多かったです。そういう授業を受ける中で、心理学って面白いなと感じましたし、こういう技術を使って人を助けることができるようになりたいなと思うようになりました。

心理学・カウンセリングメジャーに入って自分が成長したと思うところを教えてください。

――心理学・カウンセリングを学ぶことによって、自分が話すというよりも、相手の話をよく聞くということの大事さがよく分かりました。友達や家族だとしても、意外と相手の話をちゃんと聞いてあげられていなかったんだなという自覚を持てるようになりました。相手の話を聞くことを意識しながら、自分の話をするようになりました。

四国学院大学に入ってよかったと思うことを教えてください。

――四国学院大学に入って、出会った人が本当に私にとって大事な人ばかりだったと4年生になった今、感じています。公認心理師プレコースに入って出会った人たちと今もずっと親しくさせていただいています。何より一緒に心理学を学んでいることもあって、みんなすごく優しくて、どんなことでも話しやすいです。卒業後も仲良くできる友達に出会えて本当によかったです。先生方も親身になってくれる方が多くて、勉強面以外でも支えてもらいました。
高校生の時に大学を選ぶ時は、外からでは学部や学科がどういう内容なのか見えないので、実際に入ってみないと自分が学びたいことなのかが分からないと思います。その点、四国学院大学は、メジャー(専攻)の変更や転学部を確認する機会があるので、転学部してみようかなと考えるきっかけをもらえるのはありがたかったです。ダブルメジャーやシングルメジャーという選択肢もあって、いろんな学び方ができていいなと感じました。
演劇に関しても高校までは演劇にまったく関わったことがなかったので、今まで関わることのなかった人やものにたくさん出会えましたし、心理学も専門で勉強することは高校生まではなかったので、自分が足を踏み入れてみなければ分からないものを知ることができました。好きなものと人にたくさん出会えたので、四国学院大学に入って本当によかったと思います。

これからの将来にどう活かしていきたいと思いますか。

――卒業後、心理職として働く際は、大学で学んできたことを活かしてさらに成長していけるようにしたいなと考えています。資格も、自分の中でのやる気と時間をひねり出して大学院に行くことを検討したりして、何かしらの方法で資格を取得することができればと考えています。公認心理師プレコースを卒業しておくと、何歳であっても公認心理師を目指すという選択肢が開けているので、このコースにいてよかったなと思っています。大学では支えられる側でしたが、これからは誰かの支えになったり、助けになれる人になりたいです。

心理学や公認心理師プレコースに興味がある方へアドバイスやメッセージがあればお願いします。

――大学に来て心理学を学ぶことで、自分自身の心への気づきもたくさんあると思うし、周りの人への気づきもたくさん出てくると思うので、心理学を学ぶことは将来のいろんなことに繋がると思います。心理の仕事を目指すこともできますし、それ以外の仕事だとしても心理学はいろんな分野の仕事に活かせるなと感じました。心理学を難しそうだなと感じる人もいるかもしれないのですが、面白い図形の錯視から始まり、自分自身のことも絵を描きながらのテストなどで色々できるので、遊んでいるような感覚で楽しく勉強できます。
興味のあることに「難しいかも…」「自分じゃ無理かも…」という判断で一歩踏み出さずにやめてしまうと後悔すると思います。興味があることややってみたいことは一旦足を踏み出してみるといろんな世界が広がると思うので、ぜひ踏み出してみてください!


関連リンク
心理学・カウンセリングメジャー
キャリア拡充コース

『魅力いっぱいの寮生活』(マグノリア学寮RA)


社会学部 身体表現と舞台芸術メジャー
福島 優菜さん
広島市立舟入高等学校出身。Resident Assistant学寮奨学生 (レジデント アシスタント)。

四国学院大学70周年記念事業として2021年3月に竣工した『マグノリア学寮』。
マグノリア学寮は、異なる価値観を持つ同級生や先輩・後輩と共同生活を通して、協調性や問題解決能力、コミュニケーション能力を育みます。教職員や地域住民と幅広く交流することで、さまざまなキャリアや卒業後の人生に役立つ実践的なスキルを身につけます。
マグノリア学寮で、RA(レジデント アシスタント)をしている福島さんに、RAとしての役割や寮生活などについて話を聞いてみました。

マグノリア学寮に入寮しようと思ったきっかけを教えてください。

――入学時、前の女子寮の入寮を希望していたのですが、その時は入れなかったので、今までは一人暮らしをしていました。そんな中、演劇でお世話になっている仙石先生(マグノリア学寮寮長)にマグノリア学寮のお話を聞きました。私自身、にぎやかな場所を作れたらいいなと思っていたことと、当時住んでいたアパートで不安なこともあったので、みんなが安心して帰れる場所を作る最初の段階をお手伝いできればいいなと思って入寮を決めました。

マグノリア学寮での生活はどうですか?

