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『地域での観光を考える』

社会学部 観光学メジャー 木内芽衣香さん
場所:綾川町、琴平町
活動内容:地域観光に関わる活動、ボランティア

●綾川町シティプロモーションのためのワークショップでは、どのようなことをしましたか。
――話し合いは2回あって、1回2時間程度でした。事前に資料をもらって、「今回はこういったやり方で話し合いをするので、これで話し合いしてください」と言われました。参加者としては18~30人ぐらいで、一つの机に5人程度のグループでの話し合いでした。1回目の話し合いの時には、「綾川町を発展させるのに、今自分がほしいものって何?」というテーマで、グループのみんなで綾川町のいいところや綾川町にほしいことを集めて、机に貼った紙に書き込んでいきました。1回目の話し合いで出た意見は、役場の方が集約してくれて、次回の話し合いの時に「前回の意見をまとめた参考資料」として、それをもとに次は「綾川町で笑顔になれるイベントは何かないか」というテーマで行いました。その場で意見を出す事が多かったです。綾川町のいいところとして実際に出てきたのは、高松や丸亀にも車で40分でいける交通の便がいいところ、綾川町の山方面では田んぼなど自然がたくさんあって農業ができて、町の方へいけばイオンもあるし、住みやすい町なのではないか、などの意見が出ていました。綾川町の土地で、空いているところがあるので、そこに何があればいいかという話もありました。公園は欲しいけど不審者問題をどうにかしてほしい、というのとサイクリングなどのアウトドアを増やしてほしいという意見がありました。いいところだけではなく、悪いところについても意見がありました。元々田んぼが多いので、食物に影響を与えないために外灯が少ないんです。綾川イオンがあるので明るいと思われているんですけど、イオンの裏は外灯がひとつもなくて真っ暗になります。また、綾川イオンができたことで交通量が増えて人身事故も増えているので、歩道橋を作って欲しいという意見もありました。役場の方は、住みたいと思っている方を全面的にサポートしたいという思いがあるようでした。

●木内さん自身は、どのような意見を出しましたか。
――私は、2回目の話し合いの時、1回目の時に同じグループだった役場で働いていた元観光課の方が、せっかく四国学院大学と綾川町が提携を結んでいるのだから、もっと学生を利用したいと言っていたので、2回目の話し合いの時に「学生と協力できるイベントを立ち上げたい」という意見を出しました。綾川町には農業高校があって色々と物を作っているという話を聞いたことがあったので、四国学院大学の学生や農業高校の学生を利用した、農業に関するイベントをしてもいいのではないかと思いました。
綾川町に道の駅があるんですけど、売っているものは農協と変わらない野菜メインで、トラックの運転手の方の休憩場所として使われているだけでほぼ人が来ていません。土地がもったいないので、道の駅をリノベーションして、建物をきれいにして人が集まれる場所を作ればいいのでは、という意見を出しました。道の駅を利用して、子どもが遊べる場所と親が見守れる場所が作れれば、住んでいる人が笑顔になれる町になるのではないかと思いました。綾川町はうどんを発祥した最初の土地だということを売りにしていて、うどんの建物があるんですけど、全然人が来なくて活用されていないので、そこで学生に何かしてもらえたらいいなと役場の方に言われました。野菜や米粉などを売っているので、販売促進のためにも、建物を利用してカフェなどを併設してはどうかと提案しました。カフェだと若者も、住んでいる人も集まって話ができるし、地元の新鮮な野菜も買えるので、けっこう利用できるかなと思いました。

●新しい発見や学びはありましたか。
――衝撃を受けたのは、1回目の話し合い時の実際に住んでいる方の意見でした。私は、観光学を専攻しているので、「観光をメインで発展させるにはどうしたらよいか」をずっと考えていました。でも、子どもがいる奥さんの「綾川町には子どもが遊べる場所がない」という意見を聞いて、そういう場所も必要なんだと考えるようになりました。外から人を呼ぶ観光だけではなくて、住んでいる人が住みやすい場所にすることも必要だと感じました。この意見でグループ内では話をしていたので、住んでいる人が笑顔だったら、外の人も絶対に来るはずだから、住んでいる人が住みやすい町にすればいいのではないかという結論になりました。

