本学非常勤講師 矢内原美邦が第56回岸田國士戯曲賞を受賞しました。

四国学院大学・アーティスト・イン・レジデンス・プログラム SARP Vol.2「駐車禁止」の振付、演出を手掛けた本学非常勤講師、矢内原美邦の『前向き!タイモン』が、第56回岸田國士戯曲賞を受賞しました。岸田國士戯曲賞は「演劇界の芥川賞」とも称される戯曲賞です。

yanaihara

矢内原美邦(やないはら みくに)
1970年生まれ。愛媛県出身、大学で舞踏学を専攻、在学中にNHK賞、特別賞など数々の賞を受賞。留学ののち、映像製作を学ぶ。1997年に「ニブロール」を結成し国内外で活動。2001年ドゥ・セーヌ・サン・ドニナショナル協議員賞受賞、2004年森美術間会員特別賞を受賞、2005年ミクニヤナイハラプロジェクトを始動し、日常の身ぶりをモチーフに現代の空虚さや危うさをドライに提示する独特の振付けは国内外での評価も高く、身体と真正面から向き合っている数少ない振付家のひとりといえる。2008年『青ノ鳥』が第52回岸田國士戯曲賞にも最終候補に残るなど演劇の分野でも活躍し、2009年には日本ダンスフォーラム大賞受賞、ジャンルを問わないその活動は、多数のアーティストとコラボレーションするなど世界中を舞台に活躍中。