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『Don’t be shy!』

文学部文学メジャー 森岡翔哉くん
期間:2016年8月14日~9月17日
場所:フィリピン
活動内容:フィリピン語学学校(セブ留学)

●フィリピンの語学学校に行こうと思ったきっかけは何ですか。
――2年生になる前から、日本語教員をやってみないか、と先生に言われていて、海外でやるなら英語が必要だなと思っていました。母親が自営業で塾をしているんですけど、そこでセブ留学の紹介をしてくれた人がいました。海外で働くという視野もあったので、ちょうどいい機会だと思って、行くことを決めました。

●フィリピン語学学校ではどんなことをしましたか。
――韓国人が多い学校でした。でも、韓国人は学生もいるんですけど子どもが多くて、日本人は大人が多かったです。日本人は16人くらいいたんですけど、せっかく海外に行ったんだからと僕は日本人との関わりはできるだけ避けて、先生とよく話をしていました。
留学のコースは、ジェネラルとビジネスがあって、僕はジェネラル(一般)のコースでした。50分授業で10分休憩があって、1日5時間ありました。午前と午後で1時間ずつの休憩があって、ランチブレイクとディナーがあります。ディナーの後には自由参加のフリークラスがあって、仲のいい先生がフリークラスをやっていたので、僕はほとんど参加していました。
授業は、先生との1対1が基本でした。着いてすぐにテストがあって、レベルに応じてテキストが変わったり、先生が変わったりします。朝1番の授業はグループワークで、そこでは色んなレベルの人が5人くらい集まって発音の練習をしていました。グループワークでは、先生が一人ずつあてて「r」の発音の入った単語を言ったり、似ている単語を言ってどちらを言ったかを当てたり、聞き取りの練習などを細かくしていました。発音さえできれば、伝わる英語になります。僕自身使える英語を身につけたかったので、しつこいぐらいに丁寧に教えてくれたのは有難かったです。その後のライティングやリーディング、スピーキングは個人で、先生はどんどん変わっていく、という感じでした。先生は20~30人くらいいて、どんどんローテーションしていくので、授業に飽きることはなかったです。英語の歌を覚えて歌での交流で人の輪が広がって、パーティーも多かったので楽しかったです。学校設立4周年のパーティーや月1で先生や学生みんなで集まって英語を使ったゲームをしたり、本当に楽しくて毎日がお祭りのようでした。

●自分自身で、英語の上達は感じられましたか。
――2週間ぐらい経って、感じるようになりました。それまではほとんど分かっていなかったので、とりあえずニコニコ笑っていました。それでも、だんだん慣れてくると、自分の主張を言えるようになりました。事前に英語の勉強もしていなかったので本当にゼロからのスタートだったんですけど、日本人と接触しなかったのがよかったんだと思います。先生にも、「せっかく海外に来たんだから、フィリピンの人とか物に触れた方が自分のためになるよ」と言われました。

●フィリピンでは、どんなことをして過ごしていましたか。
――ほとんどフィリピンの先生たちと行動していたんですけど、知識的にも人柄的にもすごくいい先生たちで、全部受け入れてくれました。ボホール島やオスロブに行って、ジンベイザメと泳いだり、世界一小さい猿を見に行ったり、ツアーパックみたいなのにも参加しました。最終週は4連休あったので、仲のよかった先生の故郷ドゥマゲティに行きました。フィリピン人7人くらいと僕とで4日間行動していて、めっちゃ楽しかったです。先生たちから誘ったら先生たちが全部お金を払う、というルールがあったんですけど、フィリピンの月収は日本円にしたら6000円くらいなので、僕らが先生たちを誘って、普段行けないようなところに連れて行ってもらってお金も払うようにしていました。物価が安いのでそんなにお金もかからないし、先生たちも楽しそうだし、先生たちとずっと一緒にいるから僕は英語が教えてもらえます。使える英語が身についたのは先生たちのおかげだと思います。

●フィリピンで生活してみて、文化の違いなどはどういうところで感じましたか。
――海外旅行は初めてではなかったんですけど、整備されていないところで何週間も滞在するというのは今回が初めてでした。寮は1人部屋と2人部屋があって、僕は共同生活が苦手なので1人部屋にしていました。でも、終わってみると2人部屋でもよかったかなと思います。部屋の下が少し空いていたので、小さいトカゲが入ってきたりして、トカゲと5週間生活していました。大きなトカゲかヤモリかに噛まれた先生がいて、写真を見せてもらったんですけど、これが部屋にいたらやばいなと思いました。でも、日本では絶対に見ることができないものを見ることができました。
フィリピンでは、ベアハンドという手で食べる文化があります。手で食べることも、やってみると早くて楽でした。スクールにある食堂は味付けを日本人向けにしていたり、韓国人にはコチュジャンを用意してくれていました。生粋のフィリピンの家庭料理もおいしかったです。でも、バロットという孵化して14日の卵を食べる、という文化には驚きました。卵をパカっと割ったら、黄身とヒナがいるんです。僕はじゃんけんで負けてバロットを食べることになったんですけど、ヒナをのけて食べてみると、濃厚な黄身で美味しかったです。さすがにヒナは食べれなくて、羽が生えたヒナをカルシウムがあるからと食べる人がいることに驚いていたら、僕らが魚の刺身を生で食べていた文化と同じだよと言われて、なるほどなと思いました。そういうフィリピンの文化を知ったし、自分たちの魚を生で食べる文化は向こうにとってバロットを食べることと同じなんだと知って、受け入れることができました。
また、ジプニーやモーターバイク、トライスクルなどフィリピンの乗り物には全部乗りました。ジプニーは、向かい合って座るバスのようなもので、窓がなくてどんどん人が乗り込んできます。ジプニーの入り口の外側につかまっているだけなら、無料で乗れたりします。トライスクルはモーターバイクの下に板がついていて、3人くらい乗れる乗り物です。けっこう楽しくて、フィリピンの乗り物はすごく活用していました。一番多かったのはタクシーで、メーターの詐欺はされないように気をつけて乗っていました。とてもいい経験になったと思います。

●今回の経験で、新しい発見や驚きはありましたか。
――フィリピン人の人はめっちゃ元気でした。フィリピンタイムみたいなので、朝9時に出ようと言っていても、実際には12時だったりして、スローな感じでした。時間厳守な日本人では絶対に考えられないことだなと驚きました。フィリピン人のみんなは焦っていないので、そういうところも彼らから学びました。僕はきっちりしている方だったので、一緒に生活していくうちに心にゆとりを持てて、時間感覚が良い意味でルーズになりました。
お金に関しては、少し大変でした。フィリピンでの1000ペソは1ヵ月生活する3分の1なので、小銭を持っていないんです。例えば、大きいお金で50ペソの物を買う、というのは向こうでは考えられません。100ペソでようやく50ペソの物を買います。大きいお金を出しても、小銭がないからおつりを返せないからです。だから、最初の一週間は小銭集めに苦労しました。国に帰る人はどちらかといえば大きいお金を持っていた方がいいので、その時に色んな人に両替してもらったりして、小銭ケースがパンパンになるくらい集めました。お金は日本円の2分の1だったので、計算はしやすかったです。本当に物価が安くて、マンゴーが1個40円だったり、アカシヤの木のプレートが1000円ぐらいで買えたので、帰りはキャリーがいっぱいになるぐらいお土産を買いました。
フィリピンでは、水道水はお腹を壊すから飲めないので、どの家庭にもウォーターサーバーがあるのには驚きました。大きいウォーターサーバーが1つ20円ぐらいでした。需要があるから供給も増えて、価格も下がる、という均衡が取れていて、いつも綺麗な水が飲める状態になっていました。水が汚いというのは分かってはいたんですけど、それをペットボトルの水ではなくウォーターサーバーの水で対応していたことに驚きました。

