こころとからだのケア研修を開催しました。

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2016年3月30日、412教室にて、こころとからだのケア研修を開催し、教職員13名、学生(ろう学生、ケアサービス従事者、ピア・リーダー他)62名、計75名が参加しました。

研修では、「耳が不自由」から「ろう文化」へ〜からだが違えば、ものの見え方も違う〜と題して、本学の日本語手話の非常勤講師を長く勤める水澤学氏の講演が行われました。

IMG_5477聴覚障害者の問題に深く関わってきた水澤氏は、1995年の「ろう文化宣言」は、健常者中心の価値観から異なった文化、異なった価値観を是認せざるをえない、まさに健常者中心の障害者観を覆す黒船の到来であったと、説明しました。

IMG_5480その後、’聴覚に障害があることとはどういうことか’など、写真や自身の体験を交えながら分かりやすくお話いただきました。講話の端々から、異なった言語文化を持った人として聴覚に障害のある人を理解すること、異なった文化(文化の多様性)を尊重することの意味を感じさせるものでした。
四国学院大学の教育理念《わたしたちの基本理念》には、文化の多様性と人間理解を深めることが列挙されており、今回の研修はその理念を再確認させ、参加者の関心を惹きつけるものでした。