『経験した分、成長できる』


社会福祉学部 心理学・カウンセリングメジャー 泉保 萌花さん

高松北高等学校出身。地域災害ボランティアサークル部長。
地域災害ボランティアサークルの活動は、大学周辺のごみ拾いや募金活動、イベントのボランティアなど多岐にわたる。インスタグラムでは依頼も受付中。

「ボランティア活動をしたいけど、何から始めればいいんだろう?」
そう感じている人も多いのではないでしょうか。
2019年に地域災害ボランティアサークルを立ち上げた泉保さんに、地域災害ボランティアサークルの活動について話を聞いてみました。

地域災害ボランティアサークルを立ち上げようと思ったきっかけは?


——高校三年生の夏、岡山県真備町の豪雨災害ボランティアに参加した時に、得るものがたくさんありました。でも、現地に若いボランティアの子が少ないなと感じました。若い世代でボランティアをする人を増やしたいと思って、サークルを立ち上げました。最初は友達に声をかけて部員集めをしていたのですが、意外と「ボランティアをしたいけど、何から始めていいか分からない」と思っている子が多かったようで、そういう子たちが入ってくれて、昨年5月に立ち上げて、部員は現在26人まで増えました。(2020年7月現在)ボランティアサークルでインスタグラムをしているんですけど、新入生の中で高校の時からインスタグラムを通じて知っていて入部してくれた子もいて、ちゃんと見てくれている人がいるんだと嬉しくなりました。

具体的にどんなボランティア活動をしていますか。


——基本的にいろんなことをするサークルです。定期的にする活動としては、犬猫の殺処分防止の募金、ごみ拾い、善通寺市子ども・家庭支援センター内にある子どもひろばでのボランティアなどがあります。あとはインスタグラムのダイレクトメールでイベントの依頼などが来たりするので、本当にいろんなことをしています。あまり活動がない時には自分たちから、何かボランティアできることはないか、と聞くこともあります。
今は、物資の活動や応援メッセージの活動が多いです。最近では、九州豪雨災害に関係するボランティアをしました。福岡県にあるみなと小学校で鉛筆やノート、消しゴムがなくて困っているということを知って、大学の教室に回収箱を設置しました。みんなの家の中に眠っていたりする物なので、鉛筆などが箱いっぱいに集まりました。けっこうみんな協力してくれて嬉しかったです。一度回収して送ったんですが、まだ持ってきてくれる子もいて、先方もいくら送ってもらっても助かると言っていたので、また集めて送ろうと思っています。

インスタグラムではどんなことを発信していますか。


——ボランティア活動中の様子などをメインに上げています。最近だと、みなと小学校のために集めた鉛筆の写真や募金活動の集計やイベントに参加した時の活動報告などを投稿しています。他にも、自分たちの活動だけでなく、みんなに知ってほしいボランティア活動があれば、インスタグラムのストーリーなどで紹介しています。
インスタグラムでフォロワーを増やすために大事なのは、ハッシュタグです。なかなか難しいんですが、「みんなは何を調べるんだろう?」ということを考えて投稿しています。
最初は私一人で担当していたインスタグラムも、今ではみんなが投稿できるようにしたので、それぞれがボランティア活動をした時に投稿するようにしています。

ボランティア活動をやっていてよかったと思うのはどんな時ですか?


——子どもたちのボランティアに友達と参加した時、その友達が「ボランティアサークルに入ってよかった」と言ってくれたんです。その理由を聞くと、これまで大人と話す機会があまりなかったけど、大人と話すことによってその経験や価値観を知ることができて、自分の価値観も変わった、ボランティアは経験するだけで全然違う、と話してくれました。私が高校三年生の時にボランティア活動を通して感じたことをみんなにも伝えたくてサークルを始めたので、それが伝わった瞬間で、すごく嬉しかったです。
あと、やっぱりボランティアをしていて感謝された時、ボランティア活動をしていてよかったなと思います。イベントなどでボランティアに参加した時、「本当に助かった」「ありがとう」と言われるとすごく嬉しくて、やりがいを感じます。
今は、豪雨災害だけでなく、これから地震もあるかもしれないし、新型コロナウイルスの影響も災害といってもいいような状況です。これだけ大変な時期だと、ボランティアはいくらあっても足りないと思うので、このサークルを作ってよかったと感じています。

ボランティアの活動を通じて自分が成長したと感じるのはどんな時ですか。

——ボランティアに行く回数分、いろんな人と話したり、いろんな分野の活動があるので、その経験だけ自分も色々なことを知ることができて成長しているなと思います。たとえば、子どもたちのボランティアでいえば、保護者の方たちと今悩んでいることを話し合う場に同席させてもらうことがあります。今だと新型コロナウイルスのことで悩んでいて、もし両親が感染してしまった場合、子どもはどこに預けたらいいのか?ということを話していました。こういう悩みを抱えているんだ、と自分だけでは考えもしなかったことを知ることができて、成長できているなと感じられます。

これからの目標を教えてください。


——今やりたいと考えていることは、二つあります。まずは、実際に現地の災害ボランティアに行くことです。次に、IPU環太平洋大学の表現教育の団体と私たち地域災害ボランティアサークルのコラボです。表現教育というのは、子どもたちにも体験してもらえるものです。最近子どもたちと遊ぶボランティア活動をしているので、私たちがIPU環太平洋大学の表現教育の団体のワークショップを経験して、一緒に子どもたちと遊べるような何か活動ができないか、と考えています。子どもたちにとっても県外の学生と関わる機会はないと思うし、新しい体験になると思います。今年は新型コロナウイルス感染症の影響もあるので、難しいとは思うのですが、実現したいです。表現教育の団体代表をしている先輩はすごく行動力があって、その人に影響されて私もボランティアサークルを作ることができました。その先輩は、やろうと思ったことをすぐに行動に移す人で、ラジオへの出演や講演もしていて、本当にすごい人だなと思っているので、是非コラボしたいです。そして、部員みんなにも会ってほしいなと思います。
私個人としては、なんでもけっこう一人でやってしまうタイプなので、みんなで手分けして協力できるようにすることが目標です。だから、昨年までは私が部長で、他は部員、という関係だったんですが、今年は変えようと思って、一年生二人を副部長にしました。ボランティア活動は全員で協力したいと思っていて、学年での壁を感じないように、あえて一年生を指名しました。まだできたばかりのサークルで、私自身も部長として立つのは初めてなので、これから三人でトップとして力を合わせてサークルを引っ張っていけたらいいなと思っています。

ボランティア活動に興味がある後輩へ

——ボランティア活動は、必ず自分自身の成長につながると思います。もしボランティア活動をしたいけど何をしたらいいか分からない、という人がいたら絶対入って損はないと思います。部員が絶対参加という訳ではなくて、自分がやりたいと思ったボランティア活動をしてほしいと思っているので、兼部もしやすいです。
魅力がたくさんあるサークルです!
上下関係なく、みんなで協力してボランティア活動を楽しめるサークルにしたいと思っているので、是非入部してみてください!


地域災害ボランティアサークル