●行く前の想像との違いやギャップはありましたか。
――思っていたより、怖くなかったです。マニラという首都は本当にやばいところみたいで、空港会社がキャリーの中に銃弾を入れて旅行客を脅してお金を盗る、ということが昔あったことを聞きました。だから怖いところというイメージがあったんですけど、セブとかは観光地なので比較的に安全なところで、穏やかでした。夜に、僕一人で交渉して、50ペソのところを20ペソに値切ってモーターバイクに乗ったことがあります。滞在しているうちに、現地の人相手に交渉できるだけのコミュニケーション力が身についていました。とりあえず、何でも恐れずにやるようになって、すごく度胸がついたな、と思います。

●今回の留学で学んだことは何ですか。
――フィリピン人は、人へのリスペクトがすごかったです。日本人はどちらかと言えば冷たくて、自分さえ良ければいいという部分があるかなと思うんですけど、フィリピン人は良い意味ではフレンドリーで悪い意味ではズカズカ入り込んでくるって感じでした。でも、英語が話せなくて躊躇する不安があるので、ズカズカ入ってきてくれた方が自然と打ち解けられます。そのうち、授業でもライティングもリーディングもしたくない、と教科書を閉じてスピーキングだけの時間を作ってもらって、フィリピンの話を全部英語で話すということもしていました。
フィリピンで英語を学んだことで、大学にいるフィリピンの留学生とより交流するようになりました。僕が英語で話して向こうが日本語で話す、ということをしています。分からないことは向こうが教えてくれるし、留学生のチューターもしているので、すごくいい感じです。僕は日本語を教えるし、向こうは英語を教えてくれるし、とても役立っています。2月に韓国からの留学生が来ていたんですけど、ほとんど日本語を喋れない学生がいて、僕が英語を喋れたのでコミュニケーションをとることができました。そのおかげか、後半は日本語で積極的に話しかけてくれるようになりました。きっかけ作りとしても英語が使えたので、英語をやっていてよかったなと思いました。
フィリピンの先生とは今もテレビ電話などで交流していて、大学のカリキュラムのインテンシブ・イングリッシュ・プログラムに参加する時に会えたら会いたいと思っています。今後も、積極的に海外には行きたいと思っています。

●次に参加する本学のインテンシブ・プログラムに向けて、どんな思いがありますか。
――勉強したいというのももちろんあるんですけど、今回の5週間の留学でフィリピンのことがすごく好きになったので、個人でフィリピンに行こうと思っていました。でも、大学のプログラムなら実質10万円くらいで行けるので、参加したいと思いました。日本語を喋ったら罰金、というみんなが作ったルールがあるらしくて、それもいいなと思いました。担当教員の中澤先生とも話したことがあって、今回のプログラムに誘っていただいた、という先生とのつながりもあります。
今は、毎週インテンシブの授業があって、自分で調べてきた英単語などの課題を提出しています。僕は一度フィリピンに行っているので、向こうの事情や習慣もなんとなく分かっています。行っていない学生は聞いた知識だけなので、僕は目で見たものを知っています。その点では有利というか、自分にとってプラスな作用をもたらしてくれているなと思います。

●今回の経験を通して、自分の中で変化はありましたか。
――どちらかというと、僕は自分がよければいい、自分さえできればいい、と思っていました。でも、誰かのためにやってあげよう、ということをフィリピンの先生たちから学んだので、日本に帰ってきて自分もそうしようと思うようになりました。それに、僕はあんまり人と話さないんですけど、帰ってきてからは積極的に話すようになりました。以前はピア・リーダーをしていても、人と話はできるけど話していなかったり、人とあまり群れたりしていませんでした。でも最近は積極的に人の輪に入るようにしています。フィリピンに行って、すごく明るくなったと思います。この人はこういう人、というように何でも受け入れるようになって、すごく寛大になりました。今までシャットダウンしていたことも、繋げていくようにと変わりました。帰ってきてから、みんなから「変わったね」と言われるようになりました。受け入れてくれるから話せることもあるし、聞けることもあります。まずは受け入れるということがコミュニケーションの基本で、尊敬の気持ちを忘れないことが大事だということもフィリピンの先生が教えてくれました。思ったことは言うように、でも相手を尊敬する気持ちは忘れずに、相手を受け入れながら生活するようになりました。

●これからの将来にどのように活かしていきたいですか。
――将来国語の先生になる、となると英語はどちらかというと必要ないかもしれません。でも、もうひとつの夢である日本語教員として海外で生活するなら、必要最低限あったらいい言語が英語です。それを今のうちから身につけておきたいです。大人になってからは時間がなくて語学は学べない、と先生も言っていました。学生のうちに何ができるのかを考えた時、将来のための糧、材料などを自分のかばんに詰め込んで持っていた方が安心もするし、夢に近づけるんじゃないかと思いました。土台を作ってから社会に出ていきたいです。英語が出来た方が仕事の幅も広がると思うので、今回の経験で英語を学べたことは本当によかったと思います。夏休みをバイトだけで過ごす学生もいると思うんですけど、働いてお金を稼ぐということは社会人になってもできることなので、僕は学生のうちにしかできないことをしていきたいと考えています。

●留学に興味のある後輩へのアドバイスやメッセージがあればお願いします。
――僕が一番はじめにフィリピンの学校に着いて言われたことが「Don’t be shy!(恥じるな)」ということでした。「知らないことは恥ずかしいことじゃないし、聞けないことの方が恥ずかしい。分からないことがあればすぐに聞いて、やりたいことは全部言いなさい。もしミスをしても私たちは受け入れるし、理解するし、いつでも味方でいるからね。それが、外国人が外国人を受け入れるということだよ。だから、心配しないでね」という言葉に胸を打たれました。
外の世界を見なくても人は成長できるけど、見た方が心も身体もより成長できると思います。僕は、心の成長が大きかったです。
だから、常に「Don’t be shy!」で、恥ずかしがらずに何でもチャレンジしてみてください!


