学生活動-サークル活動

『今を楽しく頑張ること』(ダンス部など)

社会福祉学部 心理学・カウンセリングメジャー 平崎 愛琳さん
下関商業高等学校出身。
ダンス部部長。

部員2名からスタートした、ダンス部での活動。
今では部員が15名程に増え、3年ぶりに外部でのイベントに参加するまでになりました。
ダンス部の他にも、軽音楽部、ピア・リーダー、大学祭実行委員会など様々な活動を頑張っている平崎さん。
どのような思いで活動しているのでしょうか。

ダンス部に入りたいと思ったきっかけを教えてください。

――私は、元々小学校の頃からダンスをしていたんですけど、高校の時に色々あってやめてしまったので、大学に入ったらまたダンスを始めようと決めていました。でも、入学してからダンス部は活動していないかもしれないという話を聞いて、1年生の秋頃までダンス部はないものと思っていました。そんな時、友人から人数は少ないがダンス部がまだ活動していることを聞いて、友人と一緒に入部しました。

入部当初、ダンス部の人数が少なかったとのことですが、どのように部員集めや活動をしたのですか?

――実は、4年生の先輩が卒業したり、もう一人の先輩も諸事情があってやめてしまったりで、入部してすぐに部員が私と友人の二人だけになってしまいました。私がダンス部の部長になり、友人と一緒に悩みながらも、二人で頑張って次の年で部員を集めよう!と決めて、活動を始めました。まずは部員募集のために、新入生だけでなく在校生全員に対してチラシを配ったり、ダンス部を知ってもらうためにオープンキャンパスや大学祭、コイノス・ステージなどの学内イベントに参加したりして、パフォーマンスを披露する機会があれば参加するようにしました。実際にオープンキャンパスでのパフォーマンスを見てダンス部に入部してくれた部員もいます。今では2人だった部員が15人まで増えました。
人数が増えたので、今年からよさこいにも参加しようと思っています。よさこいはやっぱり人数がいた方が華やかなので、有志を募って20人くらいで練習しています。よさこいでは、観音寺の銭形まつりと善通寺祭りに出演予定です。ダンス部として外部で踊るのが3年ぶりくらいなので、とても楽しみです。

ダンス部の活動内容を教えてください。

――水曜日と金曜日の週2日が練習日です。この練習日は全体練習がメインで、今だとよさこいの練習と大学祭に向けての練習をしています。他はダンスを踊るチームによって、空き時間に集まって練習したりしています。

ダンス部ではどんなジャンルを踊っていますか。また、それぞれの見所を教えてください。

――私は元々ジャズヒップホップをしていましたが、今は色々なジャンルに挑戦しています。
女子部員が多いので、K-POPやガールズヒップホップをやることが多いんですけど、このジャンルは女の子らしいかわいい振付や女性らしい大人な振付が多いです。
ロックは、メリハリがすごいはっきりしていてかっこいいダンスなので、大きい技にも注目してほしいです。
今練習しているよさこいは、今年は振りをつくることができなかったので、今までの先輩たちがつくってくれた振付をアレンジして踊っています。大人数で踊るときの統一感や迫力に注目してもらえたら嬉しいです。

ダンス部の活動でやりがいや楽しさを感じるのはどんな時ですか。

――すごくアットホームな雰囲気で、みんなが優しくて面白い部活なので、あまり学年の壁を感じずに活動できているところです。後輩たちが積極的に話しかけてくれるし、私より上手い子もいるので逆に私が教えてもらえる環境というのがすごくいいなと思います。一から振付を覚える時も、先輩だから私がやるという訳ではなく、後輩にも頼ることができているので、ダンス部の活動が楽しいなと思いますし、やりがいも感じています。

ダンス部での活動を通して、自分が成長したと思うことを教えてください。

――最初は部員が2人だったということもあって、「私がやらなきゃ」と思ってあまり人に頼るということができませんでした。ストレスで体調を崩すこともあったんですけど、今はたくさん頼もしい後輩ができて、何かあった時は頼ることができるようになりました。人に頼ることで、今は自分の体を壊さず、ストレスも溜めずにみんなで楽しく活動を続けられているので、そこは成長できたのかなと感じています。私が授業などで練習に行けなくても、サボることなく自主練習をしっかりしてくれる後輩なので助かっています。

四国学院大学に入学した理由を教えてください。

――高校の時に英語と心理学に興味があって、進路を考えた時にどっちを選ぼうかと迷っていた時に、四国学院大学のメジャー制度のことを知りました。どんな制度なのか気になって電話をして聞いてみると、学部が違っても他の授業を履修できるので、英語と心理学の両方を学べることを教えてもらいました。学びの面だけでなく、親からの大学進学の条件のひとつが「寮に入ること」で、ちょうど私が入学する時にマグノリア学寮ができるということで、四国学院大学への進学を決めました。

入学してよかったと思うことを教えてください。

――友達もたくさんできて、実際に心理学と英語を同時に学ぶことができたので入学してよかったと思います。2年生の時は、心理学・カウンセリングメジャーと英語マイナーを専攻していたんですが、今は心理学をメインに学びたいと思い、心理学・カウンセリングメジャーのみを専攻しています。最初に心理学のみに絞っていたら「英語もやっておけばよかった」と後悔していたと思うので、一度両方の勉強をしてみて学びたい分野を検討することができたので、すごくよかったなと感じています。

授業での学びはどんな時に活かせていますか。

――私はジュニアリーダーのボランティアをしています。中学校1年生から高校3年生までの子たちが、子ども会に派遣されて出し物を考えたりイベントの手伝いをするボランティアで、私は中学からの6年間の経験を経て、今は中学生や高校生をサポートする側にまわっています。
心理学だけではなく、子ども福祉を学べる授業もあるので、ボランティア活動がすごく充実しています。ボランティアで関わる子どもたちは色々な個性を持っていて、中には障害を持つ子もいるんですけど、授業でそういった子どもたちとの関わり方を学ぶことができているので役に立っています。例えば、自閉症の子はパニックになりやすいという特徴があり、何故パニックになるのか、パニックになる原因にはどんなことがあるか、ということを子ども福祉や心理学で学んだので、自閉症を持つ子に対して上手く接することができるようになりました。私もその子に対して嫌なことをせずにすむし、その子も必要以上に嫌なことがなくなるので、上手に付き合いながら遊ぶことができています。

