学生活動-サークル活動

『自分を変えてくれたコーチとの出会い』


社会福祉学部 吉川愛莉
 さん

四国学院大学香川西高等学校出身。四国学院大学陸上競技部。

2020年度香川陸上競技選手権大会女子ハンマー投1位。
第46回中讃地区陸上競技大会女子ハンマー投1位。
天皇賜盃第89回日本学生陸上競技対校選手権大会女子ハンマー投10位。
第43回中国四国学生陸上競技選手権大会女子ハンマー投1位。
全国高等学校陸上競技大会2020 兼 U20 全国陸上競技大会女子ハンマー投3位。

跳躍競技からハンマー投への転向を決めた吉川さん。そこでのコーチとの出会いが吉川さんを大きく変えていくことに。4年間でどこまでいけるか、意気込みを語ってもらいました。

 

ハンマー投を始めたきっかけは?

――小学校では幅跳び、中学校では高跳びが専門でした。ハンマー競技に転向したのは、中学校のときに所属していたクラブチームのコーチから声をかけてもらったことがきっかけです。ご縁があり、元日本記録保持者の綾真澄さんに指導していただけることになり、転向を決めました。高校でも綾コーチの指導のもと、技術を磨きました。高校卒業後は、県外の大学で、いろいろな選手にもまれながら強くなろうと思っていました。でも、綾コーチを超える指導者はいないと思い、コーチのもとでハンマー投を続けられる四国学院大学へ進学しました。自宅から通え、大学近隣に陸上競技場もあり、とてもいい環境だと思います。四国学院大学陸上競技部は2019年度に指定課外活動団体として発足しました。それぞれの目標に向かって、成長を続けています。周りの部員たちから影響を受け、私もしなくてはと自分を奮い立たせています。現在は投げ込み練習を中心に、筋力アップのためのウエイトトレーニング、走り込みを欠かさず行っています。

いちばん印象に残っている大会を教えてください。

――2020年8月の天皇賜杯日本学生陸上選手権大会です。今年は、新型コロナウイルスの影響で、標準記録を突破した選手の中で全国から20位までが出場資格となっていました。大会前の香川県大会で標準記録をクリアし、全国大会に出場することができました。私は1投目、2投目…と回数が増えるごとに記録が伸びなくなるタイプなので、1投目から飛ばすつもりで投げました。結果は10位。大会前は調子が良く、本番でも気持ちをうまく持っていけたのに、結果を出せず、悔し涙を流しました。この悔しい気持ちが契機となり、さらに真剣にハンマー投と向き合うようになりました。結果が出なかった原因は調整不足だと感じています。ハンマー投は調整がとても大切な競技です。大会に向けて、追い込みをかけながらも、体を休ませ、最高のコンディションをつくっていきます。私は疲労が溜まりにくいタイプなので、しっかり追い込みをしていれば結果は違ってきたかもしれません。自分の体を知ることがいかに重要かを教えられた大会になりました。

綾コーチの指導を受けるようになって変わったことはありますか?

――「考えて投げる」ようになったと思います。ハンマー投を始めてすぐのころは、技術を身に付け、感覚で投げれば、順調に記録が伸びていました。でも、ある程度のレベルまではいけてもそれ以上は伸びないというスランプに陥りました。結果が出ないことへの焦りから、コーチの指導を聞かず、ただ、がむしゃらに練習をしていました。素直に指導を聞けないことを注意され、不貞腐れる。そんなことを繰り返していました。そのような状況でも、いつもと変わらず丁寧な指導をしてくれるコーチを見て、このままではいけないと思うようになりました。どうすれば飛ぶのか、何をすべきなのかを考えるようになり、「感覚で投げる」ハンマーから「考えて投げる」ハンマーへと変わっていったと感じています。考えて投げることで、徐々に指導も理解できるようになりました。
綾コーチは練習に関しては、とても厳しい人です。でも、投げ方がいつもと違うときや、不安な気持ちを抱えながら投げているときなど、少しの変化にすぐに気付いてくれ、的確なアドバイスをしてくれます。良い指導者に出会えたことは、本当に幸運なことだと感じています。

これからの目標を聞かせてください。

――大学4年間、本気でハンマー投に取り組もうと思っています。高校3年の夏、不完全燃焼だったインターハイ終了後に、このまま引退するのかどうか、とても悩みました。インターハイ前は、看護の道へすすむことを決めていましたが、どうしても諦めきれなかった私は、4年間だけという母との約束で、ハンマー投を続けています。4年後のことはあえて考えていません。先のことより、今できることを全力でやるだけです。そうすることで、新しい道が拓けると信じているからです。


■陸上競技部

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『プロの世界へ』


社会学部 ベースボール科学メジャー
水上由伸さん

帝京第三高校出身(山梨県)。四国学院大学硬式野球部。
キャプテンとして持ち前の前向きな姿勢とプレーでチームを引っ張り、3年秋には投手として最多勝利、最優秀防御率、ベストナイン投手などのタイトルを獲得。自己最速150㎞を記録するなど、チームの勝利に貢献してきた。

2020年10月26日(月)に行われたプロ野球ドラフト会議で埼玉西武ライオンズの育成5巡目で指名され、プロへの一歩を踏み出す水上由伸さんにお話を聞いてみました。

野球を始めたきっかけを教えてください。

―元々は空手をしていたのですが、野球を始めたのは小学校4年生の時に友人に誘われたのがきっかけです。あまり覚えていないのですが、小さい頃は父とよくキャッチボールはしていたみたいです。『由伸』という名前も、父が好きな巨人の高橋由伸前監督からつけてくれました。
僕が思う野球の魅力は、どんな場面でも一球でゲームが動くところだと思います。
小学校4年生で野球を始めてからは、ずっと野球一筋です。最初に始めた時から、ポジションはピッチャーを希望していました。四国学院大学でのポジションは、バッターからのスタートでした。でも、3年生でピッチャーになり、自分がどんな球を投げられると嫌だったか、ということが分かるようになったので、バッターを経験していてよかったと思います。

四国学院大学への入学しようと思った決め手は何ですか。

―高校3年生の時、プロ志望届を提出しましたが、名前を呼ばれることはなく、悔しい思いをしました。この先どうしようかと悩んでいる僕に声をかけてくださったのが、四国学院大学硬式野球部の橋野前監督でした。野球がしたいという思いで、すぐに四国学院大学への入学を決めました。
実際に入学してみて、すごく充実していて楽しいです。1年生の時から試合に出させていただけて、全国大会も経験できて、四国学院大学で野球ができてよかったなと思っています。

