在学生ボイス -歴史学・地理学メジャー

学びのスタイル
在学生ボイス

実際にメジャーを履修している学生からのメッセージを紹介しています。

■文学部 歴史学・地理学メジャー
  髙尾一友さん
香川県 善通寺第一高等学校出身
社会の基盤になった歴史を学べる。

昔から伝記などを読み、高校時代は戦前の日本の歴史に興味がありました。歴史学はいわば現代社会の基盤。大学でぜひとも勉強したいと考え、このメジャーを専攻しました。大学では論文やレポートは避けては通れません。歴史学論文の読み方と書き方の授業は、主張に対して疑問を持って読むことの大切さをはじめ、論文を扱うときのさまざまな注意点を学べます。今はなじみ深い善通寺市に貢献したい思いから、市役所職員を目指して公務員講座を受講中。土地の歴史を生かした観光事業に携わりたいと思っています。

■文学部 歴史学・地理学メジャー
  三好晴佳さん
香川県 高松東高等学校出身
歴史をさまざまな視点でひも解くのが面白い。

小学校の時から歴史の授業が大好きで、高校の世界史では世界各国の文化にも触れられた気がしてとても楽しく、大学では歴史をもっと深く学びたいと思っていました。大学の授業は、歴史をそれまでと違う角度からピックアップした、アナザーストーリー的な内容なのでとても面白いですね。欲を言えば、もう少しヨーロッパや東南アジアの歴史を学びたいです。先生方もフレンドリーなので、人見知りの自分でも気軽に質問できるようになりました。メジャー以外でも世界の歴史や文化を学べる授業があるので、視野も広がると思います。

■文学部 歴史学・地理学メジャー
  髙石紗奈さん
愛媛県 三島高等学校出身

歴史好きの祖父の影響で小さい頃から時代劇や城の本など、歴史・地理関係のものが身近にありました。中学・高校の授業で改めて日本史や地理について学び、その奥深さや面白さを知ったことで、もっと歴史・地理を学んでみたい!と思い、四国の大学で唯一、歴史・地理を専門に学ぶことができる四国学院大学に入り、歴史学・地理学メジャーを選択しました。

このメジャーは少人数での授業が多いので、先生一人一人が丁寧に分かりやすくポイントを解説してくれます。先生との距離も近く、質問をするととても親身になって的確なアドバイスをしてくれます。基本は専攻メジャーの授業を選択していますが、博物館学芸員の資格取得も目指しているので、資格に必要な授業も選択。それらの授業がない学期や空きコマがあるときは、自分が興味のある他分野や将来に生かせる授業を選択して学んでいます。

速水先生の「地図・地理資料を読むⅠ」では、大学のある善通寺市や、砂丘で有名な鳥取市など日本各地の地図を読み解き、それぞれの地域の土地利用や産業を分析・考察しました。最終課題では自分の地元の地図を分析・考察しましたが、知らなかった土地利用や地形の変化、歴史を新たに発見することができてとても興味深く、面白かったです。

メジャー以外では、田尾先生の「情報加工学概論」で情報を発信する側の目的や手法を、「情報収集」「情報編集」「情報発信」の分野別に学ぶことができました。将来私は学芸員、あるいは企画・広告・編集などの情報を発信する側の企業への就職を考えているので、とても勉強になりました。博物館学芸員関係の授業で展示内容を来館者に伝えるためのポスター、作品の解説キャプションを作りましたが、非常に役に立ちました。

大学の4年間で勉強はもちろん、サークルやアルバイトなどさまざまなことを可能な限り経験して、何事にも積極的に挑戦する「行動力」と「探究心」を身に付けるとともに、広い視野で物事を考え、どのような状況にも柔軟な対応ができる社会人になりたいです。

■文学部 歴史学・地理学メジャー
  新開優麻さん
香川県 高松北高等学校出身

中学の時から日本史が好きで大学でも歴史を学びたいと思い、この大学のオープンキャンパスで歴史学・地理学メジャーの体験授業を受け、このメジャーで学びたいと決めていました。