他にも学内で力を入れている活動はありますか。

――私は軽音楽部にも所属しています。軽音楽部ではヴォーカルをメインに、ドラムやキーボード、ギターも担当しています。入部当初は幽霊部員だったんですけど、二年生の大学祭でバンドを組んだことをきっかけに、たくさんの人から声をかけてもらって、今年の大学祭では5バンド以上組むことになりました。
毎日忙しくて大変ですが、自分で演奏をすることも、音楽に合わせて踊ることも、両方できているので二倍楽しいです。
サークル活動以外では、ピア・リーダーの活動や大学祭実行委員会も頑張っています。
ピア・リーダーは、ずっとやっていた子どもボランティアの影響もあって、1年生をサポートすることで自分も成長させたいと思って始めました。研修では企画を考えたり、レクリエーションをしたりしています。ピア・リーダーになって友人がたくさんできたので、やっていてよかったなと思います。それに、人前に立つことや話すことがもっと得意になったので、成長できているなと感じます。
大学祭実行委員会はピア・リーダーを始めた去年からやっていて、去年は広報を担当して、ホームページやチラシなどにこだわりました。自分のアイデアをそのまま形にすることができたので、すごく達成感がありました。今年は企画を担当しています。みんなで頑張って企画を考えているので、今年の大学祭でどんな企画になるのかぜひ楽しみにしていてください!

高校生へ向けてアドバイスやメッセージがあればお願いします。

――大学に行くのは将来のために行くと思っている人が多いと思うんですけど、私は今気になることや勉強したいこと、やりたいことをするために大学に入りました。将来に迷っている人は大学でやりたいことを見つけて、それを一生懸命やっていれば、将来の夢は決まらなくても方向性は決まってくると思います。やりたいことは学生のうちにやって、最後に将来のことを決めていけばいいと思います。
今を楽しく頑張っていれば、大学生活も楽しくなるはずです!


メジャー制度
英語メジャー
心理学・カウンセリングメジャー
■ピア・リーダー制度とは・・・ピア(peer)とは、英語で“仲間”を意味する言葉。入学して右も左も分からない新入生に対し、不安を抱かずとも済むように、適切なアドバイスや話し相手役になってあげられる上級生が必要なのでは? と誕生したのが、このピア・リーダー制度です。新入生オリエンテーションをはじめとする学内イベントなどの中心的な役割を担います。またオープンキャンパスなどで訪れた高校生の案内役も行っています。

『目指すは日本選手権優勝、将来は指導者に』(陸上競技部)

社会学部 健康・スポーツ科学メジャー 垂井祐志さん

四国学院大学香川西高等学校出身。
陸上競技部所属(投てき・ハンマー投げ)。
日本学生個人選手権:香川県の新記録を更新して5位入賞。
第77回中国四国学生陸上競技対校選手権大会:1位。
第107回日本陸上競技選手権大会出場予定(2023年6月1~4日開催)。
これまで出場した多くの大会で表彰台に上り、記録を残してきた垂井さん。
どのような思いで陸上競技(ハンマー投げ)に取り組んでいるのでしょうか。

陸上競技(ハンマー投)を始めたきっかけは何ですか。

――中学校の頃から陸上競技を始めました。元々ハンマー投げをしたかったのですが、高校からしかないので、砲丸投げと円盤投げをしていました。高校から綾コーチの下でハンマー投げを始め、今も同じく綾コーチの指導が受けられる四国学院大学で陸上競技を続けています。大学進学は一度、別の大学に通っていたのですが練習の指導方針が合いませんでした。そこで、綾コーチの指導が受けられて、陸上競技の練習環境も整っている四国学院大学への入学を決めました。今の練習環境にはとても満足しています。

ハンマー投げの魅力はどんなところですか。

――投てきは、砲丸投げ・円盤投げ・やり投げ・ハンマー投げの四種目あります。砲丸・円盤・やりは基本一瞬で勝負が決まります。でも、ハンマー投げは四回転同じ動きをするので、そこが難しく、できたときにはとても嬉しいです。そこがハンマー投げの魅力かなと思っています。

陸上競技部では普段どのような練習をしていますか。また、練習をする上で気を付けていることなどはありますか。

――陸上競技部では週5で練習しています。僕は他の陸上競技とは少しメニューが違っていて、週2回か3回投げて、他はウェイトトレーニングをやっています。練習では綾コーチの指導を受けているのですが、すべての答えを教えてくれるわけではないので、自分で考える必要があります。僕は撮影してもらった動画で自分のフォームを確認して見直して、綾コーチにそれを相談して、ということを繰り返しながら進めています。
僕が練習する上で特に大事にしているのは技術面です。でも、技術面だけになってしまうと体力が追いつかなくなってしまうので、バランスよく鍛えられるように練習を頑張っています。

日本学生個人選手権では、自身の記録を更新して香川県の新記録をマークしましたね。大会に向けてどんな練習をしましたか。また、大会を終えての感想を聞かせてください。

――年間通して多くの大会があり、それぞれの大会に向けて、技術面や体力面でより力をつけられるように練習に取り組んでいます。今回記録を更新した大会(日本学生個人選手権)では、記録としては自己ベストを更新できたのですが、納得いっていない部分もあり、自分としてはしっくりきていません。3位に入ることが目標でしたし、自分が思っていた動きができなかったので、悔しい気持ちがあります。次の大会では自分ができていなかった点を改善できるよう、今は練習に励んでいます。

