『英会話をすること』

『英会話をすること』

文学部 英語メジャー 茨木 芹奈さん

期間:2017年9月1日~9月23日
場所:フィリピン シリマン大学
活動内容:インテンシブ・イングリッシュ・プログラム

●参加しようと思ったきっかけは何ですか。
――高校生の頃、オーストラリアに1週間行ったことがありました。その時に自分の英語が全然伝わらなかったことがショックで心残りだったので、もう一度海外に行きたいと思っていました。フィリピンの研修があることを知って、去年行った先輩からも話を聞いて、行きやすいし、英語も喋れるなら挑戦してみたいと思い、参加しました。小さい頃から英語は好きで、小学校3年の頃から英語を習っていて得意教科でもあったので、英語力を伸ばしていきたいと感じていました。海外で英語を使ってみたいと思ったのが高校生の時に海外に行ったきっかけでした。でも、外国の人はネイティブのため、日本人の英語と違いとても速いので、聞きとれず心残りがありました。そういった経験もあり、今回はちゃんと英会話をすることと、自分の思いをしっかりと伝えたいということを目標に参加しました。

●事前準備は何をしましたか。
――知らない単語が多かったので、単語をノートに書いたり、中学校英語の見直しをしたりして勉強しました。文化などについては、フィリピンに行った事のある日本人のブログを見たりして、何が必要かとか、その体験を読んでいました。そのおかげで、必要なものは準備できました。先輩からウェットティッシュは絶対要ると聞いていたので、持って行きました。友達はトランクの半分くらい入れて持って行ったんですけど、全部使い切っていました。食事の時やお手洗いの際など、細かく使用することが多かったです。寮には虫がけっこういたので、虫除けスプレーも持って行ってよかったです。

●具体的にどんなことをしましたか。
――シリマン大学では、1時間の授業が3コマあって、その後に英語メジャーとその他のメジャーに分かれました。英語メジャーでは、中学校の授業体験をして、他のメジャーは高校の授業体験をしたり、日本の文化を教えたりしました。私は中学校の授業に出ていたんですけど、取り上げられている内容が「人生の問題」であったりしたので、全然知らない単語が出て分からないことが多かったです。それでも、優しく声をかけてくれました。内容は何となくは理解できていたんですけど、友達に質問されてもなんとなくしか答えられなかったのでちゃんとは伝えられなかったです。日本語にはない英語があるので、翻訳するのが大変でした。
 授業は、「スピーキング」が多くて、発表する機会が多かったです。その中で、「10項目質問を考え、シリマン大学の人に誰でもいいからインタビューする」という課題がありました。10項目考えるのは大変だったんですけど、どうやって学校に来てるのかとか、どんな音楽が好きかとか、趣味など、その人のことをどれだけ知れるかという質問を考えました。単語が分からないものも、スペルを上手に教えてくれたりして本当に優しかったです。この課題がきっかけで、いろんな人と関わる事ができたので良かったです。今回から「バディ制度」が導入されたんですけど、バディ以外の人と話す良い機会になりました。最初はインタビューするのに慣れなくて、声をかける人を選んでいました。でも、一回いけたらすごく優しくしてくれたので、あとはスムーズに声をかけることができました。
 最後の授業では、自分達で日本の文化について発表しました。たとえば、お箸の持ち方やアニメ文化、日本のおすすめのお店などを紹介しました。フィリピンには雪が降らないので、雪やスキーについて興味を持ってもらえました。発表の時、やっぱり自分の国のことをちゃんと知っていないと伝えられないので、もっと日本のことも勉強しないといけないなと感じました。

●授業以外ではどんなことをして過ごしていましたか。
――放課後はバディに勉強を教えてもらったり、一緒にご飯を食べに行ったり、探検したりしました。授業の後にバディと過ごすのが一番楽しかったです。バディの子は年下なんですけど話しやすくて、放課後一時間の予定だったのに長く居てくれたり、すごく親切にしてもらいました。一対一の時もあったんですけど、だいたい友達連れで他のバディや同じ学生の子たちと一緒にいました。図書館で勉強してたんですけど、図書館に行くまでにその日のことを話したり、バディが用意してくれたテキストを使って言葉の練習をしたりしていました。
毎週金曜日の夜にフライデーズ・フライデーというお祭りがあって、そこにみんなで行って色んなものを食べたり、音楽を聴いたりとけっこう楽しみました。フィリピン料理のレチョンという豚の丸焼きが美味しかったんですけど、見た目が衝撃的でした。