*セブ留学 Premium Resort Campus

*森岡翔哉くんのブログ>>>

『成長を求めて』

文学部 文学メジャー 本久夕生くん
活動内容:フィリピン語学学校、学校建設のボランティア
場所:フィリピン、カンボジア

●フィリピンの語学学校へ行こうと決めたきっかけは何ですか。
――僕はピア・リーダーをしていて、今はピア・リーダーの委員長をしています。2年前に清水先生のクラスターについていた時に、清水先生に「外国事情でフィリピンに行かないか?」と何度も言われていたんですけど、当時は全然興味がなかったので、ずっと断っていました。でも、自分のクラスターに車椅子の学生がいて、その子が行くから来てくれないかと言われて行ったのが始まりでした。フィリピンに行って、正直すごく異文化の中で知らないことばかりで刺激をたくさん受けました。でも英語を話せないという悔しさもあって、また行きたいなと思うようになりました。自分の性格上、また行きたいと思っても日が経つと行かなくなってしまうので早めに予約しようと思って、その後すぐにスピードラーニングを始めました。去年、金関課長にセブでも有名なQQEnglishという学校があることを聞いて、自分で新しい友達も作りたいし行こうと思ったのがきっかけです。そこから東南アジアが好きになって、今年の春もカンボジアに行ってきました。

●初めて行った「外国事情(フィリピン)」では、どんな刺激がありましたか。
――初めての海外だったので、英語を話す生活をしているというのもそうですし、食べ物も全然違っていたり、ストリートチルドレンがいたり、日本では蛇口をひねると簡単にお湯が出てきたのにフィリピンでは出てこなかったり、すべてが僕にとっての当たり前が当たり前ではなかったということに衝撃を受けました。それで、もっと知りたいと思うようになりました。日本にいることも有り難いけど他の国を知ることも必要だなと思って、かなり視野が広がりました。8日間くらいの滞在だったので、あっという間に過ぎていました。それで、日本に帰ってきてすぐに英語の勉強を始めました。

●フィリピンへ語学留学に行ってみてどうでしたか。
――僕が行ったのは、QQEnglishセブ島留学です。規模が大きくて、学校はセブのITフロント校と海沿いにあるシーフロント校の二つに分かれていました。セブでは有名で、最初にできた語学学校だと思います。8月末から9月末までの夏休みの期間を利用して、1ヶ月間行きました。友達もたくさんできました。四国から行っていた人が少なくて、みんな関西や関東の頭のいいところばっかりで、最初は入りずらかったんですけど、気がついたらみんな仲良くなっていました。学校には寮があって、僕は台湾人2人とブラジル人と一緒でした。一人部屋もあったんですけど、これも勉強だなと思って一緒に生活をしていました。留学していたのは日本人が一番多くて、その次に台湾人だったんですけど、ルームメイトに台湾人がいたということもあって、台湾人の男性はすごく優しいなと感じました。
すごく有意義な1ヶ月だったと思います。

●具体的に授業はどんな内容でしたか。
――1コマ50分の6時間が僕の授業スケジュールでした。授業では、ひたすらコミュニケーションをとります。発音や文法、会話、リーディングやリスニングなどいろんなスキルをやったので、身になったなと思います。でも、力がつき始めた頃に期間が終わったので、もう少し居たかったなと思います。
先生とも仲良くなって、ラインやフェイスブックでもいろんな先生と今でも交流を持っています。フィリピン人はすごく優しくて、卒業した後でも連絡をとってくれます。

●フィリピンへの語学留学で学んだことは何ですか。
――前回の授業では8日間で、今回の留学では1ヶ月間行ってみて、前回は先生もいるし集団行動だったので、正直英語をしゃべらなくても大丈夫でした。でも今回は留学で英語を勉強しに行くという環境におかれていたので、やっぱり自分も英語を話さなければいけない、というところで全然違っていました。英語を話さないと生活できなかったので、無理矢理自分を頑張らせたという部分では、日本ではできない経験でした。1ヶ月間英語を話す生活、他の国での生活というのはなかなか他の学生もできないことだと思うので、そういう部分では刺激になりました。週末は土日が休みだったんですけど、いろんなアクティビティに参加して、ジンベイザメと一緒に泳いだり、ワニを触ったり、観光地に行ったり、ご飯を食べたり、日本ではできないような活動をたくさんできたのですごく楽しかったです。

●実際にフィリピンへ語学留学に行ってみて、自分の中に何か変化はありましたか。
――日本に帰ってきてから、もっと人に優しく接しようと思いました。感謝の気持ちもそうですけど、当たり前のことではないということもさらに思ったので、気持ちの部分で大きく変化がありました。なぜか分からないんですけど、気持ちに余裕がでてきました。フィリピンで生活していて、向こうの人は時間に縛られていなくて、日本で時間がない、忙しいと思っているのが馬鹿らしくなりました。時間は作るものだ、と思うようになりました。

●カンボジアでボランティアをしようと思ったきっかけは何ですか。
――僕は毎年目標を立てるんですけど、その中に「3カ国以上旅をする」と書いていて、教育実習があったり就職活動があったりするので時期的に夏は厳しかったので、3月ぐらいにどこか行きたいなと思っていました。ボランティアをすごくしたいなという思いもあったので、海外でボランティアをしようと思い、ネットで調べて時期的にもよかったのがカンボジアのスタディツアーでした。世界遺産を知りながら、学校に行きたくても行けない子どもたちのために学校建設をしたり、遊具を作ったり、健康診断の手伝いをしたり、というツアーがあるということを知って、これに行こうと決めました。

●具体的にボランティアではどんなことをしましたか。
――インターンとスタディツアーで分かれていて、僕たちの時の1週間が21人で、春だけで123人いました。最初はみんな知らない人ばかりなので、自己紹介をしたり、現地の歴史を学びました。僕も行ってから知ったんですけど、つい最近まで虐殺が行われていたそうです。そういう文化を勉強して、国を知ってから中身を知っていかなければいけないということで、実際に虐殺の場所とかに行ったり、アンコールワットとか色々な建物を見て、歴史を勉強したあとで子どもたちと関わって遊んだりしました。学校建設ということだったんですけど、行った時には学校はもう建っていたので、遊具を作ることが仕事になりました。穴を掘ってタイヤを埋めて、タイヤを渡ったりして遊べる遊具を作りました。次の学校に行った時には、運動会をしたことがないので、子どもたちのために運動会をしました。子どもたちは50人ぐらいで、チームは4つぐらいに分かれて学生がついていました。種目は風船リレーとしっぽとりと綱引きだったので、すぐ終わっちゃったんですけど楽しかったです。
子どもたちはまだ英語を話せないので、挨拶とかいくつか現地の言葉を勉強したのでコミュニケーションはとれました。そこで思ったのは、一番笑顔が大切だということです。

●カンボジアでのボランティアで印象に残っていることは何ですか。
――「やるかかやらないかは、死ぬか死なないか」という言葉がすごく心に響きました。死なないならやったらいい、という女の人がいて、その人は大学卒業後に就職して何か違うなと感じて仕事を辞めてカンボジアに行った人なんですけど、その言葉を聞いて、たしかに死なないならやった方がいいかと僕も思いました。

