本学では、建学理念を具現化する試みの一つとして、1995年度入試から「特別推薦入学選考制度」を実施しています。
「特別推薦制度」は、これまでの「特別推薦入学選考制度」の理念と実践を継承した入学選抜制度です。
学校推薦型選抜 特別推薦のアドミッション・ポリシー(入学者受入れ方針)はこちらをご確認ください。
それぞれの枠の具体的な趣旨および内容は、以下の要項に示されています。以上の精神ならびに趣旨を御理解のうえ、多くの志願者が応募されることを期待いたします。
入試カテゴリー
略号 | カテゴリー | 定員 | |
---|---|---|---|
特別推薦Ⅰ類 (アファーマティヴ・アクション) |
A-1 | 被差別部落出身者 | 1 |
A-2 | 被差別少数者 | 2 | |
A-3 | 身体障害者 | 5 | |
特別推薦Ⅱ類 | B-1 | キリス卜者 | 1 |
B-2 | 海外帰国生徒 | 1 | |
B-3 | 文化の多様性 | 5 |
出願期間・試験日・合格発表日・手続締切日
出願期間 | 試験日 | 合格発表日 | 手続締切日 | |
---|---|---|---|---|
第一次手続締切日 | 第二次手続締切日 | |||
2023年11月1日(水) ~11月14日(火) (必着) |
11月20日(月) | 12月4日(月) | 12月18日(月) (入学金のみ) |
2024年3月15日(金) (授業料・教育充実費他) |
選抜方法と基準
推薦された者について、書類審査(調査書・推薦書)と口頭試問を含む面接によって選抜する。ただし、海外帰国生徒に関しては、語学審査(日本語) も実施する。
調査書、推薦書等について、中止・延期等となった大会や資格・検定試験等に参加できず、結果を記載できない場合、成果獲得に向けた自らの努力のプロセスの記録等をしっかりと記載すること。記載された内容を前提にして大学で学ぼうとする意欲を多面的・総合的に評価する。
全体の評価は、提出された書類と口頭試問を通して、志願者の基礎学力を20%、能力・意欲・適正を80%で評価する。
基礎学力の把握は、調査書10%、口頭試問90%で行う。
試験地
本学(善通寺)
出願資格
[Aー1 被差別部落出身者] | ||
目 的 | 世界人権宣言の精神、および国際人権規約によって保障された権利を、被差別部落出身者に確保する試みの一環として制定されたものである。 本学では既に永きにわたって部落問題の解決に向けて微力を注いできたが、本制度は、歴史的経緯の中で、学内的な合意が形成され、実施されるものである。 |
|
出願資格 | 出願資格に加えて、出願時に、次の2つの条件を満たす者とする。 なお、過年度卒業生であっても出願できる。 (1) 被差別部落出身者としての出自の自覚を持つ者。 (2) 本学での教育を受けることによって得るものを部落問題の解決に向けて役立てようとする意欲のある者。 |
|
[Aー2 被差別少数者] | ||
目 的 | 被差別部落出身者および身体障害者該当者以外の者で、日本社会にあって被差別少数者である人々に、世界人権宣言の精神、および国際人権規約によって保障された権利を、確保する試みの一環として制定されたものである。 | |
出願資格 | 出願資格に加えて、出願時に、次の2つの条件を満たす者とする。 なお、過年度卒業生であっても出願できる。 (1) 次の各号のうち、いずれかに該当する者。 ① 在日韓国・朝鮮人(日本の植民地支配に起因して在日する朝鮮半島にルーツがある者。国籍を問わない。) ② アイヌ(アイヌ民族としての出自の自覚を持つ者。現住地は問わない。) ③ 沖縄人および奄美諸島出身者(ウチナーンチュおよび奄美諸島出身者としての出自の自覚を持つ者。現住地は問わない。)《*注記》 ④ その他、現代日本における被差別少数者(この場合は、出願する1ヶ月前までに必ず本学の入試課に書面にて申し出ること。) (2) 本学での教育をそれぞれの被差別少数者問題の解決に向けて役立てようとする意欲のある者。 |
|
《*注記》過去のやまとの沖縄に対する差別の歴史をさておいても、現在のウチナーンチュおよび奄美諸島出身者を「被差別少数者」と規定することに関しては、疑義および議論の余地がある。ここでは、おもに日本全体の差別構造の中で、沖縄および奄美諸島が占めてきた被差別の位置という意味でこの語を用いている。いずれにしろ今後の日本の平和問題、環境問題をはじめとする政治、経済、文化を考える時に、ウチナーンチュおよび奄美諸島出身者とヤマトンチュの大学における教育研究の積極的な共有をめざすことが重要であるとの認識から、この特別推薦に両者を含めることとした。 | ||
[A ー3 身体障害者] | ||
目 的 | 建学の精神に基づき、身体に障害のある者に対して、大学教育の機会の拡大と促進を積極的にはかることを目的として制定されたものである。 | |
出願資格 | 出願資格に加えて、出願時に、下記に該当する者とする。 なお、過年度卒業生であっても出願できる。 身体に障害のある者で、学校長等の推薦のある者。 【注意事項】 本学は、身体障害者受け入れ体制の確立に向けて、できる限り努力しておりますが、多くの不備な点があるのも事実です。本学としては、志願者が本学の身体障害者受け入れ状況の実態を確認され、充分了解された上で出願されることを強く希望します。そのため、本学にて事前面談を実施しておりますので、必ず事前に入試課まで連絡し、予約の上、出願する1ヶ月前までに来学ください。 |
|
[B ー1 キリスト者] | ||
目 的 | 本学の建学憲章に則り、広くキリスト教信仰に立つキリスト者学生を募ることを目的として制定されたものである。 | |
出願資格 | 出願資格に加えて、出願時に、次のいずれか1 つの条件に該当する者とする。 なお、過年度卒業生であっても出願できる。 (1) 受洗をしているキリスト者。 (2) キリスト教の信仰告白をし、所属教会(※)の主管者が認めるキリスト者。 (※無教会の集会を含む) |
|
[B ー2 海外帰国生徒] | ||
目 的 | 海外帰国生徒を募り、海外の教育機関との交流を深め、広く国際交流を促進するための一環として制定されたものである。 | |
出願資格 | 外国において2年以上学校教育を受け入学時点で18歳以上に達した者で、次のいずれか一つの条件に該当する者とする。 (1) 外国において学校教育における12年の課程を修了した者、または、これに準ずる課程を修了した者で、修了日から本学の入学日まで2年未満の者、または出願時に修了見込みの者。 (2) 外国の高等学校を卒業後、本学の入学日まで2年未満の者、または出願時に修了見込みの者。 (3) 外国の高等学校に2年間以上在学し、日本の高等学校を卒業後、本学の入学日まで2年未満の者、または、出願時に卒業見込みの者。 |
|
[B ー3 文化の多様性] | ||
目 的 | 本学の建学憲章にもとづき、多種多様な文化的背景を保持する学生を募ることで、本学の学修環境を豊かなものとするために制定されたものである。 | |
出願資格 | 本学の出願資格に加えて、次の条件を満たす者とする。 ある特定できる文化的な背景と豊かさを保持し、本学において、その文化を通して勉学およびキャンパスライフに寄与することが期待できる者。 ただし出願希望者はあらかじめ書面(書式自由、住所・氏名・連絡先明記の上)にて、本学に問い合わせること。 |