陸上競技をする上で役に立っている授業を教えてください。

――「トレーニング論Ⅱ」(高橋塁先生)という授業は、先生がプロの野球のトレーナーだったので、食事のとり方やトレーニングの組み方を教えてくれて、楽しかったです。この授業がきっかけで、食事を意識するようになりました。例えば、基本プロテインはトレーニング後三十分以内に飲むとか、タンパク質だけとっても筋肉が増えないのでビタミンB類の食材を多めにとるとか、普段から気を付けています。

陸上競技を通して成長したと思うのはどんなところですか。

――ハンマー投げを通して、一つのことに集中できるようになりました。ハンマー投げでは、動きがダメだった時はそこに集中してやっていかないと良くならないので、一つのことに集中する力が必要になってきます。そこはハンマー投げを通して身に付いたかなと思っています。

これからの目標と将来の夢を教えてください。

――今の最大の目標は、日本選手権での優勝です。今年はまだ勝負できる記録ではないので、在学中に優勝できる記録が出せるように練習を積んでいきたいと思います。
将来の夢は、ハンマー投げの指導者になることです。中学校の頃から陸上競技の指導者になりたいと思っていました。今も後輩には積極的にアドバイスをしています。僕自身、人に教えるのが好きなので、気になったことがあれば「ここをこうしてみたら?」と声をかけるようにしています。大学の「健康・スポーツ指導者論」という授業で指導者になるための勉強もできているのは嬉しいです。
引退がいつになるかは分かりませんが、自分が高校からハンマー投げを続けてきた経験を伝えていきたいです。

陸上競技に興味がある高校生へアドバイスやメッセージがあればお願いします。

――陸上競技を始めた時は、まさか自分が日本選手権に出場できるとは思っていませんでした。誰しも可能性はあると思うので、そこにいくまでにどれだけ努力するかで変わってくると思います。だから、始めた時に記録が伸びなかったとしても、自分に自信を持ってストイックに取り組んだら、おのずと結果はついてきます。


陸上競技部

『最後までやり遂げること』(陸上競技部)

社会学部 健康・スポーツ科学メジャー 清水愛莉さん

済美高校出身。
陸上競技部所属。種目は短距離(100m200m、リレー400m×4)。
迷い、悩むことがあっても、前向きに陸上競技を続けている清水さんにお話を聞いてみました。

陸上競技(短距離)を始めたきっかけや四国学院大学を選んだ理由を教えてください。

――陸上競技を始めたのは、小学校の時に陸上競技の大会に出場したことがきっかけです。元々走ることが好きだったので、それから今までずっと陸上競技を続けています。最初は地元の大学に行こうと思っていたのですが、青海監督から声をかけていただき、大学でも陸上競技を続けたいと思っていたので、四国学院大学への進学を決めました。

陸上競技部での活動や入部してよかったことを教えてください。

――練習日は毎週月・火・水・金・土で、ウェイトトレーニングや走る練習をしています。練習メニューについては好岡コーチにアドバイスをいただき作成しています。
陸上競技部では、一年間を通して多くの大会に出場しています。次は、中四国インカレという大事な大会があるので、今は中四国インカレに向けて練習を頑張っています。
私の同級生はいろんな地区から来ているんですけど、その中には高校の時に競っていた人たちもいて、今一緒に練習ができているのは嬉しいです。

陸上競技をする上で役に立っている授業はありますか。

――陸上競技部の部長でもある片山先生の「トレーニング論」(担当:片山昭彦教授)は、陸上競技にも活かせるトレーニング方法を知ることができますし、「スポーツ栄養学」(担当:漆原光徳教授)の授業では、自分に何が足りていないのかが分かって、すごくためになりました。例えば、食事の時に五大栄養素を意識してみたり、ビタミンには疲労回復効果があるのでオレンジジュースを飲むようにしたりして、食生活に気を付けるようになりました。「スポーツ指導者論」(近藤剛准教授)の授業では、グループワークで自分だけの意見ではなく、他の人の意見を聞く機会が多かったので、自分と違う考え方を知ることができて視野が広がったと思います。

陸上競技部での活動を通して、どんなところが成長できましたか。

――高校生の時は、記録が出なかったり、うまくいかなかったりした時はすごく落ち込んだり、マイナスな方向に考えていました。大学生になって、うまく記録が出ないことが多くあって、先生に相談することも増えました。青海監督に一度陸上競技を辞めたいと相談したことがあったのですが、その時に「何秒かかってもいいから、走っている姿を見せてくれ」という激励の言葉をいただいて、最後まで続けようと思えました。マイナスばっかりでは落ち込む一方なので、「今日はここができたから、また次の日頑張ろう」とちょっとでもプラスに考えられるようになったのは、成長できた点だと思います。

これからの目標や将来の夢を教えてください。

――競技としての目標は、大学のベストを出すことです。今は事務系の仕事に就くか、陸上競技に係る仕事に就くか迷っているんですけど、どちらの道を選んだとしても、後輩たちに教えられることは教えていきたいと思っています。将来的に、もし可能ならば、四国学院大学陸上競技部の選手指導にかかわりたいと思います。陸上競技は、私を育ててくれました。その思いは強いです。「周りの人の支えになりたい」という、その気持ちを大事にしていきたいです。

進路に悩んでいる高校生へアドバイスやメッセージがあればお願いします。

――私自身、大学を選ぶ時に陸上競技を続けるかどうかで迷っていて、でもやっぱりここで終わるのはもったいないと思って大学でも陸上競技を続けることを決めました。実際、続けてよかったかと聞かれると苦しいこともあったんですけど、もし高校生の時点で終わっていたら今頃自分は何をしているんだろうと考えることがあります。やっぱり陸上競技って今しかできないことだと思うし、今しかできないことをやるのはすごくいいことだなと感じています。
だから、陸上競技に限らず、ぜひ今しかできないことにチャレンジしてほしいです!