●ボランティア活動をしていてよかったと思うことはなんですか。
――フィリピンでは子どもと関わることはほとんどなくて、大人と関わることが多かったです。行きたかった理由としては、ボランティアをしたいということもあったんですけど、教員免許のコースを取っていて、教育にはずっと興味があって、日本以外の教育現場を見たいというのもありました。実際に見てみて、カンボジアがまだまだできていないことも知れたし、自分がどういった形で支援したらいいかということも分かったし、将来のビジョンが見えてきたかなと思います。将来につながるような一週間だったなと思います。

●東南アジアの魅力は何ですか。
――僕が東南アジアにはまっているのは、たぶん発展途上国が多くて、すごくいきいきしているからだと思います。日本だと店員さんとかも愛想が悪かったりするんですけど、向こうは本当に必死に物を売っていたし、どんな時でも笑顔だし、フィリピンの先生も朝5時から夕方まで疲れた顔を見せないので、そういうところが本当に素敵だなと思いました。発展途上国だからとは言い切れないと思うんですけど、もっと他の東南アジアの国を知りたいなと思いました。

●海外での活動を通して、自分が成長したなと思うところはありますか。
――やっぱり視野が広がったのが一番だと思うんですけど、人の気持ちを考えて行動できるようになったかなと思います。全部今まで自分が主体で、自分が自分がという感じがあったんですけど、常に言葉の発言とかもそうなんですけど先に相手の気持ちを考えて行動できるようになってきたかなと最近すごく思います。学校生活にも、ピアリーダーとしても、活かせていると思います。やっぱり1年生は入学して間もなくて不安だと思うんですけど、自分たちの目線だと分からないこともあったりするんですけど、1年生の目線になって言葉をかけたり行動したりというのは、今年の1年生に対してできたかなと思います。僕を見かけたら声をかけてくれたり、連絡をくれたりして、かわいいです。

●今後、何か挑戦したいことはありますか。
――まず、近くのことでいうと夏に東南アジアの他の国に行ってみたいと思います。自分自身が常に成長を求めていて、そこで終わりたくないと思うところがあって、自分が経験したことのない、普段経験できないようなことを経験したら刺激をたくさんもらって成長できるかなと思うので、どんなことでもチャンスがあればやりたいです。

●今回の経験をこれからの将来にどう活かしていきたいですか。
――将来は起業したいなと思っています。やりたいことはNPO法人のようなもので、自分も日本とカンボジアなどを行き来しながら学校を建てたりとか図書館を建てたりという活動をしたいです。向こうの子どもたちは、可能性はいっぱいあるのに勉強ができないから結局やることが限られてきてしまいます。勉強したらどうにかなるのに勉強する場所がないから、そこでとどまってしまうというのは見ていて思ったので、勉強できるようなことを支援してあげたいです。もし起業しなくても、仕事をしながら長期休みをとって自分が支援していきたいなと思いました。

●語学学校や海外でのボランティアに興味がある後輩へのアドバイスがあればお願いします。
――今しかできないことはたくさんあると思います。就職してからできることはあると思いますけど、こんなに時間があって自分のしたいことをできるのは今しかないと思います。きっかけができないから見つけられないこともあると思うんですけど、積極的にどんなことでも貪欲にやって欲しいかなと思います。そうすれば自然と結果とか自信はついてくると思うので、それがついてくるとまたやりたいなというサイクルになって成長できて将来に活かされるんじゃないかと思います。
とりあえず、どんなことでも「やるかやらないかは、死ぬか死なないか」です。

『実体験すること』

社会学部(演劇コース) 沖野まや さん
期間:8月27日~9月17日
場所:フィリピン シリマン大学
活動内容:インテンシブ・イングリッシュ・プログラム(フィリピン研修)

●フィリピン研修に参加しようと思ったきっかけは何ですか。
――この研修の企画自体が香川県と大学の補助があって、お金の面で本当に支援していただいてたので自分の負担が少ないっていうのが一番です。中学、高校と英語が好きで、海外の人と交流することも好きだったので、大学に入ったら留学したいと思っていました。フィリピンの留学生との交流やフィリピンに留学にしていた先輩とも交流があってフィリピンの話は聞いていたので、英語も学べるしフィリピンにも行けるし、ということで是非参加したいと思いました。

●事前準備は何をしましたか。
――授業で、フィリピンの文化について自分たちが知らない部分などは、フィリピンの留学生を招いて質問したり、シリマン大学についてのプレゼンテーションをしてもらったりしました。向こうの大学はすごく大きくて、色んな学科が組み込まれていたり、小学校や中学校も含まれている大学だったので、スケールが全然違っていて、行くのが楽しくなるようなプレゼンテーションでした。個人的には、ボキャブラリーが少ないなとずっと思っていたので、単語や文法の勉強をしていました。

●シリマン大学での授業はどうでしたか。沖野まやさん
――授業は、自己紹介から始まって、英語の文章を渡されてそれを読んでその内容について自分のことを話したり、基本的には文章を読んで自分の考えを発表することが多かったです。シリマン大学の先生は面白い方ばかりで、パワフルで情熱的でした。いい先生に恵まれたなと思います。先生がとにかくいっぱいリアクションしてくれて、最初のアイスブレイクの時もロボットダンスをいきなり踊り始めたりして、本当にフレンドリーでした。失敗したり、うまく言葉が言えなくてもちゃんとフォローしてくれたり、喋れるまでずっと待ってくれたりと、ゆっくり進めてくれる先生ばかりだったので、有り難いなと思いました。私は沈黙が苦手な方で、向こうの授業では自分から手を挙げて発表しないと点がもらえないとか、基本的には自分からやっていきなさいというスタイルなので、「誰かいない?」と言われた時には手を挙げるようにしていました。答えられなかったらどうしよう、とかけっこう勇気いったんですけど、積極的に頑張りました。不安だったり、うまく言えなくて悔しいなと思うことはいっぱいあったんですけど、やっぱり発言することが大事だなと思って授業を受けていました。自分が準備していたものに関してはスムーズに言えたり、みんなの前に立って発表する時も自分が思っていたことはうまく言えました。最初に個別でインタビューがあったんですけど、その時に先生たちとフレンドリーに話せたことは嬉しかったです。そういう聞かれたことに対して英語で答えられた時にはできたな、と思ったんですけど、校外学習とかに行った時のガイドさんの説明がうまく聞き取れなくて、「何て言ったんだろう」とずっとモヤモヤしていて、何か聞かれても答えられないことがありました。聞き取るのが難しかったり、あんまり言えなかったり、校外学習の方が悔しいなぁと思うことが多かったです。校外学習では、大学内にある絶滅危惧種ばかりがいる小さな動物園に行ったりました。説明していることはよく聞き取れなかったんですけど、だいたい何を食べて、何をしているのか、というのを聞きながら、大学内に動物園があるってだけですごいなぁと思って見ていました。本当に敷地が広かったです。