――とても住みやすいです。自分の住んでいる階の雰囲気はいいんじゃないかなと思っています。まだ自分が思い描いていたところまで関係の構築はできていないんですけど、廊下とかですれ違ったら挨拶するようにしています。建物や部屋がとってもきれいですし、お掃除も頑張ろうと思えます。掃除当番などは一か月ごとに決まっていて、協力的でみんなの意欲も見えてうれしいです。

マグノリア学寮に入ってよかったことを教えてください。

――私は演劇をしているので、帰りが遅くなることが多いです。一人暮らしをしていた時は夜歩いて帰るのがとても怖かったのですが、今は学内に帰る場所があるし、稽古場であるノトススタジオからも近いし、夜遅くて次の日の朝がちょっと早くても授業に間に合う距離で助かっています。

学寮生には、食堂『カフェテリアコイノス』の朝夕の食事がついていますが、食事面はどうですか?

――ご飯を提供していただけるのは本当にありがたいです。夜に演劇の稽古があるときには、学寮の食事時間に休憩時間を合わせてくださったりと、先生方からのご配慮も嬉しかったです。おかげさまできちんと食事がとれています。一人暮らしの時は、日付が変わる直前ごろ家に着き、そこからご飯を用意して………というのが本当に大変だったので、おいしくてあったかいご飯があるだけで頑張ろうと思えます。本番が近くなると稽古も立て込み、どうしてもご飯が食べられないときには欠食届を提出して欠食券と引き換えてもらいます。それを活用してお昼ご飯が食べられるので助かっています。
カフェテリアコイノスのメニューの中では、麺類、特にパスタがお気に入りです。食堂内でトレーなどが定位置から移動している日は麺類の日なので、食べに行ったときにトレーの位置が移動しているのを見ると、「今日は麺類の日だ!」とテンションが上がります。

マグノリア学寮の1階には、キッチンスペースやスタディラウンジなどの共有スペースがありますが、どのように利用していますか?

――1階のフリースペースやスタディラウンジは、とにかく机と椅子が多くて、自由に自分の場所を作って作業できるというのは大きいです。サークル関係の仕事とか、レポートとかは、よくスタディラウンジでやっています。コンセントもあるので、パソコンを充電しながらレポートをしたりしています。自分の部屋でやると集中力が切れてしまうので、空きコマにスタディラウンジなどの人目があるところで「やるぞ!」と気合を入れてやっています。他にも、資格関係の勉強をしている人もいて、そういった人たちは扉がついている方のスタディラウンジを利用しているのをよく見かけます。サークルの会議なども、予約をとれば自由に学寮生以外も使えるので、いろいろと活用されています。自分の部屋は部屋で落ち着くんですけど、作業をするときは1階で、といったように気持ちを切り替えられるので、1階のスペースはおすすめです。

学寮RAとしては、具体的にどんなことをしていますか?

――RAは、各階に1人ずついます。2・3階が男子、4・5階が女子で、今は4人のRAがいます。表向きの役割としては、オープンキャンパスの時にRAが中心になって学寮の部屋を紹介したり、運営会議の時には先生方と同席させていただいています。例えば、下駄箱が散らかっているなと感じたら次の会議の時に報告したり。日々の生活の中では、掃除当番を決めたり、トイレットペーパーの補充をしたり、掃除用の洗剤を足したり、キッチンの使用状況をみてスポンジを増やしたり……目立った仕事よりも、わりとこまめな仕事が多いです。みんなの生活がより快適になるようこまめに気を配る日常の一面もありますが、いざというときに発言したり行動して学寮を引っ張っていくことがRAとしての主な役割だと感じています。