●琴平町での金比羅ボランティアはどうでしたか。
――授業で行う琴平の金比羅ボランティアでは、歌舞伎公演に屋外のスタッフとして関わります。毎年、松竹の方々が、歴史のある歌舞伎座で2週間歌舞伎公演を行います。去年は片岡愛之助さんが来ていました。観光地のスタッフの経験や、お客さんと接することでコミュニケーション能力が向上し、接客のスキルも身につけられます。それに、2週間で2単位もらえるのも大きいです。でも、単位を抜きにしても、すごくいい経験になりました。去年から参加したんですけど、歌舞伎については何も知らなかったのでたくさん勉強しました。お客さんからストーリーについてよく聞かれるので、話ができるように勉強をしているうちに歌舞伎の面白さに興味を持ちました。屋外でのボランティアなので歌舞伎自体を観ることはできないんですけど、お客さんが出た後の清掃をして解散した時に、役場の方の案内で歌舞伎座内の珍しいところまで行くことができました。その時、歌舞伎座の内部を研究している方が丁度その場にいたので、歌舞伎座についての説明を受けることができました。歌舞伎座の天井は竹でできているんですけど、そこを歩かせてもらったり、愛之助さんの楽屋前まで行かせてもらったりもして、けっこう面白かったです。観光課の方ならではの話もたくさん聞けて楽しかったです。

●琴平町でのワークショップにも参加したということですが、綾川町との違いはどういうところで感じましたか。
――琴平町での話し合いに参加した時は、綾川町とはまたやり方が違っていて、すごく勉強になりました。琴平町の時は、みんなが円になって座り、「こういうイベントがやりたい」という意見をそれぞれ紙に書いて、他の人に伝えます。意見を聞いた他の人は、興味のある人のところにいき、話を聞く、というやり方でした。歌舞伎役者さんの手形をいただいて飾る、余った土地を公園にする、金比羅街道を購入した会社から、どういったものを建てるか、などの意見があげられました。こちらでも最近の若者事情について聞かれて、若者はフェイスブックやインスタグラムなどSNSでの写真映えなどを重視することを話しました。大人はお土産が第一優先になるとのことで、そこが盲点となっているようでした。琴平町はボランティアで参加していることもあって繋がりがあるため、より積極的に話し合いに参加しました。琴平町は観光をメインに話し合いをしていたので、観光学の授業と通じるものがありました。授業で学んだことを踏まえて、産地の野菜を活用したり、お土産よりも食べ物を用意した方がお客さんは来るのではないか、という話をしました。琴平町には歌舞伎座もあり、松竹の方もよく来られるため、外から人を呼ぶ素材があって、それをフルに利用しようという考えがありましたが、綾川町にはそれがなかったので、話し合いの内容が全く違いました。場所によってこんなにも違いがあるのか、と感じました。
 綾川町と琴平町では会議のやり方が全然違っていたので戸惑いもあったんですけど、新しい考えを知ることができて、どちらも楽しかったです。

●地域での活動に参加して、何か変化はありましたか。
――観光学メジャーでずっと先生から言われていたのは、「外から人を呼べるようなものを作りなさい」ということでした。琴平町の歌舞伎のボランティアの際は、金比羅が観光地のため、外からという意識が強かったです。そのため、綾川町の「内側からの意識」は新しい考え方で衝撃を受けました。今までは、外からだと意識していて「中から変えていく」という発想がなかったので、新しい発想に触れて視野が広がりました。実際に参加してみないと気づけないことが多くありました。話し合いに参加して感じたのは、みんないろんな考え方があって、綾川町を発展させるための意見一つにしても、仕事柄や、住んでいる方の考え方だけでも違い、観光学だけじゃないなと感じました。色んな意見が聞けて、楽しかったです。学生でこんな経験はなかなかできないと思うので、参加できてよかったです。

●今回の地域活動の経験を通して、もし四国学院大学をPRするとしたら、どういう点を宣伝しますか。
――施設でいえば、広い芝生です。4年間ずっといて思ったのは、メジャー制度なので学部学科関係なく仲良くなれるところです。色んな人と仲良くなれて、学部学科の壁が存在しないので、そこはけっこう嬉しいです。他大学の友達に聞いたら、学部によって人との関わりも隔離されてしまう部分があるようなので、それだったら四国学院大学の方が自由で広々としていてのんびりできるかなと思います。観光学メジャーとして推したいのは、金比羅ボランティアができることです!