●授業以外ではどんな風に過ごしていましたか。
沖野まやさん――大学の外では、みんなで美味しいものを食べに行ったりしました。一人フィリピンに留学していた先輩がいたので食べ物について聞いたり、自分たちで歩いてどんなところがあるかとか、いろんな店を回りました。食には全然困らなかったですし、ショッピングモールにもペリカブという乗り物に乗ればすぐ行けました。そこで、たまたま観たかった韓国の映画を見つけて、友達と観ました。日本の映画館と違って、観客が声を出したり、ブーイングしたり、リアクションをするのでめちゃめちゃ面白かったです。字幕は英語で、音声は韓国語でしたが、困った時は字幕を見て、若干韓国語が分かるので内容もなるほどな、と分かりました。日本語がなくて、英語と韓国語だけだったので、いい勉強になりました。
寮にはあまり篭もらずに、みんな出かけていくスタイルでした。三週間、あちこち出かけて、「明日は何を食べようか」とみんなで話したりしていました。行ったところで印象的だったのは、海沿いの夜にしか現れない市場です。夜5時くらいにそういう店が出始めて、そこでフィリピンの、いわゆるゲテモノ料理を食べました。有精卵のヒヨコが若干見えている卵なんですけど、1回食べてみたかったので、けっこう記憶に残っています。味はおでんの卵みたいな濃厚な卵で、塩をかけて食べたんですけど、美味しかったです。あとは値段がけっこう安かったので、この値段でこんなにいっぱい食べれるんだ、という驚きがありました。

●実際に学びたかったことを学ぶことができましたか。
――自信を持って英語を喋れるようになりたい、躊躇なくいろんな人と喋れるようになりたい、という目標を持って研修に参加しました。いろんな人と関わる機会はあったんですけど、やっぱり自分の英語力が低いなぁと思いました。ナチュラルに会話できなくても自分なりに型にはまった英語でも伝えられたらよかったんだろうと思うんですけど、なかなか単語が出てこなくて、うまく伝えられない時がありました。日本での英語の授業は、日本語教員の養成課程をしていても思うんですけど、英語を習得するというより、点数を取る試験用のものだったので、身につけるっていう感じじゃないなとずっと思っていました。フィリピンに行ってみて授業を受けて、英語しか喋っちゃ駄目だし、英語で気持ちを全部伝えなきゃいけない状況が日本ではなかったので、そういう状況に自分を追い込んでやるっていうのはいいなと思いました。うまく自分の気持ちを伝えることはできなかったんですけど、こういうことをしないとやっぱり身につかないなと思ったので、フィリピンで英語を身につける授業はすごくいいなと思いました。

●これからの将来にどう活かしていきたいですか。
――フィリピンに行ったっていうのは本当に大きいことだと思います。いろんな国を自分の足で行って、自分の目で見て触れ合うことをしないと得られないものがあると今回の研修で学びました。見たいと思ったら自分から行って、自分から何でも行動していかなければならないと思います。今、私は演劇コースで演劇を学んでいて、舞台とか役者に興味があります。その芸術も世界には色々種類があって、日本はあまり芸術が保護されていない国なので、外国に行って芸術について学ぶのもいいなと思っています。その橋渡しをどこかの劇団とかに入って、外国語を話せるという要員で働いたり、役者もできたらいいなと思っています。自分の能力が活かせる職業があればいいな、と思っていて、今は色んな話を聞いて模索中です。そのためには、英語が喋れないと駄目なので、今は勉強を頑張りたいです。

●海外での英語研修を考えている後輩へのアドバイスやメッセージなどあればお願いします。沖野まやさん
――迷ってるんだったら行くべきだと勧めたいです。耳で聞いて目で見て、って言ってもただ聞いて見ているだけじゃ経験とは言えないので、向こうに行って本当に自分が悔しい思いをしたり、悲しい思いをしたり、怖い思いを経験して、それでやっと学びなのかなと思います。本当にいっぱい会話したいと思うなら、勉強して行った方がいいよ、と言いたいです。でも、そこまで怖がらなくてもいいと思います。銃を持っている警備員さんとかもいたので、危険と隣り合わせだったとは思うんですけど、私はその警備員さんと仲良くなって、日本に帰る時に記念撮影もしました。フィリピンじゃない、他の海外に行くにしても、本当に良い経験になると思うので、是非行ってほしいと思います。

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*シリマン大学(フィリピン)
シリマン大学は、本学の学術交流協定校です。シリマン大学があるドゥマゲテは、学生の街といわれるだけあって、賑やかで活気のある場所です。留学生は、日本だけではなく、世界各国から集まっています。
*インテンシブ・イングリッシュ・プログラム(フィリピン)
全学年対象の授業科目として2016年度より新設され、今年度初めて学生を引率して実施しました。このプログラムは、フィリピンへの旅費・宿泊費および研修授業料については、大学からの全額補助がありました。

『積極的に関わること』

社会学部 観光学メジャー 眞鍋卓也くん
期間:8月27日~9月17日
場所:フィリピン シリマン大学
活動内容:インテンシブ・イングリッシュ・プログラム(フィリピン研修)

●研修に参加しようと思ったきっかけは何ですか。
――僕は元々海外旅行が好きということで、お金もあまりかからないということと、東南アジアにも興味はあったんですけど、フィリピンに行ったことがないので「こんなチャンスはない!」と思って参加を決めました。僕は実家暮らしで、旅行以外で長期間家から外出することがなくて、期間が三週間ということで、実家から出てみるのもいいかなと思いました。研修で英語を学びたい、ということももちろんあったんですけど、親元を離れて自分がどうなるのかなということにも興味がありました。

●事前準備は何をしましたか。
――僕は元々基礎英語力がなかったので、行くのが決まった春頃から三ヶ月くらい中学校の英語を勉強しました。今まで習ったことなので「こういうのあったなぁ」というのはあったんですが、自分の力不足で一人でやっているとなかなか進まない部分もありました。

●シリマン大学での授業はどうでしたか。
――60分を1日4時間する授業なんですけど、リーディング、スピーキング、ライティングの3つがありました。授業はすべて英語で、身体を動かしたり、歌を歌ったり、月曜日にはシリマン大学の教授たちと観光する授業もあって面白かったです。スピーキングの授業では、自分の家族のことを宿題で作ってきて、みんなの前で発表したり、それを先生に添削してもらったりしました。授業は発表が多かったんですけど、いざやってみるとけっこう面白かったです。歌の授業では、スペイン語(「オラ」)と英語(「ハロー」)と日本語(「もしもし」)とビサイア語(「クムスタカ」)の4つの言語の挨拶が入った歌を歌いました。テンポが良くていい歌で、授業が終わってからも思わず口ずさんでいました。
僕に英語力の基礎がない分、表情であったり、ジェスチャーを使って自分の思っていることを伝えようとしてたんですけど、コミュニケーションに困ったこともあって、同じ言語が絶対必要だな、と感じました。それでも、あまり英語を喋れなくても、シリマン大学の先生方もそうですし、ドゥマゲテの人たちみんな「喋れなくても問題ない」と言ってくれるのは嬉しかったです。眞鍋卓也くん
観光に行く月曜日の授業では、マーケットが多いバレンシアや海などに行って、日本では絶対見れないような景観を見ることができました。地べたでマーケットを開いているのは印象的でした。現地の方々も普通に観光されてて、「写真撮って」と話しかけてきたりして、すごくオープンというかフレンドリーで面白かったです。シリマン大学の雰囲気もすごくフレンドリーで、みんな話しかけてくれますし、明るい人ばかりでした。日本在住経験のあるフィリピン人の男の子と、助っ人で授業に来てくれる高校の先生と仲良くなって、辞書は必須でしたけど英語で会話をしていました。