学寮RAとしての活動を通して、自分が成長したと思うところを教えてください。


――私は小学校から高校までにも、部活の部長やクラスの学級委員長などをやる機会がありました。そういう経験をしている中で、「なんでこれが伝わらないんだろう?」と自分の頑固さ故に柔軟に考えられないこともありました。
でも、学寮RAの研修中に多くの気づきを得ました。研修では、障害がある学生と接するときはどう接するのがいいか、学寮生から相談があった時にどう聞くのがいいのか、などを先生と一 緒に考えました。そのような充実した研修を経て、自分にも自分の家庭環境があって、住んでいる環境があっ て、そこに沿った価値観が出来上がっていて、それはみんなも同じで、まとまらないことや衝突することがあって当然なのだということに気づきました。そして、それを受け入れながらどう運営していくのがいいのか、ということを考えるようになりました。例えば、共有スペースの使い方をみていて、これはちょっとおかしいのではないか? と感じた時にも、その場ですぐに注意することはしなくなりました。自分がここで注意をしたり、「それは違う」ということは自分の価値観に沿った意見で、もしかしたら相手の方が正しいかもしれないからです。RAとして色々なことを考えるようになって、本当に人と人が近い距離で生活することの大変さや苦労を実感しています。だからこそ、RA だからといって自分の意見を押し付けたりせず、一歩引いて他のRAの意見を聞いたり、先生方に相談したりして、いろんな人の価値観で考えてもらって、何が最善かを考えるようになりました。そういう風に物事を見つめ直すことができるようになったのは、自分の成長にもつながっていると思います。自分の価値観や考え方が根本から変わることって、自分だけで過ごしていたらないと思うので、やっぱり他人といるからこそ気づいたポイントだと思います。学寮ならではの経験をさせてもらっているなと思います。

四国学院大学への進学の経緯や「四国学院大学で良かった」と思うことを教えてください。

――四国学院大学への入学を決めたのは、演劇がやりたかったからです。去年の 3 月にこの大学を卒業した先輩が同じ高校の同じ部活で、四国学院大学に通われると伺っており、名前だけは知っていました。でも、両親に県外はダメだと言われていたのでずっと県内を視野に入れていました。そんな時、私が通っていた高校に仙石先生が演劇ワークショップに来られて、その繋がりで仙石先生主宰の演劇公演にも招待してくださったんです。高校演劇とは違う演劇を目の当たりにして、私はとても感動してしまって、その時にすごくやってみたい!いつかこの先生のつくる作品に出演したい!と強く思ったんです。その後すぐに両親を説得して、AO入試(現 総合型選抜)で受験しました。入試もすごく自分に合っていたと感じています。今までの高校での経験や自分が頑張ってきたことがこの大学を受けることに繋がったんだなと嬉しかったです。ギリギリでの進路決定になってしまったのですが、入試の形態がたくさんあったのでありがたかったです。
入学してからは、本当に自分の希望通り貪欲にいろいろやらせていただいていて、もちろん挑戦する機会もたくさんあります。観劇も、今まで実家にいたときは料金が高いのでなかなか手がでなかったんですけど、今は学生料金で観劇できるし、ノトスプロダクションにも所属しているためお手伝いの関係で無料で観劇させていただくこともあります。演劇以外では、今は学芸員の資格取得を目指して勉強しています。他にもいろいろな資格取得が目指せる大学なので、柔軟でとてもいいなと感じています。
私は四国学院大学の規模感がすごく好きです。演劇をやっている人の中には他学部の人もいますし、転学部やメジャー変更にも融通が利きます。転学部をした友達は自分を見つめ直す時間ができたといっていましたし、演劇をやりながら他のメジャーに変更したけれど、後から演劇一本に絞ることを決めた友達もいます。こういう風に、やりたいことに合わせて自分で学ぶ環境を整えることができるというのはとても大切なことだと思います。 入学前に決めた自分の選択にがんじがらめになって悩んでしまうよりも、自分を見つめ直す機会が多くて、それに合わせてメジャー変更ができて、資格取得もできるので、これは四国学院大学の強みだと思います。優柔不断で一つに絞れない自分を、尊重してもらえているような気がします。

学寮RAとしての経験をこれからの将来にどう活かしていきたいと思いますか。

――今は、コロナのこともあっていろんな情報が交錯していて、いいことか悪いことかわからないこともいっぱいあります。だからこそ、自分だけで頑張りすぎず、自分の価値観だけに縛られず、柔軟な考え方ができる人間になりたいと思います。学寮では集団で過ごす面白さもあるので、そういうところを演劇に活かしたていきたいなとも思います。集団で集まって時間を共有するから生まれる感覚とか、そういう疑似体験ができるWSとか楽しそうだなと思います。
自分の価値観を押し付けない、というのは今の現代に大事なことだと思います。自分が将来就職したときや、結婚や子育てなどにも活きる考え方だと思います。押し付けるのはよくないけど、自分はこうだと思うという意見を伝えられる人間でありたいです。自分の意見をきちんと伝えられて、相手の意見も受け止めて、一緒に考えられる人になりたいです。