●これからの将来にどう活かしていきたいですか。
――もし公務員になって観光課で働くとか、旅行会社で働く、となれば、私はすでに地域の方の意見を知っているので、発信していけると思います。今は幅広く就職活動をしているんですが、観光が関係ない職種でも、観光に関わりたいという気持ちがあります。将来的に、自分も観光とは言わずに何かできることはないかなと考えています。もし香川に就職したとしたら、歌舞伎のボランティアは続けていきたいと思っています。

●地域での活動やボランティアに興味がある後輩へアドバイスやメッセージがあればお願いします。木内芽衣香さん
――参加できる機会があれば、じゃんじゃんやるべきだと思います。私も、好奇心から全部やってきたんですけど、やって後悔したことはありません。それに、やったことで身になることもありますし、アルバイトとかでは経験できない、お客さんとの関わりやコミュニケーションが身につきました。観光学としてボランティアに行くので、観光としてこれはどういうことなんだろうと自分から考えるようになりますし、身近にスタッフさんがいるので話を聞かせてもらって、すぐに学ぶことができます。絶対経験すべきだと思います。それぞれの場所によってやり方や考え方は違っているので、地域で実際の現場を見ることで授業で学んだ知識だけに偏らずに広い視野を持つことができます。チャレンジが大事ですよ!

『人前に立つこと』

文学部 英語メジャー 4年 中西晟也 くん
活動内容:『君と100回目の恋』エキストラ参加/きみともキャンディ主演ショートムービー『#24』出演

まずは、『君と100回目の恋』について教えてください。
●参加しようと思ったきっかけは何ですか。
――職員の方から軽音学部の部員にエキストラのお話をいただいて、興味があったので参加しました。元々テレビが好きだったので、出られるなら是非出たい!と思いました。

●具体的にエキストラとしてどんなことをしましたか。
――撮影は3日間ありました。初日にエキストラ全員が集まって、助監督の方から説明を受けてそれぞれの撮影に割り振られました。軽音楽部からのエキストラは10人くらいいて、何度も同じ場所を歩いたりしていました。エキストラには台本がなかったので、どういう状況なのかは分からないままに撮影が進んでいきました。演技についてはあまり考えたりせず、ただただ指示されるままに歩いたりしていました。軽音学部の部室では、バンドの練習風景を撮影する時に僕たちが後輩として端で盛り上げているシーンを撮りました。楽器を持っている人がいて、僕はその演奏している先輩たちをカメラで撮影したり、タンバリンを持って盛り上げたりする役でした。このシーンの時は、こういう風にやって、つつき合いもあって、とか監督からの指示がありました。エキストラとして参加して、いつもとはまた違った大学の雰囲気を味わえて楽しかったです。

●印象に残っていることはありますか。
――撮影中はすごく緊迫していて、カメラには入らなくても、役者さんの視界の方向には立つな、立つならカメラ方向に立て、ということを言われました。それは、役者の視界がズレたり、気が散ったりするからだそうです。撮影中、監督と話すことは少なかったんですけど、スタッフさんたちが部屋の配置とか機材を動かしている時に監督がずっとiPadを見てたんです。その時たまたま僕が近くにいて、ふいに「遊んでるように見えるやろ?これでも真面目に仕事してるんで」と話しかけられたことがありました。監督は面白い方で、時々こんな風に話してくれました。

●『君と100回目の恋』の撮影に参加してみてどうでしたか。
――役者さんと話すのは駄目だと言われていたので直接話したりすることはできなかったんですけど、最後に監督からエキストラの代表として僕を紹介してくれました。役者さんやスタッフさんの前だったのですごく緊張してたんですけど、主演の坂口健太郎さんが「ヒューヒュー!」と場を盛り上げてくれました。主演の坂口健太郎さんとmiwaさんを実際に見ることができて嬉しかったです。

次に、きみともキャンディ主演ショートムービー『#24』について教えてください。
●参加しようと思ったきっかけは何ですか。
――制作の踏み込みTV(株式会社インペックス)で働いている子が同級生にいて、高校生役が欲しいという話が僕のところまで回ってきました。その子から「撮影があって、男子高校生の役だけどどう?」と聞かれて、自分でよければと出演を決めました。はじめに演劇部の先輩がいるよ、とは聞いていたんですが、現場に行ってみて、同じ軽音楽部に所属していた先輩の藤原薫さん(本学演劇コース卒業生)がいたのには驚きました。先輩も僕が行くまで知らなかったみたいで、すごい偶然だなと思いました。

