「京都国際ダンスワークショップフェスティバル」参加について、卒業生の高木里桜さんにお話を聞きました!

卒業生 高木里桜さん(演劇コース4期生)
京都国際ダンスワークショップフェスティバル
京都国際ダンスワークショップフェスティバル2017
日時:2017年4月14日~5月7日
場所:京都芸術センター

◇スカラーシップ制度
国内外、多方面で活躍する全国の推薦者から意欲的なダンサーを推薦してもらい、経済的負担のサポートとダンサーのネットワークを開拓している京都国際ダンスワークショップフェスティバルの制度。
本学教員阪本麻耶が推薦者として、高木里桜さんを推薦しました。

★大学時代のダンスとの関わりについて
私は、演劇を専門的に学びたいと思い、四国学院大学の演劇コースに入りました。そこで、初めてコンテンポラリーダンスに出会いました。
ダンスは、演劇と違って言葉がありません。そして言葉がないからこそ、自分の身体ありきで表現できる、自由で楽しいものです。私には、それがとてもやりやすかったです。即興で踊るときなどは、相手を見てどんどんつむいでいくことで、結果的に面白い動きが生まれる瞬間がたくさんあります。演劇のコースでありながら、ダンスに参加する場を設けていただいていたことも、私の中では大きかったです。2年生の時には先輩の自主公演に出演させていただくなど、良い機会にも恵まれました。

★卒業後のダンスとの関わりについて
私は、現在照明の仕事をしていて、色々なことを学んでいます。学生の時は演者と平行して舞台のスタッフもしていたので、舞台というものについて、どう見られているのか、 どう見えているのかを双方向から考えるようになったと思います。大学でノトス・プロダクション(※1)をやっていて良かったと思います。スタッフとしてやっていたからこそ、今の進路があると思っています。私は舞台が好きなので、演者か、ダンスか、スタッフか、どれで関わっても変わりません。今、舞台に関わるお仕事ができて幸せです。
今回、京都国際ダンスワークショップへの参加を決めたのは、社会人になった私とダンスとの関わり方を考えてみたいと思ったからです。学外でのダンスワークショップに参加するのは初めてなのでドキドキしています。外国の方だということで緊張していますが、臆せずに、リラックスしてがんばろうと思います。有名な先生方が教えて下さるので、受講生も色々な人が来るかと思います。その方々にも、ダンスとどういう距離感で接しているのか、聞いてみたいです。阪本先生も一緒に参加するので、A~D まであるダンスワークショップの受講クラスなどについて相談をしています。それぞれの先生の紹介文を読んだり、作品の映像を見たりして、どのクラスに参加するのか考えています。
せっかくの機会なので、ダンスワークショップを全部楽しみたいと思っています。


※1 ノトス・プロダクションとは、SIPA研究員と、本学学生によって構成された、ノトススタジオを運営するためのチーム。照明や音響、舞台芸術、映像、公演の制作など劇場の運営を学生たちが主体的に行っている。

――高木里桜さんの学生時代の主な出演歴――
・2016年4月
 ノトスラボvol.8『いみむいみ』出演
・2016年7月
 SARPvol.11『大丈夫。』出演
・2016年12月
 サラダボール公演『食と演劇 うどんとか』照明
・2017年1月
 ノトスラボvol.9『動員挿話』出演
・2017年2月
 ノトスラボvol.10『ChamPle』照明
・2017年3月
 演劇コース4期生卒業公演『これからピテカントロプス』出演