授業は専攻メジャーの授業を中心に、社会科教員になるために必要な授業を選択しています。歴史学は先生の専門分野があり、先生によって捉え方に違いがあるので面白いですね。高校までのような教科書通りの授業ではないので、話を聞くだけでも楽しいです。大学に入ってからは歴史学だけでなく、地理学の魅力も知ることができました。特に「地理学関係論文の読み方」という授業では、卒業論文に向けて文献研究を進めたり、実際の論文を読んだりしています。私は貴族社会から武家社会に変わる中世(平安~室町時代)の歴史をテーマに調査・研究しています。

先生からのアドバイスや他の人の文献研究から新たな気づきもあり、とても勉強になります。香川の地理について学んだ時は、丸亀は日本の中でも珍しい条里制のことや、湧き水が多くて地下水が豊富なことなど、地元出身でありながら知らないことの方が多かったです。

中等教育(社会科・地歴科)の免許取得を目指しているので、必須科目が多くてなかなか他のメジャーの授業を取ることはできませんが、自分の興味がある授業で時間が合えば選択しています。「編集技術論」という授業では、友達とペアを組んで写真や動画を編集し、一つの動画を作成しましたが、滅多にすることない作業だったので、とても貴重な経験になりました。

授業だけでなくサークル活動やアルバイトなど、いろいろな人と関わることができるのが大学時代。限られた時間の中で多くの経験を積み、視野を広げていきたいです。

■文学部 歴史学・地理学メジャー
  池上直人さん
高知県 高知丸の内高等学校出身

中学生の時に学んだ歴史の授業が面白いと思ったことが、社会科の教員を目指すきっかけになったと思います。中学社会科の免許を取得するには、知識や考え方を学ぶ必要があります。歴史や地理を専門的に学べるメジャーがあることと、教員である母親からも勧められたので、四国学院大学に進学しました。

社会科の授業では日本史が好きでしたが、メジャー名の通り地理や世界史についても学びます。高校時代は世界史を選択していませんでしたが、「世界史通史I」の授業で世界史にも興味が持てるようになりました。歴史に残る大きな戦争での戦い方を、世界史を全く知らない私でもわかるように説明してくれました。学生が授業に興味を示すように視覚化し、「なぜ?」と思わせるような授業展開で面白かったです。高校まで知らなかった専門的な知識をより深く学ぶことができます。

大学に入ってから社会科の教員とともに興味が湧いてきたのが特別支援学校の先生です。ピア・リーダーになった2年の時に、知的障害の学生と関わりました。初めは集団の中でうまく会話ができませんでしたが、1年後には周りと会話ができるまでになりました。成長している姿を見て、特別支援学校の先生もいいなと思うようになりました。ピア・リーダーでは、大学祭の司会をはじめ多くのことを経験し、多くの人と出会いました。これまで避けてきたことも積極的に取り組めるようになり、自分自身も成長できたと思います。

この大学には、授業だけでなく、サークルや委員会活動など自分の道を見つける方法がたくさんあります。私はピア・リーダーになり、特別支援学校の先生という新たな目標を見つけました。現在は、中学社会科と特別支援学校の教員免許の取得に向けて勉強中です。目標が見つかっていない人や、自分を変えたい人は、この大学でいろいろな事に挑戦してみてください。

■文学部 歴史学・地理学メジャー
  楢木瞭太さん
岡山県 倉敷古城池高等学校出身

小学校までは全ての授業を一人の先生が教えていますが、中学校からは教科ごとに先生が変わります。もともと社会科が好きだったこともありますが、中学1年の時に教えていただいた社会科の先生の教え方がうまく、面白かったです。その頃から社会科の先生を目指すようになりました。歴史や地理についてより専門的に学びながら、教員免許が取得できるこの大学に進学しました。

高校までは知識を習得する授業がほとんどですが、大学では概念を学ぶ授業が多いと思います。一つの事象に対してたくさんの考え方があり、多くの資料や意見を参考に自分で考える力を養います。授業科目数も多く、さまざまな点から地理や歴史について学ぶこともできます。先生によって考え方が異なるので、新たな発見もあります。人文地理学の授業は、人、文化を地理と関連づける内容で、今まで当たり前だと思っていた地理の単語などについて深く考えることが必要だと知り、とても面白かったです。