硬式野球部ではどんな練習をしていますか。

―練習は、自主性を基本としているので、トレーニングメニューなどは自分で考えています。そういう面では自分で考える力がついたと思います。マネージャーとマネ室で話したり、仲間の助けもあって、僕一人では今回の指名もなかったと思うので、僕を支えてくれた方々にはすごく感謝しています。

ドラフト指名を受けた時の気持ちを教えてください。


―名前を呼ばれた時は、鳥肌が立ちました。素直に嬉しかったです。
今回は候補者が多かったので、その中で呼ばれたということは本当に嬉しかったです。でもまだ育成なので、上しかないと思っています。
大好きな野球を全うして、少しでも早く一軍で投げたいです。まだまだこれからなので、頑張っていきたいと思います。
今回、多くの報道関係者の方に取り上げてもらえて、僕だけでなく「四国学院大学」という名前が多くの人に知っていただけることが一番嬉しいです。
これで四国学院大学を知って、硬式野球部の部員数や入学生数が増えてくれたらいいなと思います。
また、プロ野球で指名を受けるのは、地元の長野県宮田村では僕が初めてということで、村を上げて祝福してくれて嬉しかったです。

実際に球団の方に会ってみてどうでしたか。


―自分が思っていた以上に評価していただけたので、すごく嬉しかったです。
早く一人前になって、渡辺さん(※1)を喜ばせたいと思います。
今はチームに入ることがすごく楽しみです。
ゲームやテレビの世界の人たちと一緒にプレーできるので、楽しみしかないです。

 

(※1 埼玉西武ライオンズの育成・アマチュア担当チーフ補佐 渡辺智男氏)

憧れのプロ野球選手はいますか。

―元々、野球が好きで始めたときからプロになると思って練習してきたので、自然とプロを目指していました。特定の人に憧れて野球を始めたという訳ではないので、これから自分のスタイルを確立していけたらいいなと思っています。
今回のドラフト指名では、後輩たちへのいい刺激になれたかなと思っています。期待できる子もたくさんいるので、これから続いていってほしいです。

キャプテンを経験して成長したと感じる部分はありますか。

―キャプテンというだけでなく、僕はピッチャーだったので、一番見られる立場でした。あまり言葉にするのは得意ではないので、キャプテンらしいことはできなかったかもしれないんですが、プレーで示せたかなと思います。僕は元々ポジティブな方なので、ピンチをピンチだと感じずにいつも通りの試合をしていたら、結果がついてきてくれました。チームを背中で引っ張ることはできたかなと思います。それに、僕が崩れたらチームが崩れてしまうので、絶対に崩れないという気持ちはいつもありました。強気になれたし、キャプテンになったことでさらにメンタルも強化できたと思います。

大学での学びがプレーに活かされたことはありましたか。

―授業で野球の歴史を学び、メジャーリーガーの映画などを観て、自由に野球ができていることが幸せなことなんだと感じました。モチベーションにもつながりましたし、試合でも気合が入りました。初めて観る映画も多く、知らなかったことを知ることができてよかったです。また、「トレーニング論」の授業では、トレーニングをする際の注意点や知らなかった基礎的なことを学ぶことができたので、練習に活かすことができました。自分のトレーニングメニューを考える上でも役に立ちましたし、自分の体にも活きてきていると思います。

これからの目標を教えてください。

―まず、プロの世界に入ることは達成できたので、ここから支配下になって10年以上活躍することがいまの目標です。

硬式野球部に興味がある後輩に向けてメッセージをお願いします。

―大学4年間は長いと思っていたのですが、すごく短かったです。僕は、まっすぐに野球が好きな気持ちを持って4年間頑張ってきたからこそ、今回の指名にもつながったのだと思います。野球が好きで入ってきたなら、野球が好きという気持ちを4年間忘れずに、目標に向かって頑張ってほしいです。


硬式野球部HP

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埼玉西武ライオンズの担当者が水上由伸選手への育成指名挨拶に来学しました。(2020.11.5)
水上由伸選手の埼玉西武ライオンズの入団内諾会見が行われました。(2020.11.16)

『音のない世界での挑戦』

社会福祉学部 地域社会と福祉実践メジャー 田岡 大知 さん

徳島県立城西高等学校出身。四国学院大学硬式野球部。世界ろう野球選手権大会日本代表候補※。
※新型コロナウイルスの影響により、世界大会(2020年8月)は中止となりました。よって正式な日本代表選手は未決定ですが、田岡さんは代表選考基準をクリアしています。

高校卒業後、田岡さんが選んだのは大学で野球を続けることでした。大学野球を続けていく中で出会ったろう野球。いろいろなことに気付かされ、考えさせられながら見つけた新たな目標を話してくれました。

 

野球を始めたきっかけを教えてください。

――小学生のときに、先輩と一緒にキャッチボールをしていて、ボールを投げることが楽しくて、野球を始めました。父も野球をしていたので、自然と野球をするようになりました。小学校1年生までは、ろう学校に通っていましたが、野球部がなかったので、野球をするために、一般の学校へ転校しました。

野球をしてきた中で心に残っている出来事は?

――高校3年生の県総体で、当時ドラフト候補だった相手チームのピッチャーからヒットを打ったことです。延長10回、タイブレーク。4打席目、2カウントに追い込まれた状態から決勝タイムリーツーベースを放ちました。その結果、高校初の準優勝に貢献することができました。高校3年間で、一番うれしかった瞬間です。高校卒業後は就職するつもりでしたが、当時の野球部の監督に「高校野球で終わるのはもったいない。上を目指して大学で野球をしなさい。」と言われました。辞めると決めていましたが、野球をしていたから今の自分があるのに、ここで辞めたら何が残るのかと悩みました。両親も野球を続けることを応援してくれ、納得のいくまで続けようと決心しました。大学での野球は高校野球とは全く違います。大学では自主練習が基本なので、自分に足りないものは何かを理解し、それを伸ばすための練習メニューを考えます。高校までの「指導者の指示で動く」ことよりも、自主性に重点を置く野球になります。