マグノリア学寮への入寮を考えている人へアドバイスやメッセージがあればお願いします。

――寮費も良心的なので、親孝行になると思います。
あとは、集団生活に苦手を感じていない人であれば、早く大学に慣れるという面においても新しい人間関係作りという面においても、学寮という存在は助けになってくれると思います。
集団生活ちょっと不安だなという人におすすめしたいのは、自分の部屋と共有スペースの使い分けです。部屋は一人部屋なので一人の時間も作りつつ、気分転換として共有スペースで勉強したり料理したり。そういう時に偶然お話しした人と“なんか気が合うな”と感じて輪が広がったりしますよ。
迷っていて、絶対に無理だと思わないのなら、一度入寮してみてください。ご飯もおいしいし、費用も安いし、自分一人の時間もみんなとの時間も大切にできるし、セキュリティの面も安心だし、寮でしかできない経験もあります。まだ1年目なので年間行事など決まっていない部分も多いんですが、これから恒例行事もできてくると思いますし、これから生まれる学寮史の一部になってみるのも楽しいんじゃないかと思います。そしてもし大学のことや寮生活にモヤモヤを抱いたときは、ぜひ私たちRAや学寮アドバイザーの先生方を頼ってほしいです。みんな一緒に考えていきたいと思っています。
企画や運営が好きな子がいたらRA に立候補してもらったり、各種イベントの実行委員を募集してたりするので積極的に参加してみてください!そこで他学年の寮生や先生方と試行錯誤しながら物事を進めていく苦労や楽しさは、何ものにも変えがたいものだと思います。


関連リンク
マグノリア学寮について
アトリウムコイノス/カフェテリアコイノスについて
カフェテリアコイノス週間メニュー
身体表現と舞台芸術メジャー(演劇コース)

 

『目指すは信頼されるレーサー!』(ドリフト競技)


2021年度卒業 社会学部 岩﨑 脩作さん

善通寺第一高等学校出身。
四国機器株式会社内定。

高校生のときに始めたドリフト競技。競技への思いは年々強くなり、全国の舞台で活躍するレーサーに。好きなことを貫き、レーサーへの道を切り開いた岩﨑さんにドリフト競技の魅力と夢を聞きました。

 

ドリフト競技との出会いは?

――実家が車屋を営んでおり、間近で車を見ていたので、自然と競技を始めるようになりました。だんだんと競技に夢中になり、「好きなことを」を貫いてレーサーへの道を切り開きました。ドリフト競技とは車をドリフト走行させて、その綺麗さや芸術性を競い合う競技です。僕の原点は徳島にあるサーキット場です。そこで練習を重ね、全国の舞台で戦えるまでになりました。プロライセンスも取得し、現在はプロカテゴリに所属しています。ドリフト競技の魅力は、緊張感と迫力だと思います。一瞬の操作で走行速度や角度、すべてが決まるので、かなり緊張感があります。また、観戦者と競技者の距離が近く、100キロを越えるドリフト走行を身近で見ることができ、瞬間的なスリルが多い競技です。

競技を続けていくうえで大変だと感じたことは?

――たくさんありますが、一番は費用がかかることだと思います。レースへの参戦費、遠征費、車のメンテナンス代など、あらゆる場面で費用は必要になってきます。実家の車屋で自分の担当のお客様へ車両を販売したり、夜間にロードサービスのアルバイトをしたりしながら資金づくりに取り組んでいます。昨年は、戦績がふるわず、辛い状況が続いていましたが、資金づくりをはじめ、自分ができることは全て取り組み、シリーズの最終戦で全国3位の結果を残すことができました。苦労が成功の過程に変わるということを実感しました。

専門学校を卒業後、大学へ入学されたそうですが、その経緯を教えてください。

実家の車屋を継ぐ予定でしたので、高校卒業後、専門学校へ進学し、自動車整備士の資格を取得しました。専門学校では、知識とスキルを身につけることを目標に勉強に励んでいましたが、車のことしか知らない自分の視野の狭さを感じました。大学では、異なる価値観を持った人と出会い、モノの見方や考え方に驚かされることもありました。その価値観に触れ、理解していくことで、柔軟性を高めることができたと思っています。また、情報加工学メジャーを専攻し、多くの情報の中から、自分で情報を選別し、それをどう活用するかを考える力が身についたと思います。

将来の夢を聞かせてください。

――信頼される人になることです。4月から自動車関係の営業職に就く予定です。僕自身、器用なタイプではないので、相手に寄り添って、誠実に対応したいと思っています。そうすることで、自然と信頼関係も築くことができると思います。また、今後も、レーサーとして活動を続けていく予定です。いつかアメリカの大きな大会に参加し、結果を残せるようになりたいです。そのためには、協力してくれるスポンサーの力も必要なので、結果や人間性を見てもらって、スポンサーに信頼してもらえるような選手になりたいと思っています。


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「D1ライツ2021シリーズの注目株!」参戦2年目で表彰台を獲得した学ドリ上がりのニューカマー!!