陸上競技部

『ラストイヤーに込めた思い』(サッカー部)

社会学部
吉田 源太郎 さん

四国学院大学香川西高等学校出身。
四国学院大学サッカー部。

 

 

 

Zeal Career第4回関東大学サッカー連盟新人交流戦U-19全日本大学選抜候補
U-19全日本大学選抜台湾遠メンバー
第3回全日本大学サッカー新人戦四国選抜チーム
第34回デンソーカップチャレンジサッカー中国・四国選抜メンバー
#atarimaeni CUP マン・オブ・ザ・マッチ選出
第35回デンソーカップチャレンジサッカー中国・四国選抜メンバー
全日本大学選抜候補
第76回国民体育大会香川県代表
第36回デンソーカップチャレンジサッカー中国・四国選抜メンバー

順風満帆ではなかったサッカー人生。
強い気持ちを胸に、キャプテンとして大学ラストイヤーに挑む。

サッカーを始めたきっかけを教えてください。

――フットサルをしていた父の影響です。4歳から、父の所属しているチームに毎週のように連れていってもらっていました。小・中学校は大阪のユースチーム、高校は親元を離れサッカーに集中できる環境を選びました。高校では、僕よりもできる選手がたくさんいたので、試合に出れない日々が続いていましたが、「負けず嫌い」な性格もあって、ひたすら練習に明け暮れていました。その反面、監督やコーチに注意されると、すぐに不貞腐れ、尖っている部分も多かったなと。高校3年の夏、ボランチから左サイドハーフへポジションを変えたことが転機となりました。練習をすればするほど上達する感覚に背中を押され、プロを目指すようになりました。

大学サッカーを続けるなかで印象に残っていることはありますか?

――同年代の選手のレベルの高さです。大学入学後、U-19全日本大学選抜候補に選ばれました。ここでは、経験や技術、フィジカル、すべてにおいて周囲との差を痛感しました。四国リーグでは点も取れ、自分中心の試合ができるのに、選抜に入ったら、自信があったプレーも通用せず、周りについていくのが精一杯。心が折れました。でも、この経験が「負けず嫌い」な僕をさらに駆り立て、負けたくないから練習をするし、頭を使ってプレーするようになりました。

プレッシャーやミスとの向き合い方は?また試合中に意識していることは?

――ネガティブな状況や感情を受け入れることです。ミスをすること、うまくいかないこと、怪我をすることは、誰もが経験する日常です。そういうことは起こりえるものとして受け止め、次どうするのか、プラスに考えるようにしています。特に、僕は、試合中、すぐにカッとなってプレーが雑になり、歯止めが効かなくなることがあるので、ボールを奪ったら、冷静に仕掛けていくようにしています。ただ、強気なメンタリティーを消してしまうと、自分のよさが出なくなるので、冷静にプレーしながらも、要所で強気な自分を出していく。メンタルをコントロールすることを意識しています。そこは、昔の自分とは大きく変わりました。

今後の目標を聞かせてください。

――チームとしては、四国制覇、全国大会ベスト16以上です。僕は、前キャプテンのように、言葉でチームを引っ張っていくタイプではありません。だから、自分らしく、プレーで引っ張る、ピッチで表現する、そういうキャプテンを目指しています。そうすれば自然と周りもついてくると思っています。また、本気で取り組む選手に対しては、本気で接してくれる監督や環境があるということに気付くこともできました。大学では、いろいろなサッカー観に触れることができるので、人間的にも技術的にも大きく成長できると思っています。僕自身の目標は、プロサッカー選手です。高校3年のとき、不運が重なり、プロへの道が閉ざされてしまいました。くすぶっていた時期には、サッカーを辞めたいと思うこともありましたが、僕を支えていたのは負けたくないという闘争心でした。プロの世界で活躍し、子どもたちに夢を持つことの大切さを伝えていきたいです。僕も子どものころ、サッカー選手に夢を与えてもらいました。今度は僕の番だと思います。


サッカー部
サッカー部HP


 

 

 

 

 

『成長の鍵は競争心』(硬式野球部)

社会学部 宇座 幸太郎 さん

沖縄県立宮古高等学校出身。
四国学院大学硬式野球部。

2021年四国六大学野球春季リーグベストナイン
2021年四国六大学野球春季リーグ最多打点

全国大会出場の常連校であり、プロ野球選手も輩出している硬式野球部。
沖縄を離れて活躍する宇座さんに、大学野球で成長したことを話してもらいました。

 

2021年秋季リーグ戦を振り返っていかがでしょうか。

――4番を任されたことへのプレッシャーから、体が思うように動かず、大切な場面で勝ちきれないメンタルの弱さが課題として見つかりました。自分の弱さを受け入れ、自信をつけるために、ひたすら練習に取り組んでいます。リーグ戦の調子は悪かったのですが、試合のライブ中継を見てくれていた父から「タイミングは合っている。打てなくても次頑張ればいい」とアドバイスをもらい、結果は気にせず、思い切りやろうと切り替えることができるようになりました。

四国学院大学へ進学した理由を教えてください。

――進学の決め手となったのは、高校の野球部の先輩が四国学院大学で野球を続けていたことです。大学野球は自主性が求められるので、自己管理の大変さを聞いていましたが、充実した生活を送っている先輩を見て、四国学院大学への進学を決めました。沖縄出身の選手も多数いますし、今のチームは練習に取り組む意識が高いので、技術を上げるのには良い環境だと思います。また、ベースボール科学メジャーや健康・スポーツ科学メジャーなど、専門的に学べるカリキュラムも充実しています。他の大学からもお誘いをいただきましたが、いろいろと話を聞いていく中で、野球に集中できる大学だと思い、進学を決めました。

忘れられないできごとはありますか?

――大学2年の夏、バッターが打ったボールが網を貫通し、顎に当たり、大怪我をしたことです。当たった瞬間は何が起きたのか分からず、ただ耳鳴りがしていました。痛みよりも完全に下顎がズレている感覚がありました。約1ヶ月間、衝撃でズレた歯を戻すために矯正をし、流動食を食べていたので体重も5キロ落ちました。復帰後は、すぐにトレーニングを開始したおかげで、早い段階で試合にも出れるようになりました。意外と体は忘れていないなと思いました。この怪我があったからこそ考える時間ができ、チームや自分自身のことを振り返る良い機会になったと思います。

大学野球を続けるなかで変わったことはありますか?