ろう野球を始めたきっかけや、どのような競技なのかを教えてください。

――昨年、日本ろう野球協会の方から連絡をいただきました。ろう野球のことは全く知りませんでしたが、ろう野球経験者の中から、僕を見つけて、選んでくれたのだから、期待を裏切らないようにという気持ちで挑戦することにしました。3月の日本代表選考会に参加し、代表選考基準をクリアしました。今年の8月に韓国で世界大会が開催される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で中止に。現在は、来年の世界大会に向けて練習に励んでいます。チームには、足が速い選手、キレのいい変化球を投げる選手がいて、レベルの高さを感じています。ろう硬式野球は聴覚障害のある人だけがプレーする競技で、硬式野球とルールは同じです。聴覚障害は個人差が大きく、全く聞こえない人、小さな音が聞こえない人、片耳だけが聞こえない人など症状はさまざまです。普通なら、野球は、声を出してプレーしますが、ろう野球では、声だけでは伝わらないので、手話、ジェスチャー、口話などを使います。でも、うまく聞き取れず、どのようにプレーするのか分からないときがあります。大切なのは、とにかく「コミュニケーションをとること」です。分からないときは、何度も何度も繰り返し聞いたり、全身でジェスチャーをしたり、伝えようという気持ちを前に出していきます。

野球を通して自分の成長を感じますか?

――野球も自分自身も成長したと実感するときが多いです。僕は人口内耳を外せば音は全く聞こえません。コミュニケーションがとれず、チームメートと喧嘩になったり、失敗が怖くて、思いっきりプレーができなくなったり…練習に身が入らない時期もありました。うまくいかないときは、障害を言い訳にしていたかもしれません。それでも僕が野球を辞めなかったのは「苦労するから成長するんだ。失敗から、いろいろなことに気づかされ、学ぶことができる。失敗するたびに成長する」という父の言葉があったからです。障害があっても野球が上手な人はたくさんいます。むしろ障害のない人よりできることもたくさんあります。僕が野球をすることで、それを証明しようと思っています。夢はろう野球の世界大会で優勝すること!今まで心配をかけてきた両親に野球で結果を残して恩返ししたいです。

 


硬式野球部

硬式野球部HP

『共感し、受け入れること』

文学部 歴史学・地理学メジャー 楢木 瞭太 さん

岡山県立倉敷古城池高等学校出身。四国学院大学バドミントン部。

高校の教員を目指し、学業と部活動を両立させる楢木さんにインタビュー。バドミントンを通して成長したことを話してもらいました。

 

 

バドミントンを始めたきっかけを教えてください。

―― 小学生のときに、クラブチームでバドミントンをしていた友達にすすめられて始めました。中学校・高校は学校の部に所属しながら、クラブチームでも活動していました。地元である岡山県倉敷市には実業団のチームがあったので、練習場所や実業団の方との試合など、バドミントンに触れる環境は整っていたと思います。

大学ではどのような練習をしていますか?

―― 四国学院大学にはバドミントンサークルとバドミントン部の2つがあります。サークルはシャトルに触れ合うことを意識した練習、部では、ランニングやストレッチなどの基礎トレーニングを行い、実践練習としてパターン練習(基礎的な動きを習得するために同じ動きを繰り返す練習)や試合をしています。それ以外にも、他大学との練習試合や高校生との交流合宿などもあります。サークルと部ではメンバーや練習時間にも違いがありますが、垣根がなく、オープンな雰囲気で活動しています。

心に残っているエピソードを教えてください。

――私の通っていたクラブチーム出身で全国大会で優勝した方がいます。その方が、練習を見に来てくれ、試合をさせてもらったのですが、ショットの質、動きのスピード、体格すべてが自分とは違いました。その方から刺激を受けて、岡山県ではトップを争う選手になりたいと思うようになりました。それからは練習に取り組む姿勢やバドミントンに対する気持ちも変わり、中学校のときは、団体戦で県準優勝、中国大会ベスト8、高校生のときには、県大会ベスト4の記録を残すことができました。

バドミントンの魅力とは?

――駆け引きと頭脳プレーです。相手の予想と逆方向を責めたり、相手によってショットの高さ・スピードを一瞬で変えます。いかに相手に読まれない戦術を立てるか、心理的要素も楽しめるスポーツだと思います。またダブルスで試合に出場するときは、ペアへのフォローを忘れないようにしています。ペアの良い部分を最大限に発揮できるように自分がどう動くかを考えます。

大学に入学して、自分自身の成長を感じたことはありますか?

――バドミントンで培ったことをベースに、柔軟に考える力が身に付き、相手に共感する気持ちを持てるようになったと思います。現在、高校の公民の教員になることを目指して頑張っています。教職関係の講義を中心に、社会福祉や観光学の授業も積極的に受けているので、さまざまな考え方の人たちと出会うことができました。その人たちとの出会いのおかげで「相手を否定するのではなく、まず受け入れ、その上で自分の考えを伝えること」ができるようになりました。これは大学生活にも、バドミントンにも共通することだと思っています。四国学院大学は、先生方や学生同士の距離が近く、困ったときに手を差し伸べてくれる環境があると思います。そのような環境で学べることはとても恵まれています。さまざまな考え方を持つ人たちの中で、お互いを尊重しながら成長したいです。

 


バドミントン部

『劇団Nuts’の活動のなかで見えた演劇のおもしろさ』

社会学部 身体表現と舞台芸術マネジメントメジャー(演劇コース) 大瀬戸 正宗さん

広島市立沼田高等学校出身。四国学院大学劇団Nuts’部長。ノトス・プロダクション※代表。
2018年度SARP※vol.15『レモネード・インセスト』(スタッフ)、2019年度SARP vol.16『平家物語REMASTER』(出演)、2020年度SARP vol.18『星の祭に吹く風』(スタッフ)。

「俳優になりたかった」と話す大瀬戸さん。大学では演劇コース、劇団Nuts’、ノトス・プロダクション、3つの場所で活動中。幅広く芸術に関わる姿にせまりました。

 

※ノトス・プロダクション
本学学生によって構成された、ノトススタジオを運営するためのチーム。照明や音響、舞台美術、映像、公演の制作など劇場の運営を学生たちが主体的に行っている。ここで培った経験を生かし、プロの舞台技術スタッフとして働いている卒業生も数多くいる。

※SARP/サープ(四国学院大学アーティスト・イン・レジデンス・プログラム)
身体表現と舞台芸術マネジメントメジャーが主体となって制作する公演。毎回、プロの演出家・振付家が大学内の宿泊施設に滞在し、学生キャスト・スタッフとともに一般観客の鑑賞に耐えうるレベルの高い舞台作品を創作し上演することを目指す。

演劇を始めたきっかけを教えてください。

――演劇を始めたのは高校からです。高校の演劇部の公演を観に行って、面白そうだと思ったことがきっかけです。演劇部での活動は充実していました。高校演劇コンクール、文化祭での公演を行っていました。当時は、ぼんやりと「俳優になりたい」と思っていたので、できる限り多くの舞台に立ち、持っている時間のほとんどを演劇に費やしていました。

劇団Nuts’ではどのような活動をしていますか?