●日本とフィリピンの文化の違いをどんなところで感じましたか。
――ストリートチルドレンがいることです。日本にもホームレスはいますけど、通行人に擦り寄ってきたりはしないイメージがあります。でも、フィリピンでは子どもが多くて食べ物を食べていたら「ちょうだい」と声をかけてきます。変に優しくしたらもっと寄ってきてしまうし、かといって無視するのも心が痛くて、色々な葛藤がすごくありました。
また、フィリピンでは目が合ったりすると笑ってくれたり、ウインクしてくれたり、話しかけてくれることが多かったです。日本ではあまりないフレンドリーなところにすごく人の優しさを感じました。だからこそ、課題のインタビューの時も必死に話を理解しようとしてくれて、人柄がよかったです。
 食文化にはすぐに慣れました。でも、お米の違いには慣れるのに時間がかかりました。フィリピンはタイ米といって、平べったくてさらさらしているお米なのでお箸ではなくスプーンかフォークで食べます。食べてみたかったのが、バロットというヒヨコの孵化する前の卵です。でも、見た時に衝撃的過ぎて食べられなかったです。日本にはない変わった食べ物だなと感じました。日本の料理は調理されていて原型が分からないものが多いと思うんですけど、フィリピンではレチョンやバロットのように豚や鳥などの食材がまるまる残ってたりするので、見た目が衝撃的なものが多かったです。これも文化の違いだなと感じました。

●研修中、大変だったことは何ですか。
――フィリピンでは日本語が通じないので、全部英語ということに苦労しました。英語の勉強をしていても、言いたいことをすべて伝えきれなくて、最初の一週間は長く感じました。でも、人にも環境にも慣れてきた二週間目からは早く感じるようになって、最後の日まで毎日楽しくてあっという間でした。英語に慣れてきた頃に日本に帰らなければいけなかったので、少し残念でした。三週間の研修で英語に触れて自信もついたので、日本に帰ってからも感覚を忘れないようになるべく英語に触れるようにしています。

●研修に参加してよかったことは何ですか。
――友達が増えたことです。寮生活だったということもあり、一緒に行った四国学院大学の友達とも距離が縮まったし、シリマン大学でもバディを通して友達の輪が広がりました。フィリピンでできた友達とは、日本に帰ってからもSNSで連絡を取ったりしています。

●今回の研修で、目標は達成できましたか。
――はい。今回は、書くことよりも話すことをメインに考えていました。フィリピンはクリアな発音だったので、すごく聞きやすい英語でした。この単語こういう使い方するんだとか、会話のフレーズもこうやって使えば柔らかくなるんだ、とより実践的に英語を学ぶことができました。けっこう崩しても伝わるものは伝わるんだな、と勉強になりました。なにより、英語が話しやすくなりました。最初は単語が分からなくて辞書で調べて話したりしていて大変だったんですけど、だんだんと日本語を考えるよりも先に英語でなんとなく話せるようになっていました。

●今回の経験をこれからの将来にどう活かしていきたいですか。
――高校の時に行ってから英語を話すことに抵抗があったんですけど、今回の研修で喋れるようになってまた海外に行ってみたいと思うようになりました。今度観光で行く海外旅行の計画もスムーズに立てることができました。海外旅行に対する抵抗もなくなりましたし、将来仕事をする時も英語はどこでも使えるものなのでそういう面では有利になったかなと思います。日本で困っている外国人を見かけても助けられるようにもなりますし、2020年にはオリンピックもあって外国人観光客が増えると思うのでちょうど良かったかなと思います。

●海外での英語研修を考えている後輩へのアドバイスやメッセージなどあればお願いします。
――まず、フィリピンは安いというのがあって、物価も安いのでお金を使わないから行きやすいです。それに、フィリピンは訛りがないので聞き取りやすく、英語が苦手な友達も最終日には英語で話していました。ちょっとでも興味があるなら、是非参加して欲しいです。
それに、英語だけじゃなくて、文化の違いについてもすごく勉強になるので、是非参加してください!


 

*シリマン大学(フィリピン)
シリマン大学は、本学の学術交流協定校です。シリマン大学があるドゥマゲテは、学生の街といわれるだけあって、賑やかで活気のある場所です。留学生は、日本だけではなく、世界各国から集まっています。
*インテンシブ・イングリッシュ・プログラム(フィリピン)
夏休みを利用したフィリピンでの短期語学研修のための授業で、本学の姉妹校であるシリマン大学などで英語を3週間集中的に学習する短期英語研修プログラム。全学年対象の授業科目として2016年度より実施しています。このプログラムは、フィリピンへの旅費・宿泊費および研修授業料については、大学からの全額補助がありました。