――競争心が生まれたことです。大学野球は高校野球以上に実力主義です。そのため、学年や年齢に関係なく、結果を求められるので、厳しさを感じるときもありますが、ストイックに練習に取り組む実力のある選手を見て、僕も負けないようにと思えるようになりました。やるのもやらないのも自分次第です。また、高校生の頃より柔軟性が身に付いたと思います。野球部には、プレースタイル、考え方、本当にいろいろな人がいて、そのような環境の中で野球をするというのは、柔軟に対応することを意識しないとやっていけないと気付かされました。

今後の目標を聞かせてください。

――来春のリーグ戦で優勝し、全国大会に出場することです。このリーグ戦が終われば引退を考えています。野球人生最後の1年ですので、充実した野球生活を送り、キャリアハイの成績を残したいです。


硬式野球部
硬式野球部HP

『ゼロからのスタート』(陸上競技部)

社会学部 中島 澪哉 さん

高知県立安芸中・高等学校出身。
四国学院大学陸上競技部。
 
第74回国民体育大会高知選考会(男子 100m優勝)
2019年度香川陸上競技協会記録会(男子 100m優勝・男子200m2位)
第42回中国四国学生陸上競技選手権大会(男子 100m優勝・男子200m2位)
第43回中国四国学生陸上競技選手権大会(男子100m2位・男子200m優勝)
第58回 近県陸上競技カーニバル大会(男子100m優勝)大会新
第75回中国四国学生陸上競技対校選手権大会(男子100m2位・男子200m2位)
第44回中国四国学生陸上競技選手権大会(男子200m2位)

怪我に悩み、大学での練習に戸惑い、逆境を乗り越えながら陸上と向き合ってきました。
中島さんはどのような思いで競技に取り組んでいるのでしょうか。そして、今後、何を目指しているのでしょうか。

陸上を始めたきっかけは?

――小学生の頃、地元の先輩が駅伝をしている姿を見て、陸上を始めました。先輩が走る姿がテレビ中継されていて、ランナーってかっこいいと思っていました。その影響で、小学校の陸上クラブに入り、中学・高校、そして大学と陸上を続けています。僕は短距離が専門です。短距離は、努力すればするほど、記録に反映されるので、走りこめていないときは、残酷なほど結果に表れます。また、陸上界では、0.01秒で約10センチの差がつくと言われています。そのため0.1秒を縮めるためには、100センチ先を走らなければいけません。0.1秒のために、日々トレーニングに取り組んでいます。

陸上を続けるなかで大変だったことは?

――高校3年のとき、全国につながる大会で怪我をしたことです。僕は100メートル競技で優勝を狙える記録を持っていたので、「いつも通りの記録を出せば、全国は間違いない」と言われていましたが、走り幅跳びで、怪我をしてしまい、本命の100メートル競技に参加することさえできませんでした。苦労したのはここからです。次に国体の選考会を控えていたので、気持ちを切り替えて練習しようと思いましたが、怪我が治らず、出場はできませんでした。何とか怪我を治し、高校最後には、自己ベストを更新することができました。怪我をしたことが、陸上に対する姿勢を見つめ直すきっかけとなりました。高知県では、常に上位の記録を出し、負けた経験も少なかったので、自分を過信していたのだと思います。自分の甘さが引き起こした怪我だと感じました。怪我をしている間は、「もう走れるだろう」と気持ちは前向きでしたが、怪我が思うように治らず、焦る毎日でした。地道に筋トレに励んだことが、大学入学後の自己ベスト更新という結果につながったと思っています。

大学進学後、変わったことはありますか?

――練習方法、練習に対する考え方です。高校のときは、与えられたメニューに取り組み、一つひとつ監督がアドバイスしてくれていました。大学では、与えられたメニューをこなし、あとは自分で走りを振り返り、課題を見つけていきます。もちろん監督からのアドバイスはありますが、どうしてこの練習をするのか、課題をクリアするためにはどのような練習をすればいいのか、これまで以上に自分で考えて取り組んでいきます。中高一貫校で、6年間同じ環境の中、陸上を続けてきた僕には、戸惑いも大きく、入学当初はとても大変でした。そのような中でも「一つひとつ細部まで丁寧に教えてくれない」と考えるのか「自分で考えるチャンスがある」と考えるのかで、結果は大きく変わると思い、ゼロからスタートしようという気持ちで改めて陸上と向き合うようになりました。自ら進んで取り組むようになって、今まで以上に陸上が楽しくなり、自然と結果もついてくるようになりました。自分で考えることで、強くなっていけるのが大学陸上の面白さだと思います。

今後の目標を教えてください。

――来年の日本インカレに出場し、決勝の舞台で戦うことです。中学・高校とライバルとして戦ってきた選手と全国の舞台で再会できることが楽しみです。ライバルでありながら、お互いに刺激を受け合いながら大舞台を目指しています。また、どのような状況でも応援してくれる両親や監督がいてくれたので、陸上を続けることができたと思っています。サポートしてくれる周囲への感謝の気持ちを込めて、目標に向かって走り続けます。


陸上競技部

『英語って楽しい!』(ENGLISHCLUB)

文学部 シマブコロ マイケル ジェイさん

香川県立高松高等学校出身。

みんなと英語で会話したい!英語で話すことは楽しい!そんな気持ちでENGLISHCLUBを立ち上げたシマブコロさん。大学での学びやアルバイトの経験を活かした将来の夢を話してくれました。

 

 

ENGLISHCLUBを立ち上げたきっかけを教えてください。

――英語で話すことの楽しさを知ってほしいと思ったからです。中学、高校、大学と、長い時間英語を勉強してきたのに、話せない友人がたくさんいることにショックを受けました。友人に 「英語ができるようになりたい?」「海外へ行きたい?」と聞くと、みんな「できるようになりたい!」「行きたい!」と答えてくれましたが、一方で“話せないから楽しくない”という自信のない気持ちを常に抱えていることに気付きました。それは、暗記中心で勉強してきたため、英語を聞いたり、話したりする練習が不足しているからだと思いました。単語を多く覚えても、会話の練習が足りないと、英語で話すことはできません。それなら、楽しく、英語で話す環境をつくろうと、ENGLISHCLUBを結成しました。

どのような活動をしていますか?