――劇団Nuts’は四国学院大学の演劇サークルです。演劇コースで学んでいる学生、演劇を少し経験したことのある人、全く演劇をしたことがない人、部員の経験値はさまざまです。現在は、新型コロナウイルスの影響で公演ができないので、筋トレや柔軟など、基礎トレーニングに励んでいます。その他にも舞台の照明や音響などの講習を行っています。昨年の大学祭では、部員が、短編の作品を創作して、上演する短編演劇祭を行いました。また軽音楽部のライブの照明も担当しました。
私は大学へ入学したときに演劇コースで学ぶことはもちろん、演劇ができる場所をひとつでも多く探していました。当時、劇団Nuts’の部員は4名ほど。ここでは演劇ができないと思いました。演劇コースのある大学なのに、演劇サークルに活気がないのはどうしたものかと(笑)。劇団Nuts’の初公演は完成度の高い公演ではなかったかもしれません。でも作品の創作、音響、照明、大道具など、学生だけですべてを創り上げることがとても新鮮で、自分たちで公演を企画し、運営する楽しさを感じました。舞台芸術(パフォーミング・アーツ)には、音楽、舞踊、落語など、多彩な活動があります。私は、そのような舞台芸術の世界を盛り上げることができる存在になりたいと思っています。「俳優になりたい」という気持ちが「舞台芸術を支えたい」という思いに変わってきたように感じます。演劇コースでの学び、劇団Nuts’での体験、ノトス・プロダクションの経験、この3つで学んだことが、それぞれの場で活かせるので、お互いにうまく作用しているなと感じています。

劇団Nuts’の部員から「こんな刺激を受けた」というエピソードがあれば教えてください。

――毎回の公演で刺激を受けています。演劇コースに所属する学生からももちろんですが、演劇コース以外の部員から受ける刺激は大きいと思います。劇団Nuts’の部員の演劇経験値はバラバラです。演劇をしたことがない人からすると「なんで!?」と思うことが毎回ありますし、足並みが揃わないこともよくあります。でも、経験値が違う部員がいるからこそ、演劇の当たり前にとらわれない発想も生まれるし、私自身初心に戻って演劇と向き合うことができると感じています。演劇コースの人も、演劇コースではない人も、劇団Nuts’でしかできないことを体験できていると思います。

後輩のみなさんへ

――私は俳優志望でしたが、演劇の世界にいるうちに、舞台芸術を企画したり、裏方として支えることもおもしろいと感じるようになりました。そのような可能性を見つけるために、好きなことを続ける意味があるのだと思います。四国学院大学は演劇に限らず、社会福祉、スポーツなど、さまざまなことを学んでいる学生がいるので、視野を広く持つことができます。その中でも自分のペースでできることから取り組んでいく、バランスよく取り組むことが大切です。演劇をやりたい人、舞台芸術を盛り上げたい人、大歓迎です。もちろん経験は問いません。自分を表現できる空間、「劇団Nuts’」に興味を持ってもらえればと思います。また、演劇に本気で取り組みたいと考えている方にとっても四国学院大学はとても良い環境だと思います。贅沢な講師陣による本格的指導を受けることのできる演劇コースに、劇場の管理やスタッフワークに関する経験を積むことのできるノトス・プロダクション、ここまで紹介させていただいた劇団Nuts’など、演劇に関わる多くの機会があります。ぜひ自分に合ったペースと場所で演劇を楽しんでいただけたらと思います。


劇団Nuts’
劇団Nuts’ HP

『音楽を通して出会えたもの』

文学部 文学メジャー 玉浦 未菜 さん

香川県立三木高等学校出身。四国学院大学吹奏楽団部長。

硬式野球部の応援やオープンキャンパスでの演奏など、さまざまな場所で活動している吹奏楽団。部長の玉浦さんに吹奏楽団の魅力を話してもらいました。

 

 

吹奏楽団に入部したきっかけは?

――中学・高校と吹奏楽部に所属していましたが、大学では、新しいことを始めようと思っていて、文芸サークルに入部する予定でした。でも、心の片隅に音楽を続けたいという気持ちがあり、迷っていました。そのような中、吹奏楽団の見学へ行くと、中学校のときの先輩がいて、迷いは消えました。演奏は楽しいし、良い仲間に出会えたので、「自分の居場所はやっぱりここだ!」と。楽器はフルートです。音色が優雅で、見た目も上品なので、フルートは他の楽器にはない特別感があると思います。

 

どのような活動をしているか教えてください。

―― 大きなイベントは、硬式野球部の応援、大学祭でのコンサートです。特に野球部の応援は人一倍力が入ります。四国学院大学硬式野球部は全国大会出場の常連校。全国大会は東京ドームや明治神宮球場で行われます。私も東京ドームでの演奏を経験しました。協定校の高校生と一緒に演奏し、迫力ある応援を目指しています。曲を選んだり、間奏を入れるためにアレンジしたり、練習はとても大変でした。吹奏楽団だけでなく、野球部の応援メンバーとも、何度も合同練習を行いました。当日は、緊張している選手が力を出し切ることができるように背中を押してあげたいという気持ちで、演奏しました。選手をサポートすることも吹奏楽の応援の役割だと思っています。当日は試合に出場している選手、スタンドで応援している選手、みんなが一体となって戦っている気分でした。また、普段の練習では、音色やリズム、細かいことに気を付けていますが、野球の応援は大音量で思いっきり演奏できるので気持ちよかったです。その他にも、オープンキャンパスでのミニコンサート、ダンス部とのコラボ演奏など、主に学内で活動しています。

吹奏楽団の魅力を一言で表現すると?