『インタレストで香川県の魅力を伝える!』(インタレスト編集部)

社会学部 情報加工学メジャー 2020年度卒業 藤川 美夕季 さん

香川県立三木高等学校出身。
インタレスト2020early(通巻29号)編集長。
株式会社JR四国ホテルズ内定。

 

情報加工学メジャーの学生が発行しているフリーマガジン「インタレスト」。うどんブームの火付け役として有名な田尾教授のもと、学生たちが鋭意編集をしています。インタレスト通巻29号の編集長をつとめた藤川さんにインタビューしました。

インタレストとはどのような雑誌ですか?

――情報加工学メジャーの学生が取材から発行まで行っているフリーマガジンです。6月と12月、年2回発行しています。うどんブームの火付け役として有名な田尾教授の指揮のもと、企画、取材、編集、発行まですべて学生が行います。例えば、
・池の名は。(香川の池6019面の名前を分類してみた。)
・魂のうどん脳スケッチ(香川県のマスコットキャラクターであるうどん脳のスケッチを老若男女100人に頼んでみた。)
など、他の雑誌にはない切り口で香川県内の情報を発信しています。

インタレストは、県内の紀伊国屋書店前ラックや、一部有名うどん屋さんなどで入手することができますが、ファンが多く品切れになることが多々あります。大学の授業だからこそできる人海戦術で、県内を走り回って数々の企画を生み出してきました。

企画や取材はどのように行っているのですか?

――ひとつの号が発行されたら次号に向けての企画会議が開かれます。新人からベテランまでインタレスト制作メンバー全員が集まり、一人ひとり自分の企画をプレゼンしていきます。ここで多くの企画が振り落とされます。残った企画は第2ステージへ。第2ステージでは、実際に現地への取材、データ収集を行います。ここである程度、データが集まってくるので、掲載したときのイメージが沸いてきます。第2ステージをクリアすれば、いよいよ掲載に向けて編集作業に入ります。制作をするうえで、いちばん大切なのは「完成形を考える」ことです。実際に掲載されたときに、どのようなレイアウトで、どのような写真を使うのか、イメージしながら作業を進めます。ゴールが何かを常に考えることで、何をしなければいけないかが見えてくると思います。
私が、
制作に携わるようになったのは、田尾教授の講演会がきっかけです。高校3年生のとき、田尾教授からインタレストやマーケティングの話を聞いて、「おもしろい!!」と感じました。インタレストを制作するために四国学院大学へ入学しました。広告の見出しの作り方や、読みやすい文書をつくるためのコツなどを学んだので、レポートを書くとき、就職活動のエントリーシートを書くときにとても役に立ちました。また、写真の配置の仕方や文字の置き方を学ぶ授業もあったので、ビジュアルで魅せることもできるようになりました。

印象に残っている企画を教えてください。

――27号の「妄想会議~香川県大改造計画~」です。香川県内にある観光地は全国的にみても知名度が低いということから、観光地を妄想の中で改造する企画です。屋島山頂から高松駅のシンボルタワーまで、全長5キロのロープウェイをつけたり、公園に恐竜を集めて「香川ジュラシックパーク」をつくってみたり…ほかにも夢のある企画を考えました。東から西まで、県内を何度も往復し、写真撮影、取材を行いました。取材に行く道中で見つけたもの(看板や景色など)すべてが制作のヒントになるので、写真に残しています。私は絵を描くのが好きなので、この企画で、写真を合成したり、写真にイラストを描きました。授業以外の時間もフル稼働で、とても大変でしたが、スケジュール管理や取材の仕方など、さまざまなことを学ぶことができたと思います。

ホテルクレメント高松への就職が決まったそうですが、なぜホテリエになろうと思ったのですか?