●新しい発見や学びはありましたか。
――シリマン大学に行ってすぐ、研修に来た理由について英語で発表するという課題が出たんですけど、それには苦労しました。文章は浮かばないし、「どうすればいいんだ!」となった時は本当に焦って、一緒に来ている人に聞き回りました。でも後々は、携帯を使いながら自分で文章を考えるようになりました。授業で、パッと振られても分からなくて答えようがない時もあって、そういう時は周りの子たちが助言をくれたりして、辞書で調べながら答えていました。とにかく周りの子たちがすごくて、やっぱり基礎ができる人は成長するんだな、という発見がありました。辞書を見ながらですけど、積極的にコミュニケーションを図ることはできていたと思います。
観光に行った時には、僕たち日本人が行っても動揺しないというか、受け入れてくれたり、興味を持ってくれたりして、日本と比較したらそういう外国人や異なる文化を受け入れる包容力は勝っていると感じました。眞鍋卓也くん
個人的なことですが、家を出てみて、すぐ2~3日で家に帰りたくなるかなと思ってたんですけど、寮生活がものすごく充実していて、フィリピンのご飯も美味しくて、そんなに家が恋しくならなかったことに自分でも驚きました。寮生活は4人部屋で、聴覚障害の子がいたり、筋トレばっかりする人がいたり、歌ばっかり歌う人がいたり、まったく価値観の異なった人たちが集まっていました。僕自身は一人でいる方が好きだったのでどうなるかなと思っていたんですけど、けっこう仲良くなれて面白かったです。お互いの価値観の違いなどによる衝突もなく、受け入れあったり、尊重することで英語力以上に人として成長できたと感じています。

●これからの将来にどう活かしていきたいですか。
――今回の経験でフィリピンの人たちの価値観とかを見てて思ったのは、日本だったら「外国人だ」「日本人だ」とかいうように区分してしまう感覚がなくはないと思うんですけど、フィリピンの人たちは個人個人をみてくれているように感じました。僕も、日本人と外国人という区分した接し方や考え方ではなく、あの人とこの人といった同じ感覚で個人をみることができる国際感覚を身に着けたいと思いました。今回の経験を通して英語が完全に喋れるようになった訳ではないんですけど、コミュニケーション能力は上がったと思うので、社会人になった時に活かせると思います。英語力の面では後悔した部分があったので、日本に帰ってきてから英語の勉強を少しずつしています。研修では、使って通じるのか? という単語や文章も使ってみると通じたりしたので、そこは自信を持って、恥ずかしがらずに使ってみるものだなと思いました。積極性は大事だなと思ったので、今後、自分で海外旅行に行った時に英語を使ってみたいです。

●海外研修を考えている後輩へのアドバイスやメッセージなどあればお願いします。
眞鍋卓也くん
――今回のプログラムは、グローバル人材育成が根源にあったと思うんですけど、三週間という短い期間なので、海外に行ったことがない人へのきっかけ作りにとても良いと思います。研修費は香川県と大学が負担してくれるので、本当に有り難いです。英語を海外で学びたいという人にはもってこいのプログラムだと思います。
こんな良い機会をいただけるのは大学生活の中でわずかだと思います。行ってみたら考え方も変わるし、自分を見つめる期間にもなるので、少しでも興味があるなら行ってみてください。
こんなチャンスはないぞ!

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*シリマン大学(フィリピン)
シリマン大学は、本学の学術交流協定校です。シリマン大学があるドゥマゲテは、学生の街といわれるだけあって、賑やかで活気のある場所です。留学生は、日本だけではなく、世界各国から集まっています。
*インテンシブ・イングリッシュ・プログラム(フィリピン)
全学年対象の授業科目として2016年度より新設され、今年度初めて学生を引率して実施しました。このプログラムは、フィリピンへの旅費・宿泊費および研修授業料については、大学からの全額補助がありました。

『深まった日本への興味』

社会学部 鄭 址元(ジョン ジウォン)くん
出身校:韓南大学校
留学期間:2016年4月1日~2017年3月31日(1年間)
授業名:日本事情Ⅰ

●日本に留学しようと思ったきっかけは何ですか。
――日本に住んでみたくて、日本語を上手になりたいと思ったからです。僕は、日本の音楽や映画、マンガなどが好きです。高校時代に友達にyuiさんの音楽を教えてもらったのがきっかけで、日本の音楽を聴くようになり、日本のドラマなども観るようになって、日本に興味を持つようになりました。修学旅行で日本の大阪と神戸に行ったことがあるんですけど、空港で困った時に韓国人のガイドさんが日本語で空港のスタッフさんと話して解決していたのがすごくかっこよかったです。僕もあんな風に話せるようになりたいと思い、韓南大学校の日本語学科で日本語の勉強はしていましたが、韓国で日本語を勉強するのと日本で日本語の勉強をするのとではやはり違うと思ったので、留学を決めました。

●四国学院大学の印象はどうですか。
――他の姉妹校よりも留学生の面倒をよくみてくれると思います。他の大学に留学している後輩から、留学生に対するプログラムがない大学もあると聞いたことがあります。留学生が100人200人くらいいて、四国学院大学みたいに留学生みんなでどこかへ行ったり、ご飯を食べたりというのはなかなかないようです。
四国学院大学に来て驚いたのは、メジャー制度で自分の学部以外の授業も自由に受けることができたことです。韓国の大学では日本語学科だったら日本語学科の授業しか取ることができないですし、教養科目も決まったものしか取ることができません。メジャーは決まっていても、「あ、聞きたいな」と思った授業を受けられるのでいいなと思いました。

●「日本事情Ⅰ」の授業について教えて下さい。
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――日本の色々な場所に先生が連れて行ってくれる授業です。夕食は先生と留学生みんなで食べて、その日の授業で訪れた場所についての話をしたりします。僕は旅行が好きなので色々な場所に行きますが、自分で行った時には知ることのないその場所の歴史や背景などを「日本事情」の授業では教えてくれるので、一人で行くよりも理解しやすいです。
前期の授業では、琴平のこんぴらさん(金刀比羅宮)、直島、女木島、栗林公園、演劇、善通寺祭りなどに行きました。様々な場所を訪れて、知らなかった日本の文化や歴史について学ぶことができました。図書館で、子どもたちを相手に絵本の読み聞かせをしたこともあります。韓国語での読み聞かせだったので、子どもたちははじめ不思議そうな顔をしていましたが、最後には笑顔を向けてくれました。韓国語の挨拶を教えた時の子どもたちの反応がすごくよかったです。帰りに「ばいばい」と子どもたちが手を振ってくれて、とても嬉しかったです。授業で参加したもので一番楽しかったのは、先生と留学生たちで善通寺祭りに行ったことです。屋台でたこ判など美味しいものを食べたり、踊りを見たりして、祭りを楽しみました。韓国でも祭りはあるんですが、どこか観光客を呼び込むための国家的なものを感じてしまいます。でも、日本の祭りは何ヶ月も前から地元の人たちで準備していて、みんなで楽しむ祭りっていいなぁと思いました。