――団結力です。現在部員は15名。小人数なので、足りない楽器やパートをどう補うか、みんなで話し合い、考えます。足りない部分は、工夫する。そのようなことを繰り返していくうちに、自然とまとまってきたと思います。ソロで演奏するのも楽しいのですが、みんなでひとつのものを作る達成感は一人で味わえないことだと思います。

 

サークル活動を通して成長したことはありますか?

――自分の考えに自信が持てるようになりました。引っ込み思案な性格でしたが、吹奏楽団の部員が私の考えを受け止めてくれたので、少しずつですが、サークル以外の場所でも、自分の思いを伝えることができるようになりました。勇気を持って行動に移すことが、新しい景色が見えてくるきっかけになることもあります。またフルートの技術も向上したと思います。私は自分の演奏を必ず聴いてもらうようにしています。そうすることで、違った視点からアドバイスをもらえ、フルートの上達につながるからです。
四国学院大学は先生と学生、学生同士の距離がとても近い大学だと思います。大学の先生が「吹奏楽団の活動は順調?」と声をかけてくれることもあり、気にかけてくれているんだなあと嬉しく思っています。高校生のときに参加したオープンキャンパスでも、ピア・リーダー(1年生のキャンパスライフ全般をサポートする上級生)の方に親切にしてもらったり、落ち着いていて過ごしやすい雰囲気を感じていました。入学後もそのイメージは変わっていません。

これからの目標を教えてください。

――まずは部員を増やして、学内外のさまざまな場所で演奏したいです。四国学院大学はクリスマスの時期になるとイルミネーションやチャペルでのクリスマス礼拝など、多彩なプログラムを実施しています。そこで、ハンドベル・クワイアや清泉礼拝堂聖歌隊などのサークルとのコラボに挑戦したいと考えています。クリスチャン系の大学にしかできない演奏になると思います。
吹奏楽団は部員を募集しています。音楽が好きな人、一緒に演奏しましょう!今しかできない経験を一緒にしましょう!

 

 


吹奏楽団

『継続することの大切さ』

社会福祉学部 子ども福祉メジャー 大井 孝菜 さん

香川中央高等学校出身。2019年に「四国学院大学水泳部」を創部。第54回中国四国学生水泳選手権大会女子100メートル背泳ぎ3位入賞。

2019年に水泳部を立ち上げ、日々水泳に関わっている大井さん。選手として水泳に取り組むようになったこと、スイミングスクールでの指導を通して学んだことなど、水泳に対する真っ直ぐな思いを語ってくれました。

 

 

水泳を本格的にはじめようとしたきっかけは?

――小学校5年生のときの県大会に出場できず、悔しい思いをしたことです。水泳は3歳から始め、スクールに通っていました。私の通っているスクールには選手コースと一般コースがあります。選手コースはクラブチームの大会に出場し、国体やジュニアオリンピックを目指すコースです。一般コースは泳力向上のためのコースで、泳げるようになることが目標です。水泳を始めてからずっと一般コースに所属していましたが、小学校5年生のときの悔しさを機に選手コースに変更しました。家族の後押しもあり、選手として水泳をやろうと決意しました。

 

普段はどのような練習をしていますか?

――毎週2回、香川県内の競泳プールでの合同練習を行っています。それ以外の日は個人練習に励んでいます。合同練習では、各自で練習した仕上がりをお互いに確認しています。現在部員は7名。水泳経験者から未経験者までさまざまです。練習は真剣に取り組み、練習が終われば、和やかな雰囲気になる、切り替えがしっかりできるチームです。水泳部を創部するまでは、ひとりで練習するだけだったので、心細いときもありました。今は合同で練習する機会があるので、他の部員の存在が心の支えになっています。

 

 

 

第54回中国四国学生水泳選手権大会(2019年)にて入賞したそうですが、当時のことを聞かせてください。

――四国学院大学の選手として初めて出場した大会です。女子100メートル背泳ぎで3位に入賞することができました。当日はとてもいい感覚で泳げたと思います。まさか入賞できるとは夢にも思っていなかったので、驚きましたが、とても嬉しかったのを覚えています。中国地方の選手と競う機会はなかったので、いつもと違う会場の雰囲気を感じたり、他の選手の泳ぎを見たり、良い勉強になりました。大会によって違いがあるかもしれませんが、チームからエントリーできる人数は限られているので、レースに出場できる人とできない人がいます。レースに出場する選手は自己ベストを出すために全力を尽くします。出場できなかった選手も、応援に全力を尽くします。水泳は個人競技でもあり、チーム競技だということを実感した瞬間でした。
水の中では浮力によって、体は楽に感じます。また、全身にバランスよく負荷がかかるので、陸上で運動するよりも効果的な運動ができます。水の中では大きな怪我をする可能性も低いので、運動不足の人や運動が苦手な人もチャレンジできるスポーツだと思います。

今後の目標を教えてください。

――来年のインターカレッジ(大学対抗のスポーツ競技大会)や、四国マスターズに出場し、自己ベストを更新することです。新型コロナウイルスの影響でほとんどの大会が開催中止になっていますが、今は力を蓄える時期だと考えて、個人練習に取り組んでいます。
将来は水泳のインストラクターになりたいと思っています。現在、スイミングスクールで2~3歳の幼児クラスを指導しています。この年齢は、母親と離れるのが不安だったり、水に慣れていない子どもたちがたくさんいます。2歳の子どもたちへは言葉で説明するのが難しいので、動作を真似してもらいます。3歳になると、言葉が分かる子も増えてくるので、単語と単語をつなぎながら、分かりやすく説明できるように心がけています。子どもへの接し方や、子どもの成長の仕方などを子ども福祉メジャーで学んでいるので、水泳の指導にとても役立っています。選手として泳いでいるときは気付かなかったことも、指導する立場に立つと見えてくることがたくさんあります。教えることが一番の勉強だと思っています。
私は水泳をやめようと思ったことが何度もありました。ひとつのことを続けていくのは根気が必要で、大変なことです。でも大切なのは「好き」という気持ちを見失わないことだと思います。悩んだことも失敗したことも、必ず良い経験になりますので、後輩のみなさんも真剣に取り組めることを見つけてください。


水泳部

『経験した分、成長できる』


社会福祉学部 心理学・カウンセリングメジャー 泉保 萌花さん

高松北高等学校出身。地域災害ボランティアサークル部長。
地域災害ボランティアサークルの活動は、大学周辺のごみ拾いや募金活動、イベントのボランティアなど多岐にわたる。インスタグラムでは依頼も受付中。

「ボランティア活動をしたいけど、何から始めればいいんだろう?」
そう感じている人も多いのではないでしょうか。
2019年に地域災害ボランティアサークルを立ち上げた泉保さんに、地域災害ボランティアサークルの活動について話を聞いてみました。

地域災害ボランティアサークルを立ち上げようと思ったきっかけは?


