在学生ボイス -舞台技術・公演マイナー

学びのスタイル
在学生ボイス

実際にメジャーを履修している学生からのメッセージを紹介しています。

■社会学部 舞台技術・公演マイナー
  小松原克仁さん
岡山県 倉敷古城池高等学校出身

高校時代は演劇部に所属しており、当時から演劇を人一倍楽しいと感じていました。大学に進学しても演劇を続けていきたいと考えていた時に顧問の先生から演劇を学ぶことができる四国学院大学を紹介されたことで、この大学に興味を持ち、進学を決めました。

身体表現と舞台芸術メジャー(演劇コース)を専攻していますが、演技力などの役者に必要な技術や知識だけでなく、音響や照明といった裏方の仕事について学ぶことができるのが、この舞台技術・公演マイナーです。

このマイナーの魅力は、プロの演出家や外部スタッフに実践的でハイレベルな指導が受けられること。また、機会があれば学外の団体の公演にも参加できるので、大学とは違ういい刺激を受けています。

演劇の授業は、演技力などの役者に必要な技術を中心に学ぶものと思っていましたが、役者をしながら音響や照明といった裏方の仕事についても学べる大学は珍しいと思います。また、ダンスの授業などにも力を入れていて、単純な知識だけでなく、あらゆる動作に対応できる身体能力も身につけることができました。

大学では演劇の他に、副専攻に文学も専攻しています。普段はなかなか読まない硬派な文学作品を読み、登場人物の難解な心情などを理解する術を身につければ、演劇で自分とかけ離れたキャラクターを演じる際にも必ず参考になると思っています。

演劇好きが集まるので、自分と同じように熱意を持った学生が多く、話が合うので楽しいですね。演劇教育に取り組んでいる大学だけあって、舞台や音響、照明など設備が充実しており、快適な環境で演劇に打ち込むことができます。

■社会学部 舞台技術・公演マイナー
  福島優菜さん
広島県 市立舟入高等学校出身

幼い頃から祖母の影響で日本舞踊やピアノに親しみを持っており、何かを表現すること、それを誰かに届けることが好きでした。「演技」出会ったのは中学2年生の秋。みんなと同じ話題を持ちたくて、その頃に放送していたドラマをたくさん見ていました。はじめこそ話題の種になればと考えていましたが、「演じる」ことの魅力に気付き、自分も挑戦してみたいと思うように。高校も演劇部があるところを選び、入部後は3年間しっかり活動することができました。すっかり演劇の虜になり、もっと深く学びたいと考え、演劇コースを目指してこの大学への入学し、身体表現と舞台芸術メジャーだけでなく、舞台技術・公演マイナーも専攻しています。

舞台技術・公演マイナーは、主に照明や音響、制作など演技以外のことを学びます。マイナーの授業で印象に残っているのは「舞台技術公演」で、本当に面白いです。オーディションを経て集まった一期一会のメンバーと稽古を重ねる毎日はとても刺激的で、演劇は総合芸術なんだと改めて認識することができました。役者とスタッフ、どちらで関わっても得るものが多く、濃い時間を過ごすことができます。

「教育実践と舞台芸術」の授業では、幼児向け体験型演劇をみんなでつくりました。気合と覚悟十分で挑みましたが、苦労とやりがいは期待以上のものでした。本番をイメージしながら丁寧に稽古をして、本番は稽古に縛られすぎず柔軟に対応しなくてはいけません。大変なことも多かったですが、帰っていく子どもたちの笑顔を見ると頑張って良かったなと感じています。

どんな大学生活を送るか、何を選択するかを決めるのは自分です。この大学は授業選択だけではなく、転学部やメジャー変更も柔軟に対応してくれます。自分の気持ちを最大限に尊重してくれるので、大学で本当にやりたいことが見つかると思います。

私は現在、学芸員資格の取得を目指しています。将来は、考古資料や工芸品などの有形文化財だけではなく、演劇や音楽などの無形文化財・形のない表現物も大切にできる人になりたいです。社会人になっても演劇とはつながっていたいですね。

■社会学部 舞台技術・公演マイナー
  大瀬戸正宗さん
広島県 沼田高等学校出身

地元は広島県。中四国で演劇を本格的に学べる大学があると知り、メジャー選択では迷わず「身体表現と舞台芸術(演劇コース)」を選びました。入学当初は役者を目指して演劇一筋のつもりでしたが、今では劇場全体を見るようになり、支える側になりたいと思うようになりました。業界の第一線で活躍する講師に学べるのはもちろん、「演劇ワークショップ」や「四国学院大学アーティスト・レジデンス・プログラム(通称SARP)」など、地方にいながらでも十分に高度な授業を受けることができます。

都心部の方がチャンスが多いのではと考えたこともありますが、香川ののびのびとした環境の中でじっくりと考え、演劇全般を学ぶことができたからこそ視野が広がったのだと思います。ノトスプロダクション代表として劇場を運営・管理する経験ができたのも大きいです。

新年度から新たに「舞台技術・公演」、「アーツ・マネジメント」、「演劇ワークショップ実践」の3つのマイナーが加わります。特に「舞台技術・公演」は、美術や照明、音響といった舞台を支えるテクニカルな分野を深く学び、その業界の専門家から直接レクチャーを受けることができる貴重な時間。卒業までにより多くの経験を積むためにも、可能な限り選択するつもりです。

この大学で演劇をますます好きになることができ、創作の過程をさまざまな視点から見て理解を深めたいと思うようになりました。舞台芸術は、音楽や古典芸能も含めて多岐にわたります。それらの芸術を支え、発展させていくという夢を追い続けたいです。

■社会学部 舞台技術・公演マイナー
  大喜多里奈さん
香川県 高松工芸高等学校出身

四国学院大学に興味を持ったきっかけは、高校3年生の夏。私は美術科で洋画(油絵)を専攻していたのですが、ほとんどのクラスメイトが美術系の大学や専門学校への進学を希望する中、将来への不安や経済面を含めて進路に悩んでいた時期でした。

その頃、美術科の先生と四国学院大学の非常勤講師であるカミイケタクヤ先生が、高松市美術館で一緒に展覧会を開いていました。これまで洋画一筋だった私にとって、この展覧会が舞台美術を知るきっかけに。作品に感動すると同時に、カミイケ先生の教える舞台美術というものを学んでみたくなりました。加えて、ノトススタジオで見た四国学院大学アーティスト・イン・レジデンス・プログラム(SARP)がその気持ちを後押し。プロと学生が一緒に創り上げた作品は素晴らしく、物語の本質を引き出すような空間演出に自分も携わってみたいと思いました。

大学での授業を通して、演出や照明など多数の人が集まって一つの作品を練り上げていること、そのためには基礎と経験がすごく大事なのだと実感。舞台技術・公演マイナーは美術や照明、音響といった技術を基礎から学べる場なので、ここでしっかりと基礎を学び、実践を積みたいと思っています。その集大成として、自分が舞台美術の世界に触れるきっかけとなった四国学院大学アーティスト・イン・レジデンス・プログラム(SARP)に挑戦できればうれしいですね。そして、現代美術から大道具まで幅広い分野で活躍されている美術家のカミイケ先生を目標に、大好きな油絵を生かしながら、人々の癒やしや幸せにつながるような作品づくりに関わっていきたいと思っています。