●学びたいと思ったことは学べていますか。
%e9%bb%84%e3%81%8f%e3%82%93img_3165――僕は将来、観光の仕事に興味があって観光学メジャーにしました。韓国でも日本語の勉強をしていたし、日本語の授業も問題なく受けられるだろうと少し自信があったんですけど、観光学の授業では地名などを説明する時に難しい単語や知らない単語が出てきたりして、理解が難しかったです。日本語学概論では、日本語の発音では舌がどのように動くのか、などの議論を学びました。日本語についての理解が韓国にいた時よりも深まったと思います。
夏休みに広島や鳥取、岡山などに旅行に行ったんですが、広島の宮島に観光に行った時、ゲストハウスで日本、インド、香港、ドイツの人たちと仲良くなりました。ドイツの人が日本語を話せなかったので、英語と日本語を混ぜながらコミュニケーションをとる、という面白い体験ができました。

●これからの将来にどう活かしていきたいですか。
――僕は、日本でも住んでみたいと思っています。まずは韓国で就職活動をするつもりですが、日本での就職も考えています。今回留学生として日本に来た経験もあり、将来は国際交流に関わるような、例えば留学生担当の仕事がしてみたいです。それが駄目でも、将来は日本語を使うことができる職場に行きたいと思っています。せっかく日本語を覚えたのに、日本語を使う会社に入らなかったらもったいないと感じるからです。

●留学を考えている後輩へアドバイスやメッセージなどあればお願いします。
――僕は日本の四国に来て、本当によかったと思っています。四国学院大学は、韓南大学校と交流が深く、奨学金制度があるところがとても良いです。アルバイトができないので、生活費等は両親からの仕送りだけです。奨学金があるおかげで両親の負担も減らせますし、助かっています。%e9%87%91%e5%9f%8e%e4%b8%83%e3%80%85%e6%b5%b7%e3%81%95%e3%82%93

もし留学するかどうか悩んでいる人がいたら、迷わずにしてみるといいと伝えたいです。そして、たくさん自分から行動することが大切だと思います。僕は夏休みに暇だなぁと思ったので、高松の国際交流センターに行ったり、友達に会いに行ったりと自分でやることを探していました。そうやって自分でやること探しをして、行動しているからか、毎日楽しく過ごせています。
やりたいことを自分で探して、自分からたくさん行動してみてください。

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日本事情Ⅰ:外国人留学生が日本で生活をしていく上で必要な日本の生活・文化・社会などに関する知識と方法について日本語で講義する。また季節ごとに行われている地域の行事を実際に体験したり、住民との交流を通してより深く日本を理解できるように様々な体験プログラムもあわせて実施する。日本事情Iでは主に、香川県内地域を体験プログラムの範囲とする。

『留学生としての貴重な体験』

社会学部 黄 正文(ファン ジョンムン)くん
出身校:韓国 慶一(キョンイル)大学校
留学期間:2016年4月1日~2017年3月31日(1年間)
授業名:日本事情Ⅰ

●日本に留学しようと思ったきっかけは何ですか。
――韓国と日本の学校では何が違うのか、ということを知るのは面白そうだと思ったからです。それに、元々日本に興味もありました。僕は2年前、京都旅行で祇園祭りを初めて見て、もっと色んな祭りを見てみたい、と思っていました。
交換留学というのは、学生の頃でないと経験できないものだし、やってみよう! と思い留学を決めました。

●実際に留学してみて、四国学院大学での学生生活はどうですか。
――四国は静かで、平和でゆっくりな生活ができています。韓国にいた時はけっこう忙しい生活で、高校の時は夜までずっと勉強していました。授業については、日本の学生と授業を受けていても、易しいものは易しいし、難しいものは難しくて、それは韓国の授業と同じだなと感じました。でも、勉強に関しては強制的な感じはしなくて、自分のペースでできています。四国学院大学に来て、いろんなことをやれる時間もできたし、考える時間もできて、すごくいいなぁと今思っています。

●「日本事情Ⅰ」の授業について教えて下さい。
%e9%bb%84%e3%81%8f%e3%82%93img_3165――「日本事情」の授業では、学校の外に学生を連れて行ってくれます。先生がその場所について説明して回ってくれるので、授業というよりも先生と一緒に観光しているような気持ちになります。琴平のこんぴらさん(金刀比羅宮)、直島、女木島、栗林公園、徳島などに行きました。
こんぴらさんでは、友達と一緒に階段を登っていたんですけど、ここが頂上だろうと思っていた場所がまだ中間で、これはすごいなぁと思いました。直島では、芸術鑑賞をしました。これはなんだろう、と思うものから建物の空間全体が芸術品だな、と感じるものまで、様々なものがあっておもしろかったです。女木島では、桃太郎の話を聞いたり、鬼の洞窟に行ったりしました。
栗林公園では、日本庭園の美しい景色を楽しみました。公園内に川があって、船に乗っている人を見かけたので、船に乗って景色を楽しんでみるのもいいなぁと思いました。徳島では、阿波踊り体験をさせてもらいました。最初は実際に阿波踊りを見せてもらって、阿波踊りについての説明を受けた後、僕も一緒に踊りの体験をさせてもらいました。元々、日本の祭りに興味があったので、すごく楽しかったです。もっと見たいなと思っていたんですけど時間も限られていたので、家に帰ってから阿波踊りの動画を見ました。他にも、四国の演劇を観に行ったり、善通寺祭りに行ったりもしました。受ける前は、受講は前期だけにしようと考えていたんですが、とても楽しかったので後期も「日本事情」を受講します。

●新しい発見や学びはありましたか。
――僕の日本語は独学なので、日本の文化や昔話などはあまりよく知らなかったんですけど、女木島で鬼の洞窟に行った時にガイドさんが桃太郎や鬼について説明をしてくれて、すごくいいなと思いました。韓国の鬼は、日本と似ている感じはあるんですけど、日本とは違って良いイメージの笑った顔の鬼が多いと思います。そこで、韓国と日本の文化や価値観の違いを感じました。
僕は、祭りの踊りだけでなく、偶然友達に会ったりするような祭りの独特な雰囲気がすごく好きです。徳島の阿波踊りで体験したように、祭りをもっと体験したいと思うようになりました。

●これからの将来にどう活かしていきたいですか。
――「日本事情」の授業を受けて、もっと日本の色んなところに行ってみたいと思うようになりました。将来、韓国に帰っても、また日本に来て、友達と会ったりしたいと思っています。僕より前の留学生から、「日本事情」で行った場所では沖縄が一番よかったと聞いているので、沖縄旅行にも行ってみたいです。僕は外国人の友達が欲しいと思っていたので、今回の留学で日本人の友達が出来て嬉しかったです。この四国学院大学で出来た人とのつながりは、これから先もずっと大切にしたいと思います。