——高校三年生の夏、岡山県真備町の豪雨災害ボランティアに参加した時に、得るものがたくさんありました。でも、現地に若いボランティアの子が少ないなと感じました。若い世代でボランティアをする人を増やしたいと思って、サークルを立ち上げました。最初は友達に声をかけて部員集めをしていたのですが、意外と「ボランティアをしたいけど、何から始めていいか分からない」と思っている子が多かったようで、そういう子たちが入ってくれて、昨年5月に立ち上げて、部員は現在26人まで増えました。(2020年7月現在)ボランティアサークルでインスタグラムをしているんですけど、新入生の中で高校の時からインスタグラムを通じて知っていて入部してくれた子もいて、ちゃんと見てくれている人がいるんだと嬉しくなりました。

具体的にどんなボランティア活動をしていますか。


——基本的にいろんなことをするサークルです。定期的にする活動としては、犬猫の殺処分防止の募金、ごみ拾い、善通寺市子ども・家庭支援センター内にある子どもひろばでのボランティアなどがあります。あとはインスタグラムのダイレクトメールでイベントの依頼などが来たりするので、本当にいろんなことをしています。あまり活動がない時には自分たちから、何かボランティアできることはないか、と聞くこともあります。
今は、物資の活動や応援メッセージの活動が多いです。最近では、九州豪雨災害に関係するボランティアをしました。福岡県にあるみなと小学校で鉛筆やノート、消しゴムがなくて困っているということを知って、大学の教室に回収箱を設置しました。みんなの家の中に眠っていたりする物なので、鉛筆などが箱いっぱいに集まりました。けっこうみんな協力してくれて嬉しかったです。一度回収して送ったんですが、まだ持ってきてくれる子もいて、先方もいくら送ってもらっても助かると言っていたので、また集めて送ろうと思っています。

インスタグラムではどんなことを発信していますか。


——ボランティア活動中の様子などをメインに上げています。最近だと、みなと小学校のために集めた鉛筆の写真や募金活動の集計やイベントに参加した時の活動報告などを投稿しています。他にも、自分たちの活動だけでなく、みんなに知ってほしいボランティア活動があれば、インスタグラムのストーリーなどで紹介しています。
インスタグラムでフォロワーを増やすために大事なのは、ハッシュタグです。なかなか難しいんですが、「みんなは何を調べるんだろう?」ということを考えて投稿しています。
最初は私一人で担当していたインスタグラムも、今ではみんなが投稿できるようにしたので、それぞれがボランティア活動をした時に投稿するようにしています。

ボランティア活動をやっていてよかったと思うのはどんな時ですか?


——子どもたちのボランティアに友達と参加した時、その友達が「ボランティアサークルに入ってよかった」と言ってくれたんです。その理由を聞くと、これまで大人と話す機会があまりなかったけど、大人と話すことによってその経験や価値観を知ることができて、自分の価値観も変わった、ボランティアは経験するだけで全然違う、と話してくれました。私が高校三年生の時にボランティア活動を通して感じたことをみんなにも伝えたくてサークルを始めたので、それが伝わった瞬間で、すごく嬉しかったです。
あと、やっぱりボランティアをしていて感謝された時、ボランティア活動をしていてよかったなと思います。イベントなどでボランティアに参加した時、「本当に助かった」「ありがとう」と言われるとすごく嬉しくて、やりがいを感じます。
今は、豪雨災害だけでなく、これから地震もあるかもしれないし、新型コロナウイルスの影響も災害といってもいいような状況です。これだけ大変な時期だと、ボランティアはいくらあっても足りないと思うので、このサークルを作ってよかったと感じています。

ボランティアの活動を通じて自分が成長したと感じるのはどんな時ですか。

——ボランティアに行く回数分、いろんな人と話したり、いろんな分野の活動があるので、その経験だけ自分も色々なことを知ることができて成長しているなと思います。たとえば、子どもたちのボランティアでいえば、保護者の方たちと今悩んでいることを話し合う場に同席させてもらうことがあります。今だと新型コロナウイルスのことで悩んでいて、もし両親が感染してしまった場合、子どもはどこに預けたらいいのか?ということを話していました。こういう悩みを抱えているんだ、と自分だけでは考えもしなかったことを知ることができて、成長できているなと感じられます。

これからの目標を教えてください。


——今やりたいと考えていることは、二つあります。まずは、実際に現地の災害ボランティアに行くことです。次に、IPU環太平洋大学の表現教育の団体と私たち地域災害ボランティアサークルのコラボです。表現教育というのは、子どもたちにも体験してもらえるものです。最近子どもたちと遊ぶボランティア活動をしているので、私たちがIPU環太平洋大学の表現教育の団体のワークショップを経験して、一緒に子どもたちと遊べるような何か活動ができないか、と考えています。子どもたちにとっても県外の学生と関わる機会はないと思うし、新しい体験になると思います。今年は新型コロナウイルス感染症の影響もあるので、難しいとは思うのですが、実現したいです。表現教育の団体代表をしている先輩はすごく行動力があって、その人に影響されて私もボランティアサークルを作ることができました。その先輩は、やろうと思ったことをすぐに行動に移す人で、ラジオへの出演や講演もしていて、本当にすごい人だなと思っているので、是非コラボしたいです。そして、部員みんなにも会ってほしいなと思います。
私個人としては、なんでもけっこう一人でやってしまうタイプなので、みんなで手分けして協力できるようにすることが目標です。だから、昨年までは私が部長で、他は部員、という関係だったんですが、今年は変えようと思って、一年生二人を副部長にしました。ボランティア活動は全員で協力したいと思っていて、学年での壁を感じないように、あえて一年生を指名しました。まだできたばかりのサークルで、私自身も部長として立つのは初めてなので、これから三人でトップとして力を合わせてサークルを引っ張っていけたらいいなと思っています。

ボランティア活動に興味がある後輩へ

——ボランティア活動は、必ず自分自身の成長につながると思います。もしボランティア活動をしたいけど何をしたらいいか分からない、という人がいたら絶対入って損はないと思います。部員が絶対参加という訳ではなくて、自分がやりたいと思ったボランティア活動をしてほしいと思っているので、兼部もしやすいです。
魅力がたくさんあるサークルです!
上下関係なく、みんなで協力してボランティア活動を楽しめるサークルにしたいと思っているので、是非入部してみてください!