――大学で学んだことを活かして、企業でマーケティングや広報の仕事をするのだろうと考えていました。でも、6年半続けているスーパーのアルバイトで接客業のおもしろさを感じていたことや、東京へ行ったとき、日程を間違えて予約していたのにも関わらず、フロントの方が近隣のホテルを手配してくれたことに心打たれ、ホテル業界への就職を決めました。また、インタレスト制作で学んだ「ゴールがどこかを常に考える」ことを意識し、目標に対して、どのように動くかを大切にしていきたいと思っています。お客様の要望を受け取り、満足していただけるようなサービスを提供していきたいです。


インタレスト
情報加工学メジャー

『こどもたちを笑顔に!』(子ども向け体育教室)

社会学部 健康・スポーツ科学メジャー 2020年度卒業 加藤 天 さん

香川県立丸亀城西高等学校出身。
リーフラス株式会社内定。

スポーツの楽しさを伝えたいという思いから、子ども向け体育教室でのアルバイトに励んだ4年間。その経験を活かし、スポーツインストラクターになる夢を叶えました。「スポーツを通して、子どもたちが笑顔になれるように」と話す加藤さんに、子どもたちとの交流の中で学んだことを話してもらいました。

 

子ども向け体育教室とはどのようなところですか?また、どのような活動をしていますか?

――なわとびやかけっこなどを通して運動を好きになるための教室です。主催は香川県運動推進協会で、週2回、香川県立丸亀競技場で実施しています。月曜日は幼稚園年長から小学2年生、水曜日は小学3年生から6年生までと、年齢別にクラスがあります。小学2年生までのクラスでは、この時期に必要な運動能力の基礎を作ります。小学3年生からのクラスでは、運動を好きになって、体育の授業が得意になるために活動しています。また、春は運動会に向けて走る練習、冬は縄跳びなど、体育の授業にあわせて、さまざまな競技にチャレンジします。運動が得意な子もいれば、運動は好きだけれど体育は苦手な子がいるように、子どもたちのレベルもさまざまです。私は、この体育教室で子どもたちに運動を教えるアルバイトをしています。私自身、幼いころからバスケットを続けていて、大学では健康・スポーツ科学メジャーを専攻しています。大学の授業以外でもスポーツに関わりたいと思い、片山教授からこのアルバイトを紹介していただきました。スポーツが好きな私にはぴったりです!

心に残っているエピソードを教えてください。

――小学2年生の男の子の話です。前飛びはできるけれど、何度練習してもあやとびができませんでした。なわとびが好きな子だったので、練習を休むことはありませんでしたが、「やりたくない」の一点張り。私はインストラクターという立場なので、声をかけたり、見本を見せたり、その子のために一生懸命になっていました。でも、どんなに言葉をかけても、見本を見せても、練習をしてくれませんでした。そのときに、大学の授業で学んだ「子どもは、楽しい!やってみたい!といった気持ちから運動をしたいと思うようになる」ということを思い出しました。その子の気持ちを考えていたか、その子の心に寄り添えていたか。自分なりに考えた結果、「褒めて伸ばす」ことにたどり着きました。前飛びを見せてもらい、とにかく褒めました。あやとびのことには触れず、できることを褒める。すると、その子は自分からあやとびの練習を始めるようになりました。その子をよく観察し、その子のペースに合わせた指導をするように心がけました。数日後、「先生!みて!」と嬉しそうにあやとびをする姿を見せてくれ、一緒になって喜びました。飛べるようになることも大切ですが、子どもが「楽しい」とか「やってみたい」と思える状態をつくることが、指導者の大切な役割だと実感しました。

指導することを通して学んだことを教えてください。

――まず、自分自身が楽しむことです。インストラクターという立場上、子どもたちの運動能力の向上にとらわれてしまいがちですが、いちばん大切なのは「スポーツの楽しさを教える」ことだと感じています。私自身、子どもの頃からバスケットを続けてきましたが、ときにはふざけたり、本気で笑ったり、楽しみを見つけながら成長していました。子どもたちにもスポーツを楽しみながら、心身の成長をさせてほしいと思います。また、私にとっては何気ない言葉でも、子どもにとっては良くも悪くも大きな影響を与えることになるかもしれないので、言葉には気を付けるようになりました。

 

 

後輩のみなさんへ

――自分の得意なこと、自分に合ったことを見つけてほしいです。私は、幼いころからスポーツを続けてきたので、大学では健康スポーツを学び、将来はスポーツ関係の仕事に就くことが自然な流れでした。やりたいことがあれば、それに向かって迷わず進んでください。もし、今、目標が見つからない人も、授業での学びや友達との交流から、自分に合ったことを見つけてほしいと思います。四国学院大学には、個性的でおもしろい先生がたくさんいるので、4年間できっと興味が持てる学びの分野が見つかるはずです。