――ENGLISHCLUBでは、英語=勉強ではありません。ゲームや映画を通して、自然と英語に慣れることを大切にしています。もちろん、勉強も必要ですが、英語に触れる環境にいることで、少しずつ理解できるようになります。(続けることが大切!)僕は、3年間、日本語を勉強して高校へ入学しました。初めは、周りとうまくコミュニケーションが取れず、苦労しましたが、日本語を使う環境でいることで、耳が慣れ、スムーズに会話できるようになったと感じています。大学では、英語の授業を中心に受講しています。自分の英語力向上のためだけではなく、授業の構成の仕方や教え方など、教授からもたくさんのことを学んでいます。四国学院大学には外国人の先生方も多いので、自分の世界が大きく広がります。また、学童クラブで小学生に英語を教えるアルバイトをしています。英語や歌、外国の文化を子どもたちに教えています。ここでは、聞くこと、書くこと、話すことを意識し、簡単な英語を使いながら、ひとりひとりをよく見ながら教えるようにしています。例えば、疲れていて集中力がなかったり、力があまっていて集中できなかったり…という日は、ゲームを取り入れながら教えています。子どもたちは「マイケル先生~!」と集まってきてくれるので、とても可愛いです。他にも、通訳や家庭教師のアルバイトをしています。

学業、サークル、アルバイト、忙しい中で、活動を続けている理由は?

――人と関わることが好きだからです。様々な人と関わると、視野が広がり、勉強になることがたくさんあります。国籍や年齢に関係なく、これからも様々な人と交流していきたいと思っています。

将来の夢を教えてください。

――教員になり、日本で、子どもたちに英語を教えることです。現在、教えている子供たちのほとんどは、まだ将来の目標を持っていません。でも、将来の目的を達成するためには、英語が使えることも大きなメリットになるということに気付いて、自信を持って英語を話すようになってほしいと思っています。僕自身、子どもたちとの関わり方がうまくいかず、落ち込むときもありますが、「失敗してもいい。Try and try!」の気持ちでポジティブに取り組んでいきたいと思います。

『息を合わせること』(ハンドベル・クワイア)

社会福祉学部 こころとからだの福祉メジャー
大西 くるみ さん
飯山高等学校出身。ハンドベル・クワイア。

本学のチャペルアワーや入学式などの学内行事で、美しい音色を奏でてくれるハンドベル・クワイア。
その美しい音色に魅せられ、ハンドベル・クワイアに入ったという大西さんに、ハンドベルの魅力や学生生活についてお話を聞いてみました。

 

ハンドベル・クワイアに入ったきっかけを教えてください。

――高校生の頃、知り合いの方からコンサートがあることを聞き、3月のフェアウェルコンサートに行ったのがハンドベル・クワイアを知ったきっかけです。ハンドベルの演奏はすごくきれいで、とても感動する音色でした。四国学院大学への入学は決まっていたので、サークルに入るならハンドベル・クワイアにしようと決めました。入学して、実際に体験させてもらったら、入りたい気持ちがもっと強くなりました。音色ももちろんきれいなんですけど、今まで見たこともない楽器ということで興味もありました。先輩方が1音鳴らすだけで褒めてくださって、あたたかみのあるサークルだなと感じて、ここで一緒にひとつの曲を演奏してみたいと思いました。

四国学院大学への入学を決めた理由を教えてください。

――オープンキャンパスの模擬授業で、自分が学びたいことを見つけられたからです。オープンキャンパスに参加する前は、他の大学への進学を考えていました。それまで私は、子どもに関わる学びが自分に合っていると思っていて、高校でも子どもに関することを勉強していたのですが、何か違うと感じていました。そんな時、高校から必ず2校のオープンキャンパスに行くようにと言われ、近いからという理由で四国学院大学のオープンキャンパスに参加しました。その日はちょうど「こころとからだの福祉メジャー」の模擬授業が行われていました。参加してみると、すごく興味がわいて、学んでみたい!という気持ちになり、四国学院大学へ進路変更しました。内容については分からないことも多かったんですけど、模擬授業をされていたメジャー・コーディネーターの富島先生の話が面白くて、この先生の下で学んでみたいとも思いました。精神保健福祉への興味も少しはあったので。

実際に入学してみて、どうですか。

――学びたいことを自分が決めて学べるし、その中でいろんな人との関わりがあります。入学前は、一つの学部の中でその学部にいる人とのつながりしかないイメージを持っていたんですけど、実際はそうではありませんでした。私の友達には社会学部の子や文学部の子がいるし、いろんな学部の人と関わりを持てて、そこからまた新しい人と出会えて、すごく楽しいなと思います。教授とのコミュニケーションも、けっこういろんな話ができていいなと思います。メジャーの先生に覚えてもらって「最近どう?」と話しかけてもらったり、授業中にあてられたり、そういうのは今までにないことで楽しいなと思います。
「現代倫理の諸課題」の授業では、学部学年関係なく受講しているので、本当に面白いです。先生方の熱がヒートアップすることや、議論のぶつかり合いなどがあって、でもその中で学びが深まっていっていると感じています。一つ一つのテーマも、昔のことではなく今現在に起こっていることやこれから私たちが経験するであろう問題など、今まで考えることがなかったことを考えさせられます。この授業をとっていなければ、自分の固まった価値観、狭い視野でいろんな物事を見てしまっていただろうなと思います。

ハンドベル・クワイアでのやりがいや楽しみはどんな時に感じますか。

――練習を重ねて、本番を何度か経験する中で、みんなと息が一つに合って、私たちの目標としている“歌っているような曲をつくる”ことができた時は、鳥肌が立つほど感動します。練習の中では、「本当にできるのだろうか?」「あと0.5秒の差なのに……」と微調整ばかりで、自分が本当に成長しているのか、うまくなっているのか分からない時もあるんですけど、それが成功した時は本当に病みつきになります。