●ショートムービー『#24』の撮影はどうでしたか。
――僕は、演劇部部員役として『#24』に出演しました。僕は演劇コースではないので、演技をするのは今回が初めてで、とてもドキドキしました。他の撮影を知らないんですけど、けっこう本格的でした。カメラマンさんのカメラの上に大きいモニターがついていて、それでずっと撮影していて、すぐにどんな映像かも確認できるようになっていました。何度も同じシーンを違う角度から撮っていたので、同じ台詞を何度も同じトーンで喋らないといけませんでした。藤原先輩との刀を使った殺陣のシーンも、何度も撮り直しがあって、同じ動きをするのは大変でしたが、面白かったです。それに、香川県を拠点として活動しているアイドルグループ「きみともキャンディ」と共演できたということも良かったと思います。

●演技初挑戦ということですが、どうでしたか。
――シナリオをもらって、監督からこういう役作りでよろしく、ということを言われました。相手を睨むシーンでは、監督に「目つきを大事にして」と言われていたんですけど、普段人を睨んだことがないので難しかったです。もっときつく、と言われて何回か睨んではみたんですけど、なかなか睨めなかったです。目の演技は大変でしたが、本番になるとその場の雰囲気もあって、自分の中に役が降りて体が動く感覚がありました。完成した映像を見て、自分が面白かったです。自分で自分を見ることがないので、こんな感じで自分が演技してたのか、と不思議な感覚でした。

映像作品の出演全体について教えてください。
●2つの映像作品に参加してみてどうでしたか。
――実は、テレビや映像に出演するは初めてではないんです。初めてのテレビ出演は、毎月第三土曜日の夜に放送しているKSB瀬戸内海放送の「報・動・力」でした。岡山のテレビスタジオで、アナウンサー、キャスター、水道橋博士がいて、僕は数十人の学生の一人としてひな壇に座っていました。最近の学生の恋がテーマだったんですけど、急に振られるコメントを自分で考えて答えなければいけなかったので、とても緊張しました。こういう経験もあって、今回の『君と100回目の恋』『#24』で、カメラの前に立つこと自体には抵抗もなく、あまり緊張しませんでした。それに、「報・動・力」の時のように自分でコメントを考えなくても、決められた台詞を喋ったり、台詞にあわせたアクションや演技を表現すればよかったので、楽しくできました。

●何か新しい発見や学びはありましたか。
――テレビや映像関係のスタッフの方は、グイグイ話しかけても全部答えてくれました。遠慮しなくてもいいんだな、ということを学びました。逆にこっちが黙っているとスタッフの方も黙ってますし、話しかけたらどんどん話が弾む方たちばかりでした。

●今回の経験を将来にどう活かしていきたいですか。
――人前に立つことに元々抵抗はなかったのですが、今回映像作品に参加したことで、さらに度胸がつきました。また、自分からスタッフの方に話しかける機会も多くあったので、年齢層や立場が違う人とも積極的にコミュニケーションがとれるようになりました。就職したら、人前で話さなければいけない場面や様々な立場の方と関わる場面が増えてくると思います。そういう場面で今回の経験を活かしていきたいと思います。

●今回のような話があった時、参加を考えている後輩へのアドバイスがあればお願いします。中西晟也くん
――ビビらなくてもいいと思います。自分から引いたりせずに、こうしたい!というのがあればそれを意見に出してやってみればいいと思います。興味があってもなくても、やってみると良いことがあるかもしれません。僕が無理矢理に引っ張って『君と100回目の恋』のエキストラに出演させた後輩は、miwaさんが好きで、別のシーンでmiwaさんと撮影が近くであって、待ち時間に本人に好きな曲のサビを歌ってもらったそうです。後輩は乗り気ではなかったですけど、現場に来てみたら良いことがありました。人に引っ張られてでもやってみると良いことがある時もあるので、色々とチャレンジしてみてください。

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『君と100回目の恋』公式サイト
 ・本学ロケ地について

きみともキャンディ主演ショートムービー『#24』

『将来を考えるきっかけに』

文学部 学校教育メジャー 3年 古枝愛未さん
活動内容:女子学生による私の未来発見事業

●参加しようと思ったきっかけは何ですか。
――私がピア・リーダーやリーダーシップ会議の活動をしている関係で、総合教育研究センターの方から「女子学生による私の未来発見事業」のお話をいただきました。正直、最初はあまり興味がなかったんですけど、メンバーを集めはじめて、どういうことをするのかを明確に考えるようになってからは、これは将来も使える!とどんどんやる気が出て来て、参加しようと決めました。

