平和学メジャー

メジャーの学びのポイント

暴力の本質に迫る

平和の対立概念は「暴力」です。最も悪質で極端な形で現れる暴力が戦争と言えます。 一方で貧困や経済格差を「見えない暴力」と捉え、暴力の構造を分析して解決の道筋を探ります。

戦争の背景を探る

戦争は最も複雑な社会現象ですが、SNS時代の戦争は単純化された物語になります。なぜ戦争が起きるか?それは「一方的な正義」で戦争という物語を語ることに起因するのではないでしょうか。

決して一つではない 「正義」について考える

国際関係は多様な価値観を理解する必要があります。自国の正義を押し付けることは、衝突の火種となりかねません。「正義の戦争」など存在せず、「人間を殺害する正義」など詭弁に過ぎないのです。

PICKUP授業

『平和学』

半世紀前、全国初の平和学講義が本学で始まりました。世界情勢と国内体制は大きな変遷を遂げる中、改めて平和学が社会に提起する課題を確認し、私たちができることを考えます。

『映像の中の戦争と平和』

映像(ビデオ、写真)と図示表現(イラストレーション)を通して戦争と平和を考察します。悲惨な歴史から教訓を学び、国際NGOなどの市民活動が国際条約を実現させた方法論を修得します。

『日本の平和運動史』

企業が起こした環境汚染に対抗する民衆運動の史的展開について、第二次世界大戦後の政府と大企業との共犯関係を踏まえ、特に「水俣病事件」の構造的問題について考察し、理解を深めます。

学生の声

現実を知り、未来を考える奥深いメジャー

大学には興味のあるメジャーが数多くある中で、一番気になったのが「平和学」。授業で戦争の悲惨な映像で生々しい現実を知り、もっと深く学びたいと思いました。どの分野にも通じるものがあり、人としても成長できる学問です。

組み合わせて学ぶ