地域災害ボランティアサークル

『本格的なアウトドア体験を』

社会学部 観光学メジャー 安藤 健さん

高校時代は山岳部に所属し、インターハイ出場も経験した。大学での専攻は観光学メジャー。また、キャンプリーダー会トムソーヤの部長としてキャンプやレクリエーションを企画している。

兼部可能、毎月部会を開く、月に一度アウトドア活動を行う。入部条件は、年に一度、活動に参加すること!キャンプリーダー会トムソーヤとはどのようなサークルなのでしょうか?部長の安藤さんに教えていただきました。

 

キャンプリーダー会トムソーヤとは?

――キャンプリーダー会トムソーヤは、アウトドア活動を行うサークルです。現在30名で構成されています。キャンプ場での活動は、火おこし、炊飯、テント張りなどです。キャンプでは、家電製品をほとんど使わず、火で調理します。最初は不便だと感じるかもしれませんが、非日常の楽しさ味わうことができます。また、夜は仲間と焚き火をしながら、語り合うこともキャンプならではの楽しみだと思います。キャンプ場での活動以外にも、バーベキューやボランティア活動をしています。自分たちがやりたいと思ったことを計画し、取り組んでいけるサークルです。

入部したきっかけを教えてください。

――きっかけは、新入生へのサークル紹介で、トムソーヤを見つけたことです。トムソーヤの活動は本格的です。キャンプで火をおこすとき、火打ち石の摩擦を利用する方法がありますが、現在ではあまり使われていません。僕たちは、着火剤を使わず、ファイヤースターターという道具を利用して火をおこします。その他にも、ランタンやクッカー(屋外で使用される携帯用の小型調理器具)もあり、キャンプアイテムも充実しています。このサークルなら本格的なアウトドアができると思い、入部しました。
第一次キャンプブームのころ、父親と一緒にキャンプに出かけていました。夏と冬、年間2回のキャンプが恒例で、香川県のまんのう公園や、徳島県の岳人の森へ行っていました。僕自身も、高校時代は山岳部に所属しており、アウトドアや自然を身近に感じる環境でした。

忘れられない活動はありますか?

――一昨年と昨年、高知県の四万十市へ行き、ラフティングや飛び込みを体験しました。ラフティングとは、仲間たちとゴムボートに乗って、パドルを漕いで川を下っていくスポーツです。トムソーヤの先輩の地元が四万十市でしたので、安全にラフティングができる場所を紹介していただきました。一昨年は、台風の後でのラフティングを体験しました。川は増水し、流れが速く、濁流。澄み切ったブルーの四万十川はどこへ行ったのかと思うほどでした。1時間でまわるコースも30分でまわれました。一緒に行った部員のうち、数名が下流に流されてしまうというアクシデントもありました。トムソーヤの部員は安全な流され方を知っています。川の流れていく方向に足を上げ、足の先にある岩を蹴って流されていく。手を組み、口に水が入らないようにします。無事に下流に到着したときは、達成感を味わうことができました。それと同時に自然の怖さも体験し、アウトドアの中で、さらなる安全対策を考える機会となりました。

 

トムソーヤの活動で得たものは?

――トムソーヤのさまざまな活動を通して、人とよく話すようになり、心が豊かになりました。高校で所属していた山岳部は、大会に出場し、点数を競うためのものでした。熱心に教えてくださる顧問の先生がおり、真剣に取り組んでいましたが、競技の面が強く、人間的な成長はなかった気がします。アウトドアは、日常から離れて、自然と触れ合うことができます。でも、トムソーヤの目指すものはそれだけではありません。活動を通して、仲間ができたり、自分の深いところを打ち明けられるようになります。それがトムソーヤの活動の醍醐味ですね。四国学院大学の文化系サークルの中では人数の多いサークルですので、いろいろな人と関わっていく中で自分の世界も広がりました。昼休みや放課後に部室を開けると自然と部員が集まってくる。そんな雰囲気のサークルです。入部して信頼できる仲間も見つかりました。

 

今後取り組みたいことを教えてください。

――新型コロナウイルスが終息したら、少年キャンプのボランティアを計画しています。以前、丸亀の畔田キャンプ場で少年キャンプの手伝いをしたことがありました。着火剤を使わずに火をおこしたり、石の重さ当てクイズをしたり、子どもたちにとっては少し難しいものもありました。子どもは素直で好奇心旺盛で、どの子も目を輝かせてくれました。失敗しても諦めず、何度も挑戦する姿は、僕も見習いたいと思いました。
現在、観光学メジャーでインバウンドの観光客に注目しています。海外から来る観光客は、日本のどこに来ているか、どのようなことを求めているか、日本人との感覚に違いについて学んでいます。経験豊富な教授から学ぶことはたくさんあります。

後輩のみなさんへ

――キャンプをしたり、イベントを企画するサークルと聞いて、苦手意識がある人もいると思います。僕も最初はそうでした。でも思い切って入部して本当に良かったです。やってみないと分からないことはあります。その環境に飛び込んで体験しないと、その本質は分からないと思います。新しい環境でも思い切って飛び込んでください。キャンプに興味のある人、初心者だけどアウトドアをやってみたい人、大歓迎です。

ドローンを使って撮影された四万十市での活動

 


