社会福祉メジャーカリキュラム
日本の社会福祉は,古くは慈善事業に始まり,敗戦後は生活困窮者の救済事業を中心にした社会事業へと発展してきた。その後,急速な産業構造の変化に伴い,特別なニーズのある人々のみを対象とした社会福祉からすべての国民を対象とする社会福祉へと転換されてきた。そして,現在,ひと,もの,情報が国境を越えて移動するグローバリゼーションの時代に入り,国民という枠にとどまらず,民族や国籍,国境を越えたすべての人々を視野に入れた普遍的な福祉,多様な文化を尊重する福祉が求められている。社会福祉学メジャーは,このような要請に応えるために,21世紀の人類のキーワード,基本的人権と平和,人間の尊厳,文化の多様性を大切にした社会福祉を追求していく。そのため,カリキュラムには,社会福祉の歴史,現代社会の福祉課題,社会福祉原理論,社会福祉方法論(ソーシャルワーク),国際福祉,多文化共生福祉が組み入れられている。福祉施設などのいわゆる福祉業界といわれる分野にとどまらず,地域,家庭,行政,企業などすべての分野において,社会福祉の必要性は高まっているといえる。社会福祉学メジャーでは,豊かな人間性と、多様性を受容できる感性、そして社会福祉の知識,マインド,実践力を兼ね備えた市民を育てることを使命としている。
※科目に関しては、今後変更となる可能性があります。
■基礎科目
- 社会福祉学概論
- ソーシャルワークの基盤と専門職
- 国際社会福祉論
■専攻ハブ科目
- 社会福祉の原理と政策Ⅰ
- 社会福祉の原理と政策Ⅱ
- ソーシャルワークの基盤と専門職(専門)
- 社会福祉の歴史
- ソーシャルワーク演習
- ボランティア論
- 社会福祉基礎実習
- 介護技術演習
- 社会福祉法制
- 多文化共生福祉論
- 外国ルーツの住民支援論
- 多文化共生・国際社会福祉実習Ⅰ
- 多文化共生・国際社会福祉実習Ⅱ
- 刑事司法と福祉
- 社会福祉学演習Ⅰ
- 社会福祉学演習Ⅱ
■卒業研究
- 卒業研究Ⅰ
- 卒業研究Ⅱ
- 卒業研究Ⅲ