『“今”より“将来”に活きる経験を』(ボランティア活動)

社会福祉学部 子ども福祉メジャー 2019年度卒業 稲垣美鈴さん
活動内容:ボランティア活動、子ども福祉メジャーでの活動等

ボランティア活動をはじめたきっかけは何ですか。

――最初の頃は、ボランティア活動よりアルバイトをしたいという思いを持っていました。でも、2年生の夏に学童のボランティアに行った時、自分の中で授業と日常生活が近くなったことを実感しました。学童だと学童の子どもとしか関われないので、色んなボランティア活動に参加したいと思うようになりました。色んな人と関わると、授業のことも分かるし、子どもによって対応も違うし、施設や保育所などの場所によっても違うということが分かってから、積極的にボランティア活動に参加しています。

最近では、どんなボランティア活動をしましたか。

――母子生活支援施設の七夕会のボランティアに参加しました。そこは、3年生の施設実習で行かせてもらった施設です。卒業研究は子育てをしている子連れシングルのお母さんについて書きたいと思っているので、施設の方とはずっと交流を持っていました。施設で行われる七夕会にいつもお話会で来ている方が来られないということで、今回私に声をかけていただきました。私の他に、子ども福祉メジャーの友達と、実習に行く予定の3年生と一緒に七夕会に参加しました。七夕会では、ペープサートの劇をしたり、手遊びをしたり、巨大絵本の読み聞かせをしました。老人会の方も参加していて、2、30人ぐらい集まっていました。
実習の時は、時期が8月だったので、施設に来るのは夏休み期間の小学生が多く、あまり保護者の方や保育園に通っている小さな子どもたちと関わる時間はありませんでした。でも、お話会の時に、子どもたちが実習から一年ぶりなのに覚えていてくれたことがすごく嬉しかったですし、実習では関われなかったお母さんや小学生以外の子どもたちとも関わることもできて、しっかり話をすることができました。

ボランティア活動を始めて、自分が成長したなと感じるのはどんなところですか。

――大学に入った理由は、いろんなことを経験して、心の視野を広げたかったからです。それは実現できているかなと感じます。ひとつの方法でも、「うん」という子と「したくない」という子がいた時に、「じゃあ、こっちは?」と具体的な案が出せるようになりました。人と話すのは好きな方ですけど、人前で話すことは苦手でした。でもボランティアだと、大学の方お願いします、と前に立つ機会が多くあったので、少しずつ人前でも話せるようになってきたかなと思います。
関わった人数だけ、自分の考え方や行動の選択肢が広がったので、ボランティア活動は本当にしていてよかったと思います。

子ども福祉メジャーでの活動で印象に残っているイベントは何ですか。


――それぞれのイベントごとに思うことが色々あるので、一つに絞るのはなかなか難しいんですが、「こどもひろば」ですかね。去年の「こどもひろば」は、一年お休みしての開催だったので、先輩たちに聞くということができませんでした。私たちも1年生の時に参加はしているんですが、参加している人数が少なく、具体的な想像ができないまま手探りで始めたので、すごく思い入れは大きいです。先生や同級生とも衝突が何度もありつつ、日程が近づく中で余裕がなくなっていた時もあったんですけど、なんとかお互いに相談しながら本番に近づけていきました。私は、どこのグループにも入っていなくて、お土産を作っていました。そのお土産は私から見て「まあまあ面白いかな?」ぐらいで、実際はどうなんだろうか、と気になっていました。そんな時、善通寺のボランティア先に持っていくと、すごく喜んでもらえました。いくら子ども目線で考えてみても、子どもと同い年ではないので、やっぱり直接子どもに聞いたりするのが一番だなと思いました。
また、こどもひろばの準備の中で、私自身がグループ内で密に制作に関わっている訳ではない分、それぞれのグループの様子を見たり、話を聞いたりするようにということは気にしていました。
同じ学年の子たちは、いろんな個性を持っていて、すごく優しい子たちばかりなので、この学年だからこそ「こどもひろば」が成功したのだと思いました。