今は、「いつくしみ深き」などの宗教曲や練習で「わたしのお気に入り」(JR東海で流れている曲)を演奏したり、これから聖歌隊とのコラボ曲の練習も始めようとしています。まだどうなるか分からないんですけど、以前小豆島のハンドベルクラブの方とコラボさせてもらったことがあって、そのハンドベルクラブの方からまた一緒に演奏したいというオファーがあり、それに向けた練習もしています。前回のコラボの時は、私たちが4曲、ハンドベルクラブが1~2曲、私たちとハンドベルクラブの合同で1曲を披露しました。私自身はクラブの方とお話していなかったのですが、楽器を通して1つのことを為すというのはすごいなと感じました。

ハンドベル・クワイアではどんな役割を担当していますか。

――私は、最初は中音のベルからスタートしました。それからだんだんと下の音へとおりていって、一年生の最後はテナーを担当していました。先輩たちが卒業して担当パートが変わる際、低音を担当することになりました。低音の大きいベルは1キロ近くあるので、重さはあるし、慣れていないし、ベルが大きくなれば中のハンマーが当たる時間も全然違うので、ひたすら練習あるのみでした。何回やってきても、本番はやはり緊張します。私自身がベースとして、土台としての役割がちゃんとできているのかなと思うこともあります。大きく主張はしなくても、しっかり支えていないと他の中音や高音が活かされないので。
でも、先輩と話している時に、私が一番安定していると言われた時は、頑張ってきてよかった! と本当に嬉しかったです。

ハンドベル・クワイアの魅力や好きなところを教えてください。


―― 一つの音なんですけど、誰かが代わりに持つと違うものになったり、人の性格やその時の体調が音に現れるのですごく面白いです。
一つの曲を完成させるには他の部員と息を合わせたり、強弱を統一したりする必要があります。そういったことを通して、相手をみることを鍛えられていると思います。「あの人はこういう鳴らし方をするから、私はどう合わせたらいいか?」ということを考えたりもしますし、チームで一つのものを作り上げていく大切さを学ばせてもらっています。同じ学年以外の先輩や後輩たちとの関わりもすごくあって、それぞれで悩むこともあれば、遠慮することもあったり、逆にさらけ出すこともあるので、先輩後輩を持つってこういうことなんだと分かりました。先輩から教わってきたことがあるから、今の自分が自信を持ってベルを振れるということもあるし、後輩がいるからこそ引っ張っていく先輩として相手のことを考えることもできるし、中高では体験できなかったことを今体験させてもらっています。

大学生活でのこれからの目標を教えてください。

――今は、精神保健福祉士の資格取得を目指していて、来年実習に行くことになっているのですが、来年の2022年に資格を取れないと2023年度はカリキュラムが大きく変わるので、受からないと!というプレッシャーがあります。テキストをみていてもかなりの量があるので自分にできるのか不安もありますが、国家資格を取得したいと思って入学した過去の自分のためにも、諦めずに頑張りたいと思っています。チャレンジして駄目だった時は仕方ないと思うのですが、やる前から諦めることはせずに自分で決めたことは最後までチャレンジし続けたいです。

ハンドベル・クワイアでのこれからの目標を教えてください。

――リーダーシップをとる3年生として、後輩たちに何を残していけるだろうということを考えています。どうすれば次の世代も楽しんで、曲を仕上げることができるだろうか、と。練習がきついと苦しいだけだと思うので、やっぱり楽しんでもらいたいというのが一番ですし、それぞれがベルに対する思いを持ってくれたらいいなと思います。自分に何ができるのか考え中なんですが、少しずついろんなことを教えながら、自分も成長していきたいです。

ハンドベル・クワイアに興味がある方へ向けてメッセージをお願いします。

――私も経験ゼロからのスタートだったので、ベルに触ったことがないという人も大歓迎ですし、音楽が大好きだ!という人も大歓迎です。


ハンドベル・クワイア(公認CC サークルページ)

『前向きに走ること』(陸上競技部)


社会学部 藤田真緒さん

四国学院大学香川西高等学校出身。四国学院大学陸上競技部。
第75回中国四国学生陸上競技対校選手権大会 女子 400mハードル1位。

中国四国学生陸上競技対校選手権大会では、女子400mハードルで創部以来初の優勝を飾った藤田さん。
小学生の頃から続けてきた陸上競技について、お話を聞かせてもらいました。

 

四国学院大学へ進学した経緯を教えてください。

――私は、小学生の頃から陸上競技を続けてきました。小学生の時はハードル、中学生の時は走幅跳をしていたのですが、高校生の時はハードルだけに集中してきました。そのおかげで高校3年生の大会では、400mハードルで全国大会に出場することはできました。けれど、納得のいく結果を残すことが出来ませんでした。大学でもまたチャレンジしたいと思い、高校の時に指導してくださっていた青海コーチがいる四国学院大学に進学を決めました。それに、学びたいことを見つけるためにも、入学後に学びを自由に選べるメジャー制度は合っていると思いました。

 

400mハードルと走幅跳を競技する選手は珍しいそうですが、二つの競技にはどんな魅力がありますか?

――400mハードルは、ハードル間の走りや歩数、歩幅などを調整しながら競技できます。ハードルを越えながら走っていくなかで自分の思い通りに走れている時はとても楽しいです。ハードルという障害物があるのでレース展開がどうなるか分からないのが魅力だと思います。
走幅跳は、技術力や助走の流れなどが大事でそれを追求することで記録の向上につながり、自己ベストを出せた時はとても嬉しく思うのでそこが魅力だと思います。

 

陸上競技をしていてよかったと思うのはどんな時ですか?