●事前準備はどんなことをしましたか。
――本格的に活動し始めたのは8月の夏休みだったんですけど、それまでにどういう風に進めていくのかをみんなで話し合いました。動画を作成したり、編集したりすることがみんな初めてだったので、総合教育研究センターの方に相談したりしていました。事前説明会では、お手本となる動画などを見せてもらったり、機材の使い方を教えてもらったり、動画の編集方法やシナリオ構成の考え方などの説明がありました。申込みをする段階で誰を取材するのかを決めていたので、説明会に参加してより具体的に「ここはこうしよう」というイメージができました。

●木戸亜耶さん(フリーアナウンサー)を取材しようと思ったのは何故ですか。
――メンバーのほとんどがピア・リーダーをしていて、オリエンテーションなどで木戸さんにお世話になっているので、みんなで木戸さんにしようと決めました。それに、木戸さんについてネットで検索してみると、イベントのMCだけではなくて、瀬戸内国際芸術祭で男木島のカフェをプロデュースしていたり、「さぬき讃フルーツ大使」に任命されていたりと、色々な方面で活動をされていたので、取材してみたいと思いました。

●チーム名「ペリドット」はどのように決めたのですか。
――はじめ、チーム名が全然決まらなくて、遊びでメンバーの誕生石を調べていたのがきっかけです。ちょうど活動していた8月が、取材対象者の木戸さんのお子さんの出産予定日でもありました。調べてみると、8月の誕生石は「ペリドット」で、名前も可愛いし、宝石の持つ意味が幸福や希望、夫婦の愛などで前向きなもので、木戸さんへの取材内容とも合っていたので、チーム名を「ペリドット」に決めました。
古枝愛未さん
●実際に木戸亜耶さんにインタビューしてみてどうでしたか。
――自分たちの将来のことを考えて、大学で学んだことがどう活かされたのかということと、女性が社会に出ていく中で厳しいことや乗り越えたことをテーマに取材していきました。取材の時は、木戸さんが臨機応変に対応してくださって、本当に助かりました。ちょうど撮影の時期が学祭やサークル活動等で忙しく、なかなかみんなが集まれなくて、木戸さんの方が私たちに時間を合わせてくださって、申し訳なかったんですけど本当に有り難かったです。それに、取材する私たちの方が緊張してしまってたんですけど、木戸さんの方から話しかけてくださって、緊張をほぐしてくれました。実際に木戸さんが仕事をしているところも密着させていただいたんですけど、取材している時の表情とお仕事をされている時の表情が全然違っていて、切り替えがしっかりできている大人の女性だなと感じました。仕事をされている時も、インタビューで話してくれている時も、木戸さんの笑顔がすごく純粋で、とても印象的でした。純粋に仕事や人生を楽しんでいるからこそ出てくる笑顔なんだと思います。木戸さんは、仕事を続ける上で周りの人の協力は大事だけど、自分の思いを伝えることと、人から協力されるためにまずは自分が協力することが大事だと言っていて、私にはそれができているのだろうかと胸に響きました。

●女性が輝ける社会について、どんな思いを持ちましたか。
――諦めないで欲しい、と強く思いました。女性は仕事もして家事もして子育てもして、男性は仕事、というイメージが強いです。まだ社会全体にそういうイメージがあるんじゃないかな、と私は思っていて、それを女性自身が「女だから・・・」と諦めないで欲しいと思いました。今回取材した木戸さんは、諦めずに自分のやりたいことをやっているからこそ輝いているんだと思います。そのためにはやはり周りの支えも必要です。木戸さんの旦那さんは、子育てに協力的で、お子さんを連れてきてくれた取材の日も旦那さんが一緒に来てミルクをあげたりしていました。インタビューの中で、木戸さんがベビーカーを押している時に見ず知らずの人がドアを開けてくれた、という話があって、それってすごく大事なことだなぁと感じました。今は人が社会の中で孤立しているというか、核家族が増えていることもあって、個々に存在している感じがして、そういう社会の中で人と人との思いやりや支えは大事だなと思います。そして、理解することと、理解されることも大事だと思いました。