子ども福祉メジャーでの学びや経験がボランティア活動にどんな時に活かされていると感じますか。

――ボランティアは、はじまったらすぐに本番で、それまでに準備していたとしても活動中にトラブルが起きることがあります。たとえば本が落ちてしまった時や、子どもたちが元気過ぎた時など、そこで起きたトラブルに対処する力は少しずつついてきたと思います。イベント事で、終わりました、となった後でも子どもたちがまだ目を輝かせていても、最初の頃は「もう終わりだよ」と言って終わらせていたんですが、経験を重ねていくうちに、手遊びやクイズなど、ちょっとした子どもとのやりとりがすぐに出てくるようになりました。それは、子ども福祉メジャーで学び、経験したことが大きいかなと思います。
また、年の離れた子どもと関わることに、はじめはすごく緊張していたんですけど、様々な経験を通して少しずつ慣れてきたと思います。普段から「駄目」とか「危ない」という言葉を使わないように意識していたのですが、部分実習の発表時、失敗もあったんですけど、とっさに出てくる言葉として「こっちにしてみようか」とか、元気な子に「静かに」と言うのではなく「元気だね」という言葉がすぐに出てきていたよ、と友人に言ってもらえたので、とっさの行動や言葉は経験を積んで変わってきました。

子どもたちと関わる上で気をつけていることはありますか。

――言葉遣いはもちろんなんですけど、大山先生の下で学んでいる影響か、「男の子だから」「女の子だから」とか「Aちゃんはこうだから」という考え方があまり好きではありません。だから、子どもたちを一人ひとりの個人としてみるように気をつけています。それに、あまり子どもに制限はしたくないと思っていて、子どもたちのしたいようにさせてあげたいし、それが危なかったら「こうしてみる?」とやり方を変えてみたりしています。遊びでも、子どもに「これして」「あれして」というのは、子どもも楽しくないと思うので、そういう言い方はしないようにも気をつけています。
また、ボランティアで小学2年生生の子に対して他の子たちと同じように接していたら、「子ども扱いしないで!」と言われたことがありました。それから、あまり子ども扱いしすぎず、年代に合わせて個人を尊重して関わっていけたらいいなと思って関わっています。

ボランティア活動で学んだことをどのように将来に活かしていきたいですか。

――子どもの数だけ個性はあると思うんですが、様々な活動を通して色んな子どもたちを見てきたことは、関わる子どもを見る1つの手段やヒントとして考えられると思います。子どももそうなんですけど、施設の方や保護者の方と話す機会がボランティアでは多かったので、大人とも関わることができました。子ども大人関わらず、人との関わりをボランティアでは学べるものがありました。今よりも将来の方が人と関わることは多いと思うので、この経験が役に立つと思います。一人ひとりと向き合って、ちゃんと関わりたいと思っています。子どもも大人もそれぞれに悩みがあると思うので、話をしたり、人と関わったり、コミュニケーションをとることで「明日も頑張ろう」と思ってもらえたり、少しでも前向きになってもらえたらいいなと思います。
それに、先生には「勉強もいいけど、現場も見てきて」と言われていました。ボランティアで現場を見たことで、人との関わり方や失敗した時の対応など、学べたことは大きいと思うので、それをそのまま将来にも活かしていきたいです。
就職しても、ボランティアに参加できるなら参加したいと思っています。やっぱりそこだけしか見えないのはもったいないし、色んなものを見たいし、学びたいと思うからです。

ボランティア活動に興味がある後輩へ、何かアドバイスやメッセージがあればお願いします。


――私が実際に施設の方から、「どれだけ勉強してどれだけ知識を頭に入れていても、経験がなかったらさっとは動けないし、勉強は基本的なことは学べるけど、応用的なことは経験からしか学べない。様々な場所や色々な人と関わることでしか学ぶことができないことがあるから、勉強も大事だけど、ボランティアなどの経験をたくさんしてきてね」ということを言われたことがあります。この言葉が、ずっと私の心に残っています。やっぱり教科書やビデオから理解するのは限度があるので、今の子どもの姿を直に感じたり、失敗した時や成功しそうな時の現場の雰囲気とか、現場でみんなの前に立たないと分からないことがたくさんあったので、現場でそれを見て、感じて欲しいと思います。失敗しても他にフォローしてくれる人もいるし、失敗して自分で立ち直る経験も必要だと思うので、怖がらずにボランティアに参加して欲しいです。
今だけを考えると、バイトをしていた方が良いと思うかもしれないんですが、後から思い返した時に後悔すると思います。私も一年生の時は、年々忙しくなる、と先生や先輩に言われていても、今が忙しいから、と参加していなかったんですが、もっと早くから色んな経験をしておけば分かることもあっただろうし、ボランティアを通じて人とつながれることがすごくたくさんあったので、もっとしておけばよかったと今になって後悔しています。
だから、興味があるなら、怖がらず、とりあえずボランティアに参加してください!


子ども福祉メジャー
こどもひろば2019「むしのせかい」