『音楽を通して出会えたもの』(吹奏楽団)

文学部 文学メジャー 2021年度卒業 玉浦 未菜 さん

香川県立三木高等学校出身。四国学院大学吹奏楽団部長。

硬式野球部の応援やオープンキャンパスでの演奏など、さまざまな場所で活動している吹奏楽団。部長の玉浦さんに吹奏楽団の魅力を話してもらいました。

 

 

吹奏楽団に入部したきっかけは?

――中学・高校と吹奏楽部に所属していましたが、大学では、新しいことを始めようと思っていて、文芸サークルに入部する予定でした。でも、心の片隅に音楽を続けたいという気持ちがあり、迷っていました。そのような中、吹奏楽団の見学へ行くと、中学校のときの先輩がいて、迷いは消えました。演奏は楽しいし、良い仲間に出会えたので、「自分の居場所はやっぱりここだ!」と。楽器はフルートです。音色が優雅で、見た目も上品なので、フルートは他の楽器にはない特別感があると思います。

 

どのような活動をしているか教えてください。

―― 大きなイベントは、硬式野球部の応援、大学祭でのコンサートです。特に野球部の応援は人一倍力が入ります。四国学院大学硬式野球部は全国大会出場の常連校。全国大会は東京ドームや明治神宮球場で行われます。私も東京ドームでの演奏を経験しました。協定校の高校生と一緒に演奏し、迫力ある応援を目指しています。曲を選んだり、間奏を入れるためにアレンジしたり、練習はとても大変でした。吹奏楽団だけでなく、野球部の応援メンバーとも、何度も合同練習を行いました。当日は、緊張している選手が力を出し切ることができるように背中を押してあげたいという気持ちで、演奏しました。選手をサポートすることも吹奏楽の応援の役割だと思っています。当日は試合に出場している選手、スタンドで応援している選手、みんなが一体となって戦っている気分でした。また、普段の練習では、音色やリズム、細かいことに気を付けていますが、野球の応援は大音量で思いっきり演奏できるので気持ちよかったです。その他にも、オープンキャンパスでのミニコンサート、ダンス部とのコラボ演奏など、主に学内で活動しています。

吹奏楽団の魅力を一言で表現すると?

――団結力です。現在部員は15名。小人数なので、足りない楽器やパートをどう補うか、みんなで話し合い、考えます。足りない部分は、工夫する。そのようなことを繰り返していくうちに、自然とまとまってきたと思います。ソロで演奏するのも楽しいのですが、みんなでひとつのものを作る達成感は一人で味わえないことだと思います。

 

サークル活動を通して成長したことはありますか?

――自分の考えに自信が持てるようになりました。引っ込み思案な性格でしたが、吹奏楽団の部員が私の考えを受け止めてくれたので、少しずつですが、サークル以外の場所でも、自分の思いを伝えることができるようになりました。勇気を持って行動に移すことが、新しい景色が見えてくるきっかけになることもあります。またフルートの技術も向上したと思います。私は自分の演奏を必ず聴いてもらうようにしています。そうすることで、違った視点からアドバイスをもらえ、フルートの上達につながるからです。
四国学院大学は先生と学生、学生同士の距離がとても近い大学だと思います。大学の先生が「吹奏楽団の活動は順調?」と声をかけてくれることもあり、気にかけてくれているんだなあと嬉しく思っています。高校生のときに参加したオープンキャンパスでも、ピア・リーダー(1年生のキャンパスライフ全般をサポートする上級生)の方に親切にしてもらったり、落ち着いていて過ごしやすい雰囲気を感じていました。入学後もそのイメージは変わっていません。

これからの目標を教えてください。

――まずは部員を増やして、学内外のさまざまな場所で演奏したいです。四国学院大学はクリスマスの時期になるとイルミネーションやチャペルでのクリスマス礼拝など、多彩なプログラムを実施しています。そこで、ハンドベル・クワイアや清泉礼拝堂聖歌隊などのサークルとのコラボに挑戦したいと考えています。クリスチャン系の大学にしかできない演奏になると思います。
吹奏楽団は部員を募集しています。音楽が好きな人、一緒に演奏しましょう!今しかできない経験を一緒にしましょう!


吹奏楽団