●今回の経験を通して、新しい発見や学びはありましたか。
――私はピア・リーダーをしているんですけど、今回「女子学生による私の未来発見事業」に参加して、人との関わりやコミュニケーションが今まで以上に大事だなと感じるようになりました。今は学生だから同年代の人たちと友達だったり先輩後輩だったりで簡単に人間関係を作れるのかな、と思うんですけど、社会に出ると同年代の人だけではないので自分からコミュニケーションを取っていかなければいけないなとすごく感じました。人との関わりを作ることが必要だなと思いました。

●将来、どんな女性になりたいと思いましたか。
――私が目指しているものは教師なので、将来どんな女性になりたいかは考えたことがありませんでした。教師をしている先輩にはやっぱり憧れがすごくあって、大変な仕事だということも聞いているので不安な面もあるんですけど、頑張りたいと思っています。今回は女性がテーマだったんですけど、女性ができることを活かしながらも、性別に囚われないで負けずにいたいです。教育実習に行った時に指導担当してくれた先生が、小学校6年生の時の担任の先生でした。女性の先生なんですけど、お母さんみたいな存在で、どんな些細なことでも真剣に話を聞いてくれて、私もそういう先生になりたいと思いました。
木戸さんや憧れの先生、他のチームが取材していた女性の方の姿を見ていて、私も自分から進んで出て行って、女性としての誇りを持ちたいなと思いました。

●今回のような活動に興味がある後輩へアドバイスやメッセージがあればお願いします。
――是非、やって欲しいです。社会に出てからどういう方面にいくかはそれぞれなので分からないですけど、自由に自分がやりたいことをできるのは大学生の今だと思います。高校までは決められたカリキュラムの中で、敷かれたレールの上を走っているような感じですけど、大学生になるといっきに自由になります。その自由な時間を有効に使って欲しいです。今、何でも経験しておいたら将来につながるだろう、と私も様々な活動をしています。後悔することもありますけど、とりあえずやってみる、行動することが大事だと思います。古枝愛未さん

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「女子学生による私の未来発見事業」
女子学生が自身の手本となる県内で活躍している女性を取材した動画を作成するとともに、その動画の活用を通して、女性の意識を改革し、あらゆる分野における女性の活躍を促進することを目的とした事業。
「こんな女性になりたい!」「こういう生き方に憧れるわ!」と思える女性を取材し、5分間のインタビュー動画を作成。
チーム名:ペリドット
取材対象者:フリーアナウンサー 木戸亜耶さん(2008年3月本学カルチュラル・マネジメント学科卒業)
・ 2017年11月23日(水・祝)に作品発表会が開催され、本学学生による動画は佳作。

「かがわ女性の輝き応援団」
インタビュー動画公開中。
香川県政策部男女参画・県民活動課

『現場に入って見えたもの』

文学部学校教育メジャー 3年 松岡恭平くん
活動内容:土曜授業応援隊
活動場所:市内小学校

●土曜授業応援隊を始めたきっかけは何ですか。
――元々、大学側から教師を目指しているならやった方がいいということもあり、2年生の時に放課後授業応援隊をやっていました。放課後授業応援隊では、平日の学校が終わった後にその日の復習を毎週行っていたんですが、今年に入って予定が合わなくなったので、月1回の活動で良い土曜授業応援隊を始めました。

●具体的にどこでどんなことをしていますか。
――土曜授業応援隊では善通寺市立南部小学校に、県のボランティアでは善通寺市立東部小学校に行かせてもらっています。今は担任の先生だけでは対応が難しい子どもたちもいて、学校側も人を求めています。そういう中で、僕たちが困っている子たちに声をかけたりして、クラスの中に入っていきます。喧嘩をする子どもたちもいるので、仲裁に入ったこともあります。やっぱり、子どもたちと関わる、というのが一番大きいです。土曜授業は、土曜日で習い事とかがあって来れない子も多いので、授業というより一週間の振り返りなどの復習をしています。そういうこともあって、今年から、土曜授業ではなく、土曜学習に名前が変わったようです。県のボランティアの方は復習ではなく普通に授業があって、そこに僕が入っていくかたちになります。集中しない子やつまずいたりしている子もいるので、そういう子たちに声をかけたりして、授業のサポートをしています。クラスごとに知的な遅れはなくても、発達障害や注意欠陥がある子たちもいるので、授業は数人体制で進められています。先生方も話を聞いてくれたり、声をかけてくれたりするので、とてもやりやすいです。