●今後、留学を考えている後輩へアドバイスやメッセージなどあればお願いします。%e9%bb%84%e3%80%80%e6%ad%a3%e6%96%87%e3%81%8f%e3%82%93
――四国学院大学は、留学生をとても気遣ってくれる学校だと感じています。1から10まであったら、8まで気をつけてくれていて、守られているような気がします。だから、僕は後輩に「日本はどうですか?」と聞かれた時、ここに来て後悔することはないと思うから色んな経験がしたいと思うなら来た方がいい、と答えています。少しでも興味があるなら、四国学院大学へ来て欲しいです。


日本事情Ⅰ:外国人留学生が日本で生活をしていく上で必要な日本の生活・文化・社会などに関する知識と方法について日本語で講義する。また季節ごとに行われている地域の行事を実際に体験したり、住民との交流を通してより深く日本を理解できるように様々な体験プログラムもあわせて実施する。日本事情Iでは主に、香川県内地域を体験プログラムの範囲とする。

『異文化に触れて』

文学部 学校教育メジャー/観光学マイナー 堀金美里 さん
期間:9月5日(月)~9月17日(土)
場所:フィリピン シリマン大学
活動内容:インテンシブ・イングリッシュ・プログラム(フィリピン研修)

●研修に参加しようと思ったのは何故ですか。
――英語に触れたくて、今回の研修に参加しました。ずっと、自分の中で英語に対する苦手意識はあったんですけど、喋れたらいいなと思っていました。外国での英語研修を行うサマーセッションの「外国事情」などに参加したい、と思っていたんですけど、教育実習があったりしてなかなか行けなかったんです。でも今回、たまたまフィリピンでの英語研修のお話を聞き、今年からということもあって是非行ってみたい! と思い参加を決めました。

●研修前の事前準備などは何をしましたか。
――研修前に、毎日どれだけ自習をしてきたか、というのを先生がチェックしてくれていました。私は、語彙力にあまり自信がなかったので、とにかく英語の単語を覚えようと思い、ノートに単語を書く、という自習をしました。高校時代あまり英語を勉強していなかったので、高校以来単語張を開いて、今までで一番単語を勉強しました。

●研修では、どんなことをしましたか。
――フィリピンのシリマン大学で1コマ60分の英語の授業を1日4コマ受けていました。月曜日はエクスポージャクラス、火曜日から金曜日まではそれぞれの先生方の授業を受ける、という時間割りでした。授業を担当してくれたシリマン大学の8人の先生方は、私たちにも分かりやすく教えてくれました。%e4%b8%89%e9%87%8e%e5%8f%af%e5%8d%97%e5%ad%90%e3%81%95%e3%82%93授業中、印象的だったのは、フィリピンと日本の違いはどんなものがあるか、と聞かれた時、私は「お風呂がない」と答えたかったんですけど、まったく通じなかったことです。お風呂の「バス(bath)」と車の「バス(bus)」の違いをうまく伝えられませんでした。事前に単語の勉強はしていましたが、やはり喋るのと書くのとでは大きく違うなぁ、と発音の難しさを実感しました。現地の学生と混じっての授業ではなかったので、飛躍的に英語力が伸びたかと言われるとそうではないのですが、英語でのコミュニケーション面に関しては怖くなくなりました。エクスポージャクラスでは、マングローブを見に行ったり、絶滅危機に面した動物たちがいる小さな動物園に連れて行ってもらいました。ガイドさんの英語での解説を聞き取って、ワークシートを提出するという授業だったんですけど、少しでも気を抜くと単語を聞き逃してしまうので、しっかりと聞き耳を立ててガイドさんの話を聞いていました。

●フィリピンでの生活はどうでしたか。
――研修中は、シリマン大学の寮で生活をしていました。2年生から4年生まで学年がばらばらのメンバーだったんですけど、一部屋に女子7人での生活ということもあってすごく仲良くなれました。研修中の生活は自分たちでしなければいけなかったので、近所のスーパーへの水やパンの買出しなど自分たちだけで行っていました。でも、寮にコンロなどがなかったので、食事は基本的に外食でした。はじめはお米も日本のものよりもパサパサしていたりして、なかなか喉を通らなかったんですけど、慣れてくるとおいしく感じるようになりました。中でも、よく食べたのはチキン料理とマンゴーです。あと、研修の参加者の中に去年10ヶ月ほどフィリピンに留学していた先輩がいて、きれいな海と大きなプールがあるネグロス島のバフラリゾートに連れて行ってもらいました。朝一で行ったので人が少なく、貸切状態でした。%e5%a0%80%e9%87%91%e7%be%8e%e9%87%8c%e3%81%95%e3%82%93

●フィリピンと日本の違いなどはどういうところで感じましたか。
――シリマン大学の寮には洗濯機がなくて、洗濯はすべて手洗いでした。週に2回ランドリーウーマンが来てくれるんですけど、週2回だと着る服がなくなってしまうので私はずっと手もみで洗濯をしていました。研修前に洗濯機がないことは聞いていたので、持参した洗面器はとても役に立ちました。スーパーに買い物に行くと、入り口で警備員による持ち物検査があって、危険物がないかチェックされます。折り畳み傘も引っかかって、そういった手荷物は預けて買い物をしました。部屋には蟻がよく出たんですけど、フィリピンで蟻はお金の象徴だから殺してはいけない、と言われました。虫に対する考え方ひとつとっても日本とは違うんだな、と驚きました。

●今回の体験をこれからの将来にどう活かしていきたいですか。
――スーパーに買い物に行った時、物乞いをしている人々を見かけました。その中には子どもたちの姿もあって、この子たちはちゃんと教育を受けられているのだろうか、と気になりました。私が学校教育メジャーということもあり、そういった場面を見て教育の必要性を感じました。
私自身、今回の研修で実際に異文化に触れ、様々な価値観や生活を知ったことで、視野を広げることができました。だから私は、将来、広い物の見方ができる子どもたちを育てられる教員になりたい、と思いました。

●海外での英語研修を考えている後輩へのアドバイスやメッセージなどあればお願いします。
――私は今回研修に参加して、、外国のフィリピンで二週間やりぬけたので、どこに行っても大丈夫、という自信がつきました。フィリピンで生活ができたことを本当によかったと思っています。やっぱり、行ってみないと分からないことがたくさんあります。私は今回が初めての海外旅行で、親元を離れるのも初めてだったので、不安もありましたが、すごくいい街で、フィリピンの人たちの人柄もよかったので、楽しく過ごすことができました。
だから、もし迷っているなら、行ってみた方がいいですよ!


*シリマン大学(フィリピン)
シリマン大学は、本学の学術交流協定校です。シリマン大学があるドゥマゲテは、学生の街といわれるだけあって、賑やかで活気のある場所です。留学生は、日本だけではなく、世界各国から集まっています。
*インテンシブ・イングリッシュ・プログラム(フィリピン)
全学年対象の授業科目として2016年度より新設され、今年度初めて学生を引率して実施しました。このプログラムは、フィリピンへの旅費・宿泊費および研修授業料については、大学からの全額補助がありました。