『積極的に関わること』

社会学部 観光学メジャー 眞鍋卓也くん
期間:8月27日~9月17日
場所:フィリピン シリマン大学
活動内容:インテンシブ・イングリッシュ・プログラム(フィリピン研修)

●研修に参加しようと思ったきっかけは何ですか。
――僕は元々海外旅行が好きということで、お金もあまりかからないということと、東南アジアにも興味はあったんですけど、フィリピンに行ったことがないので「こんなチャンスはない!」と思って参加を決めました。僕は実家暮らしで、旅行以外で長期間家から外出することがなくて、期間が三週間ということで、実家から出てみるのもいいかなと思いました。研修で英語を学びたい、ということももちろんあったんですけど、親元を離れて自分がどうなるのかなということにも興味がありました。

●事前準備は何をしましたか。
――僕は元々基礎英語力がなかったので、行くのが決まった春頃から三ヶ月くらい中学校の英語を勉強しました。今まで習ったことなので「こういうのあったなぁ」というのはあったんですが、自分の力不足で一人でやっているとなかなか進まない部分もありました。

●シリマン大学での授業はどうでしたか。
――60分を1日4時間する授業なんですけど、リーディング、スピーキング、ライティングの3つがありました。授業はすべて英語で、身体を動かしたり、歌を歌ったり、月曜日にはシリマン大学の教授たちと観光する授業もあって面白かったです。スピーキングの授業では、自分の家族のことを宿題で作ってきて、みんなの前で発表したり、それを先生に添削してもらったりしました。授業は発表が多かったんですけど、いざやってみるとけっこう面白かったです。歌の授業では、スペイン語(「オラ」)と英語(「ハロー」)と日本語(「もしもし」)とビサイア語(「クムスタカ」)の4つの言語の挨拶が入った歌を歌いました。テンポが良くていい歌で、授業が終わってからも思わず口ずさんでいました。
僕に英語力の基礎がない分、表情であったり、ジェスチャーを使って自分の思っていることを伝えようとしてたんですけど、コミュニケーションに困ったこともあって、同じ言語が絶対必要だな、と感じました。それでも、あまり英語を喋れなくても、シリマン大学の先生方もそうですし、ドゥマゲテの人たちみんな「喋れなくても問題ない」と言ってくれるのは嬉しかったです。眞鍋卓也くん
観光に行く月曜日の授業では、マーケットが多いバレンシアや海などに行って、日本では絶対見れないような景観を見ることができました。地べたでマーケットを開いているのは印象的でした。現地の方々も普通に観光されてて、「写真撮って」と話しかけてきたりして、すごくオープンというかフレンドリーで面白かったです。シリマン大学の雰囲気もすごくフレンドリーで、みんな話しかけてくれますし、明るい人ばかりでした。日本在住経験のあるフィリピン人の男の子と、助っ人で授業に来てくれる高校の先生と仲良くなって、辞書は必須でしたけど英語で会話をしていました。

●新しい発見や学びはありましたか。
――シリマン大学に行ってすぐ、研修に来た理由について英語で発表するという課題が出たんですけど、それには苦労しました。文章は浮かばないし、「どうすればいいんだ!」となった時は本当に焦って、一緒に来ている人に聞き回りました。でも後々は、携帯を使いながら自分で文章を考えるようになりました。授業で、パッと振られても分からなくて答えようがない時もあって、そういう時は周りの子たちが助言をくれたりして、辞書で調べながら答えていました。とにかく周りの子たちがすごくて、やっぱり基礎ができる人は成長するんだな、という発見がありました。辞書を見ながらですけど、積極的にコミュニケーションを図ることはできていたと思います。
観光に行った時には、僕たち日本人が行っても動揺しないというか、受け入れてくれたり、興味を持ってくれたりして、日本と比較したらそういう外国人や異なる文化を受け入れる包容力は勝っていると感じました。眞鍋卓也くん
個人的なことですが、家を出てみて、すぐ2~3日で家に帰りたくなるかなと思ってたんですけど、寮生活がものすごく充実していて、フィリピンのご飯も美味しくて、そんなに家が恋しくならなかったことに自分でも驚きました。寮生活は4人部屋で、聴覚障害の子がいたり、筋トレばっかりする人がいたり、歌ばっかり歌う人がいたり、まったく価値観の異なった人たちが集まっていました。僕自身は一人でいる方が好きだったのでどうなるかなと思っていたんですけど、けっこう仲良くなれて面白かったです。お互いの価値観の違いなどによる衝突もなく、受け入れあったり、尊重することで英語力以上に人として成長できたと感じています。

●これからの将来にどう活かしていきたいですか。
――今回の経験でフィリピンの人たちの価値観とかを見てて思ったのは、日本だったら「外国人だ」「日本人だ」とかいうように区分してしまう感覚がなくはないと思うんですけど、フィリピンの人たちは個人個人をみてくれているように感じました。僕も、日本人と外国人という区分した接し方や考え方ではなく、あの人とこの人といった同じ感覚で個人をみることができる国際感覚を身に着けたいと思いました。今回の経験を通して英語が完全に喋れるようになった訳ではないんですけど、コミュニケーション能力は上がったと思うので、社会人になった時に活かせると思います。英語力の面では後悔した部分があったので、日本に帰ってきてから英語の勉強を少しずつしています。研修では、使って通じるのか? という単語や文章も使ってみると通じたりしたので、そこは自信を持って、恥ずかしがらずに使ってみるものだなと思いました。積極性は大事だなと思ったので、今後、自分で海外旅行に行った時に英語を使ってみたいです。

●海外研修を考えている後輩へのアドバイスやメッセージなどあればお願いします。
眞鍋卓也くん
――今回のプログラムは、グローバル人材育成が根源にあったと思うんですけど、三週間という短い期間なので、海外に行ったことがない人へのきっかけ作りにとても良いと思います。研修費は香川県と大学が負担してくれるので、本当に有り難いです。英語を海外で学びたいという人にはもってこいのプログラムだと思います。
こんな良い機会をいただけるのは大学生活の中でわずかだと思います。行ってみたら考え方も変わるし、自分を見つめる期間にもなるので、少しでも興味があるなら行ってみてください。
こんなチャンスはないぞ!

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*シリマン大学(フィリピン)
シリマン大学は、本学の学術交流協定校です。シリマン大学があるドゥマゲテは、学生の街といわれるだけあって、賑やかで活気のある場所です。留学生は、日本だけではなく、世界各国から集まっています。
*インテンシブ・イングリッシュ・プログラム(フィリピン)
全学年対象の授業科目として2016年度より新設され、今年度初めて学生を引率して実施しました。このプログラムは、フィリピンへの旅費・宿泊費および研修授業料については、大学からの全額補助がありました。