――大会で良い記録を出せた時やたくさんの人たちが応援してくれた時です。
また、いろいろな人と出会えて喜びなどを共有できる時です。

 

陸上競技部での練習や競技をする上で気を付けていることはありますか。

――陸上競技部は、火曜日が自主練習で木曜日と日曜日がオフでそれ以外は全体練習日です。練習メニューは、青海コーチが考案してくれています。自分でトレーニングメニューを考えて練習することは難しいのですが、自分でしっかり考えて練習している先輩や同期がいて尊敬しています。自分では、余計な食べ物を食べないようにしていたり、練習中や大会で良い動きができるよう日々の体のケアをしたりして気を付けています。課題がたくさんあって良いフォームを身に付けられるよう走っています。怪我をしたり、記録が伸びなかったり、調子が悪い時には、「明日は走れる」と前向きに考えるようにしています。

 

第75回中国四国学生陸上競技対校選手権大会の感想を聞かせてください。

――コロナの関係で出場できていない選手がいる中での優勝だったので、複雑な気持ちもあるのですが、自己ベストに近い記録を出すことができたので嬉しかったです。走幅跳でも決勝に出場することができました。今後も記録を伸ばしていけるよう練習を頑張りたいと思います。

 

これからの目標を教えてください。

――4年間ある中で日々練習を頑張り、全国で戦える選手になることです。400mハードルでは50秒台で走ることと、走幅跳では6mで跳ぶことが目標です。将来は、スポーツに関わることをしたいと思っているので、これからスポーツに関することを学んでいきたいと思っています。


陸上競技部
■大学HP関連記事
・第75回中国四国学生陸上競技対校選手権大会にて、陸上競技部学生が優勝(2種目)しました。

『自分を変えてくれたコーチとの出会い』(陸上競技部)


社会福祉学部 吉川愛莉
 さん

四国学院大学香川西高等学校出身。四国学院大学陸上競技部。

2020年度香川陸上競技選手権大会女子ハンマー投1位。
第46回中讃地区陸上競技大会女子ハンマー投1位。
天皇賜盃第89回日本学生陸上競技対校選手権大会女子ハンマー投10位。
第43回中国四国学生陸上競技選手権大会女子ハンマー投1位。
全国高等学校陸上競技大会2020 兼 U20 全国陸上競技大会女子ハンマー投3位。

跳躍競技からハンマー投への転向を決めた吉川さん。そこでのコーチとの出会いが吉川さんを大きく変えていくことに。4年間でどこまでいけるか、意気込みを語ってもらいました。

 

ハンマー投を始めたきっかけは?

――小学校では幅跳び、中学校では高跳びが専門でした。ハンマー競技に転向したのは、中学校のときに所属していたクラブチームのコーチから声をかけてもらったことがきっかけです。ご縁があり、元日本記録保持者の綾真澄さんに指導していただけることになり、転向を決めました。高校でも綾コーチの指導のもと、技術を磨きました。高校卒業後は、県外の大学で、いろいろな選手にもまれながら強くなろうと思っていました。でも、綾コーチを超える指導者はいないと思い、コーチのもとでハンマー投を続けられる四国学院大学へ進学しました。自宅から通え、大学近隣に陸上競技場もあり、とてもいい環境だと思います。四国学院大学陸上競技部は2019年度に指定課外活動団体として発足しました。それぞれの目標に向かって、成長を続けています。周りの部員たちから影響を受け、私もしなくてはと自分を奮い立たせています。現在は投げ込み練習を中心に、筋力アップのためのウエイトトレーニング、走り込みを欠かさず行っています。

いちばん印象に残っている大会を教えてください。

――2020年8月の天皇賜杯日本学生陸上選手権大会です。今年は、新型コロナウイルスの影響で、標準記録を突破した選手の中で全国から20位までが出場資格となっていました。大会前の香川県大会で標準記録をクリアし、全国大会に出場することができました。私は1投目、2投目…と回数が増えるごとに記録が伸びなくなるタイプなので、1投目から飛ばすつもりで投げました。結果は10位。大会前は調子が良く、本番でも気持ちをうまく持っていけたのに、結果を出せず、悔し涙を流しました。この悔しい気持ちが契機となり、さらに真剣にハンマー投と向き合うようになりました。結果が出なかった原因は調整不足だと感じています。ハンマー投は調整がとても大切な競技です。大会に向けて、追い込みをかけながらも、体を休ませ、最高のコンディションをつくっていきます。私は疲労が溜まりにくいタイプなので、しっかり追い込みをしていれば結果は違ってきたかもしれません。自分の体を知ることがいかに重要かを教えられた大会になりました。

綾コーチの指導を受けるようになって変わったことはありますか?

――「考えて投げる」ようになったと思います。ハンマー投を始めてすぐのころは、技術を身に付け、感覚で投げれば、順調に記録が伸びていました。でも、ある程度のレベルまではいけてもそれ以上は伸びないというスランプに陥りました。結果が出ないことへの焦りから、コーチの指導を聞かず、ただ、がむしゃらに練習をしていました。素直に指導を聞けないことを注意され、不貞腐れる。そんなことを繰り返していました。そのような状況でも、いつもと変わらず丁寧な指導をしてくれるコーチを見て、このままではいけないと思うようになりました。どうすれば飛ぶのか、何をすべきなのかを考えるようになり、「感覚で投げる」ハンマーから「考えて投げる」ハンマーへと変わっていったと感じています。考えて投げることで、徐々に指導も理解できるようになりました。
綾コーチは練習に関しては、とても厳しい人です。でも、投げ方がいつもと違うときや、不安な気持ちを抱えながら投げているときなど、少しの変化にすぐに気付いてくれ、的確なアドバイスをしてくれます。良い指導者に出会えたことは、本当に幸運なことだと感じています。

これからの目標を聞かせてください。

――大学4年間、本気でハンマー投に取り組もうと思っています。高校3年の夏、不完全燃焼だったインターハイ終了後に、このまま引退するのかどうか、とても悩みました。インターハイ前は、看護の道へすすむことを決めていましたが、どうしても諦めきれなかった私は、4年間だけという母との約束で、ハンマー投を続けています。4年後のことはあえて考えていません。先のことより、今できることを全力でやるだけです。そうすることで、新しい道が拓けると信じているからです。


■陸上競技部

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