四国学院大学の特徴でもあるメジャー制度はでは、他メジャーの授業も受けることができます。私は教員免許に不可欠な授業を中心に選択していましたが、自分の興味があるものは積極的に受けようと思い、以前から興味があった観光学の授業を選択。旅行業務に関する授業では、法律や規則について学ぶことができ、歴史や地理を学ぶ上でも役に立つと感じました。

この地域で、歴史や地理を専門に学べる環境が整っているのは四国学院大学だけだと思います。図書館や周辺の施設にも、学びを深めるための資料はたくさんあるので、興味がある人はぜひ見てほしいですね。将来は、教員免許を取得し、さまざまな物の見方や考え方ができる人になりたいです。

■文学部 歴史学・地理学メジャー
  真野早和子さん
香川県 善通寺第一高等学校出身

歴史に興味を持ったきっかけは、戦国武将が登場する漫画やアニメでした。そこから、歴史をより深く学びたいと思い、入学当時から歴史学・地理学メジャーに入ること決めていました。地理学・歴史学メジャーの授業を中心に、興味がある授業を受講しているのですが、文学や政治など歴史分野につなげられる授業を受講するように心掛けています。

なかでも、「東西文明交流史」という授業が面白いと感じています。韓国人教授による授業なので、日本人とは異なる歴史観に触れることができ、とても興味深いです。また、韓国語で書かれた論文を利用するため、同時に韓国語も学ぶことができます。

当初、歴史を学ぶことについてぼんやりとしたイメージしかありませんでしたが、実際にいろいろな授業を受けてみて、「物事を多角的に考察する」ことの重要性を認識することができました。一つの事件を考察する時、政府側、大衆側、経済面などさまざまな角度から考察できることを知り、学びに対するモチベーションが上がったように思います。

歴史学・地理学メジャー以外の授業では、社会学の「アジア・オセアニアの文化と社会」の授業が面白かったです。タイなどの東南アジアに根付いている土着信仰と仏教とが融合した特異な宗教形態や、現代の精霊信仰の立ち位置などを学ぶことができます。日本の民俗信仰との類似点も多く、日本人の私にも身近に感じられ、非常に興味深い授業です。

将来は、人と関わる仕事に就きたいと考えています。物事を多角的に捉えられる資質を身につけ、物事を柔軟に考察し、受け入れられる社会人になりたいです。

■文学部 歴史学・地理学メジャー
  池田雄一郎さん
香川県 高松中央高等学校出身

テレビで見た古代エジプトの特集や戦国時代のゲームの影響で、小学生の頃から歴史が好きでした。歴史を専門的に学べる大学を探していたところ、県内にあったので四国学院大学に入ることを決意しました。

日本と世界の歴史の違いや当時の人と現在の人との認識の違いなど、一歩踏み込んだ授業が多く、要所で先生の雑学を交えながら話してくれるので、毎回授業を受けるのを楽しみにしています。韓国人教授の日韓関係を扱った授業では、相互の認識の違いや韓国人の歴史に対する生の声を聞くことができ、歴史をより深く学べます。

歴史関係の授業はどれも興味深いものばかりで受けていて楽しいです。高校の歴史とは一味違う歴史を学ぶことができ、新たな歴史像を発見することができました。いろいろな授業の中で一番ためになったのは、歴史関係、地理関係の論文の書き方です。卒業論文の書き方を丁寧に教えていただき、少しずつではありますが論文執筆のイメージがわいてきました。

メジャー以外では、文学の授業を選択しています。3人の先生がそれぞれの視点から文学に対するアプローチをしていたので、とても面白いです。歴史も視点が変わると、考え方や伝わり方が変化するので、共通していると感じました。

将来の目標は決まっていませんが、歴史学・地理学メジャーの学びを含め、大学生活の中で、自分の目標を見つけたいと思います。