●実際にやってみてどうですか。
――生の現場に入って、今の子どもたちと関われるということはすごく貴重だし、僕たちが小学生の頃とは全然違うので、その現場に関われて、実際に感じることができるのも貴重な経験だと思います。僕たちの頃と違うなと感じたのは、iPadやタブレットを使った授業があることです。それに、子ども自体も時代の流れからか色々と難しい子が増えているように感じました。
やりがいを感じるのは、勉強を教えてつまずいているところが分かってくれたり、喜んでくれたり、一緒に遊んで楽しんでくれる時です。教育実習では、はじめて自分で授業をしたりもしたんですけど、準備がすごく大変でした。それでも、寝る時間を削ってでも頑張ろう、いいものを作ろうと思えたのは、子どもたちがいたからです。子どもたちに分かってもらいたい、少しでも楽しく勉強してもらいたい、いろんなことを学んでもらいたいという思いがあったので、自分が無理してでも頑張ることができました。
教育実習にしろ、土曜授業応援隊やボランティアにしろ、やっぱり現場で関わることができる、ということがやりがいを見いだす良い機会になっています。

●土曜授業応援隊と教育実習で関連する部分はありましたか。
松岡恭平くん――土曜授業応援隊では4年生以上、教育実習では2年生を担当したので、学年は違うんですけど、土曜授業で子どもたちと関わってきたことは教育実習でも活かすことができました。一人ひとりのことを考えて関わり方と変えたりとか、そういうことができるようになったと思います。教育実習は一ヶ月間毎日行っていて、土曜授業応援隊は月に一回で頻度が違います。だから、教育実習を終えて土曜授業応援隊に行くと、やはり子どもとの信頼関係が大事だなと改めて感じました。信頼関係は長く関わっていくうちに芽生えていくものだと思うので、土曜授業応援隊の時はどうしても距離感が難しいところもあります。それでも、土曜授業応援隊を始めて2年目になると、行くクラスや学年はバラバラでも、子どもたちも僕のことを覚えてくれて、少しずつ話を聞いてくれるようになっています。
教育実習の前に土曜授業応援隊をやっていたというのは、僕にとってとてもプラスになっています。土曜授業応援隊では、授業の進め方とかを生で見れるし、何より子どもたちへの声かけとかそういう細かい部分を見ることができて勉強になりました。子どもたちもみんな同じではなくて色んな子がいるということも分かったし、その中でみんなのことを理解していくことが必要だと分かりました。
教育実習でも自分が一人だけで授業を進めるのではなく、子どもを活かしながら授業を進めていくことが大事だと言われていたので、その準備段階として生の現場を見れていたことは教育実習にも活かせました。

●これからの将来にどう活かしていきたいですか。
――これからの土曜授業応援隊でも、月1回なのであまり関われないんですが、少しでも多く子どもたちのことを知って、それぞれの違いを知った上で関わっていきたいです。
僕は、学校は塾のように点数を上げるための勉強を教える場所ではなく、社会のルールとか対人関係とかいろんなことを学ぶ場所だと思っていて、勉強よりもそういうことが重要だと思います。だから、僕は将来、本当の意味で子どもたちに寄り添えるような教師になりたいです。

●今後、土曜授業応援隊などの活動を考えている後輩へのアドバイスやメッセージなどあればお願いします。松岡恭平くん
――生の現場を見れて、中に自分が入っていけるいいチャンスだと思います。教師を目指している人、興味がある人でも、一回チャレンジしてみるのもいいかなと思います。僕は、やってよかったです。実際にやってみてやりがいを感じることができたら、大学の授業のモチベーションも上がっていきます。小学校の先生方から入ってくれてありがとう、と言われるんですが、逆にこちら側のメリットとしてそこで得たことを大学の授業で生かすことができ、意欲を高めることもできるのでそこが強みかなと思います。模擬授業をやっていて授業の進め方とかは知っているので、現場を見た時に自分だったらこうしよう、というのも見えてきます。大学での授業もすごく大事で、大学で勉強したことを今の現場と結びつかせることが重要です。大学にいるだけではイメージしにくい部分もあるし、モチベーションも上がらないと思うので、実際に自分が現場に入って見ることでモチベーションも高く保てる土曜授業応援隊の活動はおすすめしたいです。

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土曜授業応援隊とは、善通寺市教育委員会からの依頼を受け、本学学生が市内8つの小学校で、毎週第3土曜日の午前中、4年生以上の児童へ学習補助を行うものです。