社会福祉学

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基本的人権と平和、人間の尊厳などのために。
慈善事業に始まり、戦後は生活困窮者の救済事業を中心にした社会事業へと発展してきた日本の社会福祉。
その後は産業構造の変化に伴ってすべての国民を対象とするものに転換され、グローバリゼーションの現代は民族や国籍、国境を越えたすべての人々をその視野に捉えています。
地域・家庭・行政・企業などすべての分野で必要性が高まる社会福祉。社会福祉メジャーは、こうした要請に応えながら“基本的人権と平和”“人間の尊厳”“文化の多様性”を追求していきます。

カリキュラム

基礎科目

■社会福祉基礎実習
社会福祉従事者や利用者等、学外から講師を招き、経験や体験、福祉の現状や課題について語っていただき、さらに3~5日間、社会福祉関係施設などで実習を行います。

■ソーシャルワーク総論 Ⅰ・Ⅱ
適切な社会福祉の援助が行われるためには、援助の知識や技術を身につけるだけでなく、「援助とは何か」を考えることができなければなりません。そこで、講義では、社会福祉援助の目的や理念、援助の対象や従事する人々の役割などについて考えていきます。

■社会福祉概論
■福祉ボランティア論

専攻科目

■ノーマライゼーション論
ノーマライズとは「当たり前の暮らしができるようにする」という意味ですが、講義では思想の歴史や方法論について解説します。

■社会福祉学演習 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
社会福祉の中からテーマを一つ選び、学生の発表とディスカッションを中心に授業を展開。講義などで学んだことをより深く学ぶことができます。

■社会保障論 Ⅰ・Ⅱ
人間生活にとって必要不可欠なものとなった社会保障について、人権という視点から論じます。

■多文化共生・国際社会福祉実習 Ⅰ・Ⅱ
200万人以上の外国人が住む日本は、多文化・多民族社会だと言えます。多文化共生福祉とは、異なる文化を持つ人々が互いに尊重し、幸福な生活を営めるようにするための福祉です。国内の多文化共生の福祉現場と、国外の先進的な福祉現場の視察・学習を通じて、多文化共生感覚と国際感覚を育みます。

■ソーシャルワーク演習 Ⅰ ■社会福祉原論 Ⅰ・Ⅱ ■障害福祉論 ■高齢者福祉論
■公的扶助概論 ■居住福祉論 ■社会福祉の歴史 ■社会福祉法制 ■介護概論
■公的扶助特論 ■更生保護制度 ■共生社会の法と人権 ■外国籍住民支援論
■多文化共生福祉論 ■国際社会福祉論

卒業研究  過去の研究テーマ例

●高齢社会における介護問題 ー高齢者虐待の現状と課題ー
●私たちにもできる市民運動と地域福祉 〜東日本大震災の経験を用いて〜
●不登校とスクール・ソーシャルワーカーについての理解 〜事例をもとにスクール・ソーシャルワーカーの機能を探る〜 など

目指せるキャリア

●ソーシャルワーカー ●教員(中学校・高等学校・特別支援学校)
●公務員 ●NPO・NGOスタッフ ●高齢者福祉施設職員・社会福祉施設職員 ●病院事務職員 ●社会福祉協議会事務職員 ●児童相談所などの相談機関スタッフ ●地域支援センター員など

学びのスタイル 在学生の履修例

社会福祉学メジャー 2年次前期時間割

1 介護概論 ソーシャルワーク論Ⅲ
2 ソーシャルワーク演習Ⅰ 家族問題の心理 ソーシャルワーク総論Ⅰ 心理臨床論
3 社会福祉原論Ⅰ 障害福祉論 児童・家庭福祉論
4 ソーシャルワーク論Ⅰ 公的扶助概論 地域福祉論Ⅰ
5

 

社会福祉学メジャー 3年次前期時間割

1 漢文学概論Ⅰ 社会福祉の歴史
2 子どもと自然 NPOと地域福祉 社会保障論Ⅰ 社会福祉
現場実習指導Ⅱ
3 ソーシャルワーク演習Ⅲ 福祉コミュニティ論 ヴィジュアル文化論
4 ソーシャルワーク演習Ⅱ 社会福祉行財政論
5 キャリアディベロップ
メント演習Ⅰ

 

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