キャンプリーダー会トムソーヤ

『生涯楽しめる、弓道の魅力』


社会学部 情報加工学メジャー 西村 怜紀さん
高知県立岡豊高等学校出身。弓道部副主将。第70回四国地区大学総合体育大会 男子の部の個人戦で決勝進出。

高校から始めた弓道を大学でも続けている西村さんに、生涯続けられる弓道の魅力や楽しさについて話を聞きました。

弓道部に入ったきっかけを教えてください。

——僕は、高校から弓道を始めました。中学校の頃はバスケ部で、高校に入ったら今まで考えたことのない部活に入りたいと思っていて、弓道部を選びました。弓道部を通して色んな人と関わることができたこともあって、大学でもコミュニティを広げられるかな、と思って入部しました。

具体的に弓道部ではどんなことをしていますか。


——活動曜日としては、月曜日から金曜日は自主練習で、授業終わりとか自分の空いている時間に練習をします。土曜日には全員参加で各自練習したり、試合形式の練習をしたりしています。僕は、高校の頃にけっこう詰めてちゃんとやっていたので、週3日の頻度で練習しています。かと言って、毎日来たから上手くなるという訳でもなくて、自分のペースで学んでいる方が実力はついてくると思います。僕の同級生で初心者の子がいたんですけど、今上手くなっているので。
練習内容としては、弓を引くことがメインです。個人練習の時は弓道着を着て練習する人は少ないんですけど、土曜日の全体練習の際は、みんなで弓道着を着て練習するので、より気が引き締まります。
弓道部に指導者はいませんが、互いに教え合ったりしながら各々練習したり、大会に参加したりしています。
ただ、今は新型コロナウイルス感染症の影響で大会が中止になることも多く、自分の体調を一番に考えなければならない状況で、活動も思うようにできないことも多いです。でも、今だからこそ、自分の体を見つめ直して、自分の練習方法や立ち居振る舞いなどを考える期間かなと思っています。弓道は矢を飛ばさなくても、ゴム弓を使ったり、矢を引く動作を練習したり、工夫次第で練習はできます。弓道場でやらなければならないということもないので、自分たちに何ができるのか考えていきたいと思います。

高校との違いは?

——大学に入って、大会の数が多くなりました。高校の頃は春夏秋冬の大会で年に4回ぐらいだったんですけど、大学に入ると年に10回ぐらいに増えました。大きい大会だけでなく、香川県のみの大会や他大学主催の大会などに参加して、試合に出る頻度は上がりました。大学まで弓道をしていると、上手い人ばかりなので、見ていて自分の勉強にもなります。それに、高校の頃に厳しく鍛えられていたので苦手な部分は克服できていると思いますし、大学で出場する大会でも経験が活かされていると思います。
弓道には流派があって、高校では流派が統一されているのですが、四国学院大学では流派は統一していなくて、自由です。流派の名前は色々ありますが、射法としては正面打起しと斜面打起しの二つに分かれます。他の部員のほとんどが正面から構える正面打起しなのに対し、僕の流派は日置流(へきりゅう)で、横に開く斜面打起しです。でも、特に流派で大差はないと思うので、自分に合うやり方で練習できるのは良いと思います。

弓道を通じて成長したところは?

——弓道を始めたことで、礼儀が身に付きました。目上の人に挨拶する時は、たとえば階段ですれ違う時に自分が上の段なら下に降りて挨拶する、とか、そういうことを高校の頃から教えられていました。高校の時は生徒同士だけだったのが、大学に入ると、先輩の他にOBの方や職員の方と話す機会もあって、いろんな立場の方が混在するのでより意識するようになりました。
また、人前に立つことがあまり得意ではなかったのですが、弓道で練習試合をする時に挨拶をすることもあって、人前で話すこともできようになってきました。
団体戦では五人一組などで、一人ずつ持っている矢を打っていくんですが、僕が最後の番で勝負が決まる、という場面が何度もありました。そういう緊張する場面を経験したことで、プレッシャーに強くなったというのはすごく感じます。だから、授業の発表などで人前に出る時も、試合の時のプレッシャーに比べたら大丈夫だ、と思えるようになりました。
そういった経験も含めて、弓道をしていて良かったなと思います。

弓道の魅力を教えてください。


——弓道は、的に当たるか外れるか、という〇×なのですぐ勝負がつきます。結果が分かるまでのドキドキする瞬間があまり長くありません。大会では、弓道が武道ということもあり、技能優秀賞の表彰もあります。体の使い方や礼儀なども表彰されたり褒められたりするので、技術だけじゃない部分も見てもらえるのが弓道の良さかなと思います。高校の頃からそういう面をみていて、おもしろいなと感じていました。
また、弓道の団体戦といっても、各自の持つ矢の数で合計するので、団体戦も個人戦と同じようなものです。そう考えると、弓道は自分が練習した量や質が直に反映される、自分の努力が分かりやすく出るスポーツです。
それに、弓道はやっぱりかっこいいなと思います。僕も弓道を始めようと思ったのは、袴を着ている人を見てかっこいいと思ったからなので。
うちの弓道部は指導者がいない分、部員同士で工夫して教え合っていることも魅力のひとつだと思います。初心者の子にも、流派が違っていても、助け合いながら楽しく部活をしています。弓を引くための必要最低限の筋力があれば引くことはできるので、筋力がめちゃくちゃ必要という訳ではありませんし、特別な何かが必要という訳ではありません。もちろん道具は必要になりますけど、弓など大学の部費で買えるものは用意できます。
何より、弓道には終わりがないと思っています。幼い頃から始められるし、小中高、社会人、高齢になっても続けている人もいるので、生涯通してできるスポーツです。コミュニティはずっと広がっていくので、一生続けられるスポーツというのも弓道の強みですね。僕も、弓道は続けていきたいと思っています。

これからの目標を教えてください。

——今は、部員を集めることが目標です。そして、ちゃんと団体戦で残れるチームにしたいと思っています。そのために、団体戦の大会には、個人の実力をつけた上で出場しようということで今は練習しています。
まずは一次予選を突破することを目標に、みんなで頑張っていきたいと思います!

弓道部に興味がある後輩へ


——人生は楽しんだもの勝ちなので、やれることはできるだけやってみてほしいです。それを投げだしたらダメっていうことはないので、頑張ってそこに飛び込んだら案外みんな受け入れてくれると思うし、それができるのが大学だと思います。
弓道は、武道だから厳しそうというイメージもあるかもしれませんが、そんなことはありません。弓道やったことがないけど興味がある、でも一人では難しいと思っている人も友達を誘って来てくれたらいいし、一人でも来てくれたら嬉しいです!気軽に